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英語で日常生活記録

 映画観賞 at home 

メリカのテレビはケーブル放送である。それぞれの地域ごとにケーブルテレビの配信元があるので、一般家庭でテレビを見るには、これらのケーブル会社と契約しなければならない。

ーブルテレビで見られる種類は、とても多い。全国放送をしている大手の放送局から、地元密着型のローカルな放送局まであって、24時間ひっきりなく色々な番組を提供しているのだ。私の住むエリアは人口も多く、都会に近いこともあって、この放送局の数も多い。

聴者が見られるチャンネルの数は、ケーブル会社との契約プランによって決まる。我が家の契約しているケーブルテレビには標準プランとプレミアムプランがあり、契約の基本である標準プランに追加料金を払えば、プレミアムに出来る。プレミアムにグレードアップするとどうなるのかというと、映画のチャンネル数が十数個追加される。プレミアムでしか放送していない、公開して1年程の新しい映画がたくさん見られるようになるのだ。これは映画好きにはとても嬉しいプランだ。

称映画好きの私が、なぜ標準プランにしているのかというと、標準プランにも映画は多くあり、その殆どは見たことが無いからだ。たとえ古い作品でも、本当に良い映画はいつ見ても良い。それに、日本では劇場公開していない映画の多いことといったら・・・。標準でも、見たいものはまだまだあるのだ。

談になってしまうが、プレミアムに契約しても見られない有料放送が存在する。公開後半年程の最新映画や音楽のコンサート中継、ボクシングの大きな試合など、その番組ごとにお金を払って見るという仕組みだ。放送開始時間になったら、リモコン操作で有料放送にセットすればよい。次回の請求書に料金が追加される。まるでビデオを借りて見るような感覚で、おもしろい。



て、今日はどんな映画がやっているかなとTVガイドをめくる。映画ばかり放送している局がいくつかあるので、チェックしてみよう。番組表の一部を拡大してみたので、ご一緒に。
          




「The Pelican Brief・・・?え、ペリカン柄のブリーフ?」と言いたくなる気持ちをグッとこらえて、上から、「ペリカン文書(93年)」、「スティグマータ(99年)」、「ダイ・ハード2(90年)」、「Xファイル(98年)」である。タイトル前の星のマークは、作品の評価で、最高で4つ付く。一行コピーのように解説が書かれているので、これを読めばその映画の内容とジャンルが分かる。

リカン文書はジュリア・ロバーツが法学生を演じるサスペンスで、スティグマータは星1個のB級ホラー、ダイ・ハード2はブルース・ウィルス扮する警官がテロリストと対決・・・というように一行コピーを参考にして何を見ようか考えられる。なおかつ過去にタイトルを聞いた事がある映画だと、全く知らない映画ではないから、何となく分かりやすい。しかし、それが全く知らない映画だと、少々悩まされることになる。





から「Deconstructing Harry (97年)」、「U-571(2000年)」、「The Night We Never Met(93年)」、「King Kong(33年)」となっている。キング・コング以外は割と新しい映画だが、その他の作品は、公開当時日本にいたにも関わらず見たことがなかった。タイトルの意味をそのまま訳するのならば「ハリーについての分析」「U-571」「出逢わなかった夜に」という感じだろうか。

が映画を選ぶ時は、基本的にそれまでに見聞きした事があるものを選んでいる。もし初めての作品を見る時には、TVガイドの星評価を参考にしたり、または事前にインターネットでチェックする。もしかすると日本では違ったタイトルで公開されていたかもしれないからだ。

こで私がお世話になっている、便利なサイトが登場する。ここには全洋画のデータがあり、なんとも素晴らしい事に、英語と日本語の両方からタイトルや出演者のデータを検索出来るのだ。

っそくTVガイドを片手に「allcinema ONLINE(全洋画オンライン)」にアクセスして、「Deconstructing Harry 」、「U-571」、「The Night We Never Met」と原題を入力し、検索をかける。すると、「Deconstructing Harry 」の邦題が「地球は女で回ってる」、「The Night We Never Met」は「ロマンスに部屋貸します」という事が判明した(「U-571」はそのまま「U-571」)。やはり、全然違う邦題がつけられている。結局これらの映画を見たことはなかった。

題と邦題が異なるのはよくある事だ。観客の心を捉えるようなキャッチーな邦題をつけるのは、日本で映画をヒットさせる為の常套手段だし、映画の印象もタイトル1つで大きく変わってしまうのだ。確かに、「Deconstructing Harry 」の邦題が「ハリーについての分析」だったら、実につまらなそうだ。とはいえ「地球は女で回ってる」では、まるっきり違う映画のようだ。



び余談になってしまうが、私が今までに見た映画の中で、最も原題と邦題がミスマッチだったものに「ELECTION(99年)」がある。この映画は、アメリカのとある高校を舞台に、生徒会長選挙を巡る騒動を描いたブラックコメディだ。一応99年のアカデミー脚色賞にノミネートされている。

めてこの映画を見たのは、休日の昼間だった。暇つぶしに予備知識も無く見始めたのだが、面白くてついつい最後まで見てしまった。見終わった後でこの映画についてもっと知りたいと思った私は、allcinema ONLINEで「ELECTION」を原題から検索した。

んたることか、この映画の邦題は、その名も「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」とされていた。・・・なんて酷いタイトルなのだ!傑作なだけにしばし脱力する。このコピーライターは本当にこの映画を見たのか?と疑いたくなるセンスの悪さだ。確かに優等生は出てくるが、彼女はギャルっていうキャラではないし、この邦題じゃ、恥ずかしくってビデオが借りにくいではないか。

の映画は、日本では公開されていない。よい映画なのに、このタイトルによって他のB級作品と共に埋もれているのであろう。ビデオのみが出ているようなので、日本のレンタルビデオで探す時は「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」で探してください・・・。








 
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