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英語で日常生活記録

 トイレのお話で恐縮ですが 

間は生きている限り1日数回はトイレの世話になる。つまりトイレが無くてはダメなのだ。出先で急な腹痛に襲われて、脂汗をかくような焦りの中で心身共に窮地に追い込まれて、ようやくトイレを発見した時の安堵感は誰でも1度は味わった事があるだろう。

Yで行動する時は、トイレに関して日本でのそれ以上に気を使う。安心して利用できる清潔なトイレがとても少ない事が最大の理由だ。私はトイレが近い人間ではないけれど、街を徘徊するときは「トイレがあった時が行く時」というように心がけている。

イレに行きたくなってから行くではなく、行きたくなる前に行けるチャンスは使っておく方が懸命だ。特に寒い冬は気をつけなければいけない。食後にコーヒーを一杯頂くと、それが寒さでまったく汗にならず、1時間もしたらトイレに行きたくなってしまうからだ。仕方なく近くのカフェやホテル、デパートにトイレを探しに行くにしても、親切な日本ほど簡単ではない。

は観光で来ている人と歩く時には、こまめにトイレがあることを知らせるようにしている。そのおせっかいは、時々ちゃんと役に立つ。



メリカのトイレは、日本と違う。

ず何より誰もが不思議に思うのは、ドアの下が開いていることだろう。アメリカではトイレを犯罪の温床にしないために、トイレのドアや壁が床下から40〜50cmほどが無いのだ。初めは落ち着かなかったこのドアにもメリットがある。かがめばどこが空いているのか一目瞭然なのだ。

れに、もう1つ気になるといえば、ドアに備え付けられた鍵がゆるいことだろう。多くの場所で、軽く蹴ったら簡単に開けられるような心細い鍵がついているのだ。さらに壁とドアとの隙間が1cmほど空いていたりして、中から外の様子が(ということは外から中の様子も)見えるのも落ち着かない。日本のガッチャリときれいに閉まる木のドアが懐かしい。

には女性用の事しか分からないけれど、トイレは100%洋式便座(当然?)が使われていて、この便座もほんの少し高いように思う。きっと足の長いアメリカ標準に合わせて作られているのね・・・。座る部分の素材は決まって樹脂で、とてもちゃちい。さらに絶対に座りたくないほど汚れていることが多いのでかなり困る。こんな中で時々便座シートがついている気の利いたトイレがあると感動してしまう。以前こちらで知り合った人が、常に便座消毒用ウェットティッシュを携帯していたけれど、それも一案かもしれない。



体的に汚いとはいえど、アメリカのトイレにだって良いことはある。まず、手を洗う液体石鹸が必ずついていることと、手を洗った後に手を拭いたり、乾かしたりする物がほとんどの場所で設置されている事だ。トイレを使用した後でほぼ全員が石鹸を使って手を洗っていることと、このペーパータオルは素晴らしいと思う。

かし。せっかく良いと誉めた事をぶち壊すかのような習慣がある。アメリカ人はトイレの床に何でもじかに置くのだ。街中では買い物した紙袋に、自分のバッグ(それも普通の皮製オシャレバッグ)、学校ではバックパックと教科書やノートが無造作に床に置かれている。これはドアの隙間があるのでよく見えるのだが、最初は信じられない光景だった。

イレを使った後に石鹸で手を洗ったって、床にじかに置いた本を拾うだけで帳消しなのではないのか?トイレの床ほど不衛生な場所もないかと思うのだが・・・。どう考えても納得できない。さすがは土足で生活する国アメリカ、ということなのだろうか?



性限定の話で恐縮なのだが、日本のトイレに時々ある「音姫」という流水音を一定時間流すというアイテムも、こちらの人には必要ないようだ。使用中の音を隠すためにトイレの水を流すなんて事は、誰一人しない。とてもきれいにドレスアップした人でも、そういう事は気にしない。

の人が水を流していたら自分もそれがエチケットのような気がしてしまうのは日本ならではらしい。この日本的な習慣を一体誰が初めにやりだしたのか分からないけれど、いつの間にか私もそうするようになっていた。でも水が勿体ないし、いつもあまり意味が無いように思っていたから、正直言って私はこの気楽さにホッとしている。

メリカ人は、一列になってトイレを待つ。以前、一度洗面台と鏡を使いたくて列に並ばないでトイレに入ろうとしたら、並んでいた2人の女性から凄い剣幕で「列に並びなさいよ!」と言われてしまった。私が「知ってるけど、私はトイレには用は無いから」と言ったら、「フンっ」とそっぽを向かれてしまった。行列があることぐらい分かってるっつーの!と、内心ムカッとした。そんなに声を荒げて言わなくたっていいのに、どうかしている。

いも悪いもひっくるめて、やはり私は日本のトイレが好きである。これは、全体的な便利さの平均値が高いということと、使う人たちのマナーが良いという点での見解だ。街に出かけた時にはいつも使っていたような、お気に入りのトイレ(そんな所ってありませんか?)が懐かしい。日本のデパートやホテルのトイレは、世界的にレベルが高いのだ!








 
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