miyamu's
DAY BY DAY

アメリカ徒然日記
アメリカ生活いい感じ。
いいトコ探せばいい感じ。
いいコト出来ればいい感じ。
いいヒト出会うといい感じ。

February2003 back numbers ★過去の徒然日記
Feb 28, 2003

夜はミュージカル「42ND STREET」を観に行った。今まで色々とミュージカルを観るチャンスがあったのに、この「42ND STREET」は今回が初めてだった。劇場はタイムズスクエアの一角、42丁目に面した場所にあるので、名前通りでわかりやすい。劇場の並びには松井グッズの溢れるヤンキースのショップや吉野家が、正面には「LION KING」やど派手なネオンのマクドナルドがある。地下鉄の駅から地上に出ると、すぐの場所だ。

場で無料で配られるプログラムの小冊子「PLAY BILL」には、「SHOW BILL」と書かれていた。ミュージカルにも物語主体のものや歌主体のものという風に種類があるけれど、その中でも「42ND STREET」は魅せる系のミュージカルなのでショーに近いのだろう。全体を通して、言葉がなくても歌と踊りで十分楽しめるし、楽しい雰囲気が劇中にもあふれている。娯楽的要素の強い作品だと思う。

「42ND STREET」の見所はなんといっても50人程の大人数で繰り広げられるタップダンスで、ダンスのシーンを繋げるようにして単純な物語が下敷きになっている。足で打つリズムは軽快で、お見事!と見惚れてしまうようなまとまりがある。そして、派手!

年前に「River Dance」で観たアイリッシュダンスも、タップダンスのように足で音を打ちながら早いステップを繰り返す部分は共通している。でもアイリッシュダンスは上半身が棒のようにまっすぐで、機械的な足さばきと打楽器のような規則的なリズムで圧倒してくるのに対して、タップダンスは表現豊かに体を使って、陽気な音楽に乗せて踊るというような感じがする。もちろんどちらにも違う魅力がある。

っぱりミュージカルにはみんな違った雰囲気や味がある。ショーが主体の作品を観るのは久しぶりだった事もあって、「これぞ王道!」というような派手な舞台がちょっと新鮮に思えた。「42ND STREET」は人数の多さと、次々に変化するきらびやかな衣装と、ソロで踊るプリンシパルの数人が上手いのが楽しい。そう、なんと言っても楽しいというのがこのミュージカルの特長なのだ。


Feb 26, 2003

頃、日照時間が少しずつ延びてきているのを感じる。朝の7時過ぎには大分明るいし、夕方も以前は午後の4時半には暗かったのに、今は5時半位までは明るい。猛烈な寒さが緩んできたように思えるし、春は近づいて来ているのかな・・・?なんて書いた矢先、明日は雪かもしれないのだけれど。

医者に行ったせいで顎がいまいち動かない。治療中にぐいぐいと広げられたから、その後遺症かもしれない。私は歯医者の治療で麻酔を使った後にある、顔面が麻痺した感触が嫌いだ。麻酔が良く効いているという証拠かもしれないけれど、唇がゴムになって口がきれいに閉じないような、噛んでも痛くないような、とても不自然で鈍い痺れがしばらくは続く。

酔の効果はすごいと思う。痛みも刺激も熱も感じないほど、ぶわっと一気に効いてくる。唇が膨張して、顔が変形しているのではないかというような感じがするのに、鏡を見るとあまり変わっていないから不思議に思う。家に帰ってうがいをしたら、唇に上手く力が入らないせいでボタボタと水がこぼれてきた。すごいなぁ、麻酔の効き目!これじゃ何にも食べられない。私の持論では、歯医者通いはダイエットに効果ありだ。

曜日に出た宿題の作文のテーマは、アメリカ人が重視する価値を他の文化と比較するというものだった。例えば個人主義だとか、物事をダイレクトに言うことだとか、物質主義だとかいうような点について述べる。比べるまでもなく、日本とアメリカは異文化の国だから簡単〜なんて思っていたら、案外表現が難しかったりするのだ。

本のことをあれこれ述べるのは、けっこう難しいのだ。それは私自身が日本人で、自分の述べた事が“日本の絶対”だと誤解されるのが怖いからだ。無責任な事は書けないし、かといって書きやすさだけのために、あまりに極端な一例を述べるのも問題だと思う。日本のことは上手く伝えたいのに、力量が足りないという困った板ばさみ。それがけっこう欲求不満だったりする。


Feb 25, 2003

業中におなかがグーと鳴りだした。10時半から2時半までという半端な授業時間のせいもあって、お昼頃にはおなかが空くのだ。お昼をまたぐ授業なので、ランチをする時間が無い。そのため私は授業に水やジュースなどの飲み物を持ち寄ったり、軽いスナックなどを授業中にある5分休憩で取ることにしている。

12時が過ぎる頃、丁度単語のテストを受けている途中で私のおなかが鳴った。沈黙している教室なので、半径1mに座っている人にはバッチリ聞こえる。これは恥ずかしい。でも、あえて気にしないフリをしていた。困ったぞ。似たような経験のある人ならお分かりかもしれないが、おなかの音は一度鳴り始めるとなかなか止まらないのだ。

死の腹筋で音を止めようと試みるも、おなかの音は自分の意志でコントロールできないから参ってしまう。水をがぶがぶ飲んで胃に何か入れなくては!と焦る私の努力もむなしく、今度はグ〜〜〜〜ゥと、か細く長いおなかの音がした。かなりの恥ずかしさで、つい顔が赤くなってしまう。笑えるほどに長すぎである。単語テストも、おなかのグーに怯えるあまり集中力半減、まるっきり取り乱している。何回もグーグー言っていると、周りも私の空腹を哀れんで(?)笑うに笑えないだろう。

なかの音が鳴り続ける中、私はテストを何とか仕上げ、トイレに行くような顔をしてそそくさと教室を出た。言う事を聞かないおなかの音には逃亡しかない。ああ、本当に恥ずかしかった。でも日本の教室でグーと鳴るより、何となく平気なのはどうしてだろう。恥は掻き捨てという開き直りなのか、それとも単に年をとって図太くなったから?

んな訳で、おなかのグーを止める方法をご存知の方、どうか私に知恵を分けてください!ちなみにおなかがグーと鳴るというのは「My stomach growls」というので通じるそうです。


Feb 24, 2003

当、書く系の宿題が多いと忙しい。今日も睡魔と闘いながら、朝から取り組んでようやく終わった〜という感じ。時間が掛かって仕方無い。日本語の作文だって真面目に書いたら時間がかかるのに、それを英文でとなると・・・思っていたよりもずっと大変な作業だったりする。これも週末のうちに片付けなかった私のせいなのだけど、それにしても日常生活さえも脅かされているような・・・!?

