miyamu's
DAY BY DAY

アメリカ徒然日記
ヨコハマ生活いい感じ。
いいトコ探せばいい感じ。
いいコト出来ればいい感じ。
いいヒト出会うといい感じ。

December2003 back numbers ★過去の徒然日記
Dec 31, 2003

晦日。今年最後となる生鮮品の買い出しに出かけると、通りの家々の前ではせっせと洗車をするお父さん達の姿が、そして家の中では窓拭きや掃き掃除をするお母さんの姿が見かけられた。年末の大掃除は日本らしい師走の光景だ。私の家はまだ越してきて間もない事もあり、わざわざ大掃除をするほど汚れてはいないと(勝手に)判断し、普通の軽い掃除だけで済んだ。

の冬休みに遠出をするつもりはないけれど、一応年明けに備えてガソリンを入れに行った。私はもともと日本で運転をした経験が無かったので、ガソリンスタンドに入ること自体が新鮮に思える。「レギュラー満タン」と頼むだけなのに、それが何だか照れくさい。というのも、アメリカのガソリンスタンド(ガスステーション)の仕組みは州ごとに異なり、私の住んでいた州では給油はほとんどセルフだったので、フルサービスのガソリンスタンド方に違和感があるのだ。自分は車に乗りっぱなしで、外にいる誰かに窓を拭いてもらう時など、最高にぎこちない気分になる。NYの西隣のNJ州ではフルサービスが普通だから、ドライブのついでにNJ州で給油する時は、緊張したものだ。チップは払うの?とか、そんな基本的なことさえ知らない。(でも、NJのガス代は税金が安いため、とてもお得なのだが。)

の車が随分汚れていたためか、それとも年末の営業マニュアルなのか、ガソリンスタンドの店員さんに「ご一緒に洗車はいかがですか?」と聞かれた。まるでマクドナルドで「ご一緒にポテトはいかがですか?」と訪ねられるように。自分でも車が汚いのは分かっていたけれど、“週末にスキーに行くから”というような素振りなどして、「いいえ、結構です」とスマートに断った。一体何にカッコつける必要があるというのだろう・・・。私はくだらないところで見栄っ張りになる。後になってきらきらと水滴を落としながら走り去る隣の車を見て、私も大人しく洗車してもらえばよかったなと思うのであった。



年は出産や帰国や引越しなどで本当に多忙を極めた1年だったと思う。前半は学校の課題に精を出し、出産後は初めての育児に奔走し、バタバタしながら帰国の日を向かえ、日本に帰ってから家を探して、荷物を抱えて引っ越して・・・。自己評価をするならば、とりあえず良くやりましたと言ってあげたいと気分である。そしてこのLittle by Littleをこうして続けてこられた事も、英語を続けて行こうと思った事も、ひとえに今年1年応援してくださった家族に友人知人、そして皆様のおかげだと思う。本当にどうもありがとうございました。

日も当たり前のように夕焼けがやってきて太陽が沈んだけれど、それでも今年は静かに終わろうとしていて、また明日再会する太陽は新しい年の光を世界にもたらすのだ・・・なんて、ちょっと格好良く書いてみたりして・・・。何はともあれ日本にいる人も、世界のどこかにいる人も、みんなが気持ちよく素晴らしい年を迎えられますように。天気予報によると元日はきれいによく晴れるそうだ。その分今夜は冷え込みが厳しいらしい。別に初日の出や年越しの初詣に出かける予定もない私には関係無いけれど、今夜どこかへ出かける方は防寒をしっかりしてお出かけください。来年もどうぞよろしくお願いします。


Dec 30, 2003

日は年末の買出しで軽くもみくちゃになり、勢い余って関係無い物まであれもこれもと大量に買い込み、レジで合計金額がピッピッと上昇していくのをドキドキしながら見つめ、食材が全部冷蔵庫に入りきるか心配しながら家路につく。そして明日は大晦日。なんだかんだ言って、私はしっかり日本の年の瀬に適応している。

がお正月に向けて買い込んだのは主におせち料理の材料である。野菜、栗の甘露煮、蒲鉾、伊達巻、なると、昆布巻き、ハム、海老、餅、卵、肉などなど。はっきり言って、おせち料理の中に入っている物はそれほど好きではないので、私は自分の好きな物だけを作って入れる。おせち料理は冷たいしあんまり美味しくないと思うのは私だけ・・・?結局いつも煮物系の少ない、子供向けのおせち料理になるのだ。

メリカにいた頃は日本食料品店で輸入おせち材料を買って、なんちゃっておせちを作っていた。それでも日本の食材は高いし、せっかくおせち料理を作っても1月2日から通常の日常に戻ってしまうため、お正月らしさを味わう余裕が無かった。来年こそはしっかり、のんびりするぞー。


Dec 28, 2003

うやく、本当にようやく、このところ私の最大の気がかりだった年賀状を出しに行った。ここまで遅くなっておきながら、なんとか元旦に年賀状が届くようにと願ってしまう私は勝手な奴だ。しかも今日は日曜日。年末だから営業しているに違いないと、この地域の元締め的な大きな郵便局に駆け込んだ。

便局の1つ手前の交差点で、前方が詰まっていることに気付いた。な、なんと、郵便局の駐車場待ちという渋滞が起こっているではないか。私と同じようにギリギリ派の人々が、日曜日の郵便局に集結しているのだ。ようやく郵便局の構内に入ると、警備員とおぼしきおじさんが車の誘導をしている。こんな大人気の郵便局なんて始めてみた。

口ではせっせと働いている局員たちが、次々にやってくる人々をさばいていた。3つの窓口が開いているにも関わらず長い行列になっている。それにしても日本の仕事人たちは、良く働く。惰性で仕事をするアメリカの郵便局員と比べたら、なんて素晴らしいのだろうか。しかし私の年賀状が1日に届くかどうかは微妙・・・。アメリカの皆さま、すみません、まず1日には届きません。気長に待っていてください。


Dec 27, 2003

「あららぁ、立派なのが出来てますね〜」と、歯医者さんに言われた。下唇に特大サイズの口内炎が2つ並んでいたからだ。悲しきかな、私は口内炎ができやすい体質をしているらしい。

