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My Dictionary

miyamuの単語帳

 第3回 空手チョップで砕いたチョコレート 

が子供の頃、当時住んでいた家の駅前商店街にサーティーワンアイスクリームが開店した。電車で出かけることがあると、母は帰り道に時々私たちを連れて行ってくれたものだ。私はアイスクリームが大好きだったので、サーティーワンに行くと幸せだった。ショーケースの中に並ぶ色とりどりのアイスクリームに目移りしつつも、31種類のフレーバーの中で、私が選ぶのは大抵いつも決まっていた。

る夏の暑い日、私はいとこと姉と一緒にサーティーワンへ行くことにした。行きの道のりで、私たちはその日に食べるアイスクリームの種類について話し合っていた。

は言った。「決めた、今日はチップドチョコレートにしよ〜っと。」すると、いとこが「違うよ、チョップドチョコレートでしょ?」と口を挟んだ。私は、絶対にチップの方が正しいと確信していた。だって、そのアイスクリームはチョコチップがふんだんに練りこまれたチョコアイスだったからだ。そして、「チョップの訳ないじゃん!」と断言した。(この時チョップと聞いて、私の頭に浮かんだのはジャイアント馬場だったのだ。チョップ〜?そんなアホな名前のアイスクリームがあるはずがない!)



に近づくにつれ、ますますこのアイスクリームの名前を巡っての言い合いが激しくなった。いとこは「チョップ」だと主張し、私と姉は「チップ」だと言い張った。正しいのがどちらかは、お店に行けば分かることだ。結局、私たちは賭けをすることにした。間違っていた方は、お店で正しい名前を「尻文字で書く(笑)」という、とんでもない賭けだった。

ーティーワンの店内に入ると、私たちは真っ先にそのチョコアイスの入ったショーケースを探した。私は自信満々だったし、「チップドチョコ」というネームプレートが掲げられているのを余裕げに眺めようとした・・・が

「チョップドチョコレート」と、読める。ウッソー!?なんでチョップなの??

とこが「ほらね、チョップだったでしょー?」と得意げに言った。私はそのアイスクリームの様子(チョコチップがたっぷりだった)から、「チップドチョコ」だろうと疑いもせずにすっかり勘違いして、思い込んでいたのだ・・・。絶対だと思っていただけに、ショックは大きかった。

内で、「チ・ョ・ッ・プ・ド・チ・ョ・コ」と尻文字で書く、かなり怪しい子供が2名・・・。それはそれは、本当に恥ずかしい思い出である。それにしても、当時は義務教育の英語も始まる前だったし、どうしてチョップなのかもよく分からなかったのだが。



「チョップドチョコレート」というのは、今思えば疑いようもない英語で、チョップ(小さく切る)したチョコレートという事だ。

chip
・・・かけら、切れ端、削りくず、食べ物の小片(薄切り)という意味の名詞。
     かける、細かく削る、薄切りにするという意味の動詞でもある。
      (ちなみにchippedは過去(分詞)形)

chop・・・たたき切る、小さく切る、刻むという意味の動詞。
      (ちなみにchoppedは過去(分詞)形)
     そして、カラテチョップするという意味もある。名詞の場合もchop。


の激しい思い込みは、このカラテチョップのせいで起こったのだ!!ゆ・・・許せん。それにしても、あのアイスクリームの中に入っているチョコレートの大きさは、chopというよりもchipに近いような気がするのは私だけだろうか。chopといったら、もっと大きめの塊が入っていても良さそうなのに・・・(言い訳です、ハイ。)
 



※我流の英語&単語たちですので、話の正確さの保障はしません。
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