宿題のせいで泳ぎに行く時間も減っているけれど、せっかく回数券を買っているのだから消化しなければもったいない。今まで愛用していた水着も、もう10年近く使っている。そろそろ劣化が気になり始めたので、新しく競泳用の水着を買った。でもこの新しい水着は使う前にある改造が必要だった。それは、パットの取り付けである。

メリカの競泳用水着には、何故か胸パットがついていない。ここで私が言っているのは胸を豊かに見せるためのふわふわしたパットではなくて、単に胸の部分を覆うためのパットのことである。このパットなし水着でも気にしないで着ていればアメリカ流なのかもしれないけれど(なにせ、ノーブラの国。)でも私はアメリカ人ではないし、そんなペラペラした水着なんて着られない。そういう訳で、急遽水着にパットを取り付けることになったのである。

回水着を買ってみて思ったのは、日本人にとって、水着は日本から持ち寄った方が良いアイテムだということだ。特に女性の場合は、ピッタリと体形に合う水着のサイズを探すのは難しい。それに着た時の格好よさや縫製などの丈夫さも、日本製の水着の方がはるかに上を行っている。バカンス用ならアメリカの水着の大胆で派手なデザインもいいけれど、高機能を要求するなら俄然、日本製である。


Feb 22, 2003

ーゲンダッツの1パイントカップは、日本でいう500mlカップと同じものである。ハーゲンダッツは人気のブランドなのか、あまり安売りにならない。だからこのアイスクリームの特売がチラシに出ている時はちょっと嬉しい。

くなるのには大体パターンがある。どこのスーパーでも、値下げの限界は一緒なのか(?)2個で5ドルというのが特売価格の中では一般的である。または1個で2.5ドルということもある。ハーゲンダッツの場合、1人当たりのリミット数が2個、4個などと決まっていたりするので、余計に購買意欲が駆り立てられる。アメリカ人はこの限定に弱いのか、多くの人がリミットまでしっかり積んでいるように見受けられる。

末の地元新聞をチェックしていたら、そこにハーゲンダッツが1個1.99ドルという超安売りの文字を見つけた。2個で5ドルでも十分安いと思うのに、この値段は感動的である。今日はどしゃ降りの雨だったにも関わらず、そのお店まで買出しに出かけた。アイスクリームは夫婦揃って好きなので、同じ目的のためにはちょっとばかり遠くても張り切れる。お店に行くと、お一人様10個までとリミットがあった。でも10個なんて、とてもじゃないけれどいらない。一体どんな人が買うのだろう?(答:アメリカ人のファミリー)

変わって、今夜はプッチーニのオペラ「La Boheme」を観に行く。

ペラの座席は何階層にもなっていて、1階の舞台正面にある最高の席から、6階の舞台がはるか遠い席まで様々である。もちろんチケットの値段もピンからキリで、下の方へ行くほど高級なものとなる。1番高い席から安い席までの価格には10倍くらい差がある。ちなみに私たちはというと、双眼鏡が必須アイテムの、はるか遠くに舞台を見下ろす席である。

ョーやコンサートの観賞の際、ドレスコードで悩むことがある。フォーマルすぎて張り切って行ったら、周りはみんなカジュアルだったり、その逆もあるからだ。アメリカ人が面白いと思うのは、普段は服装などに気を使わないのに、ちょっといいレストランやパーティなどに行くときは生まれ変わったようにビシッと決めることだ。このギャップ、メリハリの付け方は見事である。

ペラの場合はどうかというと、席の違いからくる気合の入り方もさることながら、会場にはドレスアップに余念が無い人からジーンズ姿の人までごちゃ混ぜである。NYのメトロポリタンオペラには、ドレスコードというものは一応無いらしい。でも、パーティ仕様のカップルとアウトドア仕様のカップルが同じ場所に居るのを見ると、華やかなファッションの人に「あんな風にエスコートされたらかっこいいね〜」なんて見とれてしまったりするのは確かかもしれない。


Feb 21, 2003

事のニュースが多い。RI(ロードアイランド州)のクラブで起こった火事の続報を見ていたら、今度はNYのマンハッタンからほど近いスタッテン島で石油施設で爆発事故があったという臨時ニュースが入ってきた。ただでさえこの季節は乾燥しているから火事が起こりやすいというけれど、これらの火事の原因は季節とは関係なさそうだ。

ラブでの火事は、ロックバンドのステージで使われた花火が原因だった。朝のニュースでは40人弱だった死亡者が、昼には65人に増えていた。これからもまだ増えるだろう。会場にいたのが350人程だとしたら、かなりの人が逃げ遅れたという事になる。なんとも言えない悲劇である。(追記:クラブ火災から1日経って、被害者の数は100人近くになっている。)

開されていたライブの映像を見たら、そりゃ火事が起こって当たり前だろう!と言いたくなった。ステージの数箇所で下から噴出すタイプの花火が燃えていて、その火花が天井まで届いている様子と、煙がもうもうと充満しているクラブ内の様子が映っていたのだ。締め切った場所、燃えやすい資材、それに激しい勢いの花火である。引火してから深刻な火事に発展するまではほんの1,2分だったのだろう。最初は演出に喜んだ観客も、危ないと思った時にはもう手遅れな状態になっていたそうだ。

Yでの石油施設の火災は事故だと報道されている。人々がテロなどの危機に対して敏感になっている時期なので、すぐに「この事故はテロではない」という見解が発表されたのだ。黒煙を上空に高く上げて燃えている映像は消火活動も歯が立たないという様子に見えた。もう少し時間が経ってみないと分からないけれど、事故の規模の割には巻き込まれた人が少なかったらしい。それでも1人でも被害にあった人がいるというのは気の毒なことだと思う。

のところNY辺りでは大きく報道されるような出来事が続いている。一般市民の生活はいたっていつもと変わらないけれど、石油施設での火災はガソリンの価格に影響するのかという話題に、ガソリンスタンドが混雑しそうな午後である。こうなると大雪が降ったというようなニュースはとても穏やかだと感じてしまう。


Feb 20, 2003

曜日の夜は何だか嬉しい。午後に授業が終わると、同時に私の1週間まで終わったような気分になるからだ。たとえ宿題が出されても、気分は軽やかである。まだ時間はたっぷりあるように感じられるのが心理的な負担にならず良いのだろう。

所の窓辺に置いてあるバジルの鉢から次々と芽が出てきた。あまりにも弱々しい小さな芽なので、「雑草じゃないの?」と夫から疑いの眼差しが。何〜!?それはバジルさんに失礼ではないかっ。これからますます新芽が混み合ってきたら、間引きをして鉢の姿を整えなければならない。こうすることで厳選された株が育ってゆく。でも、引っこ抜くのはちょっとかわいそうかも・・・。

あじきに育ってくるわと気長に思いつつ、今からもう収穫が楽しみと思う私って矛盾しているかも。植物を育てて、花が咲いたり実がなったりするのは何より嬉しいことながら、だんだん大きくなるのを観察するのだって同じくらい楽しいと思う。植物だって生き物だから、成長すると愛情が湧いてくるものなのだ。


Feb 19, 2003

ronunciationの教材として、4本のカセットテープをダビングした。カレッジの図書館にテープを持ち寄れば無料でダビングしてくれるサービスがあるのだ。私のクラスでは、使用している教科書用に90分のテープを4本用意するようにと指定があった。合計360分とは、随分長い!