めは口の中を誤って噛んでしまうことや、口内が荒れて皮がむけることがきっかけになる。ほんの小さな傷口が、1週間ぐらいかけてどんどん大きな白い穴になり、最後には小指の爪ぐらいの面積まで広がってしまう。この状態になってから完治するまでにもう1週間かかる。この間、私は物を食べるのも喋るのも痛く、歯磨きさえ辛くて食欲もなくなってしまう。それはそれは、涙ぐむような刺激を耐え忍ぶ2週間なのだ。

医者さんが口内炎の治療をしてくれるなんて初めてのことだった。口内炎の傷口にレーザーを照射して、殺菌してしまう方法らしい。レーザーという単語に過敏に反応してしまう。なんだか物凄く痛そうだ。とても不安になったので、正直に「痛いですか?」と聞いてみた。すると「チクチクする痛みがありますが、終わったらとても楽になりますよ」と言われた。少しの辛抱で痛みから解放されるなら、レーザーをしてもらった方がよさそうだ。

めますと言われて、すぐにチクチクというか、焼かれるような、口内炎を指で押しつぶすような痛みがやってきた。けっこう痛い。いや、かなり痛い。おまけに傷が広範囲すぎるので時間が掛かる。でも今日の痛みより、明日の快適さを信じてじっと耐えてみる。なんだかちょっと焦げ臭いような気もする。どんな事をされているのかは口の中のことなのでよく分からない。照射の後、患部に軟膏を塗って治療は終わった。もしもこれで口内炎が治るのならば、これから新しく傷が炎症を起こすたびにレーザーを当てて貰ったら良いかもしれない。今日の治療の結果で痛みが消えているか、明日が楽しみである。

変わって、歯医者の入っているビルの1階にあるドラッグストアでタイムセールがやっていた。寒い中、バイトの若いお兄さんが道行く人に大声で宣伝している。タイムセールの目玉はアルミホイルで、これが1本1円という信じられない破格値だった。家族で1個という条件のほかに、それだけでの会計は出来ないのがミソで、同時に店内のほかの商品を買わなければならない。それでも、お客さんが大量にアルミホイルを片手に店内を徘徊しているのを見れば、この拡声器を使ったタイムセールは成功だといえる。もちろん私も1本買ってしまい、ちゃっかり乗せられてるのだった。


Dec 26, 2003

の情報番組では、いきなり来年の話題で盛り上がっている。さんざん盛り上げていたクリスマスだったのに、それから一気にお正月モードにスイッチが切り替わるのだから、こういう所はとても日本のメディアらしいと感じる。今週からテレビ局はどこもバラエティのスペシャル版だらけだし、楽しいお祭り気分のままでこの一年も終わろうとしているのだ。ああ、私も年賀状仕上げなくちゃ。

週で仕事納めになる企業も多いので、もうすぐ日本中が冬休みに入る。コタツに入ってのんびり寝正月という正月スタイルから、日本人のお正月の過ごし方が変化してきたのはいつからなのだろう。今やスーパーやデパートの元日営業は当たり前だし、大晦日から並ぶ有名デパートの福袋戦争も新年恒例となっている。1月1日に外出するのは初詣ぐらいでいいと思うのはもう古いとばかりに、商戦が年々エスカレートしていく。年明けと共に売る人あれば、買う人あり。これが新しい日本のお正月。

も一生に一度は銀座の老舗デパートの福袋をいくつも抱えてみたい願望があるけれど、寒い中で何時間も並ぶのはイヤ、人を押しのけるのも、押しのけられるのもイヤ。だけど、そんなにもみくちゃになってまで欲しい物か?福袋は売る方にとっては在庫一掃セールのようなものだし、買う方にとっては自分の好みじゃない物だって必ずと言っていいほど入っているではないか。こんな事をいう私には福袋を得る資格は無い。せいぜい三が日を過ぎても売っているようなスーパーの福袋がいいところ。

はイベントと一緒に駆け足で過ぎて行く。クリスマスの後はお正月で、お正月の後はすぐバレンタイン特集が始まる。もちろん忘れてはいけない成人式も節分もひな祭りも。そうこうしているうちに、あらら、あっという間に卒業シーズンだわ〜花見に行かなくちゃ、なんて・・・。そうやって考えると一年なんて早いもので、一つ一つが希薄な存在に感じてしまう。気ばかり急いても勿体ないから、そんな先の事ばかり考えないで今日をしっかり楽しもうと思うのだった。


Dec 25, 2003 ★Merry Christmas★


Dec 24, 2003

うとう、というか、ようやくというか、遂にというか。出てしまいましたね、アメリカの狂牛病。前から怪しいとは思っていたけれど、確認されたのは初めてだ。1頭いるということだから、今後は次々と出現するだろう。狂牛病が出た当のアメリカでの反応はどうなのだろうか。ステーキやハンバーガーが大好きのアメリカ人だけど、この先大丈夫・・・?

メリカ国内のみならず、アメリカからの輸入牛肉を扱う日本の企業だって大打撃だろう。いっそこの事態を逆手を取って、国産の高級ブランド牛のシェアを伸ばすチャンスかもしれない・・・でも消費者が牛肉そのものを敬遠して離れてしまったら、そんなのんきな事言ってはいられない。そのうち悪徳な業者が現れて、狂牛病が出る前に入荷した肉を、表向きには国産と偽って処分するのではないか?疑いだしたらきりが無いけれど、最近のニュースを見ていたらそんな事も無いとはいえない。アメリカの狂牛病問題は始まったばかりだし、今後の動向を注目したい。

て、クリスマスイブの食事にと久し振りにローストチキンを焼いた。ローストビーフとどちらにしようか悩んだけれど、別に狂牛病のせいではなくて、単に鶏肉の方がお手ごろだったからチキンにしたのだ。さすが需要の高まるシーズンだけあり、丸ごとでもチキンが安い。ちなみに牛のブロックは3倍の値段がつけられていた。

