ABOUT
CommunityCollege

コミカレESL潜入記


あっという間の春

の学期も終盤に差し掛かった頃、私は作文の期末テストを受けた。この結果次第で、今いるノンクレジットのコースを修了し、クレジットのコースに進級できるかどうかが決まるので、将来の進学や転校を考えている学生達にとっては是非とも受かりたい重要なテストだった。パートタイムの学生をしている私にとっても、今後の身の振り方を左右するかもしれない(?)テストなのかな・・・!?

ーマは3種類で、いつものようにその中から好きな1つを選ぶ事ができた。実はその試験日の昼休みに、昨夜試験を受けたクラスメイトの友人から、試験内容の情報がもたらされた。同じレベルの学生達は、みな同じテーマで試験を受けるからである。「miyamuはいくらで買う?」なんて冗談を言われつつ、作文のテーマを日本のアメ一粒という超安値で買った。

休みに準備できた甲斐あって、それなりに長い作文を書くことが出来た。私が選択したテーマは「私が成し遂げた事、それまでの道程、特に努力した事を交えて書く」というもの。書き上げた内容は・・・なんだか今ひとつ主張が弱い。帰りの廊下で、クラスメイトと受かればいいね〜なんて励ましあう。



onversationの授業の終盤、最後の数回に渡ってインタビュー大会があった。3〜4人のグループに分かれてグループ毎に司会者を立てて、この授業についての感想や改善点などを述べ、学期を振り返ると言う主旨のものだ。基本的にはグループディスカッションの要領である。これは先生にとっても、今後の指導のやり方に改良を加えられるのでよいアイデアだと思う。

生からの先生への評価はどれも高かったし、授業も充実したものだった。この共通した意見の他にも、インタビューによって、他の学生達の考えていることが色々と伝わってきた。みんな率直に意見を述べるので(日本人は遠慮するので、良かった事が大部分と、少しの改善点しか言わない)私も興味深く聞いていた。先生は各自の発表から要所をメモに書き留めているようだった。

の先生はとても教育熱心で、質問に対しても分かるまで説明してくれ、学生1人1人の個性を把握してフォローしてくれる人だった。おおらかで明るく、学生の抱える進路の悩みについても親身になって相談に乗ってくれた。そのため、学生からの信頼は非常に高く、クラス自体も非常に団結していたのだ。



回のインタビューで出された改善案の中で、印象に残った意見をいくつか書き留めてみた。他の学生達がどう感じていたかなどを公然と知るチャンスはあまりないし、感じることも人それぞれで違うのだと思った。

室全体の中でもレベルが高い人はいるし、私のように時々パニックになってしまう人もいる。レベルが高い人の中には、クレジットのコースの授業料が高いからという理由で低いレベルに留まっている人もいるのだ。当然ながら、学生の力量によって、授業への取り組み方もインタビューで言う事も異なる。

く理解している人の意見は、現状に物足りなさを感じている為に革新的である。「Conversationの授業を選択している学生は、会話することやコミュニケーションのとり方を学びたいと思っているので、もっとクラス内でディスカッションをする時間をもっと作ってもよいと思う。それか授業の中に、常に発表時間を設けて、学生が毎回交代制でスピーチしたりするとよい。極端な話、教科書は必要ないと思う。」

ベルに相応な学生は、こんな指摘をしていた。「グループになって何かする時、いつも同じ顔ぶれになってしまうのはよくない。いろいろな人と話すチャンスや、他の言語を話す人との会話に慣れる必要があると思う。(スペイン語圏の学生だけでグループになるのは意味がないから。)先生は近くの席同士で組ませるのではなく、もっと他の方法でグループ分けをして欲しい。」

して、「教科書は良い本だと思う。中には本のレベルが少し易しかった人もいるようだけれど、私には適していたと思う。教科書のカセットテープを使ったリスニングの練習はとても為になった。今後はもっと聞く練習をした方がよいと思う。」私もこれには賛成だ。カセットで聞く練習は私たちESLの学生にとってはとても有効な練習だからだ。

々分からない事もあるけれど、一生懸命授業に参加している人は、「私はいつも英語ではなく母国語で考えてしまうクセがあるので、授業の中で話すチャンスをもっと増やして練習したかった。でも、教科書と授業の内容は会話だけでなく語彙や文法など入り混じっていてよかった。」と言った。みんな言う事がバラバラだが、今よりももっと良くして行こうという姿勢で、インタビューに取り組んでいた。



は人前で話すのを得意としていないので、この発表は試練だった。あがり症なので、発表の前からドキドキが伝わってきていた。お恥ずかしいことに、なんだか感傷的になってしまい、話の途中でウルッとしてしまったし・・・。

はConversationのクラスをとても楽しんでいたし、先生には感謝の気持ちがいっぱいで、友達と呼べるようなクラスメイトとも出会い、(怪しい英語ながらも)彼らと仲良く出来て、本当に貴重な経験ができたと思っていた。それに、しばらく前の自分とは、少し変わったように思えた。

っという間に過ぎてしまった、コミカレ春の部。またこんな風に素晴らしい経験ができるか分からないくらい、素敵な数ヶ月間だったと思う。でも最後の日には、この学期を終えるにふさわしいイベントが待っている。最終回は、先生の家でパーティだ!






SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送