週出た宿題で、リスニングとそれに準じたページの練習問題を解くというものがあった。そこで、カセットを受け取ってから何とな〜く予想していた通りの問題が発生してしまった。カセットのどの部分にその課題の部分が録音されているのか分からないのだ。テープには一応1〜4までの数字は振ってあったとはいえ、教科書のページから大体の場所を推測して聴かなければならないという、かなり使えない教材なのだ。

りあえずテープ1を聞き始める。しかし全然どの部分なのか分からないし、しかもテープの内容進行がノロノロで早送りの連続だった。片面45分の30分辺りまで行ったところまできてようやく宿題の部分を発見したけれど、これってもう一度聞きたいと思ったらまた巻き戻ししなければならないし、私のテープレコーダーはメーター(というの?)が付いていないのでかなり面倒くさい。今後が思いやられる。

の国から来たクラスメイトも、カセットを持っていないと文句を言っていた。私なんて、わざわざ新しく買ったもの。2年前に少しの間通っていたベルリッツの教材を見たときにも思ったのだが、このご時世、教材がCDではないというのはどうなっているのだろう?不思議な先進国、アメリカなのだ。


Feb 18, 2003

の会社さえ雪でクローズになったというのに、私の学校は何の変更も無いままのスケジュールだった。朝起きてから、ローカルTVを見た。学校のクローズがある場合は各自の責任で、ラジオかTVを確認するのだ。ほんの少し期待して、学校の有無を確認したのに。やっぱりカレッジは厳しいわ。

車場の雪かきがどうなっているか分からないので、学校まで夫に送ってもらった。思ったとおり、高く積まれた雪の山で駐車場が制限されていたので、助かった。帰りも授業の後で迎えに来てもらった。お休みって素晴らしい。

り道、せっかく2人でいるし・・・と近くの家庭雑貨店に立ち寄った。そこで前から欲しかった足用の浴槽を買った。これは先週のSPAでも登場したフットバスで、SPAに行かなくてもあの気持ちよさが家でも再現できたらいいなぁと密かに狙っていたのだ。売り場で色々と吟味してから、せっかくだからと高機能のものを選ぶことにした。振動と泡、ツボ押し効果などのマッサージ効果があるものにした。冬だから毎日使ってモトを取ろうっ!

に帰ってTVを見ながら、このフットバス夫と順番に試してみた。足がポカポカしてやっぱり気持ちいい。家で自分の好きな本を読んだり、お茶を飲みながらリラックスできそうな予感である。すっかりお気に入りになってしまったかも。


Feb 17, 2003

まれて初めてと表現するのにふさわしい、大雪に見舞われた。昨日の夜から一日中、じっくり着々と降り積もった雪は私たちの行動を制限した。まさに自然の猛威に屈したという感じ。完全にカンヅメだった。

も本当のことを言えば、こんな天気だっていうのに夕方に出かけるつもりで車を出した。そんな無茶を、どうして?と思われるかもしれないが、実は今日はマンハッタンのバーで矢野顕子のライブがあって、私たちは前からそれを楽しみにしていたのだ。昼間に電話で問い合わせてみても、当然ながらライブのスケジュールに変更はないとのことで、このままではせっかくのチケットも無駄になってしまうと意を決しての出発だったのだ。

かきをしなければ車が出られないので、膝まで埋もれてしまう積雪をどけて、ささやかにドライブウェイを作った。それでも道路は雪がものすごく、僅かでも車通りのある道以外は前にも後ろにも動く事さえ出来ない状態なのだ。駅までだって辿り着けるか分からない。そんなリスクを背負ってでも、半分意地で出かけたかった。マンハッタンに住んでいるならば・・・と思いつつ、郊外暮らしの根性を見せてやるのだ!!

とえバーにドレスコードがあろうとも、こんな日は格好など気にしていられない。とりあえず駅まで辿り着ければいいのだ。電車は動いているから、なんとかして駅まで〜・・・と祈る気持ちで車に乗り込んだ。頑張れみやむー号。君だけが頼りだ。

・・・その直後、私たちは家の前のスロープでスタックした。

やむー号は4駆モードの1速で、最高のパワーを出し切っていた。でもタイヤは空回りしてしまい、上り坂なのにどんどん坂を下ってしまうのだ!もう今日はダメだね。その瞬間に私たちは自分たちの無謀さを悟った。雪を舐めていた。「Don't go anywhere, STAY at home!」と、TVのアナウンサーも忠告していたではないか。それを無視した罰なのか?

った5m動かしただけだったというのに、私たちはもう車をもとの場所に戻せなくなっていた。恐ろしいことに、みやむー号は完全に道路にスタックしてしまったのだ。何とかこの窮地を抜け出そうともがけばもがくほどに酷くなる蟻地獄のような雪に、もうお手上げだった。重ねて・・・やっぱり私たちは雪を、自然の猛威を、思いっ切り舐めていたのだ!!

