miyamu's
DAY BY DAY

アメリカ徒然日記
アメリカ生活いい感じ。
いいトコ探せばいい感じ。
いいコト出来ればいい感じ。
いいヒト出会うといい感じ。

July2003 back numbers ★過去の徒然日記
Jul 31, 2003

う7月31日か!毎月末になると、「早いよ〜」とぼやくのもお決まりになってしまった。そして依然として忙しい今週も、あと少し。誰かが家に来ている時でも私自身の日常は基本的に普段と違わないのだけれど、同じ1日でも感じられる時間の長さは全然違うのだ。それでも、また元通りの静かな暮らしに戻ってしまうのも、それはそれでちょっと寂しい。

夏の最中だというのに、車のエアコンが壊れてしまった。5月に、minimuが産まれてくる前になんとかエアコンを直そうとメンテナンスに出したのに、それから僅か2ヶ月での故障復活とはひどい。単に車の寿命なのか、それとも完治されていなかったのかは分からないけれど、週末に車を見てもらう事になった。まだまだ暑い日が続くのだからエアコン無くして夏は越えられない。

日のように車を走らせる私に、助手席で家族が言った。「miyamu、すっかり運転慣れたよね。」

い間ペーパードライバーだった私は、運転しなければなんの為の免許かと意を決して、「レンタカーで運転する!」などと思っていた。しかしそんな宣言をしようものなら、家族からは「危ないからやめなさい」と止められていた。結局、私にその思い付きを行動に移すほど度胸が無かった事もあり、「これじゃ免許をお金で買ったようなものだよね・・・ま、身分証明として便利だからいいか」とペーパードライバー人生を謳歌していたのだ。それが、「人って変わるもんだよね。」だ。

度刷り込まれた運転下手のイメージを払拭するのは難しい。日本にいる頃、私は隣に座る人がビクビク緊張して「あぶないっ!」だとか「あっ!」とか思わず声を出してしまうようなペーパードライバーだったのに、こちらで運転が生活に必要不可欠なものになり、私はようやく他の乗客から信用されるドライバーになれたようである。


Jul 28, 2003

ーグル屋に行ったら、新しい味が売り出させていた。しかもチョコチップ味とは・・・。チョコレートには目が無い私としては、これは試すしかない。早速1個買ってから、帰りがけに一口かじってみた。ウ、ウマイ!

ーグルの食べ方には色々あれど、やはり一般的なのはベーグルの間にハムやクリームチーズをはさんで食べるサンドウィッチだろう(もちろん焼きたてならば、あえて何もはさまずに素朴な味わいをかみしめるのも最高なのだが)。そのためか、主食となるベーグルの種類には甘い物が少ないように思う。だからチョコチップベーグルは、ベーグルと菓子パンの融合といった感じの珍しさがある。

ョコチップ味はきっとプレーンにチョコレートを練りこんだだけなのだろうけど、ベーグル特有のパリパリ感や弾力は健在で、甘すぎずとても美味しかった。ちなみに私の元祖お気に入りはシナモンレーズンで、これをトーストした物にクリームチーズをはさめばいつ食べても満足できる。それと、最近は菓子パン系のシュガーベーグルにはまっていた。今日のチョコチップ味が限定品でなければ、私のお気に入りがもう1つ増えそうな気配である。これまで有りそうで無かったチョコチップ味、他のお店でも売っているのだろうか。


Jul 27, 2003

段よりも人数が多いときの定番ランチ、飲茶を食べにチャイナタウンへ行った。NYのチャイナタウンはサンフランシスコに次いで世界で二番目に大きい。ここではひしめく建物、目に付く文字、道行く人々、飛び交う言語・・・そのどれを取っても本場中国さながらなので、思わず「え、ここがNY!?」などと言いたくなってしまう。それとも「これでこそNY!」というべきか。人種のるつぼNYには、アメリカなのにアメリカではないエリアがいくつもある。移民パワーは絶大だ。

う食べられないというぐらい様々な種類の飲茶をいただいていからチェックをしたら、やってきた請求額に「安っ!」と声が出た。なんと昨日食べたイタリアンの半額でしかない。みんなで美味しく食べて楽しんだのは同じでも、この値段の違いに満足度の高さがグッと開いてしまう。これだから、私は中国料理が大好きだ。

中国人はアメリカに沢山移民してきている。私がこちらで出会い頭に「中国から来たの?」などと聞かれるのも、アジア人=中国人と連想されてしまうほど中国からの移民が多いからなのだろう。そのためアメリカのどこへ出かけても、それなりの人口がいる町ならば中国料理店がたいてい一軒はある。旅行中などで選択の余地が少ないアメリカンばかり食べていると、田舎の怪しげなチャイナデリさえも美味しく感じるのだ。(ううむ、私の味覚も甘くなったもんだ・・・)

事の後でOff Broadwayの人気パフォーマンス「STOMP」を観た。STOMPは、身近にある道具を用いて全身を使ってリズムを打ったり楽器のように音を出したりするショーである。パフォーマンスはいきなりデッキブラシを持って床掃除をしているシーンから始まるのだが、そのブラシで床を掃く音がだんだんリズミカルになり、だんだん人数が増えて同じ音が重なりだしてゆく。太鼓を打ち鳴らすようにデッキブラシを操る姿もユニークながら、なんといってもピッタリと息の合った出演者のアクションが迫力があってカッコイイ!彼らの体の動きがリズムに乗って自然と激しくなってきたら、ショーの終わりまで目が離せない見事なパフォーマンスが始まる。

roadwayでこのように大人から子供まで楽しめるショーは意外と貴重だったりする。セリフはほとんど無いけれど、パントマイムや表情から伝わるストーリーがあるので、見ていて飽きない。出演者達は次から次へと道具を変えては新しい音を作り出してゆくので、あっという間に1時間半の公演時間が過ぎてしまった。ショーの最後には観客席まで一体となって盛り上がるので、後味もスッキリ、ストレスも吹き飛ぶ体験となった。STOMPを見たら、帰宅してからついついマッチ箱やモップを振る練習をしたくなること請け合いである。


