miyamu's
DAY BY DAY

アメリカ徒然日記
アメリカ生活いい感じ。
いいトコ探せばいい感じ。
いいコト出来ればいい感じ。
いいヒト出会うといい感じ。

May2003 back numbers ★過去の徒然日記
May 31, 2003

日は、ひとまずご報告を。

記更新が止まっていましたので、もしかして!?と思った方はアタリです。出産のため少々入院しておりましたが本日31日の午前、病院より無事に生還いたしました。小さな小さなminimuは、とても元気な男の子です。いやはや・・・この3日ほどはとても長かった!

メリカで医療を受けるということは、大変貴重な経験になりました。入院が急だったこともあって、自分の心の準備もままならない状態で出産まで進んでゆきました。入院期間はあやうく2日になるところを体力不足を理由に半日延長してもらうことになり、思ったよりも身体の回復が出来た状態で退院することができました。自分で思っていたより私はタフなのかもしれません。

師や病院スタッフとの会話で使われる英語は聞きなれないものばかりで、完全に意志を伝えるのはとても難しかったし、その不自由さから言いたい事もついつい遠慮がちになって言わず仕舞いになってしまうこともしばしばでした。もっと会話例と頻出医療単語を予習しておくべきだったと後になって思いました。今回は夫婦揃って頑張ったと思います。

院から出産と、そして退院するまでのケアなどは忘れ得ない経験でした。もう少し自他共に落ち着いた頃にでも、minimu日記にでも裏話を書きたいなと思いますのでお楽しみに。


May 27, 2003

食に出した鶏肉のハーブ焼きを一口かじって夫が言った。「これ、何で味付けたの?」

は鶏のモモ肉をガーリックとハーブで漬けて焼いたものが好きで、時々これと同じ味付けをしている。夫も知っている味のはずなので、「何で?変な味する?」と尋ねた。すると夫はためらいつつ、「うーん・・・ハーブって言うか、洗剤みたいな味がする・・・。」と言った。せ、洗剤!?

の言葉に私も焦って、一口かじってみた。確かに洗剤のような味がするではないか。もちろん洗剤など味わった事はないけれど、苦いような消毒臭いような、まるで漂白剤に漬けていたような味なのだ。ガーリックとハーブの味をも打ち負かすような強烈さである。一体どういう事なのだ?食欲が一気に減退するようだった。

しに他のピースも味見してみたけれど、みんな同じように不自然な味がした。洗剤の味にこのまま食べる気持ちにもなれず、すぐに「もう食べなくていいよ」と鶏肉は食卓から下げられた。せっかくのメインディッシュだったので、鶏肉の皿が下げられた食卓はガランとして寂しくなってしまった。そのまま主菜なしの食事では悲しいので、とりあえず作り置きしてあったおかずを食べて急場をしのいだ。

い物を片付けながら、その鶏肉を調理した者として私は少しショックを受けていた。洗剤のような味がしたのは断じて私のせいではないけれど、今までも普通に利用していた店で買ったお肉だったし、どうしてそんな味がするのかという不信感が沸いてきたのだ。きっと調理済みの鶏肉でも、店に持ち込んでクレームを言う事が出来るだろう。でも、そんな事をする気にもならない。毒入りの食べ物をかじってしまったような、暗い気持ちになってしまった。

メリカに関わらず、スーパーなどの食品管理は消費者側からはほとんど見る事が出来ない。だから裏でどのような行程でパックに詰められているのか、どのように衛生管理がなされているのか、従業員はどんな人たちで、どんな働きぶりなのかなどは分からない。消費者はその店を信用して買い物をしているのだ。でも、今日はさすがに疑ってしまった。あの鶏肉は一体どこから来て、どのように処理されて、どのように売り場に並んでいたのか・・・。

れを期に、アメリカの食品の衛生基準や安全の規格を調べるのも勉強になるかもしれない。


May 26, 2003

曜日にメモリアルデー・セールを物色しようとWoodbury Outletsへ行ったら、そのあまりの混雑ぶりに驚かされてしまった。WoodburyはNYからの日帰り観光でも有名な買い物スポットなのでいつ出かけてもそれなりに人がいるのだが、今回は私が今まで見た中でも最も多くの人が訪れていたように思う。ふと顔をあげて遠くを眺めると、年末のホリデーシーズンの5番街のように人の頭がひしめいていているのだ!

週から再びテロへの警戒レベルが上から2番目のオレンジに引き上げられていた事もあってか、せっかくの3連休とはいえど自宅や近場で過ごす人たちが多かったのだろう。どのお店に入ってもレジの前には行列が出来ていた。

メリカの店員はいかに客が並んでいようとものんびりとマイペースに仕事を続ける。待っているだけでも簡単に15分ぐらいは過ぎてしまうのだ。私はあんまり長い行列を見ると、それだけで「買い物するぞ!」という意欲を奪われてしまうので、絶対に見たかった店と比較的空いている店だけを厳選してまわる事にした。

時半ごろには混雑ぶりもピークのようだった。あちこち歩き回って足が疲れてきたし、道路が混み始める前に一足早く帰ることにした。私たちが駐車場を離れるになってもその時間から買い物に訪れる車の行列はまだまだ途切れる気配がなかった。モールの中は駐車場もたっぷり余裕を持って作られているはずなのに、この日はほぼ満車状態だった。駐車場を探そうとする車たちで渋滞しているを見て、早めに来ておいてよかったと思う。

ウトレットに行く時は早めの時間に行動するのが一番である。広いモールの中は歩いているだけでも時間が掛かるのに、混んでしまうとレジを並んで待つ時間もある。行きたい店が一ヶ所に集まっていないのもアウトレットの策略なのかもしれないけれど、私たちもさっと一回りしているうちに午後になっていたので効率的に見て回るにはやはり朝1がよいと思う。


May 24, 2003

rooklynにある「Peter Luger Steak House」へ行った。Peter Lugerは100年以上の歴史を持つ老舗のステーキ店である。週末ともなるととても人気があるので、今回は2週間ほど前に比較的空いているランチの時間に予約をしておいた。今日は朝食を少なめにしてお腹の空き具合を調整してから出かけた。ここのステーキは大量に出てくると噂に聞いていた。

内に入ると、落ち着いた木目調の内装が心地よく出迎えてくれた。カジュアルすぎず高級すぎないフロアには古い邸宅の広間のような温かみがあり、どことなく家庭的な雰囲気を醸し出していた。サービスの行き届いた店員さん(フロアは全て男性が担当)に誘導され、私たちは窓際の明るい席に案内された。一通りメニューを見てから、夫と事前に頼もうと言っていた「ステーキ2人前」を注文した。2人前といえど日本人にとっては3人で食べても丁度よいくらいのボリュームなので、残りは持ち帰るつもりだった。

理が出てくるまでの間、テーブルに置かれていたパンフレットを見ていた。そのパンフレットにはPeter Lugerが「アメリカ最高のステーキ」とNYタイムズに評されたことや、Zagatの投票によって17年もの間NYでNo.1のステーキを出す店として君臨しているなどという事が書かれていた。さらにステーキに使用している肉へのこだわりや焼き加減の案内、肉とソース等のオリジナルギフトを扱っている事なども載っていた。
 