ラブルの渦中でやいのやいのと騒いでいたからか、しばらく雪と格闘した頃にお隣さんと斜め向かいさんの旦那さんが出てきて、車を救出するのを手伝ってくれた。普段は殆どお付き合いもない人達なのに、こんな時に助けてくれるなんて・・・。外は雪が降り続いていたけれど、それなのにわざわざ家から出てきてくれて一緒に雪かきをしてくれたり車を押したりするなんて、その心意気に感動してしまった。

は運転席で車を操作して、それに男達による3人の力が加わった。そして、最後にはみんなの力によって車が動いた!本当〜〜に、助かった!こんな親切を受けたというのに、感謝の気持ちは上手く言葉に出来ない。もどかしい気持ちで沢山お礼を言った。気持ちだけでも伝わっていると良いのだが・・・。

局ライブには行けなかったからとても残念だったけれど、家から出てすぐの場所で大冒険をしてしまった。これに懲りて、もう雪の日に無茶はしないはずだ。最後に、今ここの表紙になっているのは、我が家の玄関を開いたところにあった雪山(推定60cm)に倒れてみたチャレンジ写真である。


Feb 16, 2003

っかくの連休だというのに、今日もあまりにも寒かったので殆ど家で過ごしていた。それで急に思い立って、今まで勿体ないと思って取っておいた服や靴を思い切って片付けてみた。すると処分するものが巨大なゴミ袋2つ分にもなってしまった。こうなると部屋がにわかに片付いた感じがする。

は流行は常に繰り返すものだと信じているのでなかなか捨て上手になれない。でもこうしていらない物を分別してゆくと、いつも衣替えの時に悩む「もしかしたら着るかもしれない」は、やっぱり「もう着ない」の合図なのだろうと思う。1シーズン捨てずに取っておいた服が、来シーズンに活躍することは稀なことだ。

て、とうとう迫ってきました、またしても大雪。今夜から火曜日にかけて、NY周辺は吹雪の予報が出ている。ワシントンDCの映像を見るとそちらでは朝から大雪は始まっていて、これと同じ雲が少しずつ東に移動しながら北上しているのだ。この雲はゆっくり動いているので、本降りになるのは明け方になるかもしれない。でも、現在夜の10時過ぎで、玄関から外を見ると地面がすっかり真っ白になっている。

あ〜、このままでは明日の予定はキャンセルかなぁ。この雪は月曜日いっぱいは降り止みそうにないし、予報では30cm以上(!?)降るという。オイオイ・・・大丈夫なの??とりあえず家にある水のストックは確認したし、食料も沢山ありそうだし、ガソリンは大丈夫だし、暇つぶしのビデオもあるし、停電さえしなければ安心だけれど・・・。夜が明ける頃には白銀の世界になっているはずだ。


Feb 15, 2003

月の第3月曜日はPresidents' Dayで、アメリカはお休みである。バレンタインデーとこの週末にかけ、デパートやスーパーなども Presidents' Day Saleなるセールを行っているところが多い。まだまだ使える冬物の最終処分と春物の一部値下げがメインとなるので、ちょっと見てみると楽しい。ブランド店でも75%引きのセーターとか、掘り出し物に出会えることもある。

日は何かいいものに出会えるかなぁくらいの気持ちで、NYのWoodburyのアウトレットに行ってみた。ちょっと遅めに家を出たせいで、昼頃に到着したものだから駐車場はかなり混み合っていた。私たちはいつも、正面よりも裏手の比較的空いている駐車場に停めている。自家用車で行く人には、ここは穴場だと思う。アウトレットでは買い物袋いっぱいになって帰る人も多いので、途中で荷物を置きに行ってもさほど歩かない裏手の駐車場の方がオススメなのだ。

ウトレットでの買い物は、店と店への行き来でかなり歩かされる。今日も外に出ると顔が寒さで痛いほどで、風が冷たすぎて息苦しいほど、空気が冷え切っていた。耳まで覆う深い帽子に、マフラーと手袋は必需品である。こんなに寒い日だと、冬物最終処分でも今更のように欲しくなってしまう。だってまだまだ寒い季節は続くし、けっこう使えるはずだから。

ール内は Presidents' Day Sale と銘打って3〜7日程の短期間セールを催している店が多かった。そのため、私たちもなかなか良い買い物が出来たし、結局私もモコモコした真冬仕様の帽子を買ってしまった。帽子はセール価格からさらに半額になっていた。アメリカのこういう値下げは、際限なくて潔いので気持ちがよい。今日は寒かったけれどお得な買い物が出来たから、頑張った甲斐があったというもの。明日は早速モコモコ帽子を被って出かけようっと。


Feb 14, 2003 Happy Valentine's Day!

レンタインスペシャル★という訳ではないのだけれど、今日はSPAを初体験!SPAというのは、日本でいうエステのこと。しばらく前に知人のツテでSPAのクーポンを貰ったのに、いまいちサロンに乗り込む勇気が無くてずっと使わずにいたのだ。でも、年が明けてその有効期限も迫ってきてしまったから、使わないなんて勿体なさ過ぎる。

んな訳で、SPAサロンを予約した。当初は思い立ったら吉日と、先週中に出かけるはずだったのに、生憎の雪で行けず仕舞いになってしまった。そこで1週間延期したら、ちょうどバレンタインの当日に当たってしまったのだ。これも神の思し召しと、こうなったらバレンタインにちなんで自分に贈り物をしようではないか。真冬のガサガサお肌にうるおいをっ!

フィス街も近いマディソンアベニューの某所にて、初めてのSPA体験が始まった。都会の喧騒とはまるで別世界との出会いである。どことなくお香のようないい香りのする空間は、まさに癒し系。ロッカーで貸し出されたローブに着替えるようにと言われるも、普段慣れていない事なのでどうすべきなのか分からず戸惑ってしまった。(正解は、ローブだけになればOKのはず。)

PAは足と顔のコースになっていた。ヒーリング音楽のかかるサロンのソファに深く腰掛けたら、足をアロマオイル入りの浴槽につけて数分間リラックスさせる。足先だけの入浴なのに、全身が隅々まで温まる。これで足先がすっかり温かくなったら、個室のベッドにゆったりと横たわって足のマッサージを受けた。このマッサージはツボ押しとは違って、モイスチャークリームをふんだんに使って滑らせるように軽く圧力をかける。さするような温かい刺激が絶妙で、不覚にも途中で眠ってしまった。気づいたときには足が温タオルに包まれていた。

の方は丁寧なメイク落としから始まり、化粧水をしみこませたパックをしたり、乾燥した箇所の保湿をしたり、目の周り中心に指先を使った軽いマッサージをしたりと、これまた「お休みなさい」一直線の気持ちよさであった。おまけに首と肩には足と同じモイスチャークリームを使ったマッサージとは、本当にクセになりそう。月1でいいから通ってみたいけれども、自腹だと高いのだ!!!

PA体験のコースを終えると、2時間が過ぎていた。極楽気分だと伝えたかったのに、拙い英語のせいで言ったことは全てGoodだとかThank youばかり・・・まあいいか、何もかもGoodだったもの。帰りは外の寒さを感じないような気持ちで、頬が赤くなって体はポカポカだった。足取りも軽く、ご機嫌なSPA体験だった!