Jul 26, 2003

曜日のマンハッタン。昨日今日とNYは晴天で気持ちが良かった。少々蒸し暑いながらも、今年の日本の夏は例年よりも寒いということなので、こちらの方が夏らしさを感じられるらしい。

て今日は夫にminimuのベビーシッターを任せて、私は滞在中の家族とともにマンハッタン観光へ出かけた。我が家には小さなminimuもいるので、なかなか大人の勝手で行動の時間配分ができないこともあり、予定1つ取っても協力しながらということになってしまう。

下鉄やバスの乗り方を説明しながらマンハッタン内を移動している時に、新しい発見があった。それは、意外にM6バスが観光に向いていたということだ。この路線はBroadwayを南下して、マンハッタンの最南端に位置するBattery ParkでUターンし、6th Avenueを北上する循環ルートを走るのだが、ミッドタウンからウォール街辺りまでの観光に良い見所の近くを通り抜けるため車窓からあちこち見ながら移動が出来る。

持ちの地図を目で追いつつ、移り変わる景色を眺めながらバスに揺られるのもたまには良い。M6のルートはマンハッタン内で頻繁に見かける2階建ての赤い観光バスのコースにも近い。ということは、観光の定番ルートなのかもしれない。しかも1回の乗車でもけっこうしっかり楽しめる。ガイドなしでも、わずか2ドルでのバスの旅・・・時間があれば、こんな貧乏ツアーでも十分いける。

うそう、Battery Parkの芝生に一羽だけいたターキー(野生の七面鳥)は一体どこからやってきたのだろうか?というのが今日の気になる出来事だった。楽しく歩き回ったとしても、朝に出かけて帰宅が夕方になるとさすがに夜には疲れが出てくる。育児にも体力を残しておく必要があるのに、「せっかくだからいろいろ見せてあげたい!」という気持ちばかりが先走ってしまい、少々張り切りすぎてしまった。睡眠不足は積み重ねると後にひびくので、早寝しなくてはね・・・。


Jul 24, 2003

日から約1週間の予定で我が家に来客がある。客といっても自分の家族なので、正しくは客ではないのだが。きっと今頃は成田で飛行機を待っていることだろう。これから約12時間のフライトを経て、現地時間の明日の午前中に到着するので、私は空港まで迎えに行く事になっている。JFKまで自分で運転するのはけっこう久し振りなので、道順を復習しておかなくては。

らかった部屋と積もった埃をなんとかするため、ここ数日取り組んでいたボロ隠し作業もようやく終わった。掃除をしていると、時々「こんな所にこんな物が!」的な忘れ去っていた物品を発掘できたりする。この発掘作業にはまると掃除そっちのけで物品をじっくり吟味し始めてしまうのでいけない。懐かしさにつまづきかけても、心を鬼にして捨てる、捨てる。客人用の布団を一揃いふとん乾燥機にかけてダニ退治をし、ついでに自分のベッドも乾燥させてみた。今は期間限定で、ちょっとだけ部屋がキレイ・・・。

本から来た人と一緒にどこかに出かけたり、色々な物を見たりするのは楽しい。NY観光などでも、すでに暮らしの中で出来上がりつつある狭い視野からではなく、他の人から見た新しい視点からまた一味違ったNYを発見できるからだ。この期間の日記は不規則更新になるものの、初心に返った旅行記やハプニング、裏話など紹介できたらいいなと思う。


Jul 23, 2003

はセールス電話が大嫌いである。相手の息もつかせぬ一方的な営業トークと押し付けがましい態度、ロボットのような口調、あらゆる否定的な言い訳を覆してくるマニュアル的なしつこさ、こちらの英語聞き取り能力の悪さなどお構いなしにまくし立てる早口・・・それらのどれを取っても気に入らない。電話口でついつい閉口してしまう。言語はともかく、私は日本にいる時だってずっとこの手の電話が嫌いだったのだ。

いな理由は私自身にもある。そう、私は断り下手で電話でのトークが苦手なのだ。オドオドしたり口ごもったり、はっきりNOと言い出せない私は、セールストークのプロにとっては恰好の餌食である。ようやくNOと言っても絶対に食い下がるのだから敵はしぶとい。英会話の練習だから・・・なんて、超ポジティブに相手ができない。もう最近では「もしもし」と言って電話に出たり、セールスと分かった時点で黙って切る弱腰さ加減である。

ールス電話は朝は8時台から夜も9時前まで、1日にひどい時には5,6回はかかってくる。英語のみならず、日本人顧客が欲しい日系の新聞社や長距離電話会社などもあるのであなどれない。腹が立つのはminimuの世話で忙しい時や、minimuがすやすや寝ている沈黙を破るかのようにかかってくる電話だ。私は大事な電話だったらと思って出るのに、するとセールスだ。怒り心頭でも気後れして言いたいように言えない。そんな状況にストレスが溜まり、悶々としたフラストレーションで余計に疲れて悪循環になってしまう。

んな私が新しく手に入れた電話の切り方は「子供が泣いてるから」という理由だ。本当にminimuが泣いている時にこれを言ったら、相手はすんなりと諦めてくれた。これに味を占めて、次の日に熟睡中のminimuを横目に嘘をついたら、それでも大成功したのだ。もう毎回この手で行こうかな。自分に子供がいなかった頃には思い付かなかったことだけど、皆さんもどうぞお試しあれ。


Jul 22, 2003

ンキースタジアムでは時々協賛している企業が観客に無料でオリジナルグッズを配布する日がある。帽子やカレンダーなど、企業のロゴ入りながらもけっこうしっかりした物をもらえるので、ファンにとっては嬉しいイベント・デーなのだ。

