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英語で日常生活記録

 タンスのこやし 

代の移り変わりの中で、日本の若者達のファッションも変貌を遂げている。特に、女性のファッションは流行の変化が早い。たまに帰国すると、私の格好は完全に流行に乗り遅れている。長時間の空旅の後、ボロボロに疲れた顔で、都会の乗換駅であたりを見回す私・・・。しかも流行遅れともなると、なんだか誰かに見られているようで恥ずかしい。



が日本から持ってきた服はアメリカにいると浮く。普段着はジーンズとトレーナーという環境で、ちょっとこぎれいな日本の洋服はよそいき過ぎると感じるからだ。そして、地元の住民らしく振る舞うことも大事だと思うからである。変に目立ってしまうと、(ただでさえ東洋人だから目立っているのに)危険な人に目をつけられかねない。平和に見えても、危険は隣にあると思っていたほうが良い。

れでもマンハッタンのような都会に行けば、自然になじむ事が出来る。それは何故か?マンハッタンには目的の違う人々が街に溢れているからだ。これからデパートに買い物に行く人もいれば、散歩がてらにスーパーに行く人もいるし、学校帰りの人も、オフィスビルから出てきた人も、ショーを見に行く人などもいる。当然ながら服装はその人それぞれによって違う。

して私の生活の拠点は、落ち着いた雰囲気のベッドタウンである。移動は車だし、住民も買い物やスポーツジムへ行ったりするのにきれいな格好をする人はいない。普段の生活の中で、おしゃれの必要性はほとんど無い。これは都会との大きな違いである。



服の他にも、ほとんど日の目を見ないものがある。使う機会が無いのというのが最大の理由なのだが、荷造りして海を越えて来たというのに、そのまま日本に帰るのだろうか・・・?

ず、筆頭に挙げたいのはおしゃれ靴。これがハイヒールともなるとまったく履かない。おしゃれ靴は、運転しにくい。歩きにくい。疲れる。都会ならまだしも、人気の少ない地元で、コツコツと音を立てて歩くのはちょっと怖いような気がする。(危険な場面でも走りにくいからね。)服もおしゃれじゃなければ、靴も然りである。

しゃれ靴を履かないということは、ストッキングも出番が無い。冬は足を出すのは寒すぎるのだ。夏は素足にサンダルだから履かない。なおかつスカートを履く回数が極端に減ってしまって、ストッキングの出番がない。防寒の為、タイツはよく履くようになった。

談だが、アメリカのストッキングの質は悪い。出番は少ないが、日本から持ってきたほうが良いものの1つだと思う。そして、不思議な事に肌色のストッキングを履いている人が少ないのだ。その代わり、お葬式で使うような黒のストッキングを良く見かける。おしゃれに装ったご婦人は、ほとんど黒のストッキングだ。



後に、もう1つあまり使わないもの。それはバッグかもしれない。普段の生活の中で、大きな鞄は出番がない。学校へはリュックかボロを持って行くし、大きなバッグは動きにくいので足手まといになる。ブランドバッグは手ぶらが普通の地元では浮いてしまう。チャックの無いバッグは治安上持ちたくない。私の携帯品はもっぱらポシェットになってしまった。

性のバッグの中には必ずといってよいほど化粧ポーチが入っているが、私はアメリカに来てから化粧ポーチを携帯しなくなった。口紅1本だけを、携帯するようになってしまったからだ。その理由は簡単である。化粧直しをする場所が無いのだ。

によっては食事の後でレストランの席についたままで化粧をなおしたりしているが、それはあまり上品ではない行為だと思う。そこで登場するのが、トイレということになるが、NYのトイレ自体が化粧直しに適した環境ではない。(デパートや、劇場などのトイレにはきちんと化粧直しのコーナーが設置されていることがあるが、それは極々一部の優良な例だと思う。)

う1つ理由があるとしたら、化粧ポーチよりも携帯したいものがあるからだ。それは、電子辞書だ。街で遭遇した分からない単語を調べたり、大変な目にあって言いたい事が分からないなんて事の無いように、辞書を持ち歩いているのだ。それから、デジカメ。おしゃれをサボって、何してるんだか(笑)。



あ、忘れてはいけない。傘も出番が無いのだった。アメリカ生活1年半で、私が傘を使ったのは2.3回というのもすごい。これは車での移動のためと、ちょっと位の雨の中ではアメリカ人が誰も傘を差していないというお国柄からである。








 
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