miyamu's
DAY BY DAY

ヨコハマ徒然日記
ヨコハマ生活いい感じ。
いいトコ探せばいい感じ。
いいコト出来ればいい感じ。
いいヒト出会うといい感じ。

January2004 back numbers ★過去の徒然日記
Jan 31, 2004

医者通いがいつまでたっても終わらない。週に一度しか通院していないので仕方が無いとはいえ、1本の歯を治療するのに最低3回はかかるようなペースなので、これではちっとも終わりが見えない。もう2ヶ月も心の中に引っ掛かっている治療への憂鬱さに、私はいい加減にストレスを感じ始めている。歯のトラブルは食生活にも直接関わってくるので、出来る限り未然に防ぐのが1番なのだ。何の問題も無く通院が全て終わった時に、どんなに自由で心が軽くなれるかだけを楽しみにして忍耐するしかない。

在治療中の歯は下の段の1番奥で、レントゲンに写っていた薄暗いもやもやの蓋をあけたら“あら大変!”というぐらい大きな虫歯が育っていたらしい。昔に治療済みだった歯でも、被せ物の下から虫歯になる事はあるのだ。治した歯だから・・・と油断していると、私のようになる。

歯は麻酔の量も多くて注射針も痛いし、ドリルで穴を開ける時間が長引くと口を開けておくのも辛くなってしまう厄介な場所だ。治療台に横たわって目を閉じてみたけれど、麻酔をしているのは分かっていてもいつビビッと痛みが走るかと恐れるあまり身構えてしまう。緊張しながら治療は進んで、ついに神経に近づいているというピリピリした感触がし始めたその時、ついに怖さのゲージが振り切れたのか、私はいきなりプレッシャーから解放されたような気分になった。

の時、私の脳裏にいきなりジャマイカのイメージが浮かんできたのだ。何を唐突に!?というぶっ飛び具合に自分でも驚きつつ、そのまま南の島の澄んだ海と、暖かい風、遠い地平線、それにゆらゆらと泳ぐエイの姿を想像した。すると“あぁ〜いい感じだぁ・・・。”と、自分が最大限まで口を開けてドリルを当てられている現実から逃避してしまったのだ。そして夢のジャマイカ気分にひたっているうちに、治療の難所は通り過ぎていた。

ながら不思議(というか、ある意味危険?)なことだと思ったけれど、突然現れた幸せなイメージが、私の治療の苦痛を和らげてくれたのは確かだ。もしかして、麻酔が効きすぎて怪しい世界の入り口まで行ってしまったのだろうか。でも何だか、気持ちよかったかも・・・?って、あぶないあぶない。

Jan 30, 2004

町田にあるGRANDBERRY MALLに行って見ない?と姉を誘ったら、行く行く〜!という快い返事が返ってきたので、またまた一緒にお出かけ決行。今度は私の得意とする(?)郊外ドライブなので、初めて行くところでも比較的安心だ。電車で行くとちょっと遠いイメージがある南町田でも、国道246号を使えば簡単に行ける。

RANDBERRY MALLは田園都市線の南町田駅を出てすぐの場所に広がるショッピングモールで、お洒落で気の効いたお店がずらっと集合している便利なスポットである。ここに行けば衣食住の全てを揃えることが出来て、さらにモールの半分以上のスペースがアウトレットショップになっているのだ。あちこち歩き回って疲れたら、一休みする美味しいカフェもある。一通りの設備が整っているので子連れでもOKなのも魅力的だ。

ールは冬物の最終売り尽くしセールの最後の3日間ということで、平日にも関わらずなかなかの賑わいを見せていた。お客さんは地元の人が多そうだったし、結構穴場なのかもしれない。実際に出かけてみるまでは「何かいいものがあればいいかな」という気分で、あまり期待しないで行ったものの、終わってみれば手応え十分のお買い物になっていた。

買ってもまだまだ着られるような旬の服が安くなっていたので、私はウキウキと調子に乗っていくつか買った。それにしても買おうかどうしようかなどと悩まないほど、安いものばかり買っているなぁ・・・。でもこれならminimuにボロボロになるほど汚されても大丈夫だし、どういう訳か安い服ほどもとが取れるほどのヘビーローテーションになるから、全然悔やまないですむってものだ。

ころで。どんな格好をしていても誰の目も気にせずにいられたのはアメリカの好きな所だった。悪く言えば無頓着なのかもしれないけれど、流行に振り回されないでいるというシンプルさが素敵だと思っていた。でも、一度日本に帰って来たら、それまでと同じ様には行かない。私にとって日本独特の集団心理に戻るのはとても簡単なことだった。今度はアメリカで着ていた楽々な服では世間から浮いているように感じてしまうのだ。そういうスイッチに切り替わったのだろう。こうして、今私のワードローブは日本の流行を急激に取り入れつつある。再び流行のファッションを着る楽しさを満喫しながらも、心の隙間にはほんのりとした寂しさがあるのは何故だろう・・・。


