miyamu's
DAY BY DAY

アメリカ徒然日記
ヨコハマ生活いい感じ
いいトコ探せばいい感じ。
いいコト出来ればいい感じ。
いいヒト出会うといい感じ。

November2003 back numbers ★過去の徒然日記
Nov 28, 2003

国してから2ヶ月が慌しく過ぎて、なんとか普通の日常に戻ったかのように思われる。正確には「戻った」というより「落ち着いた」という方がしっくりくるのは、3年前とは住んでいる町が違うし、家も違うし、おまけにminimuもいるしで、何もかも元のままには戻れないからなのだろう。私は引越しがこんなに時間が掛かるものだとは思っていなかったし、依然として部屋が片付かないのに物ばかり増え続けている。今はまだ何かと入用の時期で、片付くよりも物を買うスピードの方が速いのだ。我が家から出るゴミの半分は商品を包んでいたパッケージなのだから、簡易包装の実現なんて夢のような話に思える。簡易すぎるよりは良いのかもしれないけど。

変わって、続・メロンパン。長いマイ・ブーム(死語?)に突入しているメロンパン。食べ続けても飽きない、菓子パンの定番!甘すぎず、しっかりとした食べ応えの素晴らしい食べ物。と、メロンパンの賞賛はこの辺にして、今まで食べたメロンパンを分析しようというのが本日の狙いである。無数にあるパン屋ごとにメロンパンがあるのだとしたら到底食べ尽くせるはずもないから、こうなったらライフワークにしてしまおうか。一生の目標がメロンパン食べ比べっていうのも、愉しいのではないか?

んな訳で、私がいきなりこんなことを思い立ったのは、昨日食べたメロンパンがと・て・も美味しかったからに他ならない。その美味しいメロンパンとは、パン屋のチェーンでデパ地下などでよく見かける「サンジェルマン」の「クリームサンドメロンパン(こんな感じの名前)」である。本来ならばメロンパンのみで勝負しなければフェアじゃないのは分かっているけれど、これが普通のメロンパンの隣でキラキラと輝いていたのだ。こんがり黄色に焼けたクッキーの上の部分に斜めの切り込みが入って、そこが蓋のようになっているところから搾り出した生クリームが顔を出している。買わずにいられない、どうしても食べたい味のコラボレーションに、気分はもうI CANNOT HELP GETTINGメロンパン!

飯前にもかかわらず一口かじる。サク、フワ、シュワ・・・の感触が口の中に広がる。そして一口で止められるはずもなく、一気に完食。「・・・う、うまいぞぉー!!(味王風に。って、分かりませんよね。失礼。)」何はともあれ、これは間違いなく今までに食べたメロンパンの中でも3本の指に入る絶品である!たとえクリームが挟まっていなくても、クッキー部分がとても良いサクサク具合で十分に美味しいメロンパンなのに、これにクリームが付くことでより一層ゴージャスなお味(とカロリー)を実現しているのだ。ううむ、奥が深いぞメロンパン。こうして私のメロンパン熱はより一層上昇したのであった。つづく。


Nov 26, 2003

11月の第4木曜日はThanksgiving Dayである。アメリカではここからクリスマスに向けて一気にホリデー気分が加速する。寒さは厳しいけれど、イルミネーションやショーウィンドウが美しい季節でもある。休暇をお過ごしの皆さま、ゆっくり羽を伸ばしてくださいね!

てさて、Thanksgivingといえばターキーの丸焼きが思い浮かぶ。ターキーは脂肪が少なくてパサパサしているし、鶏肉の方が数段美味しいと思うけれど、Thanksgivingを祝う食卓のシンボルとして定番の座を譲ることは無い。日本人の食生活には馴染みのない食材だけに扱っている店も少ないだろうけど、在日のアメリカ人家庭はどうしているのだろうかと思う。代わりにローストチキンを焼いているのかもしれない。

日デパートの食料品売り場にあった精肉店で丸のままの鶏肉が売られていたけれど、値段はなかなか、どうやら高級品の様子だった。はっきり言って丸ごとの鶏肉なんて需要が少ないから、高価になるのは仕方ない。そもそも大型のオーブンを持っていなければならないし、クリスマスのように特別なシーズンの他はよほど料理に凝っている人ぐらいしか買わないだろう。

