ちょっと難しい
でも興味深いトピック。
うう・・・文字が多いわ。 |
この本は、おそらく教科書として指定されない限り出会わなかったろう・・・という教材である。レベルは中級向きと表示されている。高校時代に使用していた英語の教科書と、いい勝負か、それ以上だろうか。取り上げられているトピックが大人向けだからだ。
私はこの本をコミカレのESLの初級Grammarで使っているが、予習なくして読むことはなかなかキビシイ。ノンフィクションのトピックが目白押しなので、先生が予期せぬ日にこの本を使うと焦る。何が問題かというと、見慣れない単語がけっこう出てくるのだ。
トピックは興味深い内容が多いので、辞書と時間さえあればじっくり楽しめる。現代の生活習慣の変化や、社会生活上の問題、法律と犯罪、現代科学などが取り上げられ、それらはアメリカを主軸に書かれている。しっかり読めば、確実に語彙を増やせるはずだ。
各トピックは見開き1〜2ページである(写真参照)。この文章の後には、新出単語と、文法上の要点と、理解を深める為の練習問題が10ページほど用意されている。練習問題は、文章を読みさえすればさほど難しくは無い。
授業ではグループになって1つのトピックに取り掛かることが多いが、先日「若年層への死刑執行の是非」というようなトピックに当たった時は、グループ内では私一人が辞書ばかり見ている状態で、大変だった。日本は死刑は存在するが、執行される事は非常に珍しいのだと、その理由を上手く説明する事ができなかった。・・・初級者には時期尚早な一冊。 |