ABOUT English
英語で日常生活記録

 徹底的漢字活用術 〜外国人は漢字好き〜 

校の駐車場で、私は硬直した。得意満面の笑顔でクラスメイトが言った。
「miyamu、俺の愛車カッコイイだろ!?」
彼の乗る日本車の黒い車体に、白いステッカーが貼られていた。そこに書かれた文字、それは

メキシコ

わず引きつる。「これって日本語でMexicoって意味だぜ!」と、誇り高きメキシカンの彼は言った。ますます凍りつく私・・・。「か・・・カッコイイね。」ああ、私は大嘘つきだ。




ぜ、人は外国語をカッコイイと感じるのだろう。日本人がアルファベットをカッコイイと思うのは英語が洗練された西洋文化を連想させることから来る憧れなのかと思うが、アメリカで漢字がもてはやされたりしているのを見ると何となく苦笑いしてしまう。これも日本で英字が格好よく見えるのと同じ原理なのだろうか。

10年以上前、日本でも英字柄が流行っていた。当時、学校でちょっと粋がっていた男子の制服の後ろポケットからはみ出していた、英字新聞柄にプリントされた長財布(しかもチェーン付き)のことを思い出す。「あれって外国人が見たら絶対に変だよね」と、私はヒソヒソ話をしていたけれど、今なら言える。絶対に変だ!

う、他の言語に興味をもったり、憧れたりするのはきっとお互い様なのだ。だから私もアメリカで見かけるちょっと変な漢字やプリントに対してもっと寛容にならなくてはいけないのだ。




★車編★


寛容に・・・とは言っても、時々常軌を逸した愉快な光景を目にすると、私だってツッコミを入れたい気持ちになる。だって、アメリカにはこんな商売があるのだ。プロフェッショナルのステッカー屋さんである。

車のフロントガラスに、あら、素敵!

というか「三菱TOYOTA」って、
一体どっち?

他にはどんなバリエーションがあるのかと気になってしまう。私も相当ヒマな人間である。(厳密に言うと、決してヒマではないのに、こんなことに情熱を捧げてしまうのであった。)そして発見した!素晴らしい勘違いステッカー達!!とくとご覧あれ。

こちらが見本である。このパターンで、文字がお客の好きな色で入るそうな・・・もちろんこれらはほんの一部である。他にも「愛してます」「性的SEXY」「伝説LEGEND」等、色々ある。それにしても「暗い」なんて入れる人いるのだろうか?

ちょっと興味が沸いてしまったという方、車に漢字を付けたい!というお友達がいる方は、
コチラをどうぞ(笑)
CHINESE JAPANESE KANJI SYMBOL DECALS



★TATTOO/刺青編★

アメリカではかなり多くの人がTATTOOをしている。男性のみならず、若い女の子がワンポイントのオシャレという感覚で身体にTATTOOを入れていたりするので驚きである。さすがは幼児でもピアスをしている国、進んでいる。よく漢字一文字だけ、二の腕にTATTOOを入れている人を見かける。身体の一部分にしてしまうほどなのだから、その一文字には彼らの願いが込められているのかもしれない。例えば「愛」や「強」や「和」などに人気があるようだ。

でも「悪」というのを見たときには変な文字を選んでいるなぁと思ったものだ。もしかして、彼は「俺はワルだぜ!近寄ると怪我するぜ!」と言っているのだろうか?後で分かったのだが、アメリカの漢字文化には「悪」という文字がなぜかAngelと認識されている事があるらしい。かなり大きな勘違いである。本当のことを聞いたら、ショックだろうに・・・。

「鬼に金棒」とは・・・渋好み(?)である。

日本では刺青をしている人は稀だし、まだまだネガティブなイメージが強い。「刺青→タトゥー」という呼び方の変化によって以前よりはずっとカジュアルになって来たとはいえ、刺青をしての温泉やプールへの入場が禁止されているような国だし、タトゥーへの社会の風当たりは冷たい。


★衣料品編★

なんと言っても1番よく見かけるのは、服にプリントされた漢字である。かろうじて意味が通じているものも、意味不明なものもひっくるめて、誰でも簡単に「オリエンタルな雰囲気」を醸し出せる服には人気があるのだ。

これらの商品はアメリカのYahooで売られていたのだが、なんだかとても意味不明である。私はこれを見て東京タワーを思い出した。

東京タワーの下に、水族館や蝋人形館などのアトラクションがあるのをご存知だろうか。それらの階の一箇所に、外国人向けと思われるお土産が大量に売られている店がある。(今でも存在するのだろうか?)そこで見かけた「日本」「神風」というようなプリントTシャツ、ひょっとしたらアメリカ人に人気があるのではないだろうか?

校で時々「私の名前は、どうやって書くの?」と聞かれる。それを知らない人たちにとって、日本語(漢字)は魅力的な存在なのだ。それを踏まえると、私たちが漢字を知っているというのは大きな強みかもしれない。漢字だって使い方によっては“芸”となり、身を助けてくれるはずである。

えばペンケースの中に、筆ペンを1本常備しておくというのはどうだろう?書道家きどりで友達のノートにさらさらと漢字を書きつけてみたり、多少いい加減な当て字でも構わないから「あなたの名前は日本語では○○って書くのよ」と自分から提案してみるというのは・・・?もしかしたら、これは外国人の仲間と打ち解けるいいアイデアかもしれない。ううむ、我ながら名案!!








 
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送