うして考えると、食材にはその国の生活や食文化が垣間見られるようで本当に興味深い。日本の一般家庭で「肉」といえば普通は牛と豚と鶏の3種類で、ターキーも兎も羊も無いけれど、世界にはそれらを主食材として扱っている国もある。日本でもかつては鯨が手に入ったように、地域によってはご当地ならではの肉が沢山あるのだ。それに加えて肉の売られ方1つとっても、日本のように部位が細かく分別されていたり、カットの厚みに色々バリエーションがあるのだって独特の文化なのではないかと思う。だからもしどこか遠くへ旅行に行く機会があったら、名物料理を出すレストランに行くだけでなく、地元民がよく利用するスーパーを覗くというイベントをお忘れなく。食に興味がある人ならば、お金もかけずに絶対に楽しめる場所だと思う。


Nov 25. 2003

inimuの予防接種のために区役所へ行った。昼過ぎになっても朝からの冷え込みが続き、1日中気温が上がらない日だった。しかもあいにくの雨である。さ、さぶい・・・。仕方なく車で行こうにも考える事はみんな同じで、駐車場はかなり混み合っていた。屋根つきの場所など残っているはずもなく、入口からはるか彼方の空きスペースに車を停めた。

手にカサ、左手にminimu、肩には赤ちゃんグッズが詰まったバッグ。車から出る前に「よいしょ」と後部座席に移動し、支度を整える。ただでさえ厚着で膨れた身体には重労働でも、カサなしで駆け込むには雨が降りすぎている。私が雨に降られるのはいいけれど、minimuには冷たすぎる。それでようやく入口に辿り着いた時には頭もぼさぼさ、服も濡れて見るからにヨレヨレである。こんな格好になりたくなくても、なってしまうのが育児ってものなのかもしれない。ふと周りを見回すと、私のように濡れた、赤ちゃん連れの母親がたくさんいた。中には小さな子供を3人も連れている人までいた。世のお母さんのパワーを見直すと同時に、ヨレヨレな自分も母親業が板についてきたかな?などと思うのであった。


Nov 22. 2003

あ、またしても歯医者通いが始まった。これまでの苦い経験で、自分は虫歯が出来やすい体質だというのは思い知っていたけれど、気をつけていたってトラブルは突然降りかかってくるものなのだ。何かおいしいものを頬張っている至福の時に限って、ガリッという異物を噛んでしまう。は、歯が取れた・・・!まったく、幸せの絶頂から恐怖のどん底へ突き落とされるような気分である。歯医者に行かなければならないという現実に、背筋がぶるっと寒くなる。そんなわけで、久し振りにかかる日本の歯医者である。

ちゃん連れの私にとって、病院通いはきつい。1人で自由に病院に通えるのは平日の夜か週末に限られてしまうからだ。狙うのは土曜日の朝イチである。貴重な週末を歯医者なんぞに費やしてしまうのは悔しい。引越ししたての新しい町で希望に添った歯医者を見つけられるように、タウンページと歩きの調査であれこれ当たった。その中で日曜日もやっているという働き者の歯科医院をみつけ、土曜日の11時に予約を取った。さすがに2日前の予約で朝イチは無理か。

て、ここからは歯医者で驚いたことを箇条書きにしてみようと思う。

★受付にて「スリッパは赤いボタンを押してくださいね。」と言われ、ボタンを押す。「ぽち、うぃーん、がちゃ。」で、消毒除菌済みのクリーンなスリッパが出てくる。なんと、この病院には自動スリッパマッシーンが設置されているというハイテクさ。気分はフレッシュ!

★名前を呼ばれて通された診察台は、オレンジシャーベット色という最新型。プリティ医院。

★とりあえずレントゲンという時、鉛のベストを着るまではいつも通りだったのに、レントゲンの機械が頭の周りを回転している間に流れるイッツ・ア・スモールワールドがとってもロマンティック。

★麻酔の注射にはじっくり時間をかけて、優しい手つき。針が刺さっている事も気がつきません。歯茎に注射を刺す音が「プツッ」と聞こえたアメリカの歯医者とは違う。先生はジェントルマンなのだ!おまけに途中で交代した女性医師はとても優しいお姉さま。実は先生の奥様。ヨッ、ナイスカップル!

★そんな素敵な歯医者さんに巡り会えてよかった。あまりにも素敵で、虫歯がいっぱいで物によっては神経を取らなくちゃいけないだとか、親すらずを4本抜いた方がよいだとかいう恐ろしい告知さえも忘れてしまうほどよ!


