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英語で日常生活記録

 最新スキーファッション★アメリカ編 

年の冬(2001-2002)は記録的な暖冬で、雪もほとんど降らなかった。スキーに行こうかという思いつきも、計画倒れのシーズンだった。今年はスキー場にとって、かなり致命的な大赤字だったろう。

くいう私、スキーは「普通」よりは「好き」に近い。でも積極的になってやる気にならないのは、気持ちよくシュプールを描くというよりも、寿命の縮む思いをしつつゲレンデに穴をあけているような腕前だからだ。それでも昨シーズンは縁あって数回雪山へ行った。さすがにNYより北ともなると、自宅から車で1〜2時間のエリアにも、スキー場が点在している。こういう環境なので、日本でスキーに行くよりもお手軽な感覚なのだ。

んな訳で、今回はアメリカのスキー場のファッション最新事情(とはいっても2001バージョン)の一部を報告しよう!



レンデに行くと、そんなに大規模なスキー場ではないこともあって、ローカルな雰囲気が漂っていた。近くから遊びに来た子供連れの家族やスノーボードを楽しむ若者グループが多かった。そういう地元密着型スキー場は、リフトで待ち時間があるほど混雑した日本のスキー場とは違う。それもそのはず、リゾートに来ているのではなく、ちょっとそこの雪山まで遊びに行くか〜という感覚なのだろう。

かにスキー場から道を一本挟めば、住宅が並んでいる。地元の人々にとっては、スキーに行くのに特別な準備などする必要は無いし、道具さえあれば普段着でOKなのだ。私の重装備をあざ笑うかのように、突如軽やかにに出現したジーパンスキーヤーを目の当たりにした時に、私は悟った・・・ここはアメリカなのねっ!!

かさず夫に伝える。「ジーパンなんて、そんな動きにくくて寒い格好でスキーだなんて、どうなってるの?濡れたら寒いのにね〜」と、普通の話し声で。日本語なんて誰もわからないからと、それをいいことに私は無礼な事も露骨に口に出してしまえるようになっていた。(これはちょっと良くない。)

かし、ジーパンスキーヤーは当然ながらスキーの達人であった。転倒するだなんて考えてもいない。ちょっと2.3時間、シャーッと流しで滑って帰るか〜という、余裕満ち溢れるファッションなのだった・・・。その上、そんなことに驚いていたら、まだまだ序の口だったことを後で知った。



フト方向に向かって板を履いた足をもたつかせている私の前を横切って、列に入ってゆくボーダーの若者・・・こんちくしょうっ負けるもんか!とその足元に目をやると、なんと若者、ごく普通のスニーカーを履いているではないか!確かに、ボーダーファッションは普段着に近いけれど、ふつう普通のスニーカーでは、スノーボードしないだろう・・・いや、もしやこれがアメリカ流なのかっ!?

際あたりを見回すと、ゲレンデにいる多くの人たちが、いわゆる「スキー・スノボ専用ウェア」ではなさそうだった。普通のスポーツ用ウィンドブレーカーや、パーカー、シャカシャカいうナイキパンツで十分のようだ。なんだか、私達の本格スキーウェア(笑)の方が厚ぼったくて、妙に浮いてしまっている。

本でスキーに誘われると、ウェアを持っていないとか、古いウェアだからとか、何かと引け目を感じそうなものだが、ここではそんな事は気にしなくて良いからお気楽だ。日本のウィンタースポーツ事情は、すでにファッション化してしまっているから、最新モデルがカッコイイ、3年も着たウェアは古い・・・となる。もしも日本でスニーカーでスノーボードなんてしていたら、じろじろ見られて笑われるか、心配されるかだと思う。

分流で、楽しめれば、それで良いのだという考え方。ウィンタースポーツを楽しむ為に来ているのだから、服装までもマイペースなアメリカ人たち。その考え方は好きだが、やっぱりジーパンは寒いよ。



フトの上で、そんな風に一人でいろいろと思いを巡らせる私に、夫が言い放った一言はジーパンよりも寒かった。

「miyamuの、そのTeam○○Active Ski Gearって・・・やばいかも。」

う、私のスキーウェア(日本で買った本格スキー用の1品)の背中には、堂々と刺繍されたActive Ski Gearという文字と、さらにその下には小さく書かれた英文が!もしかするとこれは、さすがのマイペース大国アメリカでもちょっと恥ずかしい一品なのでは?確かに日本で背中に「活動的スキー用品」って書かれていたら、ちょっと、着られない。

摘をうけてしまっては、背中にアメリカ人の視線が集まっているような気がして落ち着かない。なんという小心者・・・。考えてみれば、ただでさえスキー場の障害物になっているこの私だというのに、よりによって「Active Ski Gear」ですよ、皆さん。ちっともActiveではないだけに、笑えますな。

もそもアメリカ人の目に、英字プリントはどう映っているのだろうか。アメリカにはアルファベットが1種類しかないし、普通にデザインとして受け入れられているのかどうか、気になるところだ。とりあえず私のウェアは、しばらくタンスの中でお休みになることが決定した。








 
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