れで、今日は前々から宣伝されていた松井のBobbleheadの日だったのに、昼から続いていた激しい雷雨で野球の試合が中止になってしまった。Bobbleheadの日とは一体何のことかというと、この写真を見ての通りの首振り人形がもらえる日のことである。この間これと同じ物がスーパーで10ドルほどで売られていた。でもこの松井、ちょっと似てなさすぎじゃ・・・?(笑)

日の試合はHideki Matsui Bobblehead Doll Nightと銘打たれていた。試合自体は中止になってしまったとはいえ、球場に来た14歳以下のお客さん(つまりお子様たち)の先着18000名にはこのBobblehead Dollが配られたようである。というのは、野球の試合はけっこう直前まで試合の有無が分からないからだ。このようなグッズは球場に入場する際に、ゲートをくぐった場所でスタッフが配っているので、悪天候でも試合を見ようと(または人形をもらおうと)出かけた人はラッキー。

ころで私はBobblehead Dollのbobbleをずっと泡のbubbleと勘違いしていた。英語の発音記号は異なっているのに、私にはどちらも同じ「ア」に聞こえていた。日本語の「ア」と違って英語にはいくつか「ア」の音があるので、上手く聞き分けられずに混同してしまうのだ。Bobbleheadのbobbleは「上下に動く」という意味である。

っかくのイベント・デーだし、私もminimuを連れて球場に駆けつけようかと思ったのだが、雨だから行かなくて良かった。誰から見ても14歳以下のminimuはBobblehead Dollをもらえるけれど、ひょっとしたら私も子供のフリを出来たかなぁ・・・なんて、いかに若く見られる日本人だってこれは言いすぎ。冗談デス。


Jul 21, 2003

のニュースで気になった話題は「ピザにがん予防の効果がある」という怪しい報告だった。画像は油コテコテのピザを頬張るアメリカ人の姿で、あんな風に食べている人の方ががんになりにくいだなんて、まさに眉唾もののニュースだ。

ンターネットのCNNで見てみたら、この報告はイタリアからの研究結果だった。さすがはピザの本場という感じ・・・。でも、アメリカの研究ではなかった事で私は妙にホッとさせられた。だって、アメリカのピザとイタリアのピザは成分が異なるのではないかと思うからだ。

はイタリアに行ったことはないので、固定観念で誤解をしているのかもしれないけれど、アメリカとイタリアという2カ国のピザを一緒の食べ物と言ってはいけないのではないかと思う。いわゆるアメリカ料理のピザがこってりしているのに対し、本格イタリア料理の店で食べるピザはとてもあっさりしている。よりFattyでGreasyなのは間違いなくアメリカのピザだろう。

はともあれピザにがん予防の効果があるというのは本当らしい。そもそもがん予防の効果の秘密はトマトソースにあるらしいけれど、アメリカのピザを一切れ持ってみると、トマトというよりは油とチーズでずっしり重たい。このニュースはピザが大好きなアメリカ人にとっては朗報かもしれないけれど、同じ研究をアメリカでもして欲しいものだ・・・なんて思う私は意地が悪いかな。



て、細々と続けてきたこのホームページも、とうとう30000アクセスという大きな数字を突破する事が出来ました。今月中には越えるかな?と予想しながらも、近頃ののんびりした更新スピードとあまり役に立たない内輪的な内容から、見に来てくださる皆さんにそのうち見捨てられても仕方ないなぁと感じていたので、とてもとても嬉しく思います。いつも本当にありがとうございます!

前20000アクセスの時にも思ったことですが、昨今インターネットが発達して、私のような普通の人間でも簡単にホームページを公開できる時代になっているというのはすごい事です。星の数ほどあるサイトの中には、1日に数千、数万という訪問者がやってくる多忙な所も多々ある訳ですが、長い時間をかけてゆっくりと積み重ねてゆくのも悪くないと思っています。

ンターネットの巨大な情報網から、この小さな場所を見つけてくださった方とは何か縁があるのかもしれません。そんな出会いを楽しみながら、今日も書き続けている次第です。これからも、どうぞよろしくお願いします。  
管理人miyamu


Jul 20, 2003

になるとあちこちで見かけるイベント1つとしてSidewalk Saleがある。その名の通り、歩道に出店のテントが並んでセールを行うのだが、掘り出し物を求めて炎天下でも足を止めてじっくり見たくなる。

日出かけたモールではアートフェスティバルなるSidewalk Saleが行われていた。近隣の州にて活動しているアーティスト達が集結し、ブースを借りて自分の作品を展示即売するというイベントだ。私はスケジュールをチェックして行ったのではなかったけれど、偶然にもイベントの日に出かけられたのはラッキーだった。道行く人の手にはたった今どこかで買ってきたと思われる額縁がぶら下がっている。

れぞれのブースにはアーティスト本人がいることが多く、足を止めて見ている人に作品について解説をしてたりしていた。出品は油絵からコンピュータグラフィックアート、立体アートにブロンズ像まで自由に幅広くあり、個性豊かなアートをとても興味深く見て歩いた。作品に付けられた値段はまちまちで、ちょっといいなと思った物にはかなり高価な値が付けられていたりする。中にはこんなの売れるのか?というガラクタのようなアートも混ざっているのはローカルならではのご愛嬌なのだろう。それにしてもデジカメを家に置いてきた日に限って撮りたいものに遭遇するのは何故なのだろう・・・。

ートフェスティバルを大方見終わってから、私がモールに出かけた本来の目的を果たしに行った。この週末で期限切れとなるGAPの15%引きクーポンがあったので、BABY GAPに行きたかったのだ。いつ登録したのだか、GAPから時々メールでプリントアウトして使うクーポンが送られてくる。このクーポン、すでに割り引かれている商品にも使えるというのは素晴らしい。是非とも何か買ってやろうという気にさせられる。私はきっとGAPの買わせるトリックにまんまと引っ掛かっているのだ。


