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コミカレESL潜入記


主婦時々学生

の学期を終了したアメリカの学生達は、9月から新学期が始まるまでの間、長い夏休みに入る。私も秋のセメスターまでの間、夏休み・・・のはずだったのだが、やっぱり夏も短期集中の講座に申し込んでしまった。限られたアメリカの暮らしの中で、立ち止まっていたくはなかったからだ。

よりも、私のようなレベルの者にとって、5月の中旬から8月の終わりまでの3ヶ月半もの間を何もしないで過ごすというのは辛い。長いブランクは、日に日に英語を忘れさせてゆくし、そうなるといざという時になかなか言葉が出てこない。得る物よりも失う物の方が多いのだ。自習が出来ればよいのだが、私の自分に甘い性格は十分知っていた。夏の間も学校に行き、強制的にでも自分を英語環境に置く事がそれを防ぐ方法だと思った。

休みの間に開講される講座は時期をずらして6セッションあり、長いもので8週間と期間が短いので、その分スケジュールは厳しい。1回2、3時間の授業が週に3、4回ある。やる気次第では、夏の間に前半と後半のセッションを2回連続で申し込むことも可能というわけだ。そうすると、夏が終わる頃にはもう秋がやってきているという訳だ。春と秋の間にもきっちりとカレッジに通うことで、短期間でレベルをもう1つ上げる事もできる。



は前回の先生から、次はクレジットのコースに進むようにとアドバイスを貰っていた。これまでとは違うのは、成績をしっかり付けられてしまう事と、遅刻や出席日数にシビアになる事と、コミカレの単位を取得している学生として私のデータが作られる事だろう。

年前、コミュニティカレッジに行ってみようと重い腰を上げて、ようやくここまでやって来たと考えると、結構時間を費やしている。


て、私が次に取るべき授業の名称は何かというと・・・。メインの「Basic ESL for College Students」と、オプションの「Communications 1 for ESL Students」の2つである。う〜ん、Basic、ようやく初級かぁ。

SLの全貌は見えている。それは、長い道のりだ。メインのレベルは以下の通り。
Basic ESL for College Students(105)
Intermediate ESL 1(111)
Intermediate ESL 2(114)
Advanced ESL(118)
Advanced ESL Writing Woekshop(120)


の他に、それぞれのレベルに応じてオプションのようにGrammarやPronunciationが選択できる。もし1つのセメスターで1つのレベルを引き上げるのならば、全部修了するためには長い時間がかかる。



ミカレで他の分野を学びたいと申し込む際に、受講するための「必要最低限のESLレベル」が掲示されている事がある。()内の数字がESLのレベルを示しているので、当然ながら数字が大きくなるに応じて選択肢が増えてゆく。例えばビジネスを学びたいという人は、「114が必須」とあるので、 Intermediate ESL 2を修了していなければならない。

語で授業を受けるわけだから考えてみれば当然なのだが、私が興味を持っている分野をもしカレッジで受講するのならば、やはりその前にESLのレベルをもっと引き上げなければならないのだ。きっと今のペースでは、時間が足りないだろう。飛び級してゆくクラスメイト達を今頃になって羨ましく感じた。



SLの夏に話を戻すと、私の申し込みたい「Basic ESL for College Students 」は夏の後半の8週間に渡って開講される予定になっていた。それは前半を希望していた私の予定と合わなかった。申し込んでも、このスケジュールでは欠席してしまう日が数日あったので、出席日数に足りなくなってしまう。結局、私は前半の6週間をGrammarの授業に出席することを決めた。

念なことだと思いながらも、もしもこの講座を申し込んでいたならば、6月の終わりから8月の中頃にかけて、週に4回通うことになっていた。それも朝の8時から3時間強とは・・・。秋までにもう1つレベルを上げるためならば、こんなスケジュールでも出来たかもしれない。でも、実際にフルタイムの学生になるのは、きっと、とても、大変なのだと思う。



「そ
れを言ったらおしめぇ〜よ」なのだが、私はいつアメリカを離れるとも分からぬ暮らしをしており、今のところ生活の基盤は主婦としての暮らしにある。午前中の雑務を全て放り投げて、朝も早い時間から学生してみるのも良いかもしれない。でも、でもね。

レッジでもしばしば感じる事だが、私は単身で渡米してきたような留学生や、親と一緒に移住してきて“将来の為に勉強する”若者たちとは多くの点で違っている。多くの場合、彼らの本分は「学生」だ。自分でビザを取得して、自分の意思で勉強して、将来に何かしら目的を持って来ているのだ。自分のことは何でも自分でしなければならないが、家庭内における「親」や「夫」や「妻」といった責任は無い。

の駐在というきっかけで渡米してきた私が、ある日「フルタイムで学生をする!卒業する!」と決心したならば、きっと家族や周りは応援してくれるだろう。しかし、ここで「でも、」と言わずにはおれない。家をおろそかにしても?とても時間が掛かっても?たとえ途中で単身アメリカに残る事になっても?志半ばで諦めても?・・・と考えると、この決断はそんなに簡単なことではない。そして、最も大切な事を忘れてはならない。

“そもそも私に「学生」としてやって行きたい熱い思いはあるのか?”

の答えは、きっと「No.」だ。私の中には、他にも優先順位の高い事柄がある。私はきっと、これからも今までのようにバランスよくやってゆくのを選んでゆくと思う。出来る限りで、苦しく感じない程度で。それでも今、私が英語をもっと学びたいと思うのははっきりとした目標だと思うから、その気持ちだけは大切にしたい。

来る事ならいつか自分のメジャーな分野も学んでみたい・・・欲張りの私が思った。ただ現実には、私はカレッジで要求されている英語力に達していないということだった。(そして、そのレベルに達するまでにESLに全ての時間を費やしてしまうだろうと思う。)もちろん単位制のカレッジではなく、同じような分野を学ぶ場所もチャンスも沢山あるだろうと思うが、今まで英語の努力が足りなかったということをこうして思い知ったようだ。

りあえずは、出来る事を続けようと思った。主婦時々学生、夏のGrammarを始めよう。






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