うそう帰りがけ、サロンに彼女をお迎えに来ていた男の人がいて、このSPAはバレンタインのプレゼントなんだとかお店の人と話していたのが聞こえてきた。幸せなプレゼントを貰った彼女と、彼女がきれいになって嬉しい彼・・・。きっと今日のNYには、そんなハッピーな人たちが沢山いるのだ。


Feb 13, 2003

曜日の9時半から11時半までは、Pronunciation(発音)の授業を受けている。

回の授業で、カセットに録音した。文章の朗読と、イラストを見て状況を説明するなどの課題を吹き込んだテープを作っているのだ。このサンプルを自分で聞くことによって、発音の弱点を再確認するという意図があるらしい。カセットテープに自分の声を吹き込んだ後で、その声を改めて聞いてみるのは不思議な気分である。自分の声ってこんなだったの?と、思ってしまう。話している時に頭に響く声と実際の声とは違っているのだ。

業の最初に各々のテープが返却された。テープには自分の吹き込んだ課題の後に教授からのコメントが入っていて、1人ずつに合ったアドバイスがなされていた。私へのアドバイスは、Lの音が上手く出来ていないということと、音が平坦で英語らしいメリハリが足りないことなどであった。また、良いという点は動詞の変形をきちんと発音しているということらしい。人によっては-edや-ingや-sを無視して原型で読んでしまうクセがあるのだ。これはアルファベット慣れしている人ほど見落とす初歩的なミスなんだとか。

時半からの授業に、30分遅れで入ってきた学生がいた。このパキスタン人の2人はいつも一緒に活動している。彼らの英語は早口でかなり上手いけれど、授業態度には問題があるように思う。いつも自己主張が激しくて、人の言う事を遮って言いたいことを言ってくるからだ。それなのに今日は無言でゾロゾロと教室に入ってきて、教授に何も言わずに着席した。もちろん遅刻は厳禁である。

も授業の開始後45分にまた1人、遅刻の人がやってきた。この時私たちは2人組になって練習する課題に取り組んでいたため、彼の入る余地が無かった。遅刻したのは仕方が無かったのだと、彼にはまるっきり悪びれる様子が無かった。でもさすがに45分の遅刻には教授も黙っていない。2時間しかない授業に45分も遅れたら、それは欠席と同じようなものだ。

んなに遅れて来て、授業も大事な部分を聞き逃して、どういうつもりなの?と怒り心頭の教授に、彼は「That's all right,」などと言った。教授は「ALL RIGHTの訳無いでしょ!」と言い放っていた・・・。当たり前だ。でも、最後まで一言も謝罪の言葉が無いのだから、信じられない。これってお国柄なのだろうか?私は1分遅れでも授業が始まっていたら「I'm sorry, I'm late.」と言いながら教室に入るというのに。すぐに謝る日本人と、謝らない外国人。なんて対照的なのだろう。


Feb 12, 2003

日は冷蔵庫にあった卵と牛乳を使って、体に優しいおやつの代表、カスタードプリンを作ってみた。こうやって時々日本の味付けのデザートが恋しくなるのだが、時間さえあれば自分で作るのが得策だと思う。プリンはかなりシンプルなおやつだし、今日のは特に上手に出来たので、食後においしく頂いた。

然思い立った時、ありあわせの材料でもプリンなら作れる。卵と牛乳と砂糖とバニラオイルを少々。これだけで良いのだから材料はいたって簡単だ。私はやわらかいプリンが好きなので、卵に対して牛乳を多めにして、弱火でゆっくりと時間をかけて蒸しあげる。そうすると、すだちの入らないやわらかプリンが出来上がる。

うして並んだ6個のカスタードプリンの材料費を考えた時に、ふと原価と売価の関係を思った。全部作るのに、100円もかかっていなさそう・・・。世の中には材料費に対して売上がよく、利益率の高い食品がたくさんあると思うけれど、プリンもその中の1つだろう。こうして改めて考えるとプリン1個で200円とかいうのは罪深いかもしれない。

生時代に、調理学の教授が「儲かる商売はシュウマイ屋だ!」と宣言していたけれど、プリン屋というのもけっこういいかもしれない。1個90円ぐらいで、コンビニのプリンよりも美味しかったら売れるかも!?先月日本に帰っていたときのシュークリーム屋だって、1個120円という価格設定がヒットに貢献しているのだから。

もプリン屋よりはシュウマイ屋の方が強いだろうなぁ・・・。手作りの皮、種はシンプルな数種類、いつも蒸したて、縦のセイロで省スペース、等々。それに何といっても安い材料費で出来て、利用客の層が広い。きっと教授は正しい。頭の中で、あれこれ商売を考えるのはけっこう楽しい。


Feb 11, 2003

SLのLAB(カセットやメディア教材を用いたリスニング授業)で、Harry Chapinの「Cat's in the Cradle」を聴いた。教授の解説によると、この曲は1970年代に活躍したフォーク歌手、ハリー・チェーピンの代表作だという。

の曲の歌詞には、ある親子が登場する。この父と息子の関係が年代を経て変化してゆく様子が、1番から4番までの曲中で順を追って表現され、歌われているのだ。今日の授業は、この曲を聴いて歌詞のポイントを把握するというものだった。

ッドフォンを付けて、まず1回通して聴いた。「Cat's in the Cradle」はアメリカのラジオでも時々かかるポピュラーな曲なので、私には聴き覚えがあった。でもタイトルや歌手のことは全く知らなかったし、しかもいつも流し聞きしていたものだから、歌詞の内容なんて気にも留めていなかった。そういえばラジオで何回か聴いた事あったのに、歌詞は全然拾えて無かったのね・・・と、普段の自分の無関心さを改めて思い知ってしまう。

が終わった後で、教授が質問をした。
「歌詞中に出てきたエピソードは聞き取れましたか?」
教室内では「こんなの朝飯前さ!」とばかりに、次々に声があがる。う〜・・・真面目に聴いたにも関わらず、私にはかなり聞き漏らしがあるというのになぁ・・・。英語耳の鍛錬はまだまだ険しい。

詞は“父”の語りで終始する。息子が赤ちゃんだった頃から仕事に忙しく、息子の成長すら見逃していたた事と、息子が10歳になってもキャッチボールの相手すら出来ずにいて、息子もガッカリすらしなくなった事、このそれぞれが1番と2番で歌われる。ここまでは父は自分本位で、息子に時間を割いてやれていない。

番と4番で、この立場が逆転する。息子が大学生になってたまに里帰りしてくると、父は「話でもしようか」と思うのに、当の息子は出かけてくるから車のキーを貸してと言う。さらに息子が自立し、父が定年してから息子に電話をすると、息子は「忙しいから」と電話を切るのだ。最後に父が思う、「あいつは自分そっくりに育ってしまった」という一言が寂しい。