Jul 18, 2003

つもESLの教授は、英文を声に出して読むことは語感を鍛えるのによいと言っていた。文章を目で追うと英単語の羅列をただ平坦に受け取ってしまうけれど、声に出すと文章にリズムが生まれ、1つのセンテンスの中で幾つかに分かれているSVOなどのパターンを見つけやすくなるのだ。

話の途中や文章を読むときに、間を入れないで一息で言う固まりのことをThought Groupという。例えば日本語で「今日は昼休みにサンドウィッチを食べてハリーポッターを15ページ読んでからテレビを見た」と言うとする。この時に「今日は昼休みに、サンドウィッチを食べて、ハリーポッターを15ページ読んでから、テレビを見た」というように間を入れる。この間が挟まる一つ一つの言葉の集まりがThought Groupで、英文を読むときにThought Groupを意識して進めて行くと自然な英語の語調が身につきやすい。

語で会話する場合、リズムや強弱のつけ方が下手だと相手に伝わりにくいことがある。外国語を母国語のように頭で考えながらスラスラと話すのは難しいけれど、訓練すれば上達させる事はできる。とりあえず私は日常に人と会話する機会が少ないので、文章を読むときに声に出すことを心がけている。

っくりペースで読んでいるHarry Potter。最初は黙読していたけれど、このごろは声に出して音読している。セリフも声色を変えて劇調にしてみたり、はたから見たらちょっとおかしな人かもしれない。でも声に出して読む方が眠くならないし、内容の理解もスムーズに出来るように感じる。この調子で最後までキャラクターになりきって読むのはかなり時間がかかるけど、それも訓練だから続けてゆこう。


Jul 17, 2003

からほど近い場所に、おしゃれなブティックやレストランなどが立ち並ぶ通りがある。今日からそこで始まった3日間限定のセールに友人と共に行ってみた。幸い友人にも小さな子供がいるので、お互い気兼ねすることも無くのんびり歩ける。minimuのお散歩がてらのショッピングである。

間の強烈な暑さを避けて夕方前に待ち合わせをしたら、特売品を狙って来ていた買い物客のピークをすっかり越えていたようで、セールを行っている店の中は荒れていた。ちょっと出遅れたかなと言いながらも75%引きという破格ぶりに感動し、私もしっかりminimuの服を何枚か購入した。外は真夏だというのにもう冬を先取りである。熱心にワゴンを掘り返す人達はみんな目が真剣そのものだ。とにかく安くて良い物を手に入れたいというのならば、まず朝一番で駆け込まなければ買い物レースには勝てない。バーゲンでの買い物は戦いなのだ。

に見たテレビのニュースで、すごい映像を見た。Filene'sというデパートのアウトレット版であるFilene's Basementで恒例となっているBridal Gown Saleになだれ込む女性達の様子だ。店の前で押し合う大勢の女性達が開店と同時に猛然とダッシュし、売り場でウェディングドレスを手当たり次第に引ったくり、奪い合っている。

ランド品やサンプルのウェディングドレスが45ドル(5400円)から売り出されているのだから我れ先にという気持ちは分かるけれど、サイズになんて目もくれず、とりあえずガーッと持てるだけのドレスを持ち、要らない物は後で捨てればいいというやり方がとても強烈だった。これはまるで日本のお正月セールで徹夜待ちし、福袋を買い漁る人々のよう・・・。アナウンサーの男性は淡々と「これはオリンピックのようだ」とか「55台のラックに掛かったドレスが25秒で全て無くなった」とか説明していた。あの女性達は45ドルのウェディングドレスに身を包んで、結婚式をするのだろうか・・・?

になったのでFilene's Basementのサイトをチェックしてみたら、Bridal Gown Saleはニュースで見たアトランタの他に、ワシントンDC、NY、ボストン、シカゴというアメリカの数都市で行われるようで、なんと8月1日にはマンハッタンのFilene's Basementでも催されるらしい。これはきっとNYのローカルニュースでも扱われる話題だとおもう。うわぁ・・・あの凄まじい戦い(闘い?)がまた見られるのか。

ilene's Basementのサイトにあった「ブライダルセールに勝つ10の方法」なるコーナーが面白かったので抜粋を紹介しよう。この他にも楽しくフェアに等々のアドバイスがあった。

1:気合を入れて早く来るか、争いを避けて遅めに来よう
2:男性は家に残して来て、仲間と一緒に来よう
3:混雑の中で仲間を見失わないように、分かり易い格好で来よう
4:どこでも試着できるようにスポーツブラと短パンを着て、歩き(走り)易いスニーカーで来よう
5:ハンドバッグは持ってこない


Jul 16, 2003

し系の鳥類を愛する私にとって、嬉しい発見があった。玄関の支柱の上に鳥の巣ができたのだ!

週間か前に支柱の上に乗っている木の枝に気がついて、あれは鳥の巣なのだろうかと夫と話していた。それでしばらくの間様子を見ていたけれど、いつまでも巣が完成する気配が無いので、枯れ木が強風の日に引っ掛かってしまったのかな?と、それからは見ないでいたのだ。

朝になってふと玄関から空を見上げた時に、何の気なしに辺りを見ていたら、あの木の枝の中にちょこんと座っている小鳥の姿が・・・!おお〜っ住んでるよっ!!鳥が来た〜!