きな皿に載ったステーキには思わず「おおっ!」と声がもれた。肉がジュージューと焼ける音と、辺りを包むような香ばしい香りが一気にやってきた。ステーキも、やっぱり大きい!テーブルの上は大迫力のステーキの登場で賑やかになった。待ってました〜!とうとう、ステーキが食べられるのだ!ミディアムを頼んだら、丁度良い焼き具合でサーブされた。見た目はとても素朴でボリュームは十分である。

最初は店員さんが2切れずつ小皿に乗せてくれる。この写真は最初の肉をサーブされた後の2人前。
eter Lugerの肉はとにかく柔らかく熟成されているのが特長だ。外側はカリカリと焦がされているのに、ナイフで切るとふわっと切れる。同様に歯ごたえも一度に2つ楽しめる。不思議なことに、ひっきりなく滴り落ちる肉汁にも油っこさを感じさせない味なのがよい。分厚いステーキを飽きもせずにバクバクと食べ続けられるのは奇跡的だ。これで筋っぽい肉だったら、まず噛み切る作業だけで顎が疲れてしまうので、今日の半分も食べられないだろう。

ミディアム・レアと悩んだ末にミディアムにした。焼き色は、バッチリ!やわらかい!

から気合を入れて行った上、あまりにも食べ易いステーキが出てきたために、私は調子に乗って食べ過ぎてしまった。後で苦しくなって帰り道は少し後悔した。まだまだ食べられるお肉がついた状態でTボーンの部分が残ったので、これは家に持ち帰ることにした。このように残った骨付きの部分はスープを作るのに最高の素材になる。余ってしまったステーキを贅沢に再利用!これがまた、嬉しいごちそうになるのだ。

味しいステーキが食べたい!というお肉好きの方や、NY旅行の思い出に!という方にPeter Lugerはおすすめのレストランである。ただし予約が必要な事と支払いが現金のみ(又はPeter Lugerのクレジットカード)なのが少々面倒な注意点かもしれない。大人数で出かけてたっぷりと食べるのも楽しいし、家族で出かけて思う存分ステーキを堪能してスタミナをつけるのも良い。幸せな笑顔で食事出来ること請け合いである。


May 23, 2003

emorial Dayで3連休となる今週末。アメリカでは祝日の度にセールになるので、この週末には「メモリアルデー・セール」となるお店が多い。NYの夏は短いこともあり、もうそろそろ夏物も安くなり始める頃なのだ。家にもバーゲンのお知らせや割引クーポンのついた葉書が送られて来るので、このセールに買い物に出かける人も多いと思う。

メリカで買い物をする時に嬉しいのは、多くの店にすわり心地のよいソファーが置かれていることだと思う。日本とアメリカでは店内の広さが違うのだから仕方が無いとは思うけれど、椅子に座ってゆっくりと買い物が出来るのは嬉しい。

のソファーにはもう1つ活躍するお役目がある。買い物に行くとカップルで来ている人たちを良く見かけるのだが、こちらのカップルは下着の専門店にでも2人で入って行くので、女性がゆっくりと店内を見ている間に男性はソファーに腰掛けて待っているのだ。女性が買い物にかける時間は男性にとっては長く感じるだろうし時には退屈だったりするので、このように座って待っていられる配慮があるのはありがたい。

もこの休みの間にアウトレットモールに行けたらいいなぁ・・・と思う。元気があれば、せっかくのセールを見に行ってみよう。アウトレットモールはとても広いので、散歩のような感覚で歩き回るから良い運動になるのだ。アウトレットのたいていの店にはやはりソファもあるので、今の私には好都合。良い物見つかるかな?


May 22, 2003

日からmiyamu号を修理に出しているため、どこかへ行こうにも足が無い。徒歩圏で行ける範囲は非常に限られているため、ほとんど家にカンヅメ状態である。普段は特別に外出もせずに1日中家にいることだってあるくせして、無いと分かっている時に限ってやけに不便に感じるのはなぜだろう。

の心理というのはおかしな物で、こんな時ばかりちょっとした用事を思いつく。いつもなら「明日でもいいや」となるような些細な事が、妙に気にかかるのだ。いつでもそこに車があってどこへでも行ける時は気付かないくせに、久しぶりの車無しを味わうとやはり不安で、不便に感じてしまうのだ。もともと車無しの時代もあったのに・・・慣れとはこういうものなのか。

の週末はメモリアルデーという祝日があるため、3連休となっている。せっかくの連休なので、特に何事もなければ有意義に時間を過ごしたいものだ。長い間やろうやろうと思っていた事を実現させるのだ。それは何かと言うと、ズバリ「ステーキ屋へ行く」である。

は週末にピータールーガーというNY屈指と言われる有名なステーキ屋の予約を取っているのだ。これで最後の晩餐?とばかりに、私は「目一杯お肉を食べるぞ」と燃えている。それにしてもいいのだろうか、こんなに食べて・・・。見るだけでもお腹一杯になりそうな分量の一人前を出す店という話なので、調整してから挑むしかない。私は意外にもアメリカに来てからいわゆる「ステーキ専門店」に行くのは初めてなのだ。けっこう楽しみにしている。


May 21, 2003

うむ・・・私もまだまだである。昨日の続きで、「American Idol」の結果発表を見ていた。しかし、結果発表までの2時間も引っ張りまくる前座のショーが終わってみれば、ルーベンが選ばれてしまったではないか。思いっきり予想が外れ、私は自分の読みの甘さにガックリしてしまった。正統派アイドル風のクレイが絶対有力だと思ったのになぁ。女性ファンの悲鳴が聞こえるようだ。

日は郵便局で、語るも情けない失敗をしてしまった。たった一枚の95¢切手を買い求めるだけに5分もかかってしまったのだ。アメリカには95¢という単位の切手が無いので、正しくは「95¢分の切手」なのだが、窓口で頼む際にこの「〜分」にあたる適当な表現が上手く思い浮かばなかったためにとんでもない誤解をされてしまったのだ。

私「95¢切手を1枚ください」
局員「95¢の切手なんてないわよ」
私「ええと・・・(95¢の切手じゃなくてもいいから、95¢分の切手をくれないかなぁ・・・と思う)」
局員「95¢なんて、何に使うの?」
私「返信用封筒に貼って送るように頼まれてるから・・・95¢の切手が必要なの」
局員「???(既に状況が通じていない。95¢は無いって言っているじゃない、という表情。)」

った。こんなに基本的な会話なのに伝わらないぞ。この局員はどうしてトータルで95¢分の切手を組み合わせようという発想にならないのだろうかと思ったが、考えても無駄だった。私は頭の中で95¢になる組み合わせを考えて、色々と聞いてみた。