Nov 21, 2003

日は横浜にあるドイツ学園のフリーマーケットに出かけた。ドイツ学園は在日ドイツ人や国際結婚の日本人などの子供達が通う学校である。そのため、フリーマーケットに並ぶ商品にも、ちょっと珍しい物や意外な掘り出し物があるのではないかと期待していた。その反面、ひょっとしたらアメリカ人の庭先でやっていたTag Saleで見たような正真正銘のガラクタが並んでいるのではないかという不安もあったのだが。

リーマーケットはとにかく始まってすぐの早い時間に乗り込んで、目ぼしい物を一気に買うのがコツだろう。けれどminimuが寝ているのを無理に起こして車に乗せるのも気がひける。結局minimuをのんびり寝かせていたら、開店時間からすっかり出遅れてしまった。おかげで混雑は避けられたけれど、早々に売り切れて店を閉めている人がいたりして残念だった。それでも店じまい直前の破格商品には出会えたのはラッキーだったし、子供用のかわいいおもちゃも買えたのでヨシとしよう。

後になってから、姉と一緒に二子玉川の高島屋を見に行った。もともとあった高島屋とショッピングセンターに加えて新南館が増設されたという。かつて私たちはよく二子玉川まで自転車で出かけていた。(と言っても、川を越えた川崎側から乗り込むのだが・・・。)懐かしい見慣れた町並みを眺めつつ橋を越えたら、たちまち高級車がゴロゴロ転がっている別世界、ニコタマに上陸である。ちなみに駐車場の左隣にはBMW、右側にはボルボ・・・。リニューアルされたばかりの店内は平日だというのに混雑していて、小さな子供連れの人たちが多かった。さすがはニコタマダムの頻出スポットである。

内を巡った後で、お茶でもしようと子連れの私たちが向かったのは、スターバックス。ここは日本ではまだ一軒目というデリスタイルのスタバで、店内はとても広い。しかも普通の座席の他に、子供連れのお客専用のエリアが設置されているのだ。その中では子供と一緒でも周囲を気にせずお茶が出来るようになっている。実際に子供と一緒にお店を利用する立場になって思うのだが、この心遣いはとてもありがたい。もちろん子供用の椅子と、フォークとスプーン、それにおもちゃと絵本がたくさん用意されているのだから素晴らしい。ここも平日とは思えないほど大盛況だった。

ニューはレギュラーアイテムの他に、食べ物系が充実していた。豊富な品揃えのケーキにホットサンドウィッチ、焼き菓子などが用意されていて、思わず目移りしてしまう。メニューは全体的にいいお値段なので、コーヒーとケーキで800円くらいになる。フルサービスしてもらえる普通の喫茶店と変わらないし、もしかしたらパステルのケーキセットの方が安いかも・・・?私が食べたガトーチョコレートケーキは、スコーンの1/2サイズなのに値段は2倍だった。着席してケーキを食べ始めたら、カゴを持った男性スタッフがやってきて「焼きたてのチョコチップスコーンです。いかがですか?」と言うではないか。焼きたてスコーンのとても良い匂いに、私も大人しくスコーンにしておけばよかったと後悔したのだった。

り沢山の金曜日が終わり、明日からは嬉しい3連休が始まる。天気は良さそうでも、気温は急激に冷え込むらしい。おまけに私は明日の朝から歯医者だし・・・。ま、いいか。楽しみましょう。


Nov 20, 2003

私は主婦だ。だから、こんな事が気になる。

器洗いをしていて、感じずにはいられないこと。それは、洗剤が薄いということだ。ボトルを傾けると、まるで水で薄めたかのような“とろみ”のない液体が揺れる。しかも、油汚れのオチが悪いように思う。なんだか、前より薄くなってない・・・?これは3年振りだから感じるだけの気のせいなのか、それともアメリカの洗剤が濃縮タイプ過ぎたのか。だけど3年前の洗剤はもっと水のりみたいにトロトロしていたはず。環境対策や手荒れ防止のために品質が改造されたのだろうか。

は洗剤が薄いと思ったのには、もう1つ理由がある。引っ越す前に約2週間ほど実家に居候させてもらっていた時のことである。食器を洗おうと思って流しに立ったら、洗剤のボトルの中にまるで水のような液体が入っていた。これでは洗い物もはかどらない。だから私は「お母さんたら、洗剤がきれちゃってるのに水で薄めて使ってるよ〜」と本気で思って、スーパーで洗剤を買って帰ったのだ。すると、帰宅した母が「miyamu、なんで洗剤なんて買ってきたの?」と、驚いて言うではないか。しかも「詰め替え用があるのに・・・。」と。なんと、あれで原液だったのか!私が「てっきりお母さんが水で薄めてるんだと思ったよ」と言ったら、ちょっと心外だという様子で「そんなこと、しないわよ」と言われてしまったのだ。