の小鳥はスズメのような大きさで、茶色くて長い尾を持ち、かわいい声をしている。巣から丸くて小さな頭が見える姿は東京名物のひよこに似ている。う〜ん、愛らしい。玄関が鳥のフンだらけになる恐れはあるものの、お米粒でも投げてみようかな。あとは巣が大家さんに取り払われないことを願うばかりだ。
こちら、拡大図。
画像が荒いのは近くによると逃げてしまうからで、
今は窓越しに眺めているのが精一杯。片思い中・・・。
この小鳥さん。お米粒で仲良しになりたいものです。


Jul 15, 2003

夜のお楽しみはなんと言ってもメジャーリーグのオールスター戦だ。日本時間は16日の午前中ながら、きっと中継をリアルタイムで観る人は多いのではないかと思う。それもそのはず、今年のオールスターには日本のスター選手が2人も先発出場し、しかも同じチームで戦うのだから。日本のプロ野球そっちのけで、アメリカ本土以上に盛り上がっているメディアを想像してしまう。

日発表されたオールスター戦の先発メンバーの中に、1番ライトのイチローと、7番センターの松井がリストアップされていたのには予想されていた事とはいえ嬉しかった。そもそも彼らが日本でプレイしていた頃だってリーグが異なっていたし、まして同じチームで戦う事なんて有り得ないことだったのに、そんなことがメジャーリーグのオールスターで実現するとは素晴らしい。おまけに守備も隣同士で、一緒に見られる。日本人ファンからの組織票があったのかもしれないけれど、そうでなくてもアメリカできちんと結果を出して評価を受けている2人なのだ。

は日本にいた頃よりも確実に野球を楽しめるようになってきている。以前は会社の人と一緒にナイターを見に行くことが時々あったけれど、その時以上に今のほうが野球のルールもよく分かっているし、試合の采配などの面白味が分かるようになってきたと思う。松井がNYに来た時、巨人時代には応援すらしていなかったくせに素直に「頑張れ」と思った自分に驚いた。贅沢にお金をかけて選手を獲得するくせに、良い選手が有り余っている感から、私は長くアンチ巨人(ファンの方ゴメンナサイ。)だったのだ。でもチームはどうであれ、良い選手は良い。松井は私の中で株が急上昇したのだった。(そうそう私の中で、それまでの彼のイメージは「ボクの元気は巻き巻き焼肉!」というCMだったのだが・・・。)

ChicagoのU.S. Cellular Fieldには沢山の日本人ファンが訪れていることだろう。オールスターの試合が行われる球場は持ち回りということなので、今年がNYだったら見に行きたかったなぁと思う。きっとチケットは高いのだろうけど、遠くからでも球場の臨場感はたっぷり味わえる。今回はTVでの観戦だけれど、来月の上旬にマリナーズがNYに来る時には球場に行こう。その時は再び敵となったイチローと松井の対戦が見られる。


Jul 14, 2003

曜日に用事があったのでマンハッタンへ出かけた。NYの夏は湿度が低いと思っていたのに、今年は雨が多くとても蒸し暑い。だからこうやってカラッと晴れた日は貴重に感じる。暑すぎない晴天がとても気持ち良くて、病み上がりには嬉しい限り。

ッパーイースト辺りを車で通っている時に、何か賑やかに催し物がやっているのが見えた。通りを歩行者天国にして、道の両端に数々のテントが並んでいる。人々がワイワイとひしめき合っている楽しそうなムードに、つい心惹かれてしまう。週末になるとマンハッタンの大通りにはこういう出店が出て、フリーマーケットのように何かしらのフェアをやっていることがある。どうりで道が渋滞していた訳だ。

事が終わった後で先ほど見かけた通りまで行ってみると、赤と白と青の風船が見えて、アメリカとフランスの国旗がいくつも風に揺れていた。2カ国の交流をテーマにしたフェアだったようで、遠くから見えていた出店のテントはみんなフランスにちなんだ飲食店のブースだった。

のすごい人で混雑した通りを少し歩くだけで、焼きたてバゲットのサンドウィッチや、クレープ、プチフール、フレッシュフルーツジュースやレモネードなどの出店が視界に入ってくる。美味しそうな匂いに思わずお腹が空いてしまう。私もクレープを食べようと行列の最後尾を探したら、なんと10mくらい遠くまで並んでいるではないか。これではかなり時間が掛かりそうだ。駐車場の時間がすぐに迫っていたので諦める。・・・残念。

日は驚いたことが1つあった。人が溢れる歩道ですれ違った女性に、あっと目を奪われた。その人が抱えていた5、6か月位の赤ちゃんが必死になって咥えていたものは、紛れも無くおっぱいだったのだ。歩きながら授乳することにもビックリだし、その人が胸を露出しても気にしていないことにも驚いた。公共の場所で胸を出すというのは、日本でもアメリカでもあまり出来ることではない。特にアメリカでは、たとえ授乳のためであっても人前で胸を露出するのは性的なモラルに反すると思われてしまうと聞いたことがあったので、余計にすごいものを見てしまったような気がしたのだ。


Jul 12, 2003

風邪をひいてしまった。1日中だるいなぁと思っていたら、夜になって頭が痛くなってきて、布団の中で寒いような熱いような感覚がした。これはまさしく風邪の典型症状である。

は普段の平熱が低いので、37度でるとけっこう辛い。でも37度しかないくせにヒイヒイ言って、周囲から大袈裟に思われてしまう。今日は38度。熱さましは発汗作用があるので、鼻の横やら額からじっとりと汗が滲み出てくる。日記を書いている場合じゃなさそうだ。・・・と言いつつ書いているのだから習慣って怖い。

ういえばアメリカで熱らしい熱を出したのは2回目だなぁとふと思う。最初の1回は体温が39度台に昇りつめ、私はこの時熱が高すぎると頭痛も感じないのだと知った。足が宙に浮いているようなふわふわ感で、ボーっとしてしまうのだ。まさにナチュラル・ハイ状態である。あのままさらに熱が上昇したらどうなるのだろう。未知の世界が待っているのかもしれない(もちろんそんな世界は体験したくないけど)。