Jan 29, 2004

週は外出続きだった夫のスケジュール。どうせ夜が遅いのならばと、私は実家にminimuを連れて遊びに行った。1泊だけのミニミニ里帰りである。たとえ1泊でも赤ちゃんと一緒のお泊りには何かと必要で、育児用品だけですぐにカバンが膨らんだ。大きな旅行カバンを持ってminimuと一緒に家を出る自分の姿が、まるで夜逃げ風の妻みたいに思えて我ながら笑えた。

になってから実家に着いて、のんびりと寛いでいたら、突然ドアをノックする音が聞こえて新聞屋の集金が来た。私の母は勤め人なので、その時はまだ家に帰ってきておらず、とりあえず私が立て替えておくことにした。後で帰宅した母に新聞代を立て替えたことを伝えると、母は「お釣りはいらないわよ」と言って数枚のお札を取り出し、私に手渡した。と、その中に、見慣れぬ札が・・・。あっ!二千円札だ!!

は、私が二千円札を手に入れたのはこの時が初めてだったのだ。そのあまりの希少さから、私の頭の中からはすでに二千円札の存在すら葬り去られていたので、今更ながら二千円札で無邪気に喜べてしまう。嬉しそうな私のリアクションに逆に驚いていたのは母の方だったかもしれない。

れにしたって私が忘れてしまうぐらい世に流通していないお札なのだから、手に入れたところで参ってしまう。はっきり言ってわざわざ作る必要も無かった紙幣だと思うし、今なお自販機さえも二千円札を受け付けてくれないという状態なのだから、冗談ではなくそのうち絶滅するのではないだろうか。少なくともアメリカの2ドル札のように、存在はするけれど化石のような紙幣になる日は近い。私に二千円札をくれた母曰く、「ピン札で三枚手に入れたから、取っておいたらそのうち価値が上がるかもしれないし、miyamuにもあげるわ。」・・・う〜む、それは絶対無さそうだ。でもせっかく初めて巡ってきた物だから、使わないで取っておこう。


Jan 28, 2004

昼頃にConversationが終わった後、久し振りに自由が丘へ行った。姉がインテリアを買いたい言っていたし、せっかくだから一緒にドライブがてら・・・と、思い立ったら出発進行。しかし、私は自分で運転して自由が丘に行くのは初めてで、頭の中にはおぼろげな地図しか入っていない。おまけに混雑した街中へ向かうのも久し振りだ。そんな訳で少々緊張していたものの、結局姉の家から15分足らずで到着できた。ホッ。ここまでは、やるじゃんmiyamuという感じで、調子に乗ってしまったのが大間違いで・・・。

はなんとかなったとしても、一難さってまた一難である。都内に車で行く時の最大の問題は、駐車場探しなのだ。出かける前に一応インターネットで駐車場情報を調べておいたけれど、平日なのにどこも満車で、しかも狭い、キツイ、高い!さすがは都会・・・。自宅の近所では切り返しも楽々の広さで、なおかつ30分100円なのに、ここはどうやって入れろっつーの!?という狭さで12分100円である。やっと見つけた空車は最も入れにくい突き当たりの壁際で頭から突っ込むしかないけれど、そうしてしまうと今度は出にくい。バックから駐車させようと何度も切り返すも、ムキーーー!はまってもうたっ!想像してください。向かい合った駐車スペースの間に挟まって10cm刻みで切り返す私を・・・。

え、私は無謀でした。都内を舐めてました。やっぱり目黒区なんて浜ナン(横浜ナンバーね)で乗り入れちゃいけない場所なんですね。2台隣りに停まっている車からおじさんが笑っていたし、最後に仕方なく、頭から突っ込みました。フフフ・・・。ああ、せっかくのドライブ気分だったのに、姉にもすっかり頼りない所を見せてしまいましたとさ。


Jan 27, 2004

ょっと前からずっと日本のメディアを騒がせている事件と言えば、民主党の古賀潤一郎議員の学歴詐称疑惑である。自身のプロフィールにはアメリカのペパーダイン大学(Pepperdine University)を卒業したとあったのに、実際に調べてみると在籍はしていたものの卒業までには至らなかったという事実が発覚したのだ。始めこそカメラを向けられてもそんな訳は無いと断言していた古賀議員だったけれど、わざわざ渡米までして得られた結果は予想通りのもので、今では涙ながらに弁明をしている状態だ・・・というのは前置きで。

