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June 30, 2002
今日は特別おまけ付きでお送りする、miyamu日記。
6月も最後の日曜日、今日は見事な晴天で、気温は31度と真夏日だった。この暑い日差しの下で、正午から盛大にパレードが行われた。
今月の23日から30日にかけ、PRIDE WEEK 2002というイベントがマンハッタンで行われていた。この最終日を飾るにふさわしいパレードは、THE
33RD ANNUAL GAY AND LESBIAN PRIDE MARCH!なんと、ゲイとレズビアンのパレードなのだ。
マンハッタンの中心である5thアベニューを埋め尽くす人々に紛れて、私たちも道沿いの一角を確保した。パレードの起点である52stからは、次々と派手派手にデコレーションした車と、すごい衣装のグループがやってきた。
Tバック1枚とハイヒールいうセクシーな姿で、旗を掲げて歩くお姉(兄?)さんから、堂々と手を繋いで歩く同性のカップル、仮装に身を包んだグループなど、盛り上がった人々で賑わう行列は長く続く。遠くを見ても途絶える気配がない。
そんな中で、私のハートをがっちり掴んだベストカップルは、写真のお2人。エンジェルになりきっちゃている身のこなしが最高だった。あまりにおちゃめな様子に、周りの人たちは引っ切り無しに彼らを撮っていた。私は勝手にアメリカ版おすぎとピーコと命名。ピンクの羽とミニスカートが実によく出来ていて、なおかつ小道具のシャボン玉鉄砲の演出がニクイ。
もしも日本で自分がゲイやレズビアンだと公表したら、周りに普通じゃないとか、恥ずかしいとか言われてしまい、とても理解を得られる環境ではないだろうと思う。ましてこんな風に大通りを通行止めにしてパレードを行うなんて考えられない。
私はパレードを眺めながら、日本に根強く残る「常識」を想像していた。でも今日私の目の前で繰り広げられていたパレードは、みんな自由に着飾ったり踊ったり、本当に楽しそうだった。参加している人たちはもちろん、沿道の人たちも一緒になって盛り上がっている様子に、NYの人種の多様性や、ものすごい文化のギャップを目の当たりにした。
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