曲を通してのメッセージは、息子が父を必要としていた時に父はいつも忙しかったけれど、父が年老いて息子を必要とする頃、息子はまた自分にそっくりな“父”となってしまっている・・・という、哀愁の内容なのだ。リスニングの後で、家族のつながりは特別なものであり、特に親を差し置いて子供に最も影響を与える環境要因はないというような内容のディスカッションをしてから、最後にもう1度曲を聞いた。歌詞を吟味してから改めて曲を聴くと、感じるものが一味違う。

習の意味を込めて、虫食いになっている歌詞カードの空白を、リスニングしながら書き留めてゆくという課題が出た。私はこの手の練習が苦手なので、キュルキュルと何回も巻き戻しをすることになる。課題が終わった人から教室を出てよいので、もちろん最後は私(それと、遅刻者)になってしまう。

を聴いて、歌詞を拾おうと真剣になるのはリスニングの良い練習になる。しかしながら、音に乗せて発音される英語は聞き取りにくいので、本当に何を聞いても分かるほどに慣れるのは大変だろうと思う。日本語の歌だってたまに歌詞が聞き取れない事があるのだから、英語の歌詞が聞き取りにくいのは当然だとも言える。今日の課題でも、LとRを間違えたり、2つの単語がつながって聞こえたり、そういう弱点のミスをいくつもしていた。やはり、耳を慣らすにはひたすらトレーニングしかないのだ。


Feb 10, 2003

末は晴天だったのに、いきなり雪で週が明けた。本当に今年は雪の日が多いよなぁ・・・。出不精には追い討ちのような雪である。このところの運動不足にどんどん拍車がかかっている。

んな運動不足にもかかわらず、家庭内焼肉大会をした。昨日のうちに買い込んでおいた牛肉がたくさんあったので、モリモリ食べようと張り切ってみた。久々に日本から持ってきた卓上コンロをコタツの上に出して、焼肉屋さん気分を味わう。こういう食卓で仕上げる系の日は楽しい。それにやっぱりお肉は焼きたてが1番美味しい。

ちらはお肉が安いというのが素晴らしい。アメリカ人には脂肪分が多い霜降り肉よりも赤身の方が人気がある。私が焼肉に使いたいのは、脂肪がある程度乗っているカルビ。これがそれほど一般的ではないのか、スーパーではいつも安く売っているのだ。ありがたや、カルビの安さである。

肉を楽しもうにも、我が家は換気扇が室内循環のため、つい煙と匂いを気にしてしまう。みんながみんなそうではないと思うけれど、アメリカの台所に付いている換気扇は大抵どこも屋外に逃がさない仕組みになっているのではないかと思う。換気扇に吸い込まれた空気は、フィルターを介して再び台所に排出されるのだ。この換気扇、とてもうるさいくせにあまり意味が無い。今日も美味しい食事だけれど、食後に焼肉の匂う部屋で過ごすか、微力ながらも換気扇を使って、騒音に耐えるか・・・なのだ。

メリカは、こういった類のうるさい電化製品の宝庫のように思う。冷蔵庫のファンも、湯沸しボイラーも、洗濯機も、掃除機も、みんなブワーーーーンと大音量を轟かせて動く。そして日本の電化製品のように複雑な機能を持っている訳ではなく、ONとOFFだけのような単純な機能しかない。日本の電化製品、輸入されないかな〜?洗濯機なんて大ヒットだと思うのは私だけなのだろうか?


Feb 9, 2003

気が良くて、気持ちの良い日曜日である。週末のいずれかに出かけたら、片方は地元で買出しをするのが我が家の基本パターンである。飲料水などの重い買い物は男手のある週末に片付けた方が効率良い。水に限らず、アメリカの商品は1つのパッケージ自体が大容量なことが多いので、まとめ買いをするのも一仕事なのだ。

球を買いに行ったホームセンターで、ハーブの栽培キットが1.99ドルで売られていた。その安さと手軽さに惹かれて、試しにバジルの鉢を1つを買ってみた。家で早速パッケージを開けると、素焼きの鉢の中味はすでに種も植えられた養分入りの土になっていて、私はただ水を加えればよいだけという状態の様子だった。なんという便利さ!これなら誰でも失敗しそうにない。

ジルの鉢は前にも育てていたことがある。時々やわらかい新芽を摘み取っては、トマト料理に彩りを添えるのに使っていたのだ。のんびりと育てつつ、実際に収穫や料理ができるハーブは趣味のミニガーデニングに最適だった。でもその時は、隣に植えていたミントから害虫が移ってしまったので仕方が無くバジルの鉢も一斉に処分してしまった。今回はバジル一筋だし、上手く育てられるはず。発芽が楽しみである。

日の続きで、今朝はベーグルだった。クリームチーズのLOXをたっぷり塗りつけて食べた。燻製サーモン入りのクリームチーズは好き嫌いがあるかもしれないけれど、私は大好き。プレーンのベーグルとの組合わせはシンプルなのに、とても美味しい。アメリカの食べ物はまずいと言われているけれど、これは例外の数少ない優秀な食べ物だと思う。

ころで昨日、夜の11時過ぎにベーグルを買いに・・・と書いたけれど、アッパーウエストのH&Hベーグルはともかく、ミッドタウン西端のH&Hベーグルのロケーションは夜に徒歩で行ける場所ではない。車を店の真ん前に止めて一気に買い物を済ます以外は、治安の悪そうな場所が近くに沢山あるので、危ない目に会われぬようマネをしないで下さいね!


Feb 8, 2003

月まで延長が決まった、Les Miserablesを観に行った。今回は何回目?と、定かではないほどファンになっているミュージカルである。もう終わることが分かっているからなのか、劇場は超満員。こんな氷点下の日に、夕食の後の観劇ともなると、女子トイレには長蛇の列である。これさえなければいいのに・・・と毎回思う。

て、ミュージカルが終わって11時過ぎ。私たちは帰路に着く。そして立ち寄るはH&Hベーグル。ここは24時間営業なので、いつ行っても美味しいベーグルが手に入る。車を店の近くに停めて、大急ぎで買いに行く。こんな夜中じゃ焼きたては無いかもねと思っていたら、意外なことにほとんどの味が焼きたてだった。これは、かなり嬉しい!

