見学に行くことにしたのは、ケイコとマナブでチェックした数校と、自宅の最寄り駅にあったメジャー校だった。まず、駅前のメジャー校に行くと、アポ無しで乗り込んだためか先生も生徒も一人も居なかった。受付の人が一人いて、からっぽの教室の様子を見せてくれた。
そこは資料請求にサインだけして帰った(その後資料は送られてこなかった・・・)。そこはメジャー校とはいえ、各駅停車のローカル駅だった為か実に閑散としていた。ここでグループを申し込んだら、競争率が低くていつもPrivateだったかもしれないなぁ。
私がE学院を訪ねて銀座くんだりまで足を運んだのは、安い学費で通いたい放題のスクールのメリットを、体験談を熱く語って絶賛している生徒さんの証言に心惹かれたからだった。このE学院はケイコとマナブによると、都内に3校ほどしかない様子だった。
お話を伺ったN氏は「僕は一度も海外へ行ったことが無いんです(でも先生なんだよ、スゴイでしょ?)」と、自己紹介してくれたが、それって自慢できることなのだろうか。
E学院のレッスン法はちょっと変わっていて、基本は暗記と反復練習のようだ。N氏からそういった学校の仕組みや料金体制、英語学習のウンチクを聞いた後、「それでは実際にネイティブの先生と体験レッスンしてみましょう!」という運びとなった。
ハロ〜と、その豪出身の男性先生と挨拶した。緊張しつつも自己紹介した後、お試しレッスンが始まった。彼は厚いマニュアルの中から絵の書かれたページを開き「この絵について話そう」と言った。
よく訳がわからず私が黙っていると、彼は「イメージして。イメージだよ」と、「私はこのアパートの3階に住んでいます、と言って」と促してきた。よくわからないままにとりあえず彼の言うことを繰り返した後、私は再び黙った。
すると彼はちょっとイライラした様子で先ほどのフレーズをメモ用紙(失敗コピー用紙の裏)に書き止め、私に読むように言った。私は同じフレーズを繰り返して何度か読んだ。そうこうしているうちに15分が経過し、レッスンは終了した。彼はその15分を録音していたカセットと、さっきのメモ用紙をくれた。バ〜イって。なんのこっちゃ?
E学院のレッスン法は、おもしろい。教室にはヘッドフォン付きカセットプレイヤーが沢山置かれた机と椅子が並んでいる。ここは自習用机だ。そこで生徒は自主的にカセットをききながら、ぶつぶつと復習するのだ。その部屋の一角には先生用の机がいくつか並んでいる。
1度に先生と話せる時間は15分間で、会話は常に録音する。そのカセットを再び自習机に戻って聞き、新しいフレーズを覚えたらもう1度先生と15分だけ話せる。その繰り返し・・・。通いたい放題・・・。これで応用力も付くのだろうか?
その後、再びN氏と話し、お試しレッスンの結果から私のレベルが判明したと聞いた。どうやら私の英語力は非常に低いらしい。ハハハ・・・。本日の私の収穫は「I
live in this apartment on the 3rd floor.」。
こんな学校、絶対に行かねーよッってんだぃ!!(お下品ですみません。)
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