間のクリスマスムードにはすっかり乗り遅れた感じがするし、特別な料理を作ろうとは自分でも思ってもみなかったけど、いざ焼き始めるとオーブンから漂う香ばしい匂いが嬉しく、こんな食事もたまにはいいかな・・・などと思うのだった。今回はいきなり思い立ったため、焼いている時の形を整えるのに使うヒモを用意していなかった。足を縛らずに焼いたローストチキンは出来上がりがいびつになってしまったけど、今夜は楽しくなりそうだ。豊かな食卓を囲もう。★Merry Christmas Eve★


Dec 23, 2003

リスマスを目前にして、アメリカのテロへの警戒がまた1ランク上げられた。アメリカに限らず、いまや、いつどこにいても何が起こるか分からない時代。日本も年末年始の連休に入るし、帰省やレジャーでどこかへ出かけられる方も多いと思う。どんなに楽しい気持ちの時でも、心の隅に“大変な事があったらどうするか”という緊張感も持ち合わせていたい。

ーパーで小さな鏡餅を一つ買ってきた。プラスチックで出来たみかんが乗っているだけのシンプルなものだけど、それを置くだけで簡単にお正月気分が漂ってくる。やっぱり私は日本人。お正月用品などが並ぶ売り場を見ていたら、大きな鏡餅のようで中に切り餅のシングルパックが詰まっているもの売っていた。固まりになっている鏡餅は意外と使いにくいから、餅型の容器に切り餅を入れてあるほうが使い買ってはいいのかもしれない。でも、ちょっと味気ない。

が子供の頃は、鏡開きの日になると母が餅を角切りにして、揚げ餅あられを作ってくれたっけ。揚げたてに塩を振って1つつまめば、カリッとアツアツのあられが味わえた。素朴な味だけど、袋詰めのあられよりもずっと美味しい。ただ餅を油で揚げただけなのに、いつものぺったりした餅が口当たりの良いあられに変身してしまうのだから、調理が手品のようで子供心に驚いたものだ。来年は私の小さな鏡餅で、懐かしい思い出の味を作ってみようかな・・・。


Dec 22, 2003

年があと10日で終わるなんて、ホント!?しかも、あさってはクリスマスイブなの!?・・・早くない???

10月に引っ越してきたばかりの感覚ではまだ今年が終わるはずもなく、むしろ始まったばかりのような気さえする。私はすっかり年末に乗り遅れているのだ。それでも31日が来て、紅白を見て、年越しそば(我が家はうどん)を食べて、行く年来る年で東大寺の除夜の鐘を聞いたら、いきなりお正月気分にスイッチが入るのかもしれない。年賀状が届くのを楽しみにして・・・。あ、でも私には年賀状来ないのだッ!住所が変わった後、知らせてない人ばかりだし。・・・あらまーっ。


Dec 20, 2003

方になってから食事を作る気がすっかり失せてしまった私。“あ〜、やる気出ないよ。たまには外食でもしよか〜・・・?”“じゃあ、どこに行く?”と、いかにも週末の夫婦らしい会話をして、食事に出かけることにした。

たちが日本を離れていたわずか3年間で、近隣には見知らぬ飲食店がいくつも建っている。行く先は悩むほどあるけれど、その中で今回私たちが選んだのは「かっぱ寿司」という全皿100円の回転寿司である。オール100円というデフレ飲食店の実力はどれほどのものか、1度はこの目で、この舌で確かめなくては。

後6時は、夜のピークよりはまだ早い時間帯だと思う。それでもかっぱ寿司の駐車場は満車で、入り口付近の待合席には人が溢れていた。そのほとんどが子供連れのファミリーだった。家族団らんの外食に回転寿司を利用するのは、もはや日本の定番になっているらしい。回る皿を眺めて次に食べるのは何にしようかと話していれば、それだけで会話も弾むし、もしかしたらファミレスに行くよりも楽しいかもしれない。それに、何を食べても100円だから、他の回転寿司のように子供が600円の皿を取って親をハラハラさせることもない。

15分待ちで席に着くと、さすがは全皿100円。すごいシステムだ。この店には寿司職人がいないのだ。席からは寿司を作っている裏方は全く見えず、ベルトコンベアで次々と寿司が流れて来る。一目でそのネタが何なのか分かるように、まずは名札が、その後ろに寿司が乗った皿が続いてくるのだ。欲しい物が無い時にはインターホンで裏方に注文すると、注文を受けた時専用の皿で流れて来る。

心の寿司はというと、安い割に美味しい物もあるし、安いなりの物もあるし、200円でも300円でもいいからもっと美味しくして欲しいという物もあった。シャリを握るのは機械のようで、裏方ではワサビとネタを乗せれば寿司の出来上がりとなる。自動で出来る所は自動にして、とことん人件費をカットしているのだ。かっぱ寿司体験は、1回目は面白くて、2回目は無感動で、3回目になったら飽きちゃうかも・・・。話題作りに1回は行ってみたらいいかもしれない。でも次に回転寿司に行くなら、びっくり寿司にしようっと。

後にここに来たなら一応食べておかなくちゃと100円のウニを取ったけれど、これが大失敗。苦い薬みたいな味がして、いつまでも不味さが口に残ってしまった。この痛手が後を引いて、私の評価はガタッと落ちてしまった。100円のウニなんだから仕方ないと思う?いや、私は100円である程度の味が実現できないのなら諦めた方がいいと思う。ダイソーのレジで、“100円の商品ですので、時には不備がありますことをご了承の上お買い求め下さい”と書かれているのとは違うと思いたい。


Dec 18, 2003

の年末総決算リストの1つだった眼科へ行った。2週間前の健康診断で、眼科の精密検査を受けるようにという指導があったからである。オールAという健康グラフの中で、眼科の点数だけが極端に低かった。“眼底出血の疑い”という文字が不安をそそる。そもそも眼底出血が何なのかさえ分からない。