私「じゃあ、5¢、15¢、25¢とか、5のつく切手は無いの?」
局員「無いわよ。さっきからあなた、一体どの切手が欲しいのよ?」
私「だから、95¢だって・・・」

のままさらに状況は悪化し、私が「ア・ナインティーファイブ・セント・スタンプッ!(95¢を1枚だってばさ〜)」と言おうものなら局員は「ナインティ・ファイブセント?(5¢を90枚なの?)」と遠ざかってゆく。参った。窓口でしどろもどろになりつつ、私はもうどうしたらいいのか、何故に伝わらないのかとパニック状態だった。こんな事も伝わらないなんて、参ったぞ。意思の疎通が出来ないというのはけっこう悲しい状況だった。「95¢分の切手」とは、どうやって分かってもらえるのだろうか。

っとあの局員と私は相性が悪いのだろう。最終的にはスタンプのファイルを見せてもらって自分で95¢の組み合わせを作り、指差して出してもらった。一時は90枚もの関係ない切手を取り出してきて、相当焦らされたのだが・・・。日常の中には簡単なようでも難しいコミュニケーションが多々あるのだ。今日の失敗は後で辞書で調べておこうっと。


May 20, 2003

こ数日、アメリカ内がにわかに盛り上がっている。人々の関心が「誰がAmerican Idolに選ばれるか!?」に集まっているのだ。「American Idol」とは数あるリアリティ番組の中でもブームを巻き起こしている人気の公開オーディション番組である。番組の主旨はいたって簡単で、一般から募った多数の応募者の中からパフォーマンスと歌唱力を厳選し、最後に勝ち残った人を番組の全面バックアップによってデビューさせるという企画だ。

ヶ月前から続いていた番組も、ついに今週でファイナルを迎える。毎回候補者がふるい落とされて行き、とうとう現時点で最後の2人まで候補者が絞りこまれているのだ。オーディションで誰が勝ち残るかは審査員と視聴者の投票によって決められる。火曜日の夜に候補者の公開オーディションが放映されて、その後に設けられた制限時間内に電話投票を行う。そして翌日の水曜日に結果発表をする仕組みになっている。視聴者も一緒になって次世代のアイドルを発掘しているという気持ちになれるのも、人気の秘密なのかもしれない。

はこの番組を最初からずっと見続けてきたわけではないけれど、最後の8人ほどに厳選された辺りからけっこう真面目に見るようになった。オーディションを通じて、候補者の選考基準に面白さが感じられるようになったからだ。「American Idol」という番組なのだからルックスがさぞ重要なのだろうと思いきや、見かけ上アイドルらしからぬ人物が勝ち残り、金髪でスタイル抜群というような美人が落とされる。この予想を裏切るどんでん返しにはまってしまった。

本でアイドルというとルックスが良くて華やかで、そんなに歌が上手くなくても大人気!というような、どちらかというとちょっと軟派なイメージがあるように思う。実力派だとか個性派などと表現される歌手とは違う存在なのだ。私にとってのアイドルとは、このような固定観念の枠の中にいた。しかし、「American Idol」で勝ち残るには見かけだけではダメなのだ。まずは「上手い」ということが基本条件で、ルックスは見事な歌唱力があればカバーされてしまう。さすがは実力主義の国。

夜は最後の2人が一騎打ち状態で歌う。ここまで残っているだけあって2人ともかなり上手い。生放送の臨場感の中でも物怖じせずに見事な歌を聞かせてくるし、その堂々としたパフォーマンスには自信がみなぎっている。まだまだデビューもしていないというのに、この候補者達にはすでに固定ファンが付いている。ローカルのTVに出演したり、表舞台で歌ったりと引っ張りだこ状態なのだ。ここまでくれば立派な社会現象だと思う。

やCNNのようなニュース番組でさえ「American Idol」について扱っているのだから驚きである。今朝のニュースでも2人の候補者の出身地でのフィーバーぶりをレポートしていた。日本ではいかに人気があろうと他局の人気番組に関する話題は避けるものだし、お堅いニュースを扱う番組内でバラエティ番組をトピックにはしないだろう。

なみに2人の候補者のうち、私が有力だろうと目をつけているのがクレイという正統派アイドル風の青年である。彼はスリムでハンサム、高めのキーまで届く伸びやかな声を持つ金髪の好青年だ。これからどんな味付けでも出きそうな雰囲気がいい。そしてもう1人はルーベンという巨大な体格の黒人青年である。クレイの3倍はありそうな面積で、圧倒的な存在感がある。形容するなら半分サイズになったkonishikiという感じだろうか?歌声は低中音域で、ツヤツヤとセクシーに聴かせる感じ。でも、彼はもう今のキャラクターが強すぎでいじり甲斐が無さそうである。

日の結果発表が楽しみだ。きっとクレイになるだろうなぁ。彼には女性からの絶大な人気があるし、審査員の受けも良さそうだったし・・・。なんて言っていたら、また正統派アイドルという固定観念を覆されるかな?

★お礼★
昨日から沢山の方々から温かいメッセージを頂いております。その一つ一つにとても励まされますし、何より嬉しい気持ちで一杯です。「よし、やってみよう!」という前向きな思いはいつも誰かに貰っているように思います。またまた熱い気持ちになってしまいました。皆さま本当にありがとうございます!! miyamu


May 19, 2003

日はちょっと大切なご連絡を・・・。
早いもので出産予定日から、2週間を切ってしまった。え、誰のって?・・・もちろん私、miyamuのである。

のホームページは基本的に英語の話を扱っているので、妊娠の話題については触れないままでずっと続けてきた。でも、すでにいつ産まれて来ても不思議ではない時期に入ったという事なので、もうそろそろこの場でお知らせしておいた方がいいだろうと思ったのだ。そんな訳で、近々minimu登場の予定である!

とさぼらずに続いているこの日記が止まってしまうのも気になっていたので、いきなり音信普通になってもmiyamuはホームページを捨てたわけじゃないぞ〜と、先に言い訳をしておこう。アメリカでの出産は入院期間が最低48時間、平均しても約2日間ととても短いので、いつか日記の更新が止まったところで「最近miyamuは旅にでも出ているのか?」程度かもしれないのだが・・・

いな事に、昨年から今日までの間を特に問題もなく健康的に過ごしてこれた。学校もキツイだのツライだのと文句を言いつつ、お陰様で無事に終了できた。最後の頃は学校が終わる前にminimuが出てきたら困るなぁと恐れてはいたのだが、ギリギリまで間に合った。何と言ってもずっと身体の調子だけは良いので、私はかなりラッキーな妊娠期間を過ごせていると思う。まだ相変わらず、元気にぶらぶらと繰り出しているのだから、意外と体力があるのかもしれない。

inimuが登場するということは、今後は私の生活パターンもガラリと変化して行くのだろう。気がかりなのは、英語は続けていないと忘れるということだ。鍛え続けていなければ、英語は悲しいくらいに猛烈な勢いで脳から抜けてしまうのはこれまでも嫌というほど経験している。きっと、この夏は自分でどこまで出来るかという正念場になるのだろう。頑張るぞ!


