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コミカレESL潜入記


  中間テスト

ミュニティカレッジ(以下CC)の学期末には、Writingのテストがある。先生が指定するいくつかのテーマの中から、自分の書く内容を選択し、英作文をするというものだ。この成績によって、学生が次のレベルに進級できるかどうかが決められるのである。

期の初めに行われた説明で、テストについて先生から予告があった。先生は学期末のテストをいきなり本番で行うのは不安な人もいるだろうし、実力を発揮できないと、同じ形式での中間テストを行うと言った。そして、中間テストは本番の練習用とはいえども大事なものだと付け加えた。

ストで学生が書いた原稿は、複数の先生が読み評価する。たった一人の先生の主観ではなく、いろいろな先生の意見を総合して評価されるということらしい。実際には、文法の理解度やボキャブラリーの数、文章その物の構成や、表現力などをチェックする。



間テストの当日、先生が私たちに与えたテーマは3種類だった。「心に残っている旅行記」と「アメリカと出身国を3つ比較する」と「100年後の世界はどうなっているか」である。それぞれ時制が異なっているテーマだった。試験時間は2時間あるが、まずはじめの1時間を自由にアイデアを出したり下書きする時間に使い、後の1時間に清書する。制限時間以内で、4〜5枚の用紙に書くというものだった。

「心に残っている旅行記」は、基本的には過去形で書くテーマで、既に起こった事実を書くのだから、自分の意見を述べる必要が少ない。私はその書きやすさから、このテーマを選択した。子供の頃に家族で旅した海の話を、面白いエピソードをいくつか取り上げてまとめた。起承転結のような作文の構成は英作文でも同様に求められる。先生が言うには、それも重要なポイントの1つなのだそうだ。



間テストの次の週、先生は学生全員と個人面接をした。先生はテストの結果を踏まえた上で、学生達が現在持っている弱点を指導し、進級の意志の有無を確認した。こんな風に面談をするとは思ってもいなかったので、とても驚いた。このCCはかなり親切なのだと思った。

接で、私は先生から次のように言われた。
「miyamuの作文は非常に評価できるものだったと思う。あなたは単位の取れるクレジットのコースに進級する意思はありますか?この作文だったら、そこに入る事は出来るだろうと他の先生が言っていたわ。」

直言って、嬉しかった。しかし、私は「作文の実力に見合った会話力が無いと自覚している」と素直に言った。すると、先生からも「実はそれが私も気になっている」のだと告げられた。授業の中での様子を見れば、私が十分に会話が出来ないレベルである事は、当然ながら先生も承知であった。

生は私に、現在Reading/Writingの他にConversationも受講しているのかを確認した。その時私はReading/Writingだけを受講していたので、先生は私に「とりあえず次のノンクレジットのレベルに進級して、Conversationを受講してからの方をおすすめするけど・・・」とアドバイスをくれた。



はとりあえず1つでも進級できると聞き、安心した。実はConversationを受講しなかった事を後悔していたからだ。レベルの高いコースに上がれることは嬉しいが、実力に相応していない授業についてゆけなくては何も始まらない。地道に一歩踏み出せればそれでよかった。

のまま学期末のテストも頑張って、遠慮しないで発言してと、先生は言った。私は頷きながら、きちんと指導してくれる先生でよかったと思った。そうやって良いところも悪いところも評価してもらえることに感謝した。






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