の弁明で彼が示した3つのお約束は、民主党の離党と、議員報酬を受け取らないことと、ペパーダイン大学の卒業に不足していたとされる19単位を国会の閉会中に取得するというもので、これを聞いた時、私はこの3番目のお約束に「本気〜?」と首をかしげてしまった。19単位というのは、かなりキツイ。

会議員を辞職しないという事は、たとえ国会が閉会していようと彼は国会議員で居続けるわけだし、その間だって仕事が無いとか休暇な訳ではないのだ。それなのに、そんな時期に渡米して単位を取れるほど過不足なく通学し、しかも課題もろもろを完全にこなせるとでも言うのだろうか。それとも日本にいても就学できる通信制度でもあるのだろうか?もしもアメリカに行くのなら、ビザはどうなるの???

のESLでさえ、1日3.5時間で週に2日を半年通って6単位。途中で休みも無い。これがメジャーな教科なら、もっと厳しいだろう。数十年前に現役だった人が、長いブランクの後に現役大学生と一緒に勉強するのだって大変なことだ。たとえ日本では政治家だとしても、大学の勉強や言葉の面で優れているとは思えない。

言実行は国会議員の基本かもしれないけれど、今度ばかりは難しいのではないだろうか。もちろん、自分への逃げ道としてなのか(?)古賀議員は「出来る限り」という一言を付けているようだから、ほとぼりが冷めた頃に「努力はしたけれど結局1単位も取れないで終わってしまいました」と、頭を下げるのかもしれない。


Jan 26, 2004

て、昨日は1月25日。別に特別な日でも何でもないけれど、私がこのLittle by Littleを始めてから丸二年が経ったということで、あらためて時の流れの早さに驚くばかり・・・。最近新しく訪れてくださった方も、以前からリピーターでいてくださる貴重な皆様も、これからもタイトル通りのLittle by Littleで続けていきたいと思いますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

のところ私がメロンパン同様にはまっている物、それは冷凍食品である。電子レンジで数分温めるだけという簡単さなのにまずまずの美味しさが再現できるので、ちょっと小腹が空いた時や1人で夕食を作りたくない夜などには大活躍するのだ。お米系の主食から和洋中華のおかずと、なんでもござれのバラエティも魅力的だったりする。本当に日本の冷凍食品はスバラシイ!

や我が家の冷凍庫には買い置きの冷凍食品がギッシリ詰まっている。おかずが数種類に野菜も色々、うどんにご飯にデザートに、もはや非常食と呼ぶのが失礼なぐらいの品揃え・・・。ちなみに最近のヒットは何かというと、大学いもと赤飯と、とろろ芋のすりおろしパックである。とろろ芋は一回分の使いきりパックになっているので山芋をする手間が無く、この便利さに出会ってからは自分で山芋をすり下ろさなくなってしまった。ますます手抜き主婦街道まっしぐら!

日は英語教室の後で、一緒にレッスンを受けている仲間の家でお昼をご馳走になった。彼女もいつもレッスンに子供を連れて来ていて、同世代で、しかも昨年までアメリカで暮らしていたという経験があることまで似ている。これからも色々とお話をしたり、子供同士を遊ばせたり出来そうな気配である。

ンチにはセロリの香りでじっくりと煮込まれたラタトゥイユが出てきた。これがとても美味しくて、私はすっかり感心してしまった。それにしても「簡単なものだけど・・・」と恐縮されつつも、本当に簡単な物が出てきたことって少ないと思うのは私だけだろうか。私の考える簡単なものというのは、残りご飯のチャーハンとかお茶漬けのように、真の簡単料理だからなぁ。次回は私の家に来てもらおうと思うけれど、お料理が上手い人を招くのにはさすがにこの「簡単なもの」は出せないよね・・・。そうだ、こんな時こそ圧力鍋があるではないか。ちょっと腕まくりして、頑張ってみましょうか。


Jan 24, 2004

日買ったばかりの圧力鍋で、さっそく煮込み料理を作ろうと材料を集めた。寒い冬には、やっぱりおでんでしょう。関東出身の私と西の方出身の夫とは、自分の思う定番おでんの味やネタが微妙に違うのだが、美味しい所取りで我が家流を作る。例えば結婚するまで私のおでんには牛すじが入る事はなかったけれど、夫のおでんには入るらしいので、今の我が家のおでんは牛すじ入りである・・・というように。