う1つ、気になっていること。それはティッシュの箱が薄いということだ。ティッシュの箱が薄いせいで、前に私が作ったティッシュカバーが使えなくなってしまったではないか。薬局の安売りティッシュも、ブランドごとに枚数が異なっているから紛らわしい。単に安いからといって喜んで買うと、一箱あたりの枚数が少なかったり紙の質が粗悪だったりする。値段につられてハズレのティッシュを買ってしまうと「薄けりゃいいってもんじゃないぞ!」と言いたくなってくる。結局は多少高くても、質の良い物に落ち着いてしまった。

こかが始めると他社も我先にと追随するやり方は日本ばかりではないだろうけど、まるで「熱さまシート」や「冷えピタ」の長時間冷却バトルのようだ。類似品が次々に登場し、いたずらに冷却時間が延びて、品質が落ちている。やっぱり一主婦としては値段と品質のバランスのよいものを選びたい。いくつも似たような物を買い続けて失敗するのも悲しいけれど、“我が家の定番”を見つけ出すまでの辛抱なのだ。でも、何かおすすめの洗剤ありませんかね?


Nov 19, 2003

夜の24時、20日になったら解禁されるというボジョレー・ヌーボー。今年のフランスは猛暑だったことでワインの出来が良いといわれているので、レストランでも家庭でも気軽に美味しいワインが楽しめそうだ。出来たての若いワインを味わいながら収穫の恵みに感謝したら、なんちゃってフランス人になれるかも!?

ジョレー・ヌーボーは世界同時解禁とされている。でも毎年11月の第3木曜日という決まった日付で解禁されるということは、日付変更線で分かれた地球の極東にある日本は世界で最も早く解禁される国なのだ。生産地のフランスより一足お先に・・・というのも不思議な話だけど、マトリックスみたいに同じ瞬間に世界同時公開という訳には行かないか。

と思うのだが、一般の消費者に解禁されるのは明日からでも、飲食店や酒屋などの小売店には事前からとっくに入荷しているはずなのだから、もしかしたら中には勝手に解禁しちゃっている不届き者もいるのではないだろうかと、つい余計な想像をしてしまう。私は別にワイン通な訳ではないけれど、とりあえず、季節のお楽しみと話題作りのためにも1本買いに行こう。

うそう、ボジョレー・ヌーボーといえば、ジミー大西が描いたラベルっていうのにも興味があるのだ。彼は今NYで個展を開いているけれど、かつて芸能人だった頃の芸風はともかくとして、イラストレーターとしての作品はけっこう好きだったりする。色の組み合わせ方や筆使いが素敵だし、ひょっとして将来に日本を代表する画家になるのでは?な〜んて思うのだが、どうだろう。


Nov 18, 2003

のところ洗濯物の乾きが悪い。脱水しただけの濡れた布は、いかに早く半乾きまで持っていけるかによって仕上がる手触りも柔らかさも匂いも変わってしまうというのに、ゆっくりじわじわ乾いていくものだからタオルもゴワゴワしている。我が家の日照状況からいって、勝負は午前9時から午後3時。せっかく干しても日中に取り込まないと、気温の下がる夕方にはせっかく乾いた洗濯物も冷えてなんとなく湿っている。ああ、冬が近い。洗濯物さえ凍る氷点下の朝が来る。



ラクへの自衛隊派遣問題で、連日のようにニュースでも議論が飛び交う。しかしながら専門家の意見はなぜか耳に遠く、一般の市民層で聞かれるのはもっとシンプルな賛否両論に加えて、日本はイラク戦争には関係無いだろうとか、そのものに興味がないとか、そのものを知らないだとかいうものだったりする。そんな中、日本に対する警告とされる声明文がアルカイダを名のる組織から発されたというニュースが飛び込んできた。そして一気に世間を騒がせている。自衛隊をイラクに派遣すれば今後は東京が自爆テロの標的となるだろうという、脅迫めいた内容だったからだ。

のように具体的に日本が名指しされる前から、この国にだっていつでもテロの脅威はあったはずだとは思うけれど、改めて「首都・東京」と言われると緊張が走る。そして普段の平凡な生活からはまるで想像も出来ない遠い国で起こっている戦争が、一生懸命になって尺度を広げて、ようやく無関係とはいえないのだと気付く。私もその中にいるのだ。でも対岸の火事はずっと前から燃え続けていた。そうしたら、対岸から火の粉が飛んできた。もしもこの火の粉が土手の近くにあった家を焼いたら、この国はどうなるのだろう。国民の反応はどうだろう。

ラクに派遣された自衛隊員が戦闘に巻き込まれて犠牲になるのも、東京で自爆テロが起こって誰かが犠牲になるのも、私には同じぐらい恐ろしく、悲惨なことだと思う。“東京で自爆テロが起こったらどうしよう。阻止しなければ。日本に危ない奴らを入れてはいけない。”という感覚はとても当たり前だけど、実は東京だけではない。そこが本土であろうがなかろうが、イラクに派遣されるかもしれない自衛隊だって日本の一部分だ。