供の頃に熱を出すと毎回決まって同じ夢にうなされていた。いつの間にか見なくなったその夢は、今考えると何も怖くないのに、ただ恐ろしくて気持ちが悪かった。学校を休んでいると母がウエハースをくれた。これが病気の日お決まりのおやつで、子供心に嬉しかったのを覚えている。なぜか病気の時は、こんな思い出が頭をよぎったりする。ちょっと弱っているのかな?休むに限る。ではでは、今日のところはオヤスミナサイ。


Jul 10, 2003

arryPotterが全然前に進まない。読もうと思って本を手にとるまではよいのだが、小さな活字を目で追い始めるとすぐに睡魔が襲ってくる。少しページが進んでは眠くなってしまうので、物語の理解があいまいになってしまう。そのため結局同じ部分を後で読み返さなければならない。3歩進んで2歩下がるようなペースなので、全巻読み終えるのは一体いつになる事やら・・・それにしても分厚くって、あまりにも重いので手首が痛いぞ。

リーズ第5巻ともなるとだんだん話も複雑になってきているし、シリアスな場面やら苦境が多くなり、少しずつ児童書らしくなくなってきているような気さえする。作家のローリングさんは「ハリーポッターがあまりにも子供達に人気になりすぎて、シビアな結末にするのが辛い」と言っていたとか。もしそれが本当ならば、残りの2巻はますます大人向けに近づいてゆくのかもしれない。

巻ごとにハリーが学年をあげて成長してゆくように、読者も一緒になって成長するということか。最初に1巻を読んだ子供が10歳だとしたら、物語が完結する時にその子は17歳。まさにハリーと共に大人になったという感じがする。一気にまとめて売り出さずに、毎年一冊ずつ出して行くやり方にはそんな狙いもあるのだろうか。


Jul 9, 2003

崎であった幼児の誘拐殺人事件の犯人が、今年の春まで小学校に通っていた僅か12歳の少年だったという事実にショックを受けた。そしてその少年の処置が補導となった事にも、とてもやりきれない複雑な気持ちにさせられた。

人の私が言う。たとえ少年だからといって補導だなんて、そんな温情判決を許してはいけない。子供が犠牲になっているというのに、法律は加害者が少年だという理由で刑事責任を問わないだなんて。被害者とその家族はさぞ無念だろう。彼らの怒りや悲しみの感情はどうなるのだ?重大な罪は罪として、償う義務があるはずなのに。

う一方で別の私が言う。少年の年齢に大人と同じように善悪の判断が出来るという境界線を引くのはとても難しい。好奇心やいたずら心に歯止めが効かなくなって結果的に罪を犯す人は元から罪への認識が不十分で、恐ろしいほど簡単に、まるで実験でもしているかのように犯罪者になってしまうのではないか。これから善悪を理解してゆく余地があるかもしれない少年が犯した罪に対して周囲は一体どこまで追及できるのだろうか・・・。

害者の少年とその家族は名前も顔も公表されていないとはいえ、きっと学校や近所などの小さなコミュニティからは追放されてしまうだろう。どこか他の、誰も知らない町へ越して行くかもしれない。でも時間が経てば、罪を犯した12歳の少年は義務教育を終え高校生になり、成人し、いつか家庭をもつかもしれないのだ。こうして彼の人生は続いていくのに、被害者の人生は4歳で終わってしまった。どうしたって不公平で、残酷なことだと思う。

れにしても、こんな異常さを増大させてしまったのは一体何なのだろう。単に少年を罰することでは根本の解決にはならないように思う。かといって親の責任かと言ったら、彼らを罰することさえ出来ない。この問題を考え出すと、出口の無い堂々巡りに入り込んでしまう。


Jul 8, 2003

週火曜日の夜はスペイン語の授業がある。あまりの訳分からなさには毎度辛いのだけれど、今のところ首の皮一枚でかろうじて続けているという感じだ。さて、今日はどうなるか。とりあえず行ってみよう。

ペイン語を読むのは、ローマ字を習った人なら比較的簡単である。さらにほとんどの子音と母音がセットになっているので、音が日本語に近いのだ。でも中にはもちろん例外もあるし、日本語に無い発音もある。例えばいかにもスペイン語っぽい音として、rrと表記される音があるが、これは巻き舌をして強く発する。巻き舌を上手く出来ない人には困った音である。教科書には「巻き舌を出来なくても前後の文のつながりから意味は通じます」と書かれていた。巻き舌は出来るけれど、前後の文のつながりが分からない私にはそれ以前の問題だったりする。

ういえばスペイン語を始めてから、1つ気になる発見があった。日本の某テレビ局で夜に放送されていた5分間番組で「あしたまにあーな」というのがあってのだが(今も続いているかな?)私はこのタイトルの意味を「明日に間に合う情報だよ」くらいに思っていたのだ。そうしたら、スペイン語で明日という単語はman~anaと言い、「まにゃーな」と読むのだ。もしかして「まにあーな」と掛けているシャレだったのか!?どうでもよい事なのだけど、気になる・・・。

らにどうでもよい事ながら、スペイン語の名詞には性別による区別があって、この説明を授業で聞いていた時に依然として復活する兆しのないアイドルの鈴木あみを思い出したのだった。彼女のニックネームだった「あみーご」というのはスペイン語で友達の事だ。amigoぐらいは前から知っていたけれど、このアミーゴが男性名詞で、女性の場合はamigaだったとは知らなかった。鈴木あみは女性だから「あみーが」だっ!こんな事ばかり考えているから、雑念が邪魔して授業がキツイのではないか?・・・という気もするな。