力鍋は、密封した鍋の中の圧力を高くして水の沸点を上昇させることで、素材をより早く柔らかく調理してくれる便利な調理器具である。料理を仕上げる時間の短縮にも大変便利なので、一度使うと誰もが手放せなくなるアイテムらしい。共働きのお母さんにとっても、強い見方なのだとか。圧力を高くするというのが想像しにくいけれど、気圧が下がれば沸点が下がるけれど、気圧が上がれば沸点が上がるという現象を利用しているのだろう。飛行機の中や標高の高い山でお湯を沸かすと気圧が低いために沸点が下がり、100℃に満たない水温で沸騰するという事の逆だと思う。

日のおでんは、沸騰して鍋の内圧が上がってから5分、火を止めて蒸らし時間5分という超スピード仕上げで出来上がった。心配していた大根も荷崩れすることなく、中まで味が染み込んでふっくらとしていた。今まで数時間もトロトロと煮込んでいたのが嘘のように思えるほど、素晴らしい出来栄えに満足である。一瞬自分が料理上手になった錯覚に陥り、これでもうしばらくは圧力鍋にはまってしまう予感・・・。次は、かたまりのお肉を煮込んでみようっと。これぞ圧力鍋の醍醐味で、お肉がすぐにほろほろになるのが楽しみなのだ。


Jan 22, 2004

語のレッスンと同じ先生のもとで、週に一度Conversationの集まりがある。これは勉強ではないので、お茶代の徴収のみで2時間ほど、英語で色々なことを話す。この会に来るのは日本人と韓国人とドイツ人で、参加者全員が1番深い理解を持って話し合えるのはもしかすると日本語(なんと!)なのだが、時々日本語交じりの英語でLanguage Exchangeのように話し合う。在日歴の長いこれらの外国人の人達は、日本語が堪能だし本当に勤勉である。

ピックは毎回決まっている訳ではないけれど、普段のお喋りがそうであるように、話をしているうちに会話の内容がある方向性を持ってきて、横道にそれつつ進んでゆく。異国間の文化や相違点などから、時には社会問題や家庭問題、犯罪についてなど割とシリアスな話題も出てくるので、辞書は必須アイテムだ。そしてあっという間に2時間は過ぎしまう。人の話す英語から、すっかり忘れていた言い回しなどを掘り起こされたりして、楽しくもあり、勉強にもなる。会話をするというのは語学の勉強にはやっぱり欠かせない要素だ。

りに、集まりに来ている韓国人の女性から「子供のおもちゃがあるんだけど、もし必要なら次回に持ってくるわ」と話し掛けられた。私はいつも赤ちゃん同行なので、minimuを見て、彼女のお子さんが小さい頃に使っていた物をお下がりにどうかと思いついたそうだ。こういった申し出を受けるのはとても有りがたいし、嬉しくもある。それで「もし必要がないのでしたら、いただきます」と答えたのだった。


Jan 21, 2004

ッフッフッ。とうとう、ようやく、At last, Finally, In the end…(ってくどい、)念願のT-FALの圧力なべにもなるセットを手に入れたぞー!あの日、意を決して買いに行ったらまんまと売り切れていた、あの鍋セットである(詳しくは10日の日記を参照)。犯人は現場へ戻るじゃないけど、私は鍋セットが売切れてしまっていた後も幾度となく同じ店を訪れては売り場をチェックしていた。そしてついに執念が実を結び、なんとも嬉しい形で入手できる事となった。

しい形というのは、他でもない。最後の1個が現品限りという、これを逃したら二度と巡り会えないような超お買い得価格で売られていたのだ。なんと、セール価格のさらに半額である!一応この安さには訳があって、1度は売り切れて入荷予定も不明だと言われた商品だけあって、後に倉庫から発掘されたらしき、見本用として展示されていた物らしい。それでも新品なので品質には問題が無い。今度こそ、即決でお買い上げ!

の鍋セットは本来の鍋売り場から少し離れた所にあった薄汚れたワゴンの上に、ポツンと乗せられて私を待っていた。“見本品のため、現品限り”という、赤札と手書き文字がいじらしい。今日行ったら売っているかもしれないと、諦めないで通い詰めた甲斐があった。私はけっこう執念深いのだ。こんな風にして、運命的に鍋セットは我が家の仲間となった。大切に使わなくては。それでも他の鍋たちに埃を被らせないように、みんな平等に大事にしないとね。ああ、これからちょっとお料理が楽しくなるかもしれない。


Jan 20, 2004

えーーー。正月三が日以降の日記の日付が2003になってたよ。今更気付いて直してみました。(もしかして、皆さん気付いていながら黙っていてくれたの??)いやはや、一応言い訳っていうか、昨年一年中2003で打ち続けていたものだから癖がついちゃって・・・新年早々大ボケで恥ずかしいやら情けないやら・・・。とりあえず、久々にDictionary更新しました。