メリカにいた頃にも戦争のニュースは毎日報じられていた。当事国のやや一方的ともいえる報道が続いていた。始めはすぐに終わると予想されていた(らしい)戦闘は泥沼化し、すでにイラク人もアメリカ人も何人も犠牲になっている。「一体、この戦争はいつまで続くのだろう。どのように終わるのだろう。」と思っているのは私だけではないだろう。これ以上の犠牲は出さないで欲しい。かといって、どうすればいいのか最善の答えを見つけるのは難しい。私の平凡な生活には、洗濯が乾かないとかいう小さな問題と、いくら悩んでも答えが見つからない巨大なスケールの問題とが同居している。


Nov 17, 2003

別なことは何もしていない気がするのに、カレンダーを見ればもう11月も折り返し時点。どおりで秋らしくなっている訳だ。今から年末を意識するのはちょっと早いかもしれないけれど、これからやって来るのは私の好きなシーズンである。

の私が掲げている目標には、「今年中に○○をしよう」という類の物が多い。年内に部屋に残っている引越しダンボールを無くす。年内に英会話スクールを見つける。年内に歯医者を終わらせる(これは始まってもいないけど)。年内に新しい眼鏡を作る。年内に体重を2Kg減らす。年内にご無沙汰している友人に会いに行く・・・。でも、目標を立てた反面で予想されるのは、このまま室内の装飾もままならないまま12月に入り、クリスマスを過ぎ、大晦日がやって来るという現実だったりする。

りあえず、英会話だけはなんとかしたい。英語は少し離れているだけでもじわじわと抜けてゆく。本を読んでも朗読をしても、実際に英語を「会話」として使わない限り、言葉のキャッチボールをする「反射神経」が鈍ってしまうのだ。私のように小さな子供が一緒だと、通学にも制限が多いので学校探しも大変だ。きっと授業には夜や週末に通うことになるだろう。それでも見学して話を聞くぐらいは子連れでも大丈夫かと、minimuと一緒に乗り込むあてを探しているところだ。まずは数年前に始めて英会話スクールを探す時にそうしたように、ケイコとマナブでも買おう。

校選びで悩ましいのは、雑誌に掲載されているようなメジャー校を選ぶべきなのか、はたまた地域密着型の個人経営のような学校を選ぶべきなのかということだ。小さいところには小さいなりのメリットがあったりするので、無名だからといっても侮れない。もちろん人数や授業料や講師の質、使われるテキスト、それに授業内容もひっくるめての比較検討は絶対必要だし、自分が求めるものをしっかり吟味したい。学校と生徒にだって相性があるのだ。

れから実際に自分の足で訪れて、中の様子を見てから決めたい。本や電話でどんなにいいことを見聞きしても、校内の雰囲気や様子は行って見なければ分からないのだ。始めた後でガッカリしたり気まずい思いをしないためにも、潜入調査する気分でお試しレッスンに出るのは良い事だと思う。そんな事したら契約しないと悪いかしらと、相手に気後れしてしまうのが日本人気質なのかもしれないけれど、「学校を選ぶのは、大きな買い物と一緒。私がお金を払うお客さん!」という事を忘れずに、ちょっと図々しいぐらいで丁度良い。「なんとなく、ここでいいかな〜」という受身の姿勢になってしまわないで、しっかり選びたい。

れこれ言っている内に、私も年内に決まるといいんだけど。


Nov 14, 2003

本はバレーボールのワールド杯でにわかに盛り上がっている。今夜も晩御飯を食べながら中継を見ていた。人気選手はアイドル状態で、会場は異様なまでにまとまっている「ニッポンチャチャチャ応援」。うーん、懐かしや。何を隠そう、若き日の私は夢見るバレーボールファンだったのだ。

学校の帰り道、電車通学をしていた私はいつもと反対の電車に乗った。最初の乗換駅でトイレに駆け込み、スポーツバッグの中からお気に入りのパーカーを出す。そして脱いだ制服のブレザーを小さくたたんでバッグにしまい、膝が隠れる長さのスカートの裾を少し折り上げ、大きな荷物はコインロッカーにしまいこんで会場に向かった。他でもない、代々木第一体育館に。本当にさり気ない変装だったから、今考えればあまり意味が無かったと思う。それでも私は精一杯で、こんな派手な寄り道をする時はドキドキしたものだった。お小遣いはバレーボールのチケットや雑誌につぎ込まれていたけれど、楽しくて仕方なかった。バレーボールにはまっていたのだ。