ンターネットで眼底出血についての基礎知識を付けてから、近所にある眼科へ行った。眼底出血はそれほど緊急なものではないらしく、他の内臓系の病気に併発して起こったりするらしい。ひどくなると視力が低下したり、視界にあらぬ物が見えたりという障害が現れ、最終的には光以外の物の輪郭が見えなくなるらしい。もしもこの目が見えなくなったとしたらどうしようと、minimuを前に真剣に想像して恐ろしくなった。私の身体は健康そのものとはいえ、目に異常があると言われて落ち着いてはいられない。私はもともと近視がとても強いので、目に関してはこれ以上のトラブルは避けなければ後が無いような気がする。

ワソワしながら待っていたら診察室に呼ばれたので、検診の結果の紙を見せて一通りの事情を説明してから検査をしてもらった。するとあんなに不安に陥っていたのがウソのように、「異常は見受けられません」との結果が出た。なんでこんな診断結果が出たのか分からないとまで言われ、私はいい意味で拍子抜けしてしまった。総合的に健康診断を行う施設では、特別に眼科のプロではない人でも検査を担当するので、今回は誤診だったのかもしれない。だから、大抵は“○○の疑い”と書いて、断定はしないのかも・・・。何にせよ、異常が無くて本当に良かった。目は大切にしなくては。



年中にどうしても会いたかった友達に久し振りに会った。前回彼女と会ったのはもう1年程前のことなのに、話してみたら全然そんな気がしない。ついこの間、その辺でお茶でもしたかのような距離感がとても嬉しい。これからも続く長い人生だからこそ、年を取ってからのそんなお付き合いを大切にしたいと思う。


Dec 17, 2003

城石井というグルメスーパーに売っているクリームサンドメロンパンが予想外の大当たり!この前食べたサンジェルマンのクリームサンドメロンパンと似ているけれど、また違った美味しさである。食べ比べてみると、パンの部分はパン屋の方が、クリームの部分は成城石井の方が私好みという感じ・・・。新しいメロンパンとの出会いに、私のメロンパン熱はますます深みにはまるのであった。

て、今日は英語会見学の日。これはあくまでも英会話のレッスンではなくて、英語でコミュニケーションを取ったり、あるトピックについて語り合おうという会である。私がminimuを一緒に連れて行ったせいか、最初に子供の名づけについての話になった。日本の名づけ方は欧米よりも自由で、漢字や読み方を組み合わせて好きなように名前を作れるのが面白いと指摘されたのだ。

本は漢字が使えるから、名づけに凝る(凝り過ぎる?)傾向があるけれど、日本人にとってはそれが当たり前だし、子供には少しでも良い名前を付けようと、名づけ百科片手に何日も悩むのだ。この名づけ方が日本特有のものだというのは、言われてみればなるほどね〜という感じがする。そういえば欧米の場合、多くは現存する名前の中から選ぶし、それまで聞いたこともないような新しい名前を作ったりしないよな・・・。そう言われてみれば、そうなのよね。

うそう、今日の会話中に何気なくやってしまった初歩的なミスのことを書いておこう。英語会の間、なんとかminimuに大人しくしていてもらうためにと、私はベビーキャリアーにおもちゃを大量にぶら下げていた。そうしたら、そこに来ていた人から「あら、おもちゃがいっぱいね」と言われた。それを受けて、“そう、彼はおもちゃが沢山あるのが好きみたい”と言おうとした時、私はso many toysではなくso much toysと言ってしまったのだ。相手からすぐに「(so muchじゃなくて)so manyね」と指摘されて気がついた。

ら〜、やってもうた。toyは数えられる(countable)名詞なので、たくさんという形容詞にはmanyを使うのが正しいのだ。こんな間違いが無意識にポロっと出てきたということは、英語の語感を忘れつつあるという事かもしれない。ま、まずい。一回間違えたから、これでもうしばらくは覚えていられるはず・・・と、とりあえず前向きに考えようっと。


Dec 15, 2003

ラクのフセイン元大統領が捕らえられたという臨時ニュースは突然で、テレビをつけっぱなしにしていた私たちはとても驚いた。すかさず“偽物じゃないの?”という疑惑が沸いてきたけれど、すでに本人であるという確認がすんでいるようでだった。これほど大きな事件なのだから、本物だという確認もせずに報道がフライングするはずもないか。

の報道で使われていたCaptureという単語。犯人を捕らえるとか、ライオンを捕らえるとか、気持ちをとらえるとか、あらゆる“とらえる”に使われる。(他にも攻略するとか、捕獲するとかいう意味もある。)テレビで見た捕まったフセイン元大統領の顔はボサボサ頭にもじゃもじゃ髭で、Capturedという一筋縄ではいかない感じが滲み出ている。彼は狭い隠れ家(穴)で1人で隠れていたというけれど、あの指名手配トランプに出ていた他のフセイン派閥の残りもどこかの穴でひっそりと隠れているのだろうか。

きな進展には違いないけれど、これで終わりかといったらそうではなくて、たとえフセイン元大統領が捕まったといってもイラクの混沌はまだまだ終わるはずもなく、危険さは変わらない。それにしてもアメリカの次の大統領選にも影響しそうなタイミング・・・。本当にラッキーな(不謹慎ながら、この表現が似合うのです)ブッシュ氏。これで大量破壊兵器が出てくるかどうか、今後の展開が非常に気になる。


Dec 14, 2003

「この虫歯がもし神経まで行っていたら、神経を取ります」という恐るべき宣告。歯のことはプロに任せるしかない。私の歯にはすでにいくつか神経を抜かれてしまった物もあるので、その時の過酷な治療を思い出し、力なく「・・・ハイ。」と言うしかない。歯のことはプロに任せるしかない。

ざ掘ってみる。トウモロコシが一粒まるまる入りそうな大きさになるまで、ドリルが歯を削る。麻酔が効いているとはいえ、いつ痛みが走るのかと思うと怖い。思わず全身に力が入る。「痛かったら手を挙げてください」というサインを、私は一度も使ったことが無い。痛くても、手を挙げたところで回避できる試練ではないのは分かっているし、それに何より私はとても強がりなのだ。