この日記では触れなかった妊娠期間のお話を少しだけminimu日記という形で公開してみました。いわば裏日記のようなものです。学校が終わってからまとめた物なので、ひとまず間に合って良かったです。これからも色々と欲張りに、楽しく行こうと思っています。皆さま今後ともどうぞよろしくお願いします。


May 17, 2003

起きてから、朝食を仕入れに近所のデリまで出かけた。その店は地元で人気のベーグル専門デリで、朝早くから焼きたてのベーグルを売っている。ここのサンドウィッチもとても美味しいけれど、今日はベーグルだけを買って家でクリームチーズと生ハムを挟むことにした。

般的にどこのお店でも売っているベーグルのフレーバーは、プレーン・オニオン・ポピーシード・ガーリック・シナモンレーズン・ブルーベリー・・・等々ある。このお店にもこれらの基本的な味が揃っているのだが、その他にもここでしか見かけたことが無いフレーバーがあって、それが私のお気に入りである。その名もシュガーベーグルである。

ュガーベーグルは、プレーンベーグルにシナモンシュガーがかかっている。プレーンベーグルの香ばしい味にうっすらと砂糖がかけられているだけの素朴なものなのに、この不思議な組み合わせがくせになる。ドーナツのように油で揚げたパンではないのであっさりしているのが良いのかもしれない。モチモチした歯ごたえなので1個食べたらお腹一杯になれるのに、ドーナツよりもずっとヘルシーなおやつである。

の知らない他のお店でもシュガーベーグルを売っているのだろうか?もしこんなベーグルをが売っていたら、是非他の人にも試して欲しい味である。H&Hでも売り出さないかなぁ・・・。


May 16, 2003

下鉄とバスの運賃が値上がったことを不満に思っているのは私だけは無い。きっとNY中の誰もが一気に50¢も値上げされたことに憤りを感じているのではないかと思う。たとえ運賃が値上げになっても人々の生活や給料は変わらないのだ。

はマンハッタンで暮らしている訳ではないけれど、地下鉄ではなくガソリン代がいきなり大幅に値上がったらどうかと想像してみる。車は郊外の生活をする上では欠かせない大切な交通手段なので、ガソリン代の高騰は深刻な問題だ。それでも車を使わない訳には行かないし、高くても仕方なくガソリンを入れに行くのだろう。状況は違えど、きっとNY市民はこんな気持ちを味わっているのだろう。

までと同じように地下鉄で出かけるだけで、往復で1ドルも余計に払う事になるということは、例えばお金を切り詰めたい学生にとっては死活問題かもしれない。1ドル有ったらハンバーガーだって買えるし、屋台のプレッツェルやホットドックが買えてしまう。人によってはたったの1ドルなのかもしれないが、毎日の積み重ねによっては大きな差が出る。

際に運賃が値上げになってから2週間も経っていないのに、ここにきて訴訟問題になっているようだ。NY州の最高裁判所がMTA(Metropolitan Transportation Authority)に対して値上げした料金を元通りの1.5ドルに戻すよう命じているのだ。もともと値上げになったのはMTAの赤字を補うためだったらしいのだが、2ドルに値上げした事で赤字が転じて黒字になると予想されている。1日に利用する全ての人数から50¢も多く徴収できるのならば、予想以上に儲かったとしても不思議では無い。

のことで運賃を元通りにするように判決がでたらいいのになぁと思う。ただしその反面で1.5ドルになったら赤字が解決されないし、どうせまたすぐに値上げの話が出るのだから、間を取って1.75ドルにしたらどうかという気持ちもある。今後の動向がとても気になる話題である。


May 15, 2003

メリカは広大な国である。市民の移動手段は基本的には自動車で、距離がある場合は同じ州の中でさえ飛行機を利用する。そのため地方空港があちこちにあるし、ふと見上げると飛行機が低い上空を飛んでいるのをよく見かけるのだ。

空飛行は怖い。同時多発テロ事件の後は、ことさら低い場所にいる飛行機に緊張したものだった。郊外に住んでいる私でさえそう感じているのだから、マンハッタンやワシントンDCの側に住んでいる人々にとって、飛行機が低く飛んでいるというのは気が気でない事だろうと思う。それなのに、14日の朝、マンハッタンの上空を低空飛行している飛行機がNY市民を脅えさせたのだ。

の飛行機はアメリカ軍の兵士を乗せたもので、イラク戦争から帰ってきた兵士をねぎらうという意図なのか、特別許可を得て自由の女神像の近くを低空飛行していたという。しかし、アメリカのシンボルでもある自由の女神の近くやビル群の上を、飛行機が低く旋回するように飛んでいるというのはどうなのだろうか。何も知らない市民にとって、その光景は一昨年の9月の事件を彷彿させるもの以外の何物でもない。当然ながら、怪しい飛行機がNY市上空を飛んでいるという内容の緊急通報が相次いだ。

まり物事に過敏になるのもどうかと思うが、私だってそんな光景を見たら寒気がするだろう。現にテロ事件から1年ほど経ったころにハドソン川の近くを車で走っていたら、上空にいた小さな飛行機がまるで橋に向かって落ちて行くかのように見えたことがあった。その瞬間は心が凍る思いだったし、「ああ、やめてっ!!」と目を開けることが出来なかった。次の瞬間、なんてこと無いただの飛行機だったと分かったけれど・・・。私は神経質になっていたのだ。

ンハッタンの近くにはいくつかの大きな空港が集結しており、問題になった飛行機はその中の一箇所に向かっているところだったというけれど、たとえアメリカ軍の兵士が乗っていたとしても飛行機に敏感になっている市民の感情を刺激したことは間違いないだろう。


May 14, 2003

bayのオークションに出品されていた「Les Miserables」の最終公演のチケットがとうとうタイムリミットを向かえ、落札されたようだ。

「Les Miserables」は今週の日曜日にファイナルを迎えることが決まっている。16年という記録的な超ロングランミュージカルがついに幕を閉じるということで、この“最後の最後”の公演を見たいと思うファンは多いのだ。それなのに、最終公演のチケットは一般には売り出されていなかった。悲しいことに、ミュージカルの関係者や特別なコネクションのある人にしか出回っていないプレミアチケットなのである。

ークションに出ていたチケットは2枚組で、席がどのセクションなのかは分からなかったけれど、それを落札すれば少なくとも最終公演を生で観ることが出来る上に、さらにビッグなおまけが付いていた。それは、ミュージカルの後で行われるセレモニーに参加できるチャンスである。もしかしたらおまけの方こそ、落札する価値があるのかもしれない。

のプレミアチケットを喉から手が出るほど欲しい!と思った人達の競り合いによって、チケットの価格はどんどん上昇していった。数日前に冷やかしの気持ちで覗いたときは、すでに1万ドルを越えていた(約120万円!)のだから信じられない。ジョークなのではないかと疑ってしまったほどである。でも、1万ドルなんてまだまだ序の口だった。最終落札価格には本当に驚いた。なんと、1万8千ドルである。200万円以上ではないか!!車が買えるぞっ!