曜日の午前中は英語の日。レッスンの途中や後で毎度のように思うのは、英語の抜け落ちが本格的にヤバイなぁ〜という気持ちだ。何度も言って自分でもクドイとは思うけれど、それほど言いたいことが言えずに口ごもってしまう状態で、私は焦ったり仕方ないなぁと諦め半分に寂しくなったりしている。もちろんこのままで良いはずもなく、結局は自分の熱意がどれほどの物なのかを試されているということなのだろうと思う。英語は触れなければ抜けてゆく。お酒も飲まなければ酔いが覚める・・・って、関係無いか。

葉を発しないために会話の術を忘れてしまうのは、自分を取り巻く環境が日本語オンリーになったのだから、自然にある程度は予想していた。実際にアウトプットの場が減っているし、当たり前のことなのだ。ただ問題はそれだけではなく、生活で私が自主的に英語を見聞きしないために、インプットされていたはずの英単語が記憶の中から消え去ったり、意味が曖昧になったりしている事だ。こればかりは経験ではなく学習でカバーできる領域だけに、自分自身のやる気にかかっている。習い事や目標を大切にするのならば、継続する意思力が必要なのだと強く感じる。

々思い出すのはカレッジの教授が言っていた「自転車の話」だ。自転車に初めて乗るとき、人は転倒することを恐れてなかなか足を地面から離せない。でも、一度も転ばないで上手く乗れるようになる人なんていない。だから勇気を出して何度もトライする。そうして、ある日足をつかずにスッとこぎ出せたことに気付くのだ。一度自転車に乗れるようになったら最後、どんどん遠くまで一人で走れるようになって、もう二度と乗り方を忘れることはない。自転車に乗れるようになるまでの過程で何度も転んで、痛い思いをしてもういいやと諦めてしまったら、次に「乗るぞ」と決心するのが辛くなってしまう。その代わり、一度習得されたものというのはいつまでも自分の物になる・・・。これは中途半端な状態でやめてしまったら、次第にゼロに戻ってしまうという例えだ。という事は、私は転んで膝をすりむいたのかもしれない。早いところ、マキロンで消毒しなくっちゃ。


Jan 18, 2004

日の寒さと雪が通り過ぎたのか、今日はとても穏やかで気持ちの良い晴天である。それなのに冬眠から覚めたクマのようにお昼頃になってからのそのそと起き出し、気付くと今日が半分終わっている。夕暮れが早いというだけで一日が妙に短く感じ、「あー何にもしないで日曜日が終わってしまう〜」と、ワンパターンの焦燥感が押し寄せてくるのだ。とりあえず日が沈む前に買い物へ出かけよう。

張明けの夫は、長時間飛行機で同じ体勢を取っていたせいで身体が所々痛いという。時差ボケでキツイというよりは、こういう所に疲れが出ているようだ。幸い金曜日のうちに帰って来れた事で、再び仕事が始まる月曜日までに、この土日がいいクッションになる。で、週末はすっかりお昼寝モードである。

する私はスーツケースに詰まっていた洋服を洗濯して、何もかも元通りにする作業に取り掛かっている。こういう事は早く済ませたい性質である。旅行から戻って、荷解きが遅くなれば遅くなるほどだんだん面倒になって、腰が重たくなり、ついには出しっぱなしになってしまうという状態が大嫌いなのだ。大嫌いなのに、自分にはその素質(出しっぱなし癖)があるという事を十分自覚している。出遅れたら一気に面倒くさくなって、やる気までしおれてしまうのは私の欠点だ。だからこそ、出来るだけ早く片付けなければいけないと思う。もしかしたら、片付けられない人と片付けなくては気が済まない人は、実は紙一重なのかも・・・。


Jan 17, 2004

曜日の夜、夫がアメリカから無事に帰国した。1番心配していた“そもそも飛行機が飛ぶのか?”という問題もクリアして、ほぼ予定通りのフライトだったらしい。というのも、現在記録的な寒波に襲われているアメリカ北東部。最高気温が氷点下で当たり前、雪が降ったら絶対積もるという状態なので、いつ飛行機が遅れたりキャンセルになったりしてもおかしくないのだ。何はともあれ、お帰りなさい。

きよりも少し大きくなった荷物を開くと、懐かしいアメリカの品々が出てきた。よく行っていたスーパーの袋などは、私にはとても気の効いたお土産に思えた。ほんの数ヶ月前までいた場所なのに、今やこんなにも遠く、昔の事のように感じるのは何故だろう。