「神経が見えてます」言われた。“神経って、どうやって見えるのだろう。”と、私は思う。というか、境界線って見て分かるの?赤いのかな?柔らかいのかな?でも歯のような硬いものの下に繋がっているんだし、同じように硬いのかな?気になる。でも、まな板の鯉状態になっている私にはそんなこと聞けない。



末のお決まりになりつつある私の歯医者通い。他の病院ならばともかく、歯医者の治療には赤ちゃんは連れて行きにくいため、私の通院は夫にminimuを任せておける時間に限定される。1本治療するのにもじれったいほど時間が掛かるので、妊娠中の安定期に全て治して置くべきだったと今更思ってしまう。でも、その頃は出来るだけ身体に余計な負担やストレスをかけたくないと思っていたのだし、大きな虫歯は治療が大掛かりなので、どっちにしろ後回しになっていたのだろうけど。

回で掘って、次回でもっと深く掘ってかたどって、最後に詰めて・・・のパターンは歯医者の定石なのだろうか?今のところ1本を3回以上かけて治すペースなので、一体いつになったら完治できるのかサッパリ分からない。で、一回の治療に要する時間は約1時間半で、そのうち待ち時間が30分〜45分、治療が30分〜45分、おまけに治療中に放置される時間が15分・・・。私と同じ予約時間の患者さんが3人もいる。ッカー、要領悪いわ!!アメリカ式歯科治療は、1時間に患者は1人。医師はその人に付きっ切りで、一回の持ち時間で可能なところまで何本も治してしまう。大量の麻酔と口の開けっ放しはかなり疲れるけれど、ノロノロしていられない今の私にはそっちの方がありがたい。

も、アメリカ式は顔が引きつるくらいに治療費が高い。一回の治療費500って、円ではなくてドルなのだ。1ドル110円だったらと考えたら、桁が全然違う。保険がカバーしてくれる場合だって、もともとの金額が大きすぎるのだから当然自己負担額も大きくなる。逆に日本は安いから、保険内の治療であれば金銭面でのストレスは少ない。それだけ思えば天国のようなのだけど。何もかもパーフェクトな治療なんて有り得ないのは分かっているけれど、どちらも一長一短だ。

く通院という心労から抜け出して気楽な週末を過ごしたい。歯医者で貴重な週末が潰れるというのは、とても悲しい。今日の午前に取っていた予約は夫の急用によってキャンセルになってしまったけど、そんな一回延びたところで関係無いぐらい、私の通院はまだまだ続くのだ。ああー、ユウウツ。


Dec 12, 2003

になるとアメリカのスーパーに出回るカリフォルニア産のイチゴは、形こそ大粒で色も鮮やかながら、がっかりしてしまうほど美味しくない。かじるとシャリシャリいう固さで、おまけに全然甘くないのだ。コンデンスミルクがないと味気なくて物足りないので、私はこれを食べるたびに日本の高品質なイチゴを思い出していた。

してとうとうイチゴの旬が近づいてきた。日本は一年中どんな果物でも手に入るような豊かな国だけれど、やっぱり旬の収穫物にかなう美味しさはないと思う。11月から店頭に並び始めたイチゴがだんだん値下がってきたら、本格的なシーズンの到来である。ひと噛みすればじゅわっと溢れる果汁に、柔らかい食感。それに幸せになるような甘い香り・・・。待ちに待った日本のイチゴ、今シーズンは思う存分堪能しよう!



日は英会話の体験レッスンに参加した。体験レッスンと言っても大手のスクールのそれとは異なり、一般家庭で行われる英会話教室なのでminimu連れでも参加ができる。先生は英語も日本語も堪能な在日ドイツ人の男性で(先日のお料理教室つながり)、レッスンは少人数のグループで、生徒は私を入れて4人、そのうち1人はお休みということだった。ドイツ人の話す英語は日本語の音に似て聞きやすいというけれど、先生は文法も発音も綺麗な英語を話す人だった。

業はまずクリスマスソングを聴いて、その歌詞の内容と単語やイディオムの意味の解説をした後に、CDと一緒に口ずさむことから始まった。そして十数種類のイラストを見て、口で話す練習を行う。それらのイラストには一言の単語も書かれていないので、絵について先生が言った文を耳で聞いたまま、繰り返して口にするのだ。テキストを目で見て読むのではなく、聞こえた言葉をそのままオウム返しにするのはけっこう難しい。朗読の場合の方が、自分で考えなくても与えられた英語をただ読むだけでよいので簡単なのだ。この練習は英語を自分の頭で組み立てるのに効き目があるし、英語耳も鍛えられる。

に単語のリストを貰い、1つずつの意味をチェックした。これは次回のレッスンまでに暗記してくる単語のリストなのだ。今日は先週渡されたリストからいくつかの単語をテストした。テストといっても筆記試験ではなくて、先生が言った単語(日本語で言われる)を間髪いれずに英語にするというテストである。矢継ぎ早に投げかけられるのでちょっと緊張するけれど、この緊張は来週までに復習しておこうという気持ちに繋がると思う。最後に順番で物語を朗読し、フリートークをしてレッスンは終わった。

ヶ月ぶりに触れる英語は本当に楽しくて、90分のレッスン時間はあっという間に過ぎてしまった。英語が楽しいと思えるなんて、いつ以来のことだろう。そういえばコミカレ時代の私はいつも課題課題で、「勉強している」という緊張感ばかりが先立って楽しむゆとりさえない状態だったよなぁ。その頃の授業レベルと比較したら今日のレッスンは簡単な内容だったけれど、会話をする量はこちらの方が断然多い。週に1回、しかもminimu連れで日中に通えるので、来週から正式に申込みをしよう。まずは、第1歩。


Dec 10, 2003

会話学校探しの番外編というか、今日は縁あって料理教室に参加することになった。まだ自分でお座りも出来ないminimuと一緒の私は、子連れOKの催しに積極的である。今回の料理教室はカルチャースクールのように大規模なものではなく、近所の家庭で行われる料理会である。先生は在日ドイツ人の方なので、作る料理も主にドイツの郷土料理となっている。季節柄、クリスマスの食卓をイメージしたレシピをもとに3品作った。

