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日本で外国人への免疫をつけるのだ!

 不良な先生

Y
校に転校してから、システムが変わった。それまでチケットは郵送だったのだが、Y校では受付での手渡しになった。さらに授業料が60分で¥2500(多分)だったのが、50分に短縮されたという。要するに、値上げだ。レッスンの予約は1時、2時、3時と丁度の時間からだったので、その短縮した10分は休憩時間ということなのだろう。しかし実際にレッスンを受けると、60分ギリギリまで行っている先生が多いようだったが・・・。

lizabethとのレッスンは、毎回2時間ずつ、これを週に2.3回取っていた。これは以前と比べれば大変な増量だったし、その上Elizabethが提案してきた宿題が毎日あったので、私も覚悟してかかった。あと3ヶ月足らずでアメリカへ行くという状況で、しらずと気持ちが引き締まっていた。厳しいレッスンでも耐えてみせる!

対面のちょっと怖い印象とは違い、Elizabethは感情豊かで優しく、ジョークも好きな女性だった。最初のレッスンの途中、突然チョコレートを差し出してきて、「食べてね〜」と勧めてくれた。飲食物を持ち込んでもぜんぜん構わないようだった。これがアメリカ式!?とちょっと驚く。



材はWendyとのレッスンで途中まで進んでいた本があると伝えたところ、そのままの本で継続することになった。それからElizabethはアメリカに行く私のために、アメリカの習慣が書かれた雑誌のコピーや、日本人の間違えやすい発音の矯正などを積極的に取り入れてくれた。Elizabethは何かと親身になって教えてくれるので、私は彼女にとても好感を抱いていた。良い先生に当たってよかった!

ッスンのやり方が先生によって違うのは、Gスクールが独自の教育法を持っていないからなのだろうか。Elizabethのやり方は、毎回規則的でやりやすかった。今日は一体何をやるのかと、心配になることは一度も無かった。レッスンの初めに、彼女は必ず私の日常について聞いてくる。それについて自由に30分くらい会話する。長い時は1時間くらい、横道に反れて行く会話をした。

宿題のチェックは、会話の後で行われた。私の書いてくる日本の生活や、家族の話、アメリカ生活への不安な気持ちや質問などを、Elizabethはじっくり読んだ。そして文法やスペルの間違いをノートに小さく書き込んだ。その後にそれらの間違った箇所について説明をする。後日、その作文にあった内容や質問に役立つ資料をコピーしてくれたりもした。宿題として作文を書くのは、初めに思ったよりも楽しいことだった。書く早さも少しずつ良くなり、自宅で英語に触れる時間も作られた。Elizabethの提案は、私にとって非常に有効だった。



秋のある日、Elizabethが私に言った。「miyamu、あなたが今持っているチケットが全て無くなったら、買い足さなくてもいいからね。」私は彼女が何のことを言っているのだかよく分からず、訳を尋ねた。するとElizabethはレッスンのスケジュール表を取り出して、常連の生徒を数人指差して、小声で言った。「彼らもそうしているの」そしてElizabethはポケットから紙幣を何枚か取り出して、チラッと見せた。

解するのに時間が掛かったのは、Elizabethの言っていることは私の想像を超えていたからだ。「今、miyamuがチケット一枚に¥2500払っているのを、もう買わないで、今度からレッスン毎に¥2000を私に払うの。そうしたら、miyamuも1時間に¥500お得だし、私のお給料も良くなるから、良いかと思って。」

んなことして、いいの?いいわけないよねぇっ!!?

はその突然の申し出に、ドキドキしつつも「OKっ!」と笑顔でお返事した。ElizabethはGスクールにとって謀反者だ。本当に大丈夫なのか?・・・とはいえ、なんていう大胆な女性なのだ!私はますますElizabethのことを好きになったぞ。



面、再び問われる、Gスクールの質なのであった。Wendyといい、Elizabethといい、先生はみんなどうなっているのだ。どうやって雇用しているのだ!?




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