忙な仕事の合間を縫って、夫は私がリクエストしていた細々とした食品や雑貨類をきちんと買っておいてくれたようだ。中でもチョコレートのかかったプレッツェルは私の好物だ。きっとこういうお菓子ならソニープラザや明治屋や成城石井などでも手に入るのだろうけど、「何か欲しい物ある?」と聞かれて、何となく思いついてしまった。美味しいお菓子の少ないアメリカだけど、これはとても気に入っていた。いっぺんに食べるのも勿体ないから、お茶と一緒にチビチビと楽しもう。

日は天気予報が当たって、チラホラと雪が降る1日だった。私は1年ぶりに(なんという不精っぷり!)美容室へ行き、髪を切った。アメリカで“いかにもアジア女性”っぽく見えていた真っ黒のロングヘアだったけれど、さすがに長くなりすぎてしまった。日本では今ショートやミディアムヘアが流行っているので、私の髪は切った後でもまだ長く思える。それでも仕上がった髪は以前と比べてとても軽い。シャンプーもドライヤーも早い!鏡に映った自分を見ると、僅かに変身したように見えて我ながら嬉しくなってしまう。まるで、昔ロングヘアを初めてショートにした日、思い切った勢いに乗ってピアスを開けたくなってしまった気分を思い出したのであった。


Jan 15, 2004

日の料理教室ではメインにミートローフとポテトのグラタンというドイツの家庭料理を作った。これは“ミートローフ”と“ポテトのグラタン”というニ品の料理ではなくて、“ミートローフとポテト”のグラタンというところがミソらしい。テーブルにじゃがいもが山盛りに用意されているのを見て、いいね〜これぞジャーマンポテトって感じがするわねぇといい加減な事を思っていたけれど、今日はグラタンである。

ラタンというと、ついクリームソースの中にマカロニが入った料理を想像しがちだけれど、グラタンというのは料理法の名前で、オーブンで焼くという意味がある。ただし、グラタン用の丸や楕円の皿に入れて、そのまま焼いてテーブルに供するような料理の場合に限定されるようだが。だから甘いデザートでもグラタンという場合があるし、今日のようにミートローフやポテトを焼く場合もある。

き型の中心にハンバーグのたねのような挽肉の固まりをおき、その中にチーズをたっぷりと詰め込んで、さらに生クリームであえたじゃがいもでお肉の周りにある隙間をギッシリを埋め込む。そうしたらオーブンでじっくり1時間焼く。すると焼きあがったのはフワフワした食感のミートローフで、肉汁がポテトに染み込んでいい味を出し、中のチーズはすっかりとろけている。チーズに具をからめて食べたらまた格別で、シンプルなのにその絶妙な味に参加者は「おいしー!」の大合唱!

れまでに2回参加して思うのは、西洋料理はつくづく香辛料やクリームや油を多く使うということだ。メインの料理もデザートのケーキも味や甘さは控えめながら、相当なカロリーの量なのだ。特に寒い地方では身体の熱になるエネルギー源として、料理もこってりした物になるらしいから、そのせいなのかもしれないけれど。材料の段階から学習しているのだからカロリーは高いということはみんな承知している。でも仕上がった料理が美味しいので、ついつい食べすぎてしまう。しかもお皿が空くと、すかさず先生が「おかわりはいかがですか?」と訪ねてくるので、断り下手の人は大変なことになる。ダイエットを考えたら、こういう会は月に一回だからいいのかもしれない・・・!?


Jan 14, 2004

ニ里帰りから帰ってきました。明日は先月に引き続き、月イチで参加しているドイツ料理教室がある。実家から行くにはちょっと遠いので、結局前夜のうちに家に帰ってくることにした。教室で何を作るのかは当日になってのお楽しみ。きっとまた、新しい料理との出会いと発見があるはずだ。

ちゃんと一緒に過ごす1人の夜、最大の難関はお風呂に入るということだ。普段はminimuを夫がお風呂に入れ、上がる頃に私がタオルを持ってminimuをキャッチするという役割分担ができているのだけれど、自分ひとりで全てをこなすのはとても難しい。お座りも出来ないminimuをお風呂に入れ、同時に自分の身体を洗うなんていう事は出来ない。たとえ一緒にお風呂に入ったとしても、上がる時にminimuの世話をあれこれしているうちに絶対に湯冷めしてしまう。赤ちゃんは「ちょっと待っててね」が通じない相手だ。だから、私も一緒に入ることは出来ないのだ。

うなると、手段は1つである。とりあえず自分は服を着たままでminimuをお風呂に入れて、彼が寝静まった後でお風呂に入るという方法である。今日は1人なので、仕方なくこの手でお風呂に入ることにした。しかし、これが本当に落ち着かない。「もしお風呂に入っている時に起きて泣き出したらどうしよう?」という不安でいっぱいになり、とても焦るからだ。もしもシャワーのザーザーいう音で泣き声が聞こえないまま、10分も大声で泣き続けているとしたら大変だ。

