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コミカレESL潜入記


  Quiet Girl 

期のGrammarの授業では、初級の内容と思われる基礎的な英文法を学んだ。覚えているかどうかは別にして、私はそれらの内容を中学・高校時代に一度は学んだので、新しく耳にするようなことは少なかった。しかし時間が経つにつれて忘れ去られていた大切なルールや、今までいいかげんに理解していた英語の決め事などを復習せねばならないようだ。

えば、不定詞「to+動詞の原型」と動名詞「動詞+ing」を使い分けるルールなどすっかり忘れていたし(前に来る動詞の種類で不定詞を選ぶか動名詞を選ぶかが決まる事など)、そんなこと気にせずに普通になんでもいいからゴチャ混ぜにして使っていた。Grammarの授業では、そんな事を復習していった。(いまだ暗記していないけれど・・・)

回の授業の構成は基本的に同じで、文法の教科書を1章進めてゆく感じだった。それから私たちは時々Readingの教科書にも取り組んでいた。授業にReadingの教科書を用いた日には、その日に読んだトピックに関する作文を書く時間が、授業の最後に30分ほど設けられた。



がGrammarの授業に参加するようになってから、かなり早い段階で発覚した事は「英文法を英語で説明される事は非常にわかりにくい」という事と、「英文法の用語が全然分からない!」という事だった。これは本当に困った問題で、先生の言っている単語の意味が分からないと、確認すべくいちいち辞書を使って調べてなくてはならなかった。

中から、私は授業で分からなかった文法用語をメモしてはリストにしていった。(それが当サイトにある文法用語一覧となった。)それでも、一語を説明する表現は行く通りもあるので、同じ事を違う用語を用いて説明されたりするとお手上げだった。70%の理解だって素晴らしいもののように思えた。

れに、言いたい事が英語で言えないという問題もあった。先生が授業中に「なぜこの文章は現在完了形なのですか?」と学生に尋ねても、私は「それは過去のある地点から現在まで継続している事だから」と日本語ではもちろん分かっているけれど、英語ではそれを上手く説明できない。これはほんの一例で、文法を頭では理解していても、英語で「私が解っている事」を証明するのは難しかった。



上級の授業の日、私はちょっと苦笑いの思いをした。

「○○ is the 〜〜 person in this class.」

科書に書かれていたペアワークの基本構文はこれだ。この○○の所にクラスメイトの名前を入れて、その人か教室内でどんな人なのかを最上級を用いて説明するという練習だった。学生達はペアになって、教室内には6グループほどあっただろうか。・・・嫌な予感がした。

は自分のパートナーが「Miyamu is the shiest person in this class.」と言うのをハハハと乾いた笑いを浮かべて聞いていた。やっぱりね〜。分かっていたさ、そんなこと・・・。私とパートナーはクラスメイトの全員分の文章を一緒に考えた。他のクラスメイトたちに用いられる形容詞はfunny、kind、friendly、happy、elegant・・・なんだかポジティブな物ばっかり並んでいる。

ばらくして、先生が全ペアの書いたノートを集め、壇上でそれを読み上げることになった。先生は、私たちに「他のクラスメイトから自分がどう思われているのか分かりますよ〜」なんていたずらっぽく笑って言った。・・・嫌な予感がした。

Miyamu is the shiest・・・
Miyamu is the most quiet・・・
Miyamu is the most understanding・・・

後の1つは、まあよいとして。しかし、他の人たちからは示し合わせたかのように同じ形容詞が出てきた。皆も周知のとおり、私はクラスで一番大人しい、はにかみ屋さんなのだった。ええ、こういう奴なんですよ、Miyamuってのは。他の賑やかなクラスメイト達の盛り上がりをよそに、ちょっと寂しい気分になってしまった。

して授業が終わり、帰ろうとした私に先生が言った。

「Bye, quiet girl ! 」





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