Jul 7, 2003

ーパーの野菜売り場には1年中何でも揃っているけれど、例外的に旬のある食べ物がある。それは、さくらんぼだ。今や流通が発達して世界中から野菜やフルーツが輸入されているから、売り場に季節感を感じられないけれど、その中でも1年の僅かな間しか出回らないこの果物は、私の好物だったりする。高校時代に初めて貰ったバイト代でさくらんぼを買ってしまったぐらい、好きなのだ。

メリカで出回るさくらんぼには2種類ある。日本でもアメリカンチェリーと称される皮が赤黒いビング種と、佐藤錦を巨大化したようなレーニア種である。ビング種が先に売り出されて値段も庶民的なのに対して、レーニア種は生産量が少ないのか期間限定で割高だったりする。ビング種は見た目が濃いけれど、味も濃厚で甘みが強い。レーニア種はもう少し酸味があって、実がしっかりしている。どちらも粒が大きくて食べ応え満点なので、この季節はよく食後のデザートにする。

日行ったスーパーで、レーニア種の初物が売り出されていた。待ってました!の登場に、1Kg近く買ってしまった。けっこう高い買い物をしたなぁと思ってレジに並んでいたら、レジ係のお兄さんが嬉しいミスをしてくれた。お店でも扱う量が少ないためか、店員にもレーニア種の名前を知らない人がいるのだ。彼は見慣れないさくらんぼの入ったビニールを持ち上げて、「おーい、これの商品コード何だっけ?」と、隣のレジに聞いていた。そして隣のレジの人はビング種の商品コードを彼に教えたのだ。ビング種はレーニア種の1/2の値段だというのに・・・!ちょっと悪い気もしたけれど、これはラッキーとばかりに知らせないでおいた。ヤッタネ。

本の味覚に慣れ親しんでいる者にとって、アメリカのフルーツは美味しくない。基本的に柑橘類とパッションフルーツは美味しいけれど、イチゴやメロンや桃に至っては同じ果物に思えないほど味に差がある。見た目は似ているけれど、全くの別物だ。だから、当たり外れ無く美味しいさくらんぼは貴重なフルーツだと思う。また買いに行かなくっちゃね。


Jul 6, 2003

日9ドルで買ってきた8ロール入りのキッチンタオルが、今日から特売品で5ドルになっていた。こんな悔しい時は返品にかぎる。レシートを持ってCustomer Serviceへ直行である。「これ返品します。」「レシートは持ってきた?」「はい、これです。」と、いとも簡単に返品が出来る。

も今日はこの後で「どうして返品したいの?」と質問された。私は正直に「これを昨日買ったんだけど、同じ商品が今日からセールになっているから」と答えた。すると「OK」と、当たり前のようにお金を返してくれた。もしそこで「商品は必要だから差額だけ返金して」と頼めばそのようにしてくれるのだが、今回はもう別の商品を買うつもりだったので、全額返金してもらった。

品した後でCustomer Serviceの中をよく見ると、そこに見覚えのある顔が。なんと春にクラスメイトだった女の子が働いていたのだ。そういえばスーパーで働いていると言っていたっけ・・・。さっそく挨拶をしにいったら向こうもビックリした様子で、まず開口一番で「miyamu、Babyはどこ?」と言ってくれた。残念ながら今日はminimuは夫と留守番で私一人だったので、今度は一緒に来るからと約束した。こうして次に買い物に行く楽しみが1つ増えたのだった。


Jul 4, 2003

「America's Funniest Home Videos」という番組が楽しい。視聴者から寄せられたの面白いホームビデオを流してNo.1を決めるという、かなり制作費のかかっていない単純明快な番組だ。単なる暇つぶしのつもりで何となく見始めても、普通の人々の日常の一コマに思わず笑いがこぼれてしまう。

ームビデオはわざと面白くしようと狙って作りこんだ物ではないから、予期せぬ可笑しさがある。動物や家族の映像を撮ろうとしてビデオを構えていたら、思わぬハプニング映像が撮れてしまった!という素人くさい感じが伝わってくる。手ブレもまた味があって良い。

愛いのあり、痛いのあり、愉快なのあり・・・のビデオ中で今日の私のお気に入りは「おばあちゃんの誕生日パーティ」だった。主役のおばあちゃんがケーキのロウソクの火を消そうとして息を吹き出したとたんに入れ歯が飛び出してケーキに乗っかるという内容で、可笑しいのはそのおばあちゃんが赤い顔をしてクリームまみれの入れ歯を舐めて口に入れてから、もう1度ロウソクを消そうとしたら、また入れ歯が出ちゃう・・・というオチがあったから。言葉では上手く伝わらないけれど、年をとっても家族揃って誕生日パーティをすることや、茶目っ気たっぷりのおばあちゃんがいいんだよなぁ。ちなみにこのビデオは準優勝。たまにはこんなリアリティ番組も良い。

夜のNYのMacy's花火大会は、地元の花火よりもずっと豪華で大掛かりなスケールで行われた。TV中継の半分はゲスト歌手が歌うショーで構成されているので、花火にプラスアルファのお楽しみイベントである。(どちらがおまけか分からないが。)肝心の花火は臨場感は今ひとつながら美しく、見ごたえがあった。でもその映像と共に流れる歌や朗読が「アメーリカ!フリーダム!」の連続で、ちょっとくどい感じがした。独立記念日なのだから当たり前かもしれないけれど、意識的にアメリカ万歳的な気持ちを高める演出をしているようで、外国人の私としては違和感を覚えてしまったのだ。


Jul 3, 2003

日7月4日はアメリカの独立記念日で祝日である。独立記念日というと巷に溢れかえるのは赤・青・白の星条旗カラーに彩られた物の数々で、毎年この1日のためだけに星条旗グッズが大量に生産されることに驚かされる。例えばケーキやクッキーなどの食料品は強烈な原色でデコレーションされるし、テーブル周りの家庭雑貨も星柄が出回り、さらに洋服にも季節限定品として星条旗がプリントされている物が売り出されるのだから(しかも売れているし)アメリカ人の愛国心はすごい。もし日本で日の丸グッズが売っていても、みんな買わないだろうし・・・。