理教室ではみんな何語で話すのだろうかと思っていたら、先生は日本語が堪能なので、お手伝いの女性が話すドイツ語以外はほとんど全て日本語だった。だから私が下手な英語で話し掛けるよりも、日本語で話した方がよっぽど話が早かったりする。でも先生以外のお手伝いの方と話す時には英語を使うチャンスがある。ちょっと話して思ったのは、やっぱり私の脳の英語を司る部分が退化しているという事実だったりして・・・。

は今回が初めての参加だったけれど、minimuも連れて楽しい時間をすごす事が出来た。毎回参加している日本人の常連さんたちは皆明るく親切で、私がminimuに付きっ切りでほとんど手伝えなくても快く迎え入れてくれたのが有り難かった。月齢の小さな子供が一緒でも参加できる集まりがあるのは本当に嬉しい。他にも小さなお子さんを連れてきているお母さんが何人かいたから(それに先生のお子さんも加わって)、家の中では常に子供たちの笑い声が聞こえる。こんな風に賑やかでアットホームな集まりなら、これからも是非参加したいと思う。



前、アメリカで料理教室に1日だけ参加したことがあった。その時の先生は国際結婚をしている日本人の方で、そこで作った料理を食べた時に、私は「ああ、これがアメリカン・ジャパニーズなのね」という新鮮さを感じたのだった。けれど今回も作った料理を試食しながら、私は「自分じゃ思いつきもしない料理だよなぁ」と感心してしまった。そうだ、これぞ料理教室の醍醐味ではないか。私のように基本レパートリーばかりがサイクルメニューになっている人間には、脱ワンパターンのためにも料理教室は効き目があるのだ。

嫁修業の必要がないベテラン主婦が料理教室に集まるのは、自分以外の人が作る料理には発見があるからではないかと思う。自炊している人には大抵自分なりの料理レパートリーがあるもので、お隣りの家では我が家と全く違う食生活が営まれているものだ。だから時々お隣のメニューを垣間見られたら、料理の幅がぐんと広がるのではないだろうか。もちろんそんなことは「ヨネスケ」ぐらいしか出来ないので、私は料理教室で刺激を貰う。

理教室を語るなら、忘れてはならないもう1つの魅力。それは、自分の家の台所では作らないような凝った料理をじゃんじゃん作れることにある。これは“家族のために習う料理”というよりは“自分のために楽しむ料理”なので、普段は家事である食事作りから解放された気分を味わえる。義務感から解放されながらのびのびと料理を作ったら、後に続く座談会のような試食で楽しい気分は一層盛り上がる。料理教室はけっこう奥が深い。


Dec 8, 2003

のサイトの本来の趣旨である英語習得への長い道のり。もちろん忘れている訳ではないし、日に日に鈍ってゆく英語への反射神経に焦りを感じている。このままではいかん!!この辺で新生活をきりりと引き締め、本格的に英会話を再開しよう。そんな訳で、先週からようやくインターネットで情報集めを始めた。たったこれだけの行動でも、今年中になんとかしようというリストを着々と消化しているようで、心なしか気分が軽くなる。

くつか資料請求をして無料体験レッスンを申し込んでみたのに、中には「担当者に日程を確認して、本日中にこちらからご連絡を差し上げます」と言っておきながら3日過ぎている英会話学校もある。なんだかいい加減で、こんな学校は絶対に行くものかと思ってしまう。金曜日に問い合わせをして、今日ポストに案内が届いていた良心的なところもあるのに・・・。

会話学校探しはお金を気にしなければいくらでもワガママになれる。しかし多くの人の場合、現実はそうはいかない。誰だって無駄にお金を払わずに良いレッスンを受けられる学校を探したい。3年前に初めて英会話を習い始めた時、私は何でもいいから外国人と話す場を探していた。当時の私の目的は「英語を習う」というより、「外国人の前で緊張してガチガチにあがってしまう性格を直す」ことにあったのだから、それでよかったのだ。でも今回はもう少しじっくりと、自分なりの先生探しをしてみたい。

回私が探しているのは、主に自由な時間に受けられるプライベートレッスンである。上手く都合さえあえばグループレッスンでもよいけれど、日中はminimuがいるので無理だし、平日の夜は夫の帰りが不規則なので難しい。そうなると週末のレッスンか、赤ちゃんが一緒でもOKという先生を探すしかない。家庭教師式に外国人講師を自宅に派遣してくれるサービスをしている会社もあるけれど、顔が見えないインターネットであれこれやりとりをしても、きちんとした先生に巡り会えるかどうかかなり不安だ。

んといっても今後のLittle by Littleの明暗を分ける(かもしれない)重大な英会話学校選びだ。やるからには長く続けたいし、今までのようにレッスンの打ち明け話もしたい。これからどうなるのか自分でも楽しみである。今週から本格始動するmiyamuの学校探し、上手く行くように願っていてくださいねー。


Dec 7, 2003

々に横浜中華街へ出かけた。中華街は約3年ぶりとなる。わざわざ行くからには、私には食べなければならない物がある。狙いは1個500円の「江戸清ブタまん」!大型の蒸篭がモクモクと蒸気を上げて中華まんを売っている光景は、中華街の表通りのあちこちで見られる。でも、そこで立ち止まってはいけない。江戸清へ向かって一直線!同様のブタまんがあちこちで売られているけれど、私はぜったいココが1番!「中味は2倍、美味しさ3倍」のノボリが見えたら、行列の最後尾に加わろう。ブタまん1個で500円は安くは無いけれど、大きさとボリュームで満足できる。

00円とブタまんを交換したら、列から外れてさっそく一口食べてみる。イートインの場所は無いので、食べ歩きである。中華街の通りには食べ歩きをする人々がたくさんいて、みんなアツアツの中華まんを食べている。ずっしりしたブタまんは手で持つのが大変なほど熱々で、ふわふわの皮にギッシリとお肉が詰まっている。コンビニで100円の肉まんを5個買うよりも、これだけで十分満足。江戸清ブタまんはインターネットでもお買い物が出来るらしい。http://www.edosei.com/nikuman/

