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コミカレESL潜入記 


教授のやり方 

ばらくの間、ESLの課題に奮闘していたら前の話から1ヶ月も経ってしまった!それ程に悪戦苦闘しているのか、最近の私・・・。しかしご心配なく、近頃はすっかり授業にも慣れて、クラスメイトとも楽しく授業の時間を過ごしている。

授は相変わらず厳しい。でも私はこの教授が好きだ。回を増すごとに、教授がただ厳しい人ではなくて、思いやりとユーモアがある人だと分かったからだ。時に厳しく物事を言うのは、教授が自他共にきちんとした事を好むからで、本当に学生の為になることを実行しているからなのだろう。

「Sorry.」というのが教授の口癖だ。日本語でいう、「あしからず」のようなニュアンスで、教授はいつも「ソ〜リィ(〜の部分が↑)」と言う。

生にスペルの変化について解説している時、「-yで終わる名詞の複数系を-iesに変えるのにはルールがあって、essayのようにyの前が母音の場合は単純にsを付け、babyのようにyの前が子音の場合は-iesにします。ソ〜リィ。でも、間違えないで!」というように。これが妙に可笑しくて、私はにやにやしてしまうのだ。前回の授業の時、教授は「ソ〜リィ」と6回言った。きっと私生活の中でも口癖なのだろうなぁと思う。



室の中に、男性が6人いる。このそれぞれがかなり個性的で、教室内をにわかに活気付けているように思う。その中でも1番おもしろい(失礼!)のは、インド人のV君だろう。まだまだ少年っぽさが残る彼は、天然キャラクターで超マイペース、教授が何か課題を言うとすぐに「えっと、これは成績にカウントされますかぁ?」と、とぼけた声で質問する。誰かが何かを言うと「ヒュ〜」と冷やかしの口笛を吹く。居眠りをする。でも、彼のキャラクター故に何故か憎めない。

V君は、毎回教科書を忘れる。教授はその度に「もう2度としないように!」と言っていた。しかし、あまりにも毎回忘れるので、ある時から教授は黙って教科書をV君に貸すようになった。そして先日、「文法の教科書を出して」と教授が言った時のこと。自然にV君に視線が集中する中、なんと彼は鞄の中から自前の文法の教科書を出すではないか。

「You did it ! 」・・・まるで皆がV君のお母さんのような気分になって、教室がどっと沸いた。皆からの拍手喝采を受けて、V君は突然立ち上がり「みなさん静粛に!」の身振りをした。これがさらに可笑しいんだよ〜、まったく!教授も一緒になって大笑いで、こういう教室の雰囲気って楽しいなぁと思った。



授は時々抜き打ちで何かをする。このやり方はスリリングで、油断できない。

えば、授業の合間やあと数分で授業が終わるという時に、突然学生の中から数人を指名して黒板の前に立たせて、公開スペルテストを行ったりするのだ。教授が言った単語を正しいスペルで書けるかどうか、スピーディでハラハラ、でもゲーム感覚でエキサイティングだったりする。これで間違えてしまった単語は、強い印象が残るため、きっと覚えられるだろう。

頭で文章のリレーをすることもある。教授が言った質問に対して、学生はアドリブですぐに答えを考えて言う。それを受けて教授が次の質問を考えて、次の学生に答えを求める・・・というような事を、間髪いれずに連続で行う。これはかなり焦る。でも度胸はつくのかなぁ?教授が過去形の質問をしてきたのに、答えの時制があっていなかったりすると、檄が飛ぶ。ヒィ〜。



4の学校は、さすがになかなか忙しい。最近の私は、一日の半分をそれに費やしている。さらに要領の悪さゆえ、家でも課題に追われている始末である。前向きな言葉に言い換えれば今までで1番英語に触れているとも言えそうなのだが、正直言って気力と体力が足りていないような。(しかし他の学生にはそんな甘い事言えない・・・。)

レッジは授業の内容と、1週間あたりの授業時間数によって単位数(クレジット)が定められており、このクレジットの合計が12以上の学生はフルタイム、11以下の学生はパートタイムと区別されている。私は現在9クレジット分の授業を取っているので、パートタイムの学生ということになる。(ダンスとリラクゼーションテクニックは勉強らしい勉強ではないので、それぞれ0.5単位となっている。)

際にカレッジに通うクラスメイトの殆どは、フルタイムで単位を取っているようだ。もちろん彼らの多くは、仕事を2つ3つなどと普通に持っている人が多い。(注:学生が仕事をするのは違法。しかし当たり前に皆働いている。謎だ。)例えば、毎日働いて、なおかつ学校にもしっかり通っている人は「本当に」忙しそうだ。みんなよく頑張るものだと感心してしまう。こうして、私は刺激を貰っているのだろう。







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