ABOUT Books 手にした教科書数知れず･･･
101 American Customs
他にも祝日の解説や パーティなどの解説があり 勉強以外でも訳に立つ？ マクミランランゲージハウスから 日本でも出版されている模様。 コミカレの「Reading/Writing　American Culture」というクラスで用いられていた教科書のうちの1冊。この本には本文が101ページあり、タイトルの通りそれぞれのページに1トピックという分かりやすい構成になっている。全て読んだらアメリカ通！？ 本文に選ばれた101種類のトピックは、アメリカの迷信やしきたり、ボディランゲージ、習慣、人のふるまいなど盛り沢山である。本文は、5〜15行と短めなので読みやすいし、各ページに付いているジョークが利いたイラストも面白い。さらにページの下段には、状況に合わせたちょっとしたダイアログや、例文が付いている。 例えば、40番目のトピックは「Saying “Bless You” When Sneezing」、アメリカ人がくしゃみをした人に対して「神のご加護を」と言う習慣について書かれている。習慣化されていることの由来は、意外と誰も知らないものなので、為になる。（昔からくしゃみをすると、束の間に体から精霊が飛び出してしまうと思われていて、ローマの大気汚染で人々の健康が脅かされた時期に、法王がくしゃみをした人に “God bless you! ”ということを推奨したとか。） 油断ならないのは、迷信や古い習慣を解説するのに、普段使わないような難しい単語が使われていることだろう。本文の内容は多くないのに、私はこの本を使うときは辞書が必須アイテムだった。1Pあたりの量は少ないけれど、ある程度英語に慣れた人向きの一冊だと思う。 実は、この本は日本でも売られている。「意外と知らないアメリカ人の日常生活」という本らしい。英語で書かれているか日本語で書かれているかは不明。以前は、講談社バイリンガルブックスから別のタイトルで売られているのを見たのだが、廃版になったのかもしれない。バイリンガルブックスの方は、見開きで原書と日本語訳が分かれていたので良かったのだが･･･。 評価の基準については こちら。 タイトル 101 American Customs 著者 　Harry Collis　 出版社 　PASSPORT BOOKS スローガン Understanding American Language and Cliture Through Common Practices 難易度 ★★★★ 読みやすさ ★★★★ おすすめ度 ★★★★
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