見た目からして
コミック風でカジュアル。
ありがちなミスが続々。
間違いと正解を
分かりやすく解説。 |
会話の途中で「あれ?どっちだったっけ」と思う単語の使い分けや、誰かの話を聞いている時の相槌の入れ方などがワンパターンで中途半端だったりすることは無いだろうか。こういう「うやむや」には、ジオスのウヤムヤ解消シリーズからの一冊をどうぞ。
この本は、miyamuの本棚に数多く並ぶ「英会話上達の近道探求本」の中でも古株である。なんといってもコチラ、あのメジャー英会話スクールのジオスが出版しているのだから、初心者向けの安心な内容で読みやすい事この上なし。それに実践の英会話向けなのが良い。
本の内容について一言で紹介するなら、日本人が陥りやすい英語の勘違いを、イラストとカラーを多用して分かりやすく解説した本といった感じである。何と言ってもNG英語というカテゴリで出版されているのだから、ジオスのレッスン中に、どこかの教室で誰かが必ず間違えていそうなミスの集大成ともいえる。
左下の写真では、「電話番号を教えて」と言いたいのに、「教えて」という日本語の意味を直訳してしまって、「tell」の代わりに「teach」を使ってしまったというミスを取り上げている。このように、英語のNGを漫画的にジョークを交えて進む。
基本的に、この本で書かれていることは日常英会話で頻出する表現ばかりなので、英会話を習いたての人にはきっと役に立つだろう。それから、英語教育で習った意味の直訳みたいな英語をそのまま覚えてしまって応用力が足りないために、いつもまわりくどい英語ばかり使って失敗する人にも向いている。
その反面、ある程度会話自体に慣れてきた段階の人には物足りなさそうだ。ただ、復習を兼ねての一読でも十分楽しめる一冊ではある。普段使っていたけれど実は間違っていた・・・というような意外な発見があるかもしれない。
|