の頃は自分がスポーツ音痴な分、選手たちのプレイに真剣に見入っていたし、心から感動したものだった。当然ルックスの良い選手は人気があったけれど、私はエースアタッカーよりはカバーしてボールを繋ぐレシーバーの方が素敵だと思っていた。当時私は自分のことをミーハーファンではないと思っていたけれど、きっと素直になれない典型的隠れミーハーだったのだろう。現在はいつかのバレーボールとはルールも変わってしまったけれど、やっぱり試合は見ているだけで興奮する。同性からみても、女子バレーは格好良い。独占放送の解説がうるさいけれど、それでも応援する気持ちは一緒なのだ。

レーボールと言えば思い出したのだが、以前一時帰国していた時に診て貰った外科医院で、私は懐かしい選手に遭遇したことがある。待合室で座っていた彼はとても体が大きく、なんとなく見覚えのある顔のような気がした。もしかして・・・と思いつつも、あまりじろじろ見るのも失礼かと思っていたら、じきに私の名前が呼ばれてしまった。後ろ髪ひかれつつも診察室に入ったら、私のカルテの下に重なって次の人の名前が見えるではないか。そして、ようやくその人の名前をはっきりと思い出した。彼は、私がバレーボールに夢中だった頃に、NECの実業団チームのキャプテンをしていた人だったのだ。思わず看護婦さんに「あの人はバレーボールの選手でしたよね?」と訪ねたのだが、その看護婦さんは「さあ?」と、知らない様子だった。やがて治療が終わって待合室に戻った時に、私は彼をじっと見つめて声をかけようかと悩んだ。でも躊躇ったままの私の横を通り抜けて、彼は診察室の中に呼ばれてしまった。立ち上がったその姿はとても背が高く、肩と背中が広かった。悩んでいないで話しかければよかったと、私は後悔した。「応援してました!」と一言いえたら・・・。ああ、青春のバレーボール時代。


Nov 12, 2003

まったく、すっかり隔日更新になってしまっているけれど、私は元気です。完全復活まで、もう少しお待ちください。掲示板に書き込みを頂いてる皆さんも、ありがとうございます。お返事気長に待っていてくださいませ。スミマセン!

月の最初の週末、私たちは夫の実家に帰っていた。普段は飛行機で帰省するところなのだが、今回は珍しく車での帰省だった。行きはずっと眠っていたminimuもさすがにとんぼ返りで疲れたのか、帰りの車中でぐずりだし、おまけに渋滞に巻き込まれて、休み休みの帰路となった。・・・と、ここまでは前置きで。

は高速道路の巨大サービスエリアが大好きだ。外に出ている五平餅や串焼き、蒲鉾などの屋台に、お土産売り場の各地名産品、簡単なのにいける愛すべき軽食等々。サービスエリアは魅力満載のスポットなのだ。帰ってから食べ物の話ばかりで恐縮ながら、やっぱりお楽しみの1つは食べる事なのだから仕方ない。

んな私の狙いは、帰りに静岡に差し掛かったら絶対に買おうと意気込んでいた名産品。その名も浜名湖名産「夜のお菓子うなぎパイ」!その通称うなパイを買うべく立ち寄ったサービスエリアで、私は悩んでいた。お土産売り場に立つ私の目の前には「うなぎパイVSOP」なる商品が、お目当てのうなパイの隣に並んでいたのだ。「真夜中のお菓子」というフレーズも気になる。

ころで「うなぎパイ」がなぜ「夜のお菓子」というか、ご存知だろうか?なんて知ったかぶりして、実は世間の常識なのかもしれないけれど、うなパイにはうなぎ粉末とガーリックに加え、バター、はちみつ、卵、ナッツ類というスタミナ成分(?)が配合されているのだ。だから、夜に食べれば元気も復活、一日の疲れを癒してくれるということらしい。別に、変な意味じゃなくて・・・。そんな訳でVSOPの方が真夜中のお菓子というのは、ただでさえ夜のお菓子である「うなパイ」に香り高きブランデーのVSOPが加わったという、強力タッグだったのだ。ちなみに、うなパイに入っているパンフレットによると、他にも朝のお菓子と昼のお菓子なる商品がある。

なパイVSOPに惹かれつつ、結局は本来の目的だったノーマルタイプを購入した私は、もったいぶってちびちび食べている。別に私は春華堂社のまわし物ではないけれど、ほんと、うなパイは土産物の中でも最高に美味しい部類だと思う。ヒット商品にはコピー商品か付き物だけど、うなパイにも偽物が沢山出ているので、ご購入の際はお間違えのないようにご注意を。静岡の出張大歓迎、静岡の友人大歓迎。(不謹慎ですね〜、失礼!)