体全体、どんな人がチケットを落札したのだろうかと思う。すごいなぁ。そんな大胆なお金持ちもやっぱりいるのか。最初、オークションがまだまだ低額の戦いだったころ、「ちょっと挑戦しようかな?」なんて思った自分が笑えるくらいの落札価格だもの。これではまるっきりお手上げ状態だから、あっさり諦めも付くってものだ。


May 13, 2003

口にアメリカ人といっても様々な人種が混ざっているので、彼らの標準体重を○○Kgだと言い切るのはとても難しい。例えば身長が160cmの日本人女性とアメリカ人女性では肉付きが全く違うように、仮に同じ身長の人でも人種によって体質や体格がまったく異なるからだ。

メリカ人の標準体重が何Kgなのか正確なところは分からないとはいえ、彼らの食生活を考えれば他の国よりも明らかに肥満の人が多いことは想像できる。そういえばタイムリーに、体重が300Kgもあるドイツ人男性が救急車に乗る際にクレーンで運ばれたという話を聞いたけれど、それは極稀な肥満なので例外!(注:ここではKgと書いているけれど、アメリカの単位はlb:ポンドである。)

頃TVのニュースで、アメリカの航空会社が飛行機の最大積載量を計算する時に用いる“乗客一人当たりの標準体重”を引き上げるようにと航空局から指示されたいう話題があった。今までの標準体重を用いて積載量を計算すると、その数字と実際の乗客の体重との間にギャップが生じるようになってしまったのだ。これはアメリカ人の体重が全体的に増加していることを示している。

際に引き上げられたのは、乗客1人当たり10lb(約4.5Kg)ということなので、これを受けて航空会社は乗客数を減らすように調整しなければならない。ちなみに航空会社が計算に用いていた標準体重というのは、夏が180lb(82Kg弱)冬は185lb(約84Kg)だったそうだ。季節によって数字が異なるのは衣類の分だとか。

行機の乗客の総人数が減れば、座席の空間も広くなるかもしれない!?という期待感を抱きつつも、ただでさえ利用客が減ったりと業界が不況で厳しい状況だというのに、追い討ちをかけるような変更は気の毒である。今回の変更は、過積載による事故が起こる危険があると懸念しての事らしいので、安全のためとあっては仕方がない。不況でも、アメリカ人の標準体重の増加は止まらないのだ・・・。


May 12, 2003

週間ほど前からNYの地下鉄やバスが1.5ドルから2ドルに値上がった。一気に33%も値上げするとは、乗る方にとっては手痛い。移動距離に関わらず1回の乗車ごとに2ドルなので、どこか遠くまで行く場合には良いけれど、ほんの数駅の移動の時はもったいない気分になる。愛用していた1dayパスも今までの4ドルから7ドルに値上がり、大ショックである。1人ではなくグループだったら、迷わずタクシーに乗ってしまいそうだ。

日は買い物があったのでマンハッタンへ行った。5月中で有効期限が切れる20%引きクーポンがあったので、せっかくだから使ってしまおうと思っていたのだ。長いレジの列を待って、ようやく私の番が来た。商品と一緒にそのクーポンを出したら、なんとレジにいた店員の誰一人として割引の方法がわからないという。普通クーポンにはバーコードが付いているのに、そのクーポンは手打ち入力で割引するものだったのだ。

引コードをパソコン入力しても何故かエラーがでてしまい、店員が何人も挑戦してあれこれ格闘しているうちに20分ほど時間が過ぎていた。すごいなぁ。こんなに待たされるなんて・・・さすがアメリカだ。最後にはマネージャーまで登場したにも関わらず、そのマネージャー曰く「あなたの買おうとしているものはこのクーポンが適用される商品じゃないから」の一点張りである。クーポンにはそんなこと一言も書いていないのに、どういうこと?じっと待ち続けた私の忍耐は一体??

っとマネージャーはトラブルの対応が面倒くさくなって、「これは使えない宣言」を下したに違いない。納得いかないけれど、こうなってはダメなものはダメなのだ。悔しいけれどこちらは英語でやりあえるほど強くない。すでに商品が半額以下まで値下げされていたこともあり、私はクーポンを使う事を諦めた。とはいえ浮かない気分である。

んだ気分を励ますためにと、フルーツタルトを買って帰った。家路に向かう夕方の電車の中では、スーツできめた仕事帰りのビジネスマン達がビールやジュースを飲んだりスナックを食べたりしているので楽しい。(なんとバーが付いている車両まであるのだ!)私もちょっとおなかが空いたので、音楽を聴きながらプレッツェルクロワッサンをパリパリとかじった。このクロワッサンは18丁目にある「The City Bakery」のもので、香ばしくてとても美味しい。無数にあるクロワッサンの中でもかなりお気に入りである。上の部分がプレッツェル風になっていて白ごまが乗っているのが良い。

に帰ってから、今日行った店のオンラインショッピングをチェックした。あのクーポン、やっぱり使えたではないか。わざわざ出向いたのは送料が掛からないからだったのに。残念無念・・・。やはり、疑問に思ったらとことん戦わなくてはいけないのね。


May 11, 2003

ュージカル「THE PRODUCERS」をようやく観た。「THE PRODUCERS」はオープンしてから丸2年が経っているというのに、今でもチケットの入手が困難なショーとして名高い。ブロードウェイには単に人気があるだけで実際の内容としてはあまり良くないミュージカルもあるけれど、この作品はミュージカルとしての評価がとても高いのだ。それもそのはず、2001年のトニー賞で歴史的快挙(史上最高の15というノミネーション数、その内12を獲得)を成し遂げている。

ュージカルのチケットを数ヶ月前から買っておいたのは久し振りである。かつて「LION KING」を観た時はさらに長く、半年くらい先のチケットを買って「気が遠いなぁ〜」と思ったけれど、こんなに待たされると当然期待が膨らむ。よく巷で人気があると言われているミュージカルでも、ギリギリまでいい席が残っていたり、ディスカウントチケットが当日手に入るものもあるのだが、「THE PRODUCERS」や「LION KING」は旅行での滞在などで時間が限られている人は、事前購入必須である。

たちの席はFRONT MEZZANINE(2階席前方)の前から2列目、左寄りの真ん中だった。2階とはいえ1階の後方から観るよりはずっと舞台に近く、舞台の端から端まで見渡せるとても良い席だった。客層はこの日が母の日だったからなのか圧倒的に夫婦が多くて、若いカップルや子供連れの人、それに観光客と思しき集団が少なかった。

もミュージカルを観て、その客層にも「ああ、納得」である。ミュージカルのターゲットとする年代が大人向けなのだ。劇中のジョークやクスッと笑える細かい演出も、ただドタバタとオーバーアクションと勢いで笑わせればいいというような単純なものではなくて、出演者の息の合った掛け合いや動きと表情の小技でじわじわ味わう面白みがある。

には過激なギャグも。劇の中で、主役の2人が“舞台の大失敗”を狙ってプロデュースするという新作ミュージカル、「SPRINGTIME FOR HITLER」がすごい。何がすごいのかというと、ヒトラーとドイツをコテコテにギャグにしてしまっていることと、あまりにも滑稽でナンセンスなシーンなのに豪華に演出されていること、それに「強烈に危ないギャグだよな〜」と観ていてハラハラさせられつつも笑ってしまうこと。いかにもアメリカの視点でヒトラーを面白おかしく描いているので、ドイツ人があれを見たらきっと苦笑いだし、ツッコミを入れたくなるはずだ。蝶々夫人を見た日本人が「あ〜、日本は誤解されてる!」といいたくなるのと似ている。

後に、カーテンコールで舞台に並んだ出演者の総人数が少ないのに驚いた。それほど大人数ではないのに、脇役を次々に回転させて新しく舞台に現れる人であるかのように感じさせるミュージカルなのだ。メインの出演者達の放つ強い個性と、アンサンブルの息の合ったダンス、派手な衣装、舞台の移り変わりのスムーズさで、退屈させない「THE PRODUCERS」は面白い!