ッドタウンの西端にあるH&Hはベーグル工場になっているので、夜の11時半頃に出荷用のトラックが出るらしい。これがマンハッタン内のデリやスーパーにベーグルを卸しているのだ。今日は幸いトラックの時間に丁度あっていたので、焼きたてでふかふかのベーグルが手に入った。あまりにも美味しそうなので6個も買ってしまったけれど、さっそく袋から出して食べながら帰った。本当に、この焼き立てを味わったら他のものは食べられなくなりそう・・・。

ャマイカで買ってきたスヌーピーのTシャツを洗ったら、縮んでしまった。メンズのLサイズは大きかったのに、乾燥機をかけたら横幅はそのままに、丈が3/4くらいになってしまったのだ。Tシャツに書かれた「No problem」の文字が皮肉っぽい。ノープロブレムじゃないだろーっ!!こうして夫の唯一のお土産だったこのTシャツは、自動的に私の物になってしまったのだ。あ、でも、まだブルーマウンテンコーヒーもあるし・・・ねっ。


Feb 7, 2003

日から引き続きずっと雪が降っていたので、予定していた用事をキャンセルして、買い物もしないで家にいた。こんな日は学校の授業もキャンセルになる。金曜日に授業を取っていない私にはあまり関係無いのに、雪で学校が無いなんて経験は日本では滅多に出来ないことなのでなんだか楽しい。

の冷蔵庫にある有り合わせを前に晩御飯はどうしようかと悩んでいたら、夫が急に夜に外出することになった。昼過ぎからは天気が回復して、3時ごろには青空になっていたのだ。自分1人なら、晩御飯は簡単でよい。気楽な夜を何もしないまま過ごしている。でも宿題はまたしても山盛りの状態なのだから、来週のことを考えれば何もしないというのは危険なのだった。・・・もう少ししたら手をつけよう。私はもともと夜の方が集中できる人間なのだ。

に何かをすると、間食してしまう。ちょっとしたお腹の空き具合に、何か口寂しくなってくるのだ。間食に牛乳やお茶を飲んでも、ふつふつと沸いてくるのは「あ〜、チョコレート食べたい」である。そうして私専用のお菓子倉庫をごそごそと漁り始める。夜中にチョコレート、これだけはちょっと直さないといけない習慣だと思う。

はお酒も煙草もしないけれど、これだけは絶対に止められない。私は言わばチョコレート依存症なのだ。何しろ毎日数時間に一度は確実にチョコレートを食べている。これはもうチョコレート中毒といった方が近い?私の家にチョコレートのストックがない事は無いといっても過言ではない。

えば無人島でチョコレートはおろか食料の調達さえもままならないというならば、割り切って無い物ねだりなどしないだろう。でも今の私の近くにはいつでもチョコレートがあるのだから、絶縁なんて出来っこない。例えばお金のかかるチョコレート(日本製の輸入品は高い)をやめて、禁煙ならぬ禁チョコをしたとしよう。そうしたら一体、1年に何ドルの節約になるだろうかと思っても、いっそのことチョコレートを買わなければとか、そんなことは全く考えられない。

とチョコレートの関係は、単なる嗜好品の域を越えている。これもきっと一種のストレス解消で、甘いものはきっと私にとって娯楽の一環なのだろう。でも、さすがに夜にチョコレートを食べるのは問題ありだ。これを止める方法はただ1つ。早めに歯磨して、寝ること!それしかない。・・・え、じゃあ宿題は?う〜む、難しい問題だ。


Feb 6, 2003

気予報どおり、夜から雪が降り出した。まだチラホラの粉雪なのに外気が冷たいことと湿度の低さで、この雪はなかなか融けないまま積もり始める。息を吹きかければ吹き飛んでしまう、さらさらさがきれい。でも積もると何かと不便なので、明日の朝は雪かきから始まるのかもしれない。

段は寝ている夜中にこうしてPCの前にいるのには理由があって、食後にいい気持ちになって横になっていたら、そのまま数時間ほど爆睡してしまっていたから。こんな風に途切れた睡魔のせいで、今は妙に頭がスッキリしている。夢の中で絶体絶命のピンチになったから目が覚めたのだけれど、その夢というのはアメリカとイラクの戦争にまつわる夢だったので、起きた時は心臓がドクドクいっていた。心に引っ掛かっているのだ。

うして、戦争に突入するのか否かという瀬戸際にいるというのに、一般市民の暮らしは何も変わっていない。心では心配をしているとはいえ、これが超大国の強さ、余裕なのかと思ってしまう。実際にアメリカの国土が戦場になるということがあまりにも非現実的すぎるのだ。イラクで戦争の恐怖に怯える一般市民とは、心労が違う。

ロの後で何かと真珠湾攻撃の例えを耳にした。日本からの不意打ちな攻撃はアメリカにとって衝撃ではあっただろうけれど、被害自体を分析するとそれはアメリカが日本に落とした原子爆弾1つとも比べ物にならないほどの小ささだと思う(戦争は戦争だから、被害を比べてどうこう言うのは間違っているけれど、あえて。)一般市民への被害はもちろん、丸ごと失われた町、焼けたもの、被爆後に残ったあらゆる障害も比べ物にならない。

は戦争を知らない世代の人間だけれど、戦時中の地獄のような混乱は本や実話から学んだ。戦争は悲しい。戦争の当事国にとってはお互いに言える事ながら、攻撃した側は攻撃された側の痛みを分かれない。世界で唯一の原爆被爆国として、日本はそういう痛みを分かる国なのだと思いたい。アメリカは強い国。だからこそ、戦争は避けなければならない。軍に従事する人の命をかけ、莫大なお金をかけ、自国が被害を被ってさえも戦う意義があるという裏に、「絶対に勝てる戦い」というような奢りはないだろうか?


Feb 5, 2003

の大掃除をしたら半日が過ぎてしまった。何かに手をつけるたびに横道の雑用が発見されるので、それに追われているうちに時間が過ぎていた。最初は家庭内ミニ園芸の手入れをしていただけだったのに、土や枝をいじっていたら床が汚れて、掃除機をかけようと思ったら床に邪魔な物たちが散らばっていて、邪魔な物を片付けてしまおうと思ったらキリが無くって・・・というように。家事は連鎖するのだ。

年の春に咲き終わった水仙を放っておいたら、自然に新しい芽が出ていた。これを今年も咲かせるようにと新しい鉢に移し替えた。それだけのことなのに、春が近づいてきたような気分になった。そうか、日本はもう節分を越えているのか。

変わって・・・。一時帰国から戻ってくる時に、成田空港で買い込みをするのが私の習慣になっている。空港までは出来るだけ手軽に抑えておいて、いざ飛行機に乗る前に、手荷物のギリギリまで美味しいものや重たい雑誌類を入手するために空港内のあちこちを駆け回る。