ービスエリアの楽しみを存分に味わった私は、行ってもいない京都名物の「八ツ橋」を購入し、満足して家に帰ったのであった。余談ながら、夫は伊勢名物の赤福を狙っていたらしいが、そのサービスエリアには赤福もどきのあんころ餅しかなかった。さらに余談で、前に新幹線の中で売り子さんが売っていたなんちゃって伊勢名物は「御福」という名前だった。残念。


Nov 10, 2003

の週末に船便の後半が届いたので、我が家は再び引越しの荷物で溢れかえっている。片付けに追われた多忙な土日をやり過ごしたら、あっという間に月曜日になってしまった。最初に届いた船便がようやく片付いたと思った頃だったのに、またまた混乱状態に逆戻りなのだ。大きなダンボール箱の山を前にして、終わりの見えない状態にため息を付きつつも、なんとか今月中に掃除したいと思うのだった。こういう作業は長引けば長引くほど気持ちがだらけてしまうので、緊張が続いているうちに一気に終わらせてしまった方が良い。

付けなきゃ!という切迫した思いはあれど、部屋の収納は限られているので、片付けというよりは隙間を空けないように押し込むパズルという感じになっている。テレビや雑誌で流行の収納術のノウハウを求め、本屋で立ち読みしたりして試行錯誤をするのだが、いかに雑誌の写真が美しくてもこちらは収納スペースも予算も限られているので再現は難しい。それでも空間利用のアイデアには私には思いもつかない発想があったりして、こういう知恵を生み出す頭の柔らかさに感心させられている。真似出来るところは真似して、自分なりのオリジナルを生み出さなくては。

うそう、忘れてはならない日本の話題が1つ。他でもない衆院選だ。今まで私は海外でも投票ができる在外選挙に登録してささやかなる1票を投じていたけれど、今回はなんと「選挙権なし」だという。私自身も初めて知ったことなのだが、現住所の選挙人名簿に登録されるには住所変更の後3ヶ月が必要で、今回のように転入して間もない場合は選挙権がない。

んな大きな選挙でも投票率が60%ほどという低さなのに、それに加えて少なくとも我が家の2票分は選挙権自体がないので無効である。それにしても投票率60%って、10人いたら4人は投票していないという事だ。年金制度が焦点だとか言いながら、将来年金が受給されるかどうか分からない世代の投票率はきっと半分以下なのだろうなぁ。選挙って、買ってもいないのに「宝くじが当たればいいなぁ」と言っているのとなんとなく似ていると思う。選挙は自分が行ったからってどうにかなる問題じゃないと言う人もいるけれど、いかに微力な存在でも最初から諦めていたら何も始まらないし、何も起こらない。宝くじも、まずは買わなきゃ当たる物も当たらない!似てませんか、なんとな〜く・・・。


Nov 7, 2003

年間、ほとんど毎日のように車を運転していたのにもかかわらず、いざ日本の道を運転するとなるとかなり緊張してしまう。それもそのはず、アメリカと日本の交通事情は大きく異なっているからだ。

が日本で運転免許証を取得したのはずっと昔のことである。でも、たとえ免許を取ったところで私には車が無かったし、実際に外を運転をすることは無かった。結局そのまま数回の書き換えをしただけで優良ドライバーになってしまった。こういう人は意外に多いのではないだろうか。だから、私がアメリカで初めて運転した時には緊張のあまりシートの背もたれにも触れないような直角な姿勢でガチガチに固まっていた。

本で運転をしていなかったことで唯一良かった点は、「アメリカは日本とルールが違って混乱する!」というドライバーならではの悩みや苦労が無かったということだ。運転の経験が無かった分、“そういうものだ”と割とすんなり入る込むことが出来たのだろうと思う。これが日本に帰ってきたら、どうなるかというと・・・?

ず1番最初にした間違いは、ウィンカーを出そうとしてワイパーを動かしてしまうという失敗だった。(これはどんな人でも必ず1度はやる間違いだと思う。)それも車線変更しようと後方を目視している真剣な瞬間に、ワイパーが“ういーん”と動き出すのには参った。外から見たら青空の下で何故かワイパーを動かしている変な奴である。おまけに交差点では左側に入るのだと念入りに確認をしないと、間違えて右側に入りそうになってハンドルをきり損なう羽目になる。でも、少々出遅れてもクラクションを鳴らされないのは嬉しい限り。