だし・・・。せっかくの面白いミュージカルなのに、英語の聞き取りが(私には)相当難しく、周りが笑っているのに笑えない、なぜ笑っているのかよく分からないという悲しさもあった。演出上、主演の話し方や歌い方にかなりクセをつけているようで、英語難易度高し!である。もしチケットが取れたなら、見に行く人は是非予習してゆくことをおすすめしたい。


May 10, 2003

月の第2日曜日が母の日というのは、アメリカも日本も共通である。正確にいうとまだこちらは土曜日ながら、一足先に「お母さんありがとう!」のメッセージをおくっておこう。日曜日になるのを待って、明日の朝にメールや電話をしても、時差があるので日本はもう母の日が終わる直前なのだ。

の日には、毎年インターネットのお世話になっている。海外にいてもインターネットで花を選び、日本にいる母に宛てて花を送る事が出来る。花屋さんへの注文や質問などのコミュニケーションもメールで24時間行えるし、支払いもクレジットカード決済にすればスムーズだし、なんと素晴らしく便利な時代だろう!

らりと立ち寄ったスーパーで、風船の中にバラやカーネーションを入れたアレンジが売られているのが目に付いた。今までも風船の中にぬいぐるみを入れたり、メッセージカードを入れたりして売っているのはたまに見かけていたけれど、繊細な生の花を風船の中に入れてしまうなんてすごい。風船や花が萎れてくるのを見るのは寂しいけれど、そのアイデアはちょっと楽しい。

日はガソリンスタンドや通りのちょっとしたスペースを利用して、あちこちに即席の花屋が開いていた。バレンタインデーや母の日などのイベントには花を贈る人が多いため、これらの時期になると普段はただの駐車場だったりする場所でかなり沢山の花屋を見かけることになる。ここまであちこちでカーネーションやバラの花束や鉢植えなどが並ぶのを見れば、誰だって母の日を思い出さない訳にはいかないだろう。うっかり「あれ、今日は母の日か!」と思っても、即席の花屋に車を停めて花束を買えば良いのだ。


May 9, 2003

っかり街路樹が新緑一色!黄緑が目にも鮮やかで、とてもきれい。この季節から夏にかけて近所でよく見る光景の1つに、子供達の出店がある。それは自発的に開いているアルバイトなのか、自宅の前にテーブルを出して、車で通る近隣の人たちを相手によく冷やしたレモネードやソーダを売っているのだ。

日も家の近くで子供達が数人集まってレモネードとクッキーを売っていた。子供達は車を見かけては通る人たちに向かって声をかけ、窓越しにジュースを売る。いきなり子供達に呼び止められたのに、車の運転手たちはジュースを買うのか?と思いきや、さすが気のいいアメリカ人、快く買う人が結構いる。しかも缶やペットボトルでもない紙コップなのに、みんな子供に優しい。

の場合はどうかというと・・・。運転中に子供達に声をかけられると、ちょっと緊張してしまう。子供達が呼び止めてくるのに無視して通り過ぎるのはなんだか悪い気がしてしまうし、とはいえ飲み物は必要ないし・・・。それで最後には子供達とバッチリとは目を合わせないようにしつつ、ノロノロ徐行するのだ。きっと喉が渇いていなくても条件的に買ってあげようかな〜と思える発想がアメリカらしい一面なのだろう。

ういえば私も子供の頃の夏は、ミニアルバイトのように庭の草むしりや買い物をしたものだ。お手伝いの報酬としてはお菓子や100円単位のお駄賃だったけれど、お手伝いすること自体がなんだか楽しかったし、ご褒美がもらえることも嬉しかった。お手伝いとアメリカ人の子供達の出店とはちょっと違うけれど、きっと彼らはお店ごっこを楽しみながらやっているに違いない。

も、売っているのがペットボトルのまとめ買いしたソーダや、粉を水でといて作ったレモネード、さらに箱単位で買ったクッキーなどだから、けっこういいアルバイトになるんだろうなぁと思ったりして・・・。


May 8, 2003

、終わった〜!一番大物だったファイナルのエッセイがついに。残すはPronunciationの試験だけなのだが、もうこれはどうでもいい気分である。けっして投げやりな訳ではなく、本当にどうでもいいような内容なので仕方ない。今夜は一足お先に幸せを味わっている。やれやれ、お疲れさまでした。

験の前に雑談をしていたら、いきなり教授が「発音のコースもあるし、問題がある人は是非受けたほうがいいわよ」とクラスに向かって言い出した。そして「確かこのクラスでも何人か、受けている人がいるでしょう?どう?ファイナルはスピーチがあったの?」と、痛い質問をしてきた。

瞬の間があった後、「発音の授業なんて、ここにはないですよ」と、今日の授業でも私の隣に座っていたはずのDさんが言い出した。思わずDさんに注目してしまう。すると、Dさんに続けとばかりに他の人たちも「あの授業はお金と時間の無駄でしかない。何にも得られるものが無いし、朝も早いしで最低。」などと次々に言い出した。「ましてスピーチ?そんな自由にConversationする時間さえ無かったのに。」

日も問題の教授はかなり強烈にひどい状態で、何かに追い詰められているかのように焦っていた。必要もないのに必死に声を張り上げて、どんどん早口になり、しまいには「ああ、もっとゆっくり話さなくっちゃ・・・」と独り言をぶつぶつ言い出すなど、心乱れる授業を展開していた。いきなり泣き出しそうになったり、ヒステリックに話したりするのでこちらの胃が痛くなる。

んなにボロボロに言われる授業というのも、珍しいと思う。これらの不満を聞き、私たちの教授は「まあ、そんなこと言わないで、何かしら為になっているはずだから・・・」とフォローしていた。とはいえPronunciationのクラスを教えている問題の教授のことをよく知らないようだった。フルタイムではない非常勤の教授なので無理もない。ひどい授業を受けて学生にとって苦痛だったことなどは、教える立場の人も熟知しておくべきことだろう。


May 7, 2003

日は授業中に最後のエッセイがある。つまり、それが学期末試験ということだ。おまけにPortfolioの提出も明日である。今までに書いた全てのエッセイの中から選りすぐりの3つを選んで提出する。これで最後と思うとつい力も入る。今日は手直しやら準備やらに追われて大変だった。

う、ようやく一段落。しかし時計はすでに夜の12時前・・・。今夜、私の作業を遅らせる要因は沢山あった。7時からはFriendsの再放送だったし、夕食の支度と片付けをして、それに8時半からAmerican Idol(アメリカンアイドルというオーディション番組。アサヤンのような感じ?といったらレベルが高いので失礼かも。)の結果発表、さらに10時からは試合の舞台をシアトルに移し、再びヤンキースとマリナーズの試合が行われている。ああー気が散る〜・・・

ッセイの下書きとアウトラインを作りながら、ちらちらと野球を見ていた。シアトルの場合、試合開始が西海岸時間なので、東海岸では夜の10時という遅い時間からTV中継が始まる。TVは勉強の敵である。でも、つい見てしまう。困ったものだ。夜中の12時だというのに、こちらは雷模様。こうなると停電が怖いので早く寝ようっと。今日はここまで!


