ABOUT Town
公共の英語教室体験記

TownのESLのデメリット

ownのESLは、5月に学期が終了した。私は途中からではあったが、ほぼ毎回出席した。75%以上の出席で、修了証が発行されるということだったが、残念ながら私は日数が足りず、修了証はもらえなかった。

のクラスは中級(Intermediate)とされていた。当時は気にも留めなかったことなのに、コミュニティカレッジで初級(Basic)にいる今になって思い返すと、TownのESLの中味はとても中級と呼べるものではなかった。時間を空けて、比較するための対象を知ったことにより視野が広がったのだろうと思う。私がTownのESLに通っている当時は、そこで学ぶ何もかもが初めてで、常に一杯一杯になりすぎて、良いも悪いもよくわからなかったのだから。



番初め、申し込みに行った日のことを思い出す。そこで私は「無料の初級ESLは人が一杯で、これ以上は入れない」と言われた。すると受付では「とりあえず中級に行ってみて」と勧めてくるので、初級を申し込みたくて、このように断られてしまった人達が1つ上の中級に流れ込んできたのだろう。

まかなレベル毎にクラスが分かれているコミュニティカレッジとは違い、TownのESLは自己申告的に大雑把なクラス分けをされていた。そうすると当然ながら、生徒の実力もバラバラで、授業の質も低下してしまう。中級で十分に理解できる生徒と混ざって、初級に入りたかったのに中級に放り込まれた人がいるのだから当然かもしれない。

際の授業中、生徒の構成は日本人が多かった。非常に言いにくいことだが、それも授業のレベルを下げている一因だったと言わざるを得ない(ゴメンナサイ)。他の国出身の人たちは積極的でもっと話が上手く、先生にばんばん話し掛けているのに、もちろん私を含め、日本人のクラスメイト達は、先生の言っている事を完全には聞き取れずに、次は何にとリかかれば良いのかさえも分からずにいた。お互いに「次は何をするの??」という状態で戸惑った。



使
用していた教科書は中級向きで、難しい単語や表現が頻出していたから分からない人たちにとっては大変だった。私は、前日に教科書の新しい単語などを予習をしておかなければ授業に行くのが不安という状態で、それを避けようとするために予習していた。授業の途中で、他の日本人のクラスメイト達の教科書を覗くと、彼女達の教科書にもちょこちょこと予習のあとがあった。この本は決して面白い内容ではなかった上に安くないので、生徒に不評だった。

生は半分ボランティアのような感じなのかもしれない。中級の担当だった先生は、教科書通りに授業を進めてゆくタイプだった。先生がグループやペアで問題集をするようにと指示をした後で、生徒任せで過ごす時間が20分以上あったりして、その指示をされると周囲の生徒たちは退屈そうだった。「先生がいなくても一緒かも」と感じるような作業は、とても退屈なのだ。それに、生徒同士のおぼつかない英語で過ごす間は、だれも間違いを正してくれない。授業中なのに先生が教壇に立たないのは、非常にもったいないし、つまらない。

れに対して上級の先生は教科書を使用しないで、プリントで授業を進めてゆくタイプだった。先生が1番声を出す。「私が言っている事を聞いて。なんでもいいから話して。」とよく言っていた。授業は同じ時間に行われているので、いつも隣の部屋から賑やかな声が聞こえてきたのだ。静かに問題を解いていると、隣から響く笑い声・・・。なんだか楽しそうに聞こえたものだ。こうも先生に差があると、生徒は戸惑ってしまう



業にはやや疑問も感じたものの、TownのESLに通っている間の出会いは貴重だったと思う。日本から来たばかりで、他の日本人の主婦に出会えたことも、他の国から来た女性達とグループで話をしたり、意見を聞いたり出来た事も、私にとって初めての体験だった。

Townのように、営利を目的にしていない団体で英語を学ぶ場合、多少の不満があったり、先生の質がまちまちだったり、授業に緊張感が無かったりするのは当然かもしれない。特に、午前中のように主婦を対象とした時間の授業は雰囲気自体がゆるやかだったように思う。

Townのメリットは、その良心的な価格設定と、地元密着で家が近いことと、ご近所さんとの出会いだろう。それに、ESLの他にも多岐にわたって趣味のクラブがある事もすばらしい。しかしながら、自分に適した細かいレベル分けで、しっかりと英語を学びたい人には、Townはあまりおすすめできない。めきめき上達したいという、ヤル気いっぱいの人達が集まるような場所に身を投じたほうが為になるはずだ。
 




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