がりで一人ぼっちで泣き叫ぶ赤ちゃんを放ったらかしにするのは可哀相だし、ご近所には大迷惑だろうし、それに自分もお風呂に入っているのだから泣きたいような状況である。今日も自己最高のスピードでザッとお風呂に入り、ダッシュで着替えて廊下に出た。上の階の音に聞き耳を立てるもシーンとしている。ああ、泣かなかったか。良かった〜、、、ふう。こんな状態もあと1日の辛抱だ。頑張れワタシ。


Jan 13, 2004

日はまだ12日だけど、1日先取りの日記である。夫の出張につき、数日だけミニ里帰りを決行することにしたからである。次の日記は、木曜日になる予定。

家の方に11日の晩からminimuを一足お先にお願いして、私は一晩だけ夫も子供もいないひとときを過ごす事にした。といっても、やることはただ1つ、家の大掃除である。夜中に洗濯をまわして掃除機をかけるのは気が引けるけれど、幸い我が家の家電は引越しの後で揃えた最新鋭の消音タイプ。現代の1人暮らし世代は夜に家事をするから、消音機能がウリになるのだとか。(どれほど効果があるのかは知らないけれど・・・。)

っかり夜もふけて3時にようやく布団に入った。minimuのことは気になりつつも1人の方が仕事がはかどるので、つい遅くまでやりこんでしまった。それでも目標だったホームページの改造をするほどの時間は無かった。仕方ない、こちらはのんびりということで。もう学生時代のように徹夜をしようにも睡魔には勝てない。

12日に英語のレッスンがあったので1人で行くと、今日はminimuはどうしたの?と聞かれた。いつも一緒なので、1人の方が珍しいらしい。さて、成人の日は“Coming-of-Age Day”。日本のしきたりについて話すも、成人式って意外と説明しにくいイベントだと思う。日本では20歳で大人になったと判断されるので、正装の振袖を着て祝いの式典に出るのだと言ってみたけれど、伝わっていただろうか。実を言うと大人という定義が何なのか、自分でもよく分からないのだ。もし分別のつく年頃のことなのだとしたら、近年よく聞く羽目を外しすぎてニュースになっている若者達についての説明が出来ないし・・・。

語はいつも1時間半のはずなのに、話がはずむと2時間はすぐに経ってしまう。ちょうどお昼の時間になり、台所から先生の奥さんが作っている美味しい料理の匂いが漂い始めると、そろそろお開きである。この良い匂いで私までお腹が空いてきて、このまま「一緒に食べてもいいですか?」と言い出さんばかりの気分である。(さすがにそこまで図々しくはない。)そうだ、私は母の手料理を食べに行くんだったわ。それでは、ミニ里帰りをしてまいります。


Jan 12, 2004

のいない日曜日、午後から姉親子と一緒に横浜みなとみらい地区にあるワールドポーターズ(World Porters)へ出かけた。みなとみらい地区に車で行くのは久し振りで、緊張して少し身構えてしまった。というのも、この周辺はまだ開発の途中なのか、時々道が変わっているのだ。

し道選びに失敗して遠回りと渋滞に遭遇したけれど、無事に到着。と、予想通り駐車場に入るまでが長い列になっていた。建物は目の前だというのに、列がなかなか前に進まない。忍耐でようやく入り口が近づいてきた時、途中でほんの少し前の車と間隔があけてしまった隙に、横入りの不届き者が強引に割り込んできた。建物を一周して取り囲む入庫待ちの車の列が分かっていないはずも無いのに最悪なやっちゃ〜!!と、私のそれまでの待ち時間と労力を考えたら、たった1台でも無性に頭に来て思わずクラクションを鳴らしてしまった。こんなこと前は出来なかったのに。もしかして、私はアメリカナイズされているのだろうか?

車場への入庫直前にもう1つ障害があった。路肩で誘導をしているおじさんから「入庫してもいいけど、出庫に3時間かかるかもしれませんので、ご了承ください」などと言われたのだ。駐車場の出庫に3時間て、一体どういう事・・・?どうやらワールドポーターズを囲むように走っている道と信号に加え、ひっきりなしの歩行者の波で、混雑時は非常に出庫しにくくなるということらしい。それにしたって3時間て、常識を逸脱している。ちゃんと対策を考えているのだろうか。正直言って「そんな事言っているけど、きっと大丈夫でしょ」と思った。でも帰りに3時間も待たされたら、相手は渋滞を宣言しているのだから悔やむに悔やまれない。そんなこんなで、長蛇の列を待ったあげくに仕方なく近くの駐車場に車を停めて歩いていったのであった。1500円の出費。