May 6, 2003

うでも良いことながら、気になることがある。頭のてっぺんからガタガタした髪の毛が生えているのだ。全体的に私の髪質はクセ毛ではないけれど、どうしてなのかその辺りだけ集中的にまっすぐではない髪の毛が生えてくる。このガタガタ具合は指ざわりが最悪で、しかも髪が曲がっているせいで全体の流れからもはみ出してしまうクセモノである。おまけにふにゃふにゃと曲がっているくせして太めの毛なので、妙に目立つ。

ったことに、ガタガタした髪の毛を触りだすとついつい気になって、手当たり次第に引っこ抜いてしまう。同じ場所から何本か生えているせいで、抜き出すとなかなか止まらない。一箇所から毛を抜くと薄くなりそうだと思いつつ、気になって仕方ないのだ。かなりガタガタした一本を収穫した時には、してやったり。ちょっとした充実感さえ味わっている・・・私は怪しい。いや、意外と同じような思いを抱いている女性がいるかも!?

変わって、今週は学校も大詰めである。木曜日にエッセイの試験があって、それが終われば学校も一段落する。Pronunciationの試験は来週に残っているけれど、それは準備のしようがないし、正直言ってそんなに重大な問題ではない。今のところ私に出来るのは、エッセイの下準備をしておくぐらいだ。

校が終わったらやりたいこと、やらなければならないことが沢山待っている。最近は少しばかり忙しすぎた。1月から怒涛の勢いで英作文ばかりに追われてしまっていたのだ。このサイトも色々やりかけの事だらけで、気になっているのに手が付けられなかったし、計画倒ればかりになってしまっていた。それも、あともう少しだ。もちろんせっかく続けている英語だから、学校が終わってもノルマを作って継続しようとは思っているけれど、まずは一休みしよう。


May 5, 2003

月5日は子供の日。このゴロが良くて覚え易い日が、私の結婚記念日だったりする。数年前の5月5日、祭日は区役所は開いていないので、24時間開いている守衛室のような受付に婚姻届を提出するという不思議な経験をしたのだった。そういえば世紀の変わる1月1日に、ミレニアム婚というのが流行ったような・・・日付が変わる瞬間に混雑している守衛室を想像するとなんだか可笑しい。

年特別なイベントとして記念日を迎えている訳ではないけれど、今年はちょっと贅沢にしてみようと、外で食事をすることにした。アメリカでは普通の平日にも関わらず、最初に思いついたディナークルーズ(ハドソン川からマンハッタンの夜景を楽しみつつディナーをするというもの)は予約がとれなかった。同様のディナークルーズはいくつかあるのだが、天井まで全面がガラス張りになった船に乗って夜景を見るというのは一社のみだったのだ。

約が出来なければ仕方がないので、ダウンタウン地区にある(トライベッカになるのかな?)Bouleyというフレンチレストランに行くことになった。このレストランはNYのガイドブックにはよく登場している日本人にも人気の店である。料理のクオリティの高さでも有名である。もちろん値段的には安くはないし、カジュアルではないので頻繁に行ける店ではないけれど、たまにはいいさ。

ストランの値段は何で決まるのか。美味しくて個性のある料理はもちろん、サービスや店自体の雰囲気、ネームバリュー、お客がそこで得られる素晴らしい一時などにも値段がつけられる。良いレストランはこれらのバランスが良いし、満足度も高い。ただ高ければよいということではなく、いかに有名で高級なレストランでも、自分が寛いで楽しい時間を過ごせないのならばそこはその人にとって良いレストランではないのだ。

段値段のつけられない、“物質ではないもの”も立派な売り物になる。レストランを選ぶのはお客の方なのだから、自分の意思や趣向にあった店を見つけなくてはせっかくの食事が台無しになってしまう。厳しいドレスコードのあるような超高級レストランに行くなら、お客の方もその店を選んだだけの気合を入れなければならない。せっかく行った店ならば、自分が主役、自分が1番楽しまなければ損である。ハイソな空間で自分を身分不相応に感じることや、他のゴージャスな客に囲まれて肩身の狭い思いをするのは最も悲しい失敗だ。

をBouleyに戻そう。このレストランは予約時に、「ジーンズとスニーカー、Tシャツはダメ」と言われたので、カジュアルではないけれどタイ着用でもない、「ちょっとオシャレして出かけようかしら!」という感じのセミフォーマルな雰囲気のレストランである。

内の雰囲気はゆったりと温かみのある感じで、プライベートな空間はしっかり保たれているのに、あちこちに愉快な笑いのあるアットホームさがとても快適だった。店員がお客を品定めする社交場風レストランとはかけ離れており、お客と店員との会話も弾む。肩の力を抜いて、無理しないでも贅沢したいなぁという時には、この程度の過ごしやすさが私には最適である。

後に肝心な料理はどうかというと、控えめながら単純ではない繊細な味付けで、見た目も美しく素晴らしかった。Bouleyのシェフのお試しコースを頼んだら、一皿一皿の量は控えめで、コース内容が非常に充実していた。少しずつ美味しいものを食べては、新しいお皿がやってくるのはとても楽しい。味も質もサービスも良く、満足度の高いレストランだった。記念日が控えている人は予約してみてはいかがだろう。

Bouleyオフィシャルサイト(英語) http://www.bouley.net


May 4, 2003

Yから車で約2時間半ほど高速道路を飛ばし、NJ(ニュージャージー)州を経てPA(ペンシルバニア)州に入る。今日の私たちの目的地であるThe Barnes Foundation は、個人の美術コレクションを一般に公開している非営利団体施設である。この施設は“美術館”ではないが、その規模と作品の点数からみればアメリカでも指折りの立派な美術館である。

he Barnes Foundation内にある絵画は膨大な量で、以前日本でも「バーンズ・コレクション」として特別公開されたことがある。The Barnes Foundationは一般公開されているとはいえ美術館ではないので、今の時期は金〜日の週末のみ、さらに事前予約で時間を指定した人だけ見ることが出来る。

he Barnes Foundationは、そのコレクションの内容と人数を限定した公開のためにとても人気がある。私たちが電話をした時は数週間先まで予約で一杯だと言われていた。今回はキャンセル待ちをしていたので、予約日の2日前になって「空きが出た」という連絡が来たのだ。諦めていただけにとてもラッキーだった。これで週末の予定を急遽変更、The Barnes Foundationまでのドライブとなった。