と、肝心な事がもう1つ。日本は速度がkm/hだということだ。70キロと70マイル(約110キロ)では大きな違いである。くれぐれも勘違いしないようにしなくては。何事も慣れたかな?と感じる頃が危ないというし、私も初心に帰った気持ちで運転を再開しよう。そうそう、心配していた車庫入れは、思ったよりも大丈夫だった。狭い駐車場は追い追いトライするということで。それにしてもみんなバックで駐車する習慣、私はこの無駄のなさが好きである。


Nov 5, 2003

の生活はもはやマイナスイオンに包囲されていると言っても過言ではない。今回の引越しに伴い、私たちはいくつかの電化製品を新調したのだが、その新しい機械たちの放つ(らしい)マイナスイオンが私を潤してくれている(らしい)のだ。

居が決まってすぐ、私たちは家電の量販店に行った。そこで目にしたのは、何でもかんでも「マイナスイオン」とかいう意味難解な機能を搭載した商品群であった。マイナスイオンを放つ空気清浄機に、除湿機に、エアコンに、液晶画面に、冷蔵庫に、掃除機に、ヘアドライヤーに・・・。別に、そんな余計な機能はいらないってば〜・・・。

端に私たちは嫌な客と化す。不可解なカタカナ7文字に踊らされている日本の家電業界を叩っ斬るのだ!まずはマイナスイオンって何ぞ?から始まり、どんな仕組みで発生して、生活にどんな良い効果があって(っていうか本当に効果あるの!?)という様な質問を投げかけた。こんなツッコミをする客の対応は嫌だろうけど、店員さんはみんな丁寧に説明してくれる。この対応の良さは世界に誇れると思う。しかしながら彼らの把握している情報はメーカーの作ったパンフレット程度で、当り障りのないあいまいな回答だった。さらに追及すると結局マイナスイオンはいいらしいぐらいの位置付けだったりして、ブームに乗っ取って単にイオンと付ければ売れる!という家電業界の思惑が伺えるのであった。それとも癒し効果を求める、病める現代社会の裏返しなのだろうか?

店の人にあれこれ言っても、今の新製品にはお約束のようにマイナスイオンが付いているせいで、最終的に我が家の電化製品もイオンブームに占領されてしまった。マイナスイオンで気分はリフレッシュ!のエアコンに、マイナスイオンで野菜がいつまでも新鮮!の冷蔵庫に、マイナスイオンで空気がキレイ!の掃除機に、マイナスイオンで意味不明のカーテンに、マイナスイオンで快眠の布団、おまけに洗濯機は消臭効果の銀イオンを放つらしい。こんな人も羨むイオン生活。あなたもいかがですか?


Nov 4, 2003

らりと近辺の駅を探険するという散歩に精を出している。私の住む町では沿線の駅のほとんどにエレベーターが設置されているため、ベビーカーを押しながらでも気軽に出かけられるのだ。自分1人の時にはエレベーターなんて滅多に使わなかったし、その存在自体すら気にも留めていなかったのに、今ではエレベーターの無い外出なんてトンデモナイ!というくらいフル活用させてもらっている。これぞ実際に利用する側になって初めて分かる、ありがたみである。しかし、時々同じ駅を使っている高校生集団がエレベーター前を占拠していて、本来使いたい人たちが順番を見送っているのには「若者よ、エスカレーターもあるだろぉ〜!?」と言いたくなってしまうぞ。

車に乗ると窓から見えるのは洗濯物がきれいに並ぶマンションのベランダ。色とりどりの洗濯物と一緒に、家族の布団が揃って日光にさらされているのを見ているだけでも気持ちが良い。(そうだ、天気が良い日は外に布団を干していいんだなぁ・・・。)こんな当たり前の風景からも、自分の国に帰って来たのだとじんわりと感じる。きっと今は小さなことでも妙に新鮮に思える時期なのだろう。

11月に入って、すっかり秋めいてきた日本。日が暮れるのが早くなっているので、出かける前にぐずぐずしているとあっという間に暗くなってくる。子連れで歩いて外出する場合、帰りは遅くとも5時には戻っていないと、暗くて人気のない歩道を歩くことになるので心細い。今まではどこへ行くにも車で出かけていたけれど、駐車場事情の厳しい日本ではなかなかそうもいかない。とはいえ景色を見ながらのんびり歩くのも楽しいもので、久し振りに車に依存しない生活を味わっている。おまけに暗くなったら帰るという健全さである。

うすぐ引越ししてきて1ヶ月になろうとしている。そして、次の週末はようやく最後の船便がやってくることになっている。お気に入りの品の数々が手元に届くというのはやはり嬉しいけれど、その反面で入りきるの!?(特に、家具)という不安が。あれこれ捨てきれずに持ち込んだ物がもし収納し切れなかったら、yahooのオークションでも覚えて処分するかなぁ・・・。ううむ。




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