華街を訪れる時に、たいていセットになるのが山下公園。今日は天気が良かったので、公園内は散歩している家族連れやカップルで賑わっていた。芝生やベンチでは人々が寛いでいて、ストリートパフォーマーの周りには人だかりが出来ていた。やっぱりいいなぁ、横浜の休日。

し振りに行った公園で、驚くべき変化があった。なんと、カモメに混じってトンビの群が飛んでいたのだ。それもカモメとトンビが餌を巡って激しい勢力争いをしている模様・・・。人が投げるポップコーンを狙って急降下してくる。羽を広げて低空飛行するトンビは大迫力で、けっこう怖い。以前の公園はカモメだけで、それ以上大きな鳥はいなかったような気がするのに、数年の間に生態系に変化があったのかと思ってしまった。

変わって昨日のCNNで見た映像は、マンハッタンの雪模様!さすがは最高気温が氷点下の街だけあって寒そうだ。この冬も昨年に引き続き、雪のあたり年なのだろうか。暖冬で雪がちっとも降らないという日本のスキー場は泣いていると言うのに、所変われば事情は色々。雪が降るとおしゃれ靴では歩きにくくなるけれど、今頃はクリスマスのイルミネーションを引き立てるような美しい街並みになっていることだろう。


Dec 5, 2003

い・・・。横浜はNYよりも気温がずいぶん高いはずなのに、こっちの方が絶対に寒い。何が寒いって、他でもない家の中が寒いのだ。1日の始まりは「おはよう」よりも「寒い」が先に出てきてしまう。寝覚めの部屋で息が白いだなんて、久し振り。こんなに寒いと布団から出られない。

はひどい冷え性なので、寒さが大の苦手である。だからNYの寒さを体験するまでは生きて行けるか不安だった。しかしながら、その不安は家の中にいる限り必要無い物だった。NYの冬は、建物の中にいれば半袖でも乗り越えられるからだ。その反面でセントラルエアコンの光熱費は凄まじかったけれど、お風呂の前の脱衣所でも鳥肌が立たないぐらいに暖かかったのにはいつも感動していた。しかし、今はリビングのみかろうじて暖かいだけの寒い家・・・。私は、本当〜〜に、寒さに弱いのだ。    

が長くて寒い地域では、家中の温度を一定に保つ仕組みの暖房になっている。もし暖房を切ろうものなら、朝晩の冷え込みによって水道管が凍って破裂してしまうこともあるので、常に暖房のスイッチはONにしておかなければならないのだ。だから家の中は隅々まで暖房が効いていて、外に出ない限りは春のように暖かい。それが、今では家の中でフリースに包まってぶるぶる震えている。はやくコタツを出して、暖かくしなくちゃ。寒くて風邪引いたみたいだし。


Dec 4, 2003

康診断の日、お互いが検診を受けている間に私たち夫婦が何をしていたかというと、それぞれ1時間半ほどの待ち時間を横浜駅前のデパートや地下街を散策することに費やしていた。夫が検診中、私は横浜東口側の地下を久し振りに歩いた。慣れ親しんだ場所に戻ってきたのだ。

城石井やソニープラザに行こうかと向かった時に、その近くにベーグルショップがあるのを見つけた。ベーグルだけ売っているベーグル専門店があるとは。それにチェーン店みたいだし。私が思っているよりもずっと日本にはベーグルが普及しているのか。そしてNYスタイルというフレーズにも惹かれ、私はふらふらと近寄って気付けばベーグルを4つ買っていた。これは、食べねばならぬ。きっと夫も興味を持つだろう。

昼に合流した私たちは、検診はどうだったとか、体重はどうだったとか、それに肺活量の検査の人が怖かったとか(一昨日の日記参照)を話し合った。お昼を済ませてから仕事に戻るという夫に、私はふとベーグルのことを思い出して「あ、そういえばベーグル買っちゃった。」と言った。すると夫が、「え。俺も買ったよ。」と言うではないか。ああ、似たもの夫婦・・・。ベーグルに反応して、まんまと買ってしまうとは。そして我が家には合計7つのベーグルが。おまけにフレーバーまで被っている。こうなったら盛大に食べようではないか!

んな訳で、我が家では翌日からベーグルの朝食が続いている。しかも私に至ってはランチもおやつもベーグル。いや、正確に言えばベーグルパンだ。実は、このベーグルはベーグルのようでちょっと違う。何が違うって、味は良いけれど、やわらかくて食べ易すぎるのだ。上手く言えないけれどこれは“ベーグルの形と製法で作られた、普通のパン”なのだ。成型してから茹でて焼くというプロセスはそのままなのに、原料が違うといった感じである。その違いは、食パンとフランスパンぐらいの違いだと思う。

ンを2つに切るとパン屑が出るけれど、ベーグルは弾力が強いのでナイフも入れにくいし、パン屑があまり出ない。でも、このベーグルパンはきれいにスライス出来るしパン屑がボロボロ出てくる。ベーグルの醍醐味である“もちもちふわふわ感”が普通の“ふわふわ感”になってしまっているように感じる。食べても顎が疲れないベーグルだ。誤解されたくはないので断っておくと、私はけっしてそれがダメだと言っているのではなくて、これはこれできちんと美味しいからさすがだと思う。ただ、これはきっと日本人の味覚にあわせてアレンジされたJapaneseスタイルのベーグルなのだ。


Dec 3, 2003

日の早起きがたたってか、今日はminimuが1日中鼻水を垂らして、息の苦しさを態度でしめして機嫌が悪い。親の悪い習慣を覚えてしまったminimuは、いまや遅寝遅起きの赤ちゃんなのだ。まだ眠い最中のminimuを起こしてしまった時に、寝起きの身体を冷やしてしまったせいかもしれない。

