さて、今日はどんな映画がやっているかなとTVガイドをめくる。映画ばかり放送している局がいくつかあるので、チェックしてみよう。番組表の一部を拡大してみたので、ご一緒に。
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「The Pelican Brief・・・?え、ペリカン柄のブリーフ?」と言いたくなる気持ちをグッとこらえて、上から、「ペリカン文書(93年)」、「スティグマータ(99年)」、「ダイ・ハード2(90年)」、「Xファイル(98年)」である。タイトル前の星のマークは、作品の評価で、最高で4つ付く。一行コピーのように解説が書かれているので、これを読めばその映画の内容とジャンルが分かる。
ペリカン文書はジュリア・ロバーツが法学生を演じるサスペンスで、スティグマータは星1個のB級ホラー、ダイ・ハード2はブルース・ウィルス扮する警官がテロリストと対決・・・というように一行コピーを参考にして何を見ようか考えられる。なおかつ過去にタイトルを聞いた事がある映画だと、全く知らない映画ではないから、何となく分かりやすい。しかし、それが全く知らない映画だと、少々悩まされることになる。
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上から「Deconstructing Harry (97年)」、「U-571(2000年)」、「The
Night We Never Met(93年)」、「King Kong(33年)」となっている。キング・コング以外は割と新しい映画だが、その他の作品は、公開当時日本にいたにも関わらず見たことがなかった。タイトルの意味をそのまま訳するのならば「ハリーについての分析」「U-571」「出逢わなかった夜に」という感じだろうか。
私が映画を選ぶ時は、基本的にそれまでに見聞きした事があるものを選んでいる。もし初めての作品を見る時には、TVガイドの星評価を参考にしたり、または事前にインターネットでチェックする。もしかすると日本では違ったタイトルで公開されていたかもしれないからだ。
ここで私がお世話になっている、便利なサイトが登場する。ここには全洋画のデータがあり、なんとも素晴らしい事に、英語と日本語の両方からタイトルや出演者のデータを検索出来るのだ。
さっそくTVガイドを片手に「allcinema ONLINE(全洋画オンライン)」にアクセスして、「Deconstructing
Harry 」、「U-571」、「The Night We Never
Met」と原題を入力し、検索をかける。すると、「Deconstructing
Harry 」の邦題が「地球は女で回ってる」、「The
Night We Never Met」は「ロマンスに部屋貸します」という事が判明した(「U-571」はそのまま「U-571」)。やはり、全然違う邦題がつけられている。結局これらの映画を見たことはなかった。
原題と邦題が異なるのはよくある事だ。観客の心を捉えるようなキャッチーな邦題をつけるのは、日本で映画をヒットさせる為の常套手段だし、映画の印象もタイトル1つで大きく変わってしまうのだ。確かに、「Deconstructing
Harry 」の邦題が「ハリーについての分析」だったら、実につまらなそうだ。とはいえ「地球は女で回ってる」では、まるっきり違う映画のようだ。
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