亜米利加的
◎栄養学◎

 Snackの定番  

校にも Snack Time があるアメリカ。学校にはお菓子を持っていってはいけないなんて、日本の常識はここでは正反対。こっそり放課後にキャンディを交換して、職員室に連行された私にとっては夢のような環境だ。

メリカ人は Snack 好きである。ビジネスマンもスーパーのレジ係も、家でテレビを見ながらも、野球のバッターボックスでも(これは違う?)何か食べている。それは必ずお菓子というわけでなく、コーラやサンドウィッチだったりもするのだが、ここでは食事以外の食べ物としての Snack を分析する。

宅でくつろぐ時、彼らが何を Snack にしているかはアメリカのスーパーのチラシを見ると大体分かる。ポテトチップス、クッキー、クラッカー、チョコレート、ゼリー、アイスクリーム、ドーナツ、フルーツ・・・こういったものがお買い得になって、大量に売り出されている。これらはアメリカで良く売れる、 Snack の定番だ。

  比較対照:1Lの醤油
    枕のようなポテトチップス(中)

事場での休憩時間や、家庭との団欒、友達とのおしゃべりなど、誰かと過ごす時間に はSnack が欠かせない。また、1人で退屈な時を過ごすとき、テレビの前のソファに座って、だらだらと Snack を食べる。退屈な作業の合間にも、ふと Snack を食べる。そしてPCの前でメールを打ちながら、 Snack を食べる。まさに「○○しながら食べる」の典型の間食なのである。

変わって、映画館ではみんなポップコーンとコーラを食べているというのは、本当だろうか。これは事実だ。ポップコーンはバリバリと音を立てないで食べられる、映画館の定番 Snack だ。スクリーンをじっと見つめながら、無意識でカップの中に手を突っ込んでは、ポップコーンを鷲づかみにする。それをそのまま口に運ぶ。口に入りきらないポップコーンはボロボロと落ちてゆく。塩気に飽きたらコーラを飲んで中和する・・・。この実に静かな作業は映画館の各席で繰り広げられる。当然ながら映画館の床はポップコーンだらけだ。

ころで、映画館のポップコーンは日本のマルチプレックスシアターを中心に増えてきている。あの映画館の中に満ちたバターの匂いをかぐと、つい出来たてのポップコーンが欲しくなる。そうしたら、日本の親子はどうするだろうか。1つ買ってみるだろうか。まさか、小学生未満の子供たちに1人1つなど買い与えたりはしないだろうと思う。

とアメリカで小さな子供を数人連れた家族を眺める。子供たちはそれぞれ、ポップコーンのカップを抱きかかえるようにして持っているではないか。そして、多くのお父さんはコーラを運んでいるのだ。ここで感じるのは、やはり文化の違いだ。子供達に、大人と同じようにたくさんの Snack を与えることも不自然ではない環境なのだ。そしてもう1つ、こうした公衆の面前で1人に1つを与えることは、子供たちに贅沢な休日を味わってもらうための親からのサービス(そして裕福さの誇示)なのかもしれないからだ。


自身が Snack を好むこともあり、今回は Snack 事情の報告で終わらせておこうと思う。また、定番中の定番ながら、アイスクリームの事にはあまり触れなかったので、次回はアイスクリームについて書きたいと思う。




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