ABOUT Town
公共の英語教室体験記

日本人のクラスメイト

級のESLに途中参加することになり、私の英語時間も大幅に増量した。それまでBerlitzで週に4〜5時間ほど過ごしていたが、この他に2時間の授業が週に2回入ったのだ。これでもう少し英語が出来る様になるだろうか。(望むだけではダメなの〜・・・後日談)

中参加となったため、私の学費は割引価格だった。教科書も購入した。途中からでもESLを始めることで、それまで人とのつながりを断って生活してきたことも変化があるかもしれないと思った。

メリカにきて、単に主婦として1人で過ごす昼間の時間はむなしい。大袈裟かもしれないが、社会と断絶されたように感じた。この国で、自分を知る人は夫以外いない。会って話をする友達もいない。仕事もない、手ごたえがない、生きがいがない。・・・一人ぼっちは寂しい。これからの2ヶ月間は、誰かと出会える。そんな淡い期待もあった。



SLに参加している日本人は、全員主婦だった。語学習得を目的に渡米している留学生と、TownのESLで出会うことはまずない。留学生はフルタイムで勉強をする、そういう学校へ通っているはずだからだ。私がESLで出会ったクラスメイトの方々は、みな(自分を含めて)駐在員の妻だった。アメリカでの生活が長い人、短い人など様々であった。

供たちの学校などで以前から知り合いだという人たちが多い中、私には子供がいないので、共通の話題が少なかった。それでも同じ苦労(?)をする同士、話をすると楽しかった。私と同じ日に途中参加してきたMさんとは、途中組同士でいろいろと話をすることが多かった。MさんはこのESLの出会いで、「知り合い以上の友達」になれた貴重な人物である。

メリカで暮らす子供がいる主婦は非常に忙しい。小学生以下の子供を片時なりとも1人きりにさせてはならないのだ。子供が学校や習い事、または友達の家へ遊びに行く時でも送り迎えは義務であり、子供1人で留守番をさせることも禁止されている。数人の子供を持つと、一日中車の運転ばかりしている人もいるのだ。

ownのESLは、主婦のために子供の学校時間である午前と、昼間働く人のために夜間と、2回開催されていた。私が午前の部で出会った主婦の方々も、それぞれの事情があるので、授業以外の時間に会ったりということは無かったのだ。結局、「知り合い」どまりになってしまう。



業で母国語を話すことは禁止されていた。教室内には日本人の他に、中国と中南米とヨーロッパ出身の生徒がいた。日本人の人数が多いので、ペアになってもグループになっても、必ず日本人同士の組が出来てしまった。そうすると、授業中はお互いの怪しい英会話(単語貧困状態、文法めちゃくちゃ)で突き進むことになってしまうのだ。

級のクラスとはいっても、日本人はたいてい読み書きができて「会話と語彙」に問題を持っているので、日本人同士の組は苦労する。おまけにテレる。お互いに、困ったわねぇ〜といった苦笑で、授業が進む・・・。もしかしたら筆談の方が良いのではないかと思ってしまう。

かしながら、同じ国民性を持つ同士、意志の疎通は早い。言葉を話せない状況でも、視線や表情を必死に送って理解できることが多かった。でも、日本人を含めて各国人が持つ特有の弱点を見抜いていない先生は、あまり良い先生ではないと感じた。



ィスカッションの時間になると、国民性がハッキリと現れる。教室内は圧倒的に日本人の占める割合が高いのに、私たち日本人の「全発言」を足しても、他の国出身の人「1人分」なのである。

ず、中南米やヨーロッパ出身の人はもともと会話が上手い。そして中国の人は自己主張が強い。それぞれが発言の正誤を問わず、ものすごく話すのだ。遠慮や躊躇は感じられない。(もしかしたらあるのかもしれないが、とても小さいのだろう。きっと日本人の100分の1より少ないと思うけれど。)

く話す中でも激しい人の場合、全員が順番に意見を言い合う場面で、1人で15分も話し続けて、横道にそれて、裏道に入って、何の話だったっけ・・・?となる。それでディスカッションが本線に戻る。これの繰り返しである。内向的な性格ではない上、手持ちの言葉が多いというのも、なんとも日本人とは違う。

んな「話さない日本人」の中ではかなり英語の出来る人もいた。聞くとその人は高校時代に交換留学生としてアメリカに来た経験があったそうだ。う〜ん、もしかすると日本人の「全発言」中、半分以上は彼女の発言かもしれない。


んばれ、シャイな日本人たち!

 




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