さな子供のいる生活なんて、潔癖症の人には想像も出来ないかもしれないなと時々思う。鼻水が垂れていようと、よだれが垂れていようと、ミルクを吐き出そうと、おしっこを引っ掛けられようと、うんちが洋服に付こうと、こっちの都合なんて関係なし、待ったなしなのだ。私の服はよだれの乾いた部分がパリパリしているし、消化しかかったミルクのような酸っぱい臭いがする。でもそんな事など気にしていられないし、着替えもしない。どうせ、またすぐ汚されるのだから。(あ、でもうんちは別ね。)でも不思議なもので、私は子供の作り出す汚れをキタナイと感じない。よだれでベタベタになった手で顔を触られても、「ありゃー、べたべたね〜」ぐらいでお終い。それが赤ちゃん生活。


Dec 2, 2003

日、夫と一緒に横浜まで健康診断を受けに行った。帰任後の健康診断は、配偶者も任意で受けられるというのだ。会社員でもない私が自分から健康診断を受けに行くきっかけなんてそうそう無いし、これは自分の身体を見直す良いチャンスかもしれないと、この話があったときに私の分も一緒に申し込んでもらったのだ。とはいえ我が家にはminimuがいるので、片方が検診の間はもう片方がminimuを見ているようにして順番に予約を入れた。

康診断は病院ではなく人間ドック専門のクリニックで行われた。まだ新しいのか、クリニックの中は明るく清潔で、働いている人たちも皆若かった。眩しすぎるくらい開放的なガラス窓からは、みなとみらいの風景とベイブリッジが見渡せる。健康診断という現実さえなければ、何時間でも寛いでいたい空間である。なんだか医療も変わったよなぁ。いまやサービスで選ぶ時代といった感じ。

心の検診はお決まりの身長体重の測定から始まり、血圧に採血に、超音波に心電図にレントゲン、視力と聴力検査にと、一通りの検査が最新鋭の機器を用いて行われた。しかしその中で1つだけ私が不満に思ったのは、肺活量の検査である。検査担当の人がハイテンションで「私の掛け声に合わせて息を吸って吐いてくださいねっ、ハイ、吸って〜吐いて〜、吸って〜吐いて〜、ハイッ大きく吸って〜、強く吐いてッ!吐いて吐いて吐いて吐いて〜、ハイッ!」と誘導してくれるのはいいけれど、この掛け声が激しすぎて逆に上手くいかない。親切なのかもしれないけれど、まるでラマーズ法の出産みたいだ。

の上最新鋭の肺活量測定器は、吐き出し口をくわえて息を吐くのだが、その吐き出し口がトイレットペーパーの芯みたいで気に入らない。紙の筒は使い捨てだから消毒も必要ないけれど、それでも口を丸くすぼめて息を強く吐くなんて、難しくない?だから私は原始的な肺活量測定器がよいのだ。ホースの繋がったマスクに息を吐いて、水を張った容器の中にどれだけ空気を入れられるかを測定する、あれだ。あれなら電気も必要ないし、あの掛け声もいらないし、最新鋭の肺活量測定器1つの値段で原始的なバーションが100個は買えるってば。と・・・力説してしまったけど、かつて水泳で鍛えたはずの肺活量が平均値にも満たなかったという事実が悔しくて、あれこれ難クセを付けているだけなのかもしれない・・・。


Dec 1, 2003

レンダーが最後の一枚になって12月が始まると、私は毎年のように焦りだす。いよいよ今年も終わるという切迫感に加えて、年末気分をあおってくるようなクリスマスや年末のテレビ特番がたて続けに放映されるからだ。12月は気持ち良く新年を迎えるための準備月。年末の土壇場であれこれ悔いることの無いように、やり残した事も着々とこなしていこう。

12月も始まったばかりでノルマも山積みだというのに気が早いけれど、私は今からお正月を楽しみにしている。大晦日のカウントダウンだけは大盛り上がりのアメリカでも、年を越えてしまえばそれでお祭り気分はおしまいで、1月2日からは通常通りに仕事や学校が始まってしまう。この味気なさに、毎年お正月が恋しいと思っていたのだ。それでも今度のお正月こそは日本の良さを満喫してのんびり出来る。こたつに入って美味しいお料理を食べて・・・ああ、幸せ。しかも私にはまだお年玉を渡す年頃の親戚がいないので、新年早々の財政難もなく、幸せだけを味わえる。



日の日曜日、「ゴッホと花展」を見るために新宿にある損保ジャパン東郷青児美術館へ出かけた。新宿へ出向くのは3年振りで、東京の人ごみと渋滞とビルで混み合った街の様子を肌で感じた。やっぱり東京って、街も人も忙しくてパワフルだと思う。美術館は地上42階にあるので、そこの大きなガラス窓から見下ろす新宿の街並みに見とれてしまった。立体の地図を見ているようでとても楽しい。

ッホと花展は、東郷青児美術館所蔵のゴッホの代表作「ひまわり」に、アムステルダムのゴッホ美術館から借用してきたもう一枚の「ひまわり」と、それとシカゴ美術館から借用した「ルーラン夫人」をメインにした展覧会で、他の植物を描いたゴッホの作品と共に、彼と同時代に活躍していた画家の植物をモチーフにした作品を扱っていた。画家としてのゴッホの生涯と、彼が描いた植物の作品とを照らし合わせた展示は、量はそれほど多くないけれど「ひまわり」を中心に分かり易くまとめられていたと思う。作品が描かれた背景を理解することで、私はますますゴッホという画家に興味を持てたし、「ひまわり」の絵が好きになった。

曜日にしては混雑していなかった方だし、それほど広くない館内なので、足が疲れる前に全てをじっくり見回れた。この展示は今月14日までなので、ご興味がある方はお早めに。「ひまわり」のシリーズは何枚もあるけれど、いつかは全て制覇したいという人にとって、今度の展示はアムステルダムまで行かなくても良いチャンス!かも・・・。

談ながら、普通は日本の美術館で展示品の撮影をすることは固く禁じられていると思うが、欧米の美術館では美術史に残る名作でさえ自由にカメラを向けられている。もちろんフラッシュは禁止だけれど、それでもずいぶん扱い方が違うのはなぜなのだろうか。アメリカ滞在中に訪れたフィラデルフィア美術館(映画「ロッキー」に登場する、玄関に階段のある美術館)で見た「ひまわり」は、確か写真に撮ったはず。探してみよう。




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