港で売られている食べ物は海外在住者へのおみやげ物としても重宝するので、同じ生菓子でも比較的日持ちのする包装がなされていたりする。だからちょっとくらい割高でも、長く幸せを楽しみたい私にはピッタリである。ただし二人暮しで食べきれる量は限られているので、厳選したアイテムを見極める必要がある。せっかく長旅で持ち込むのだから、本当に自分の好きなものだけを買うべきだ。

置きが長くなってしまったが、先月に日本で買い込んで来た食べ物を少しずつ食べている。食後のささやかな楽しみは、お茶を入れてのデザートタイム。私のお菓子好きに、最近は夫まで影響されてきたような気がする。でも、ささやかな贅沢を味わうのならば1人より2人の方が断然美味しい。カステラもどら焼きも、賞味期限が迫っているから急がなければ。なんと幸せなプレッシャーだろう。

曜日にマンハッタンに出かけようと思っているのに、雪が降るらしいではないか。2-4インチと予報では言っていたので、少なくとも5cmくらいは降るのだろう。予定を変更しようかと悩んでしまう・・・。明日の天気予報が変わっていると信じて、とりあえず様子をみよう。


Feb 4, 2003

ャマイカ気分から急に目が覚めるように、今日は学校。今学期のレベルは身分不相応に高い。か〜なり辛い。クラスメイトのレベルも格段に上がったような・・・。ううむ、始まったばかりなのに、厳しい思いをしている。課題の多さにつけて締め切りの間隔が短いのだから、大変だ。こうなると週2でよかったと痛感する。私にはクッションの1日が大きいのだ。

は1つをこなすのに人の倍は時間が掛かる(でも、手抜きが下手な性格なのね・・・。)ので、学校のことに追われてしまうと、家のことやホームページや自分の趣味に割く時間が少なくなってしまう。他のフルタイムの学生はどうしているのかと思ってしまう。器用にこなしているのだろうか。他の科目だって課題を出してくるだろうに・・・。

SLは英語の補習なので宿題の多さも格別なのだろうけれど、英語の課題でヒイヒイ言いながら、これもひとえに自分のためだと前向きに思えるか、もう嫌だと食傷気味になってしまうかはその人次第。私は、どうだろう。今のところ微妙な心模様である。

うそう、教授が今日の授業中に、続けて何回か私を飛ばした。これは無意識でのことなのか、なんなのか・・・。難しい質問は聞かれても分からないかもしれないけれど、飛ばされるというのは少し気になる。列から離れた席に、人と重なるように座っていたからなのかもしれない。でも、2周3周も飛ばされたら「もしかして」と思ってしまう。休憩の後、朗読の順番は回ってきたけれど、まだ安心は出来ない。次回はどうなるだろうか?


Feb 3, 2003

泊4日のジャマイカ旅行は、寒いNYからの夢の脱出だった。初めて見る青く澄んだ海、美しい自然、色鮮やかな植物、怖いほどに美しい星空、ノープロブレムな人々、時間の流れが違う国、それがジャマイカである。そして合言葉は、ヤーマン!

温の差がNYとでは30℃もあったので、ジャマイカに降り立った時にはコートやセーターが煩わしい物に思えた。1月の終わりなんて真冬のはずなのに、汗ばむような強い日差しと湿った熱風に思わず興奮した。このままずっとここにいたいよ!だなんて、思ってしまう。

本はのんびり、海岸でアザラシのように過ごしていたものの、中で1日だけ現地の滝のぼりツアーというものに参加した。ホテルから車で1時間半ほどの小旅行である。ジャマイカは秋田県ほどの大きさの島なのだが、電車や高速道路が無い。移動はタクシーかレンタカーかツアーバスとなる。タクシーといっても安全なものと現地仕様のものとがあり、観光客が使用するのは政府認可車でなければ危険といわれている。レンタカーはというと、ジャマイカ人の運転はNYのそれをはるかに上回るクレイジーさなので避けた方が無難だ。

んな訳で、私達を乗せたツアーバス(といってもワゴン車)はホテルを出発したのだが、まだ大田舎でもない場所なのに道はガタガタで、私は何回も壁に頭をぶつけてしまった。本当に道の舗装が荒い。タイヤは今にもパンクしそうだ。運転手のおじさんのきわどいドライブにより、途中で少なくとも10回は「事故る!」と思ったのだが、彼はご機嫌にヤーマンとかノープロブレムを連発するのだ。恐るべしジャマイカ人気質。

アーの途中で通ったジャマイカの町並みは、人々の暮らしをほんの少しだけ垣間見られる時間だった。民家や商店、路上の屋台、フルーツ畑や家畜の群れなど、そこからは経済的な発展は感じられないけれど、人々の暮らしにはお金では買えない豊かさがあるように思えた。

ころでジャマイカで走る車の多くは日本からの輸入中古車で、普通のスーパーの前に「ジャパンスイミングさやま」とか「フラワークリーニング店」とか書かれた車が止まっているのだ。(そういえば空港の出迎えには日本の観光バスが大量に再利用されていた。「両毛観光」とか書かれていても、もちろん両毛観光ジャマイカ支店ではない。)

はこの旅行中、日本人はおろか東洋人を一度たりとも見なかった。ここまで誰もいないと、ジャマイカでは自分が外国人だというのを強く感じる。現地人の9割以上は黒人であり、観光客はその9割以上が白人(アメリカ人)なのだ。私は自分たちが珍しい人種として注目を浴びているような感覚に見舞われた。なんだか、見られているような!?・・・でも、それは滞在した場所にもよるのかもしれないのだが。

ジャマイカではライセンス商品のコピーが大量に出回っている。これも1つの「らしさ」なのだろうが、全然似ていないプーさんのレゲエ風ぬいぐるみやミッキーには笑ってしまった。なんとピカチューまでいた。私たちもスヌーピーのTシャツを一枚買ったけれど、もちろんPeanutsのライセンスなど無視したものだろうと思う。何せジャマイカにはHard Rock Cafeのコピーまであるというのだから凄い。まるっきりハードロックのジャマイカ店であるかのようにコピーした、無認可の店なのだ。当然、土産店にもハードロックのコピーTシャツなど、リアルなグッズが溢れていた。本当に、ノープロブレムな国・・・。

い滞在だったけれど、ただボーっと浜辺で海を見つめたり、遠くを眺めたりするのがこんなに豊かな物だなんてそれまでの私は知らなかった。きれいな貝殻を拾ったり、透明な波や魚にはしゃいだり、ミツアミを作ってもらったり。まるで童心に返ったような自分が楽しく思える経験だった。ジャマイカ、いつか再び行きたい国である。たとえ、また・・・は無くても、十分心に残る一時を過ごす事が出来た。




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