亜米利加的
◎栄養学◎


 今日もVitaminバッチリ摂りました 

事の偏りを気にするアメリカ人の多くは、サプリメント錠剤を愛用している。こうして毎日の栄養価を補給していると言っても過言ではない。栄養素は食品から摂取するだなんて、ここでは理想論に過ぎないのかもしれない。

ラッグストアには、非常に多くのサプリメント錠剤が販売されている。様々な種類の製品がある。自分の欲する栄養素を選び、効率よく摂取できるようになっているのだ。

品の分類は様々なので、一例を紹介したいと思う。

年齢別の総合サプリメント
これは一時日本でもテレビなどで宣伝していた記憶があるが、子供から高齢者までの年齢や体格ごとに栄養素の所要量が異なることに着目した製品。消費者が自分の世代別に合ったタイプを選び、購入する。年代別に不足しがちな栄養素を補うことができる。為に、一日一粒服用する錠剤タイプが主流。

サプリメントといえど様々
単一か数種のビタミンやミネラルのみを含有するサプリメントが、非常に充実している。中にはお菓子のように気軽に摂取できるタイプもある。ラムネやキャラメルのように噛んで食べるものが多数ある。カルシウムもビタミンCも鉄分も、おいしい(?)味付きになっていて、楽に食べられる。さらにジュースに牛乳にコーンフレークにと、ビタミンは添加されている。日本でもたくさんある、手軽に摂れる清涼飲料や栄養補助食品はこれに近い。

あらゆる栄養がこの一粒に!
読んで字のごとく、一粒飲めばその日一日分の栄養素(脂質、たんぱく質、炭水化物などを除く)を全て摂取できてしまうビタミン錠剤。中には鉄分やカルシウム、繊維質のように、特化した成分を強化したものなど多種揃っている。このように種類はあれど、共通する点は、「基本的にどれを飲んでもビタミン類一日分は摂れる」である。

女性専用のタイプ別サプリメント
売り場における主な消費者は女性であるため、サプリメントにも女性を意識した外装が施され、キャッチコピーがうたわれているものが多いのだ。私が面白いなぁと感じたのは、感じているストレス別のもの、なりたい状態別のもの(リラックスや爽快感、活力アップなど)のものまであった事。女性ならではの、悩みに合わせてサプリメントを選ぶのもアメリカ式なのかもしれない。

子供用もある!
子供用サプリメントも多数存在する。カラフルな色使いで漫画のキャラクターが描かれていたりして、本当にお菓子と混同してしまいそうな小箱が、子供の低い目線に合わせてか下のほうの棚に並んでいる。アメリカでは小児の肥満と同様に糖尿病も問題視されていることもあり、子供と言えどサプリメントでバランス栄養を摂取するのだ。

うしてしばらく売り場を観察すると、ほんの10分で何人かの客がなんらかの製品を購入していった。私も試しに2つ購入した。開けてみて、驚いた。一粒が巨大すぎる。(一回では飲み込めず、半分に折った。)
                                
メリカの日常生活でよく目にする食品の分かりやすい特徴を挙げると、「高脂質で高たんぱく質」である。その反面、ビタミンや繊維などは摂取しにくい。

メリカは合理的だとよくいうが、食事+サプリメントの定着はまさにその合理化がなされていると思う。食事とは言っても、ジャンクフードを食事といってよいものかという気もするが・・・。野菜は食べず、好きなものを好きなだけ食べる生活をし、不足した分は一粒のサプリメントで補う。そしてバランスは保たれる。

養学を勉強すると、必ず栄養価計算をして献立を作る授業が行われると思う。私は栄養所要量を完全に満たす献立を考え、それがいかに大変かを学んだ。私はバランスの良い食事は一回きりで作るのではなく、長い目で見て、続けてゆくものであると思う。「決まった数字を毎日欠かさず満たす」ではなく「一週間、一ヶ月のサイクルでバランスを取る」と考えるとよい。

プリメントとは、健康補助食品のこと。ビタミン類、ミネラル類を中心として食生活で不足しがちな成分を補給する目的で摂取する。日本でも清涼飲料や手軽なサプリメント(クッキー・ラムネ・ゼリー状)が大量に出回り、数年で固定の市場を築いた。



あらゆる栄養がこの一粒に!




小指の先ほどもある
巨大サプリメント。




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