んな愛国心の象徴ともいえる独立記念日を前に、NYではまたしてもテロへの警戒心が高まっている。ひどいのは実際にいたずらのテロ騒ぎがあったりして、地下鉄がストップしたり橋が通行止めになったりしていることだ。誰かがシャレのつもりで行った事で大騒ぎになり、人々の暮らしに影を落とす。このような非常識な行為は許せないと思う。せっかくの3連休ながら、遠出を避ける人が多いというのもこれでは仕方無いのかもしれない。

変わって、独立記念日に付き物なのは星条旗以外にもある。それは1年に1度の打ち上げ花火なのだ。花火大会は日本では夏の風物詩だし、夏休みには毎週末のようにどこかで催されているけれど、アメリカの場合花火といえばこの時期しかない。私の住む町では昨日の夜に一足早く花火があったので、2階の窓から見える花火を楽しんだ。わずか15分ほどの短い花火ながらも夏らしさを味わった一時だった。もし日本に帰ったらTokyo Walker(まだある?)の花火特集でも買って花火に行こうっと。


Jul 2, 2003

〜ん、スペイン語のクラスが相変わらずキツイ。先週のジャンプスタートの勢いはまったく衰えることなく、休むことなく2時間の授業は続く。私にとってスペイン語は初めて挑戦する言語なのだから全然分からないのに、基礎は知っているという前提で話されてしまうのだから授業中はちっともリラックスできない。少しは予習していったのになぁ・・・参った参った。英語もままならないのだから浮気をせずに、第二言語に専念しておけばよかったかな?

んなハイペースの授業を受けた後はしばらくの間、先生の話すスペイン語が音として脳裏に焼きついているのだから、ゼロからのスタートでも少しは効果があるのかもしれない。子供たちが音から言語を聞き分けて耳で言葉を覚えてゆくように(これを先生は“スポンジのよう”だと言っていた)、私もマニュアル通りの勉強の枠を超えて、荒波に揉まれて柔軟になれるのだろうか。続けられたら、の話だが。

だ2回目ながら教室には生徒の定位置が決まってきている。アメリカ人で、スペイン語の初歩を既に理解している人達が教壇の正面を陣取り、自信のない人達は(もちろん私を含めて)ひっそりと後方に座っている。質問や発言も前に座っている人達が積極的なので、後ろの人達はその会話自体を理解できずに首をかしげているのだ。

生はよく「訳をしないで!」と言う。いちいち言葉を英語に通訳して考えるのを禁じているのだ。でも分からないものは当然あるから、授業中に最も使うのは「○○とは英語でなんと言う意味ですか?」という質問になる。悲しきかな、私は単語レベルではなくて言っている文章ごと分からないことが多いので、「分かりません」が多いのだが。とりあえず、バッチリ大量に渡されたプリントをどこまで出来るかな?と開いてみたが、ウウッ全部スペイン語で書かれてるぅ〜!!質問自体わからないっつぅの。こんな私には西・英辞典ではなくて西・日辞典が必要だ・・・ハァ。


Jul 1, 2003

語にも訛りがあるというけれど私にはそれを聞き分ける事が出来ない。アメリカ人の南部訛りだと言われる発音も、北部の英語との違いがよく分からない。留学生の話す英語は明らかに普通の音とは違って訛っているので、それくらいハッキリしていれば判別が出来るけれど、アメリカ人が話す英語は私にとって同じに聞こえるのだ。

い日本にだって方言があるくらいだから、その何倍も広いアメリカにも方言や訛りがあって当然だと思う。以前NYからフロリダへ旅行に行った時は何となく相手の話すスピードがゆっくりだなぁと感じたけれど、人々の話す英語に訛りがあるとは思わなかった。アメリカで1番せっかちと言われるNYの人が話す英語は早口なので、暖かい気候は人を大らかにするんだなぁなどと勝手に納得していたのだ。もしかして東京と大阪に訪れた事のある外国人は、標準語と関西弁の違いを感じているのだろうか?ちょっと気になる疑問である。

部訛りといえば、映画「Sweet Home Alabama(邦題:メラニーは行く!)」を思い出した。映画の中でReese Witherspoon(リース・ウィザースプーン)演じる主人公はNYで活躍する人気デザイナーで、都会に馴染んだ華やかな暮らしをしているのだが、事情があってアラバマの実家に帰る。アラバマでの過去を消したかのように生きてきた彼女が再び地元に馴染んでゆくにつれて、NYの標準語だった言葉が少しずつ南部訛りに戻ってゆくという演出があるのだが、そんなことは映画を見た後で知ったし、私にはその可笑しさがさっぱり伝わってこなかった。

CNNで、イギリスの映画雑誌が選ぶ「映画史上訛りの1番下手な俳優」にショーンコネリーが選ばれたと出ていたけれど、面白い投票があるものだ。選考の理由は、ショーンコネリーが演じた数々の役柄の英語の訛り(アイルランド訛りの英語や、イギリス英語など)が不自然で、みんな彼のネイティブであるスコットランド訛りが強く出ていたからだとか・・・。それって日本の役者さんが役作りのために方言の指導を受けて、関東人が関西弁でセリフを読むのを、聞いている方は「なんだか変!」と感じるのと同じではないか!?

身国や言語の種類に関わらず人々の声や話し方は十人十色なので、彼らが話している言葉が訛りなのか、それとも単なるその人のクセなのか聞き分けるのは難しい。私はまだ英語を聞くということ自体に一生懸命で、冷静に訛りを分析している余裕などないのだが、いつか英語を聞いただけで相手の出身を推測できるようなレベルになりたいものだ。




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