設の中に入ると、個人のコレクションとしては世界最高とも言われるだけあって、ルノワールやセザンヌをはじめとする印象派のコレクションが驚くほど充実していた。また、ゴッホ・ピカソ・マティスなどのコレクションもとても素晴らしい。芸術観賞はいつも感動的なのに、あまりにも有名で大きな作品が多く集結していたためすぐに“お腹一杯”になってしまった。

場料は1人5ドルで、オーディオガイドが7ドルだった。オーディオガイドは英語でも、ガイドがあるのと無いのとでは作品への解釈や理解の深さが違ってしまう。今日は1人1台レンタルすることにした。英語の聞き取りがイマイチでも、ガイドがあればどの作品を特に注目すべきなのかというバロメーターになる。

内は華氏70度に保たれていて、ハイヒール禁止、女性のハンドバッグを含めた鞄全て禁止、ジャケット禁止、写真撮影禁止という徹底振りで運営されている。予約制なので飛び入りも出来ないし、車でなければいけないような場所柄なにかと不便な点もあるけれど、The Barnes Foundationは行ってとても良かったと思える場所だった。すっかり芸術シャワーを浴びて、すがすがしい気持ちになった。それにしても、あれが全て個人で集めたものだなんて信じられない・・・。


May 3, 2003

本のようにカレンダー上での大型連休が無いアメリカでは、今時期ちょっと物足りない。とはいえ今年はゴールデン・ウイークが分断されていて、人によっては4連休だとか。もしも日本にいたら、とても損した気分になるだろうけど、今や4連休でも羨ましい・・・。

日行った野球でも、観客の日本人比率にはただ驚くばかりであった。丁度春の観光シーズンに相まって、示し合わせたかのように松井vs.イチロー対決である。球場に向かう駅のホームからして、明らかに野球観戦に向かう人たちが見られた。NYにはこんなに日本人がいるんだねと思わせる光景は、Dreams Come Trueのライヴ以来である。球場で私たちの隣に来たカップルも、偶然にも日本人だった!本当に、今年のメジャーリーグはすごい人気なのだ。

ジャーリーグも商魂たくましく、ゲートの隣に、目にも新しいヤンキースのオフィシャルグッズショップをオープンさせたばかりだった。その上、3連戦を見に来る日本人をターゲットにした商品が売られていた。わざわざ松井とイチローを2人一緒にプリントした「日本人対決記念Tシャツ」が限定販売されていたのだ。これが、売れている事といったら!ふと見回した周囲にもこれを着て両チームを応援している人達がけっこういたし、大成功だったのではないかと思う。

況だとはいえど、日本国民の生活水準は世界的に見ればとても高レベルのようだ。海外旅行が一般的なことももちろん、食事や買い物を楽しむ余裕もある。例えば同じメジャーリーガーでも、他の国出身の選手達はこんなにも報道陣に注目されないし、自国のメディアに囲まれないし、大勢の熱狂的に歓迎したり応援したりしてくれるサポーターはいないもの・・・。時にメディアの攻撃がうるさくても、外国でプレイできるスポーツ選手たちはとても幸せかもしれない。きっと世界のどこに行っても、日本人は温かく応援してくれるだろう。

NYで松井vs.イチロー対決が見られるのは夏の真ん中。8月にもう1度見に行くチャンスがありそうである。これまた夏休みという好シーズン、ビールの美味しい季節。再び熱い試合を観戦できるのが今から楽しみである。


May 2, 2003

方に買い物に行ったら、シリアル売り場で気になる商品を発見した。1箱に1枚、人気メジャーリーガーのCD-ROMが付いているというものだ。1枚に5人の選手の動画と、データなどが入っている。全シリーズ6枚で、にくい事に外からは何が入っているのか分からない。

ッケージの裏に全シリーズの紹介が載っていたので見てみたら、No.2のCD-ROMの中に「Ichiro」の名があった。ちょっと欲しいかも・・・。しかし、確立は6分の1だ。そんなにシリアルを買っても食べられないし・・・でも、キャンペーンはすぐ終わってしまうだろうし・・・。とりあえず、6分の1の可能性に賭けて1箱買った。早速開いてみる。ああ、No.5だぁ〜。残念。

が言った。「返品すれば?」

れは思いもよらない発想だった。でも、この国ではそんなことも不可能ではない。「美味しくなかった」とか、「印刷と違う」とか文句をつけて、開封したシリアルを返品している人を見かけたことがある。それじゃあ、No.2が当たるまで店を変えつつ返品し続ければ・・・と、一瞬思ってすぐやめた。きっと「名案!」だなんて実行できる人もいるのだろうけど、私はそこまでアメリカンではない。

ちらのシリアルには数え切れないほどの種類があるのだが、商品にはあの手この手で新しいおまけが付けられていたりする。CD-ROM付きというアイデアは、最近多いように思う。結局、私は次の当たりを狙って、せっせとシリアルを食べることにした。


May 1, 2003

Yの短い春。4月ごろから木々の花が一気に開いてからは本当に早い。緑の葉が繁りだす付ける5月の終わりには、初夏の陽気になっている。溢れる生命力を肌で感じられる、私が1年の中で最も好きな季節である。

陰様で、本日が締め切りになっていた課題は無事に提出する事が出来た。延べ16ページの大作、これは私の史上最長エッセイである。正直言ってかなりきつかった!たまには、よく頑張ったねと自分を誉めてあげよう。それにしてもESLの課題でこんなに苦しんでいるのでは、きっとアメリカの大学生にはなれないんだろうな・・・。

11時半からの授業に遅れずに来ていたのは、いつもの半分の学生たちだった。そこから2時半に授業が終わるまでの間、次々と出来たての課題を引っさげて学生たちがやってきた。9時半からPronunciationの授業はもっと閑散としていて、課題を間に合わせるためなのかかなりの人数が欠席だった。(でもこの授業は内容に難有りなので、欠席が多いのは他の理由かもしれない。)

でに手書きの課題は受け付けてもらえない時代になっている。特別に指定が無くても、提出課題は“タイプしたもの”という前提なのだ。もしも家にPCを持っていない人は、図書館かPC室のPCを使わなければならないから大変だと思う。学期末には混雑するし、時間がかかって仕方ない。それに家にプリンタが無い人も学校でプリントアウトするので、フロッピー片手に順番を待っているような状況だ。10年前はまだワープロの時代で、レポートも手書きが主流だったのだから、当時からは考えられないほどに変化している。

局5人ほど欠席のままで授業が終わってしまった。最後に教授が「今日ここで提出できなかった人は-10点です」と言った。それはつまり、たとえ100点満点の成績をもらえるエッセイでも、満点が90点に引き下げられてしまうということである。これはなかなか厳しい。どんなに良い出来でも最高でA-ということだ。締め切りに対してシビアなのは、もしかしたら日本よりもアメリカの方かもしれない。昨夜2時過ぎまで取り組んだ甲斐があった。

の雨もすっかり晴れ空になったし、夜の野球観戦も気持ちよさそうだ。簡単にお弁当を作って持って行こう。




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