ョッピングも終わり、そろそろ帰ろうという頃になった。離れた駐車場に向かうときに前を通ったら、車の出庫は全然3時間も待っていない。それどころか、めっちゃスムーズ・・・。なんだ、やっぱり大丈夫じゃないのと、言っても全てあとのまつり。せっかく楽しく出かけてそれなりに買い物を満喫したけれど、なんとも車運のない一日であった。


Jan 11, 2004

曜日だというのに早起きをしてしまった。今日から約1週間、夫がアメリカに出張なのだ。数日前から現地の気温をチェックしては「おおー。最高気温が氷点下だ!」とか、「体感温度-20℃って、寒〜・・・」だとか騒いでいた。横浜よりもずっと気温は低いけれど、建物の中にいる分にはどこも暖かいので、移動中をいかに暖かく過ごすかが大切なのだ。一応去年だって経験したNYの冬なのだし、風邪などひいては情けない。

すように冷たい空気が身体からどんどん熱を奪うので、長いコートと身体に隙間風を入れないようにする小物類が必需品である。夫は昨夜遅くまで荷造りをして、しっかり防寒具を揃えて出かけていった。行き先は自分が4ヶ月前まで働いていた場所だし、そこにいる友人や同僚たちと再会できるのだから、比較的“やりやすい”出張なのではないかと思う(私が勝手に、思っているのだが)。気温ともう1つ、気になっていたテロへの警戒度も1つ下がってオレンジからイエローになった。下がったからといって安全でもう大丈夫だという訳でもないけれど、とりあえず少しはホッとした。

間は3連休だというのに、私はなんとなく置いてけぼりになった様な寂しい気分になり、せっかく早起きしたことだしと、掃除をして洗濯を何回転かさせた。バタバタしていると、突然「あ。今週はお料理もしないでいいし、帰宅時間で慌てる必要も無いのか!」という事実に気付き、妙にお気楽な気分になった。とりあえずminimuと一緒なので、実家にでも行って遊んでもらおう。


Jan 10, 2004

は自分のことをそれほど物欲の強くない性格だと思う。頻繁に買い物へ出かけつつも、見ているだけで楽しめるし、衝動買いもしないし、悩んだら買わない。もし本当に欲しい物ならば、家に帰って一晩寝てから考えてもまだ気になっているはずだというのが持論だからだ。それで翌日もし売り切れていて涙をのんでも、その物とは縁がなかったのねと潔く諦める。これが私の買い物ポリシーのはずだったのに・・・

圧力なべセット、ほっしいーーーーー!!!今すぐほっしぃー!
ほっすぃー・・・のだ。

力なべセットというのは、年末とある店で発見したT-FALの圧力なべにもなるセットの事である。T-FALの定番商品である取っ手の取れるフライパンや深鍋に加えて、付け替えるだけで圧力鍋になる蓋が付いているセットだ。普通の圧力鍋は大きくてスタックできないから場所をとるし、圧力鍋以外の使い方ができないので、いつかは欲しいなぁという程度に思っていたのだけれど、このセットは小さめで全部重ねて収納できる。

思えばはっきり言って一目ぼれで、初めて見かけた時に「あ、これ買おうかな〜」と思った。しかし焦る事はないと思いとどまって、気になっていながらも後ろ髪惹かれつつ家に帰ったのだが、やはり欲しい。かなり欲しい。3日後ついに、「よし、あの圧力なべセットは今日からうちの子になるのよ。今から迎えに行くから待っててね〜!」と、ウキウキしながら買いに行った。買うと決めたら今夜はシチューだ。私の脳裏にはほろほろに煮込まれた肉のイメージがしっかり浮かび上がり、勝手に料理名人になったような気分に酔いしれていた。

かし。悲しきかな、圧力なべにもなるセットはまんまと売り切れていたのだ。晴れてうちの子になるはずだったのに、すでに私以外の誰かのお宅に貰われてしまったあとだったのだ。私はすっかりその気になっていたので、その反動で手に入らなかったショックは大きかった。もしかしたら在庫があるかもしれないと、一抹の希望をもって売り場にいた人に尋ねてみたが、すでに在庫は全て売り切れてしまい、次の入荷はいつになるか分からないというではないか。ああーーーーー、大ショック!

んなにショックなら、なんで初めて見たその時に買わなかったのって?欲しかったのは山々でも、その店はクレジットカードのつかえない所で、私には圧力なべセットを現金でポンと買うほど持ち合わせが無かったのだ。今では財布にいつでもなべセットの値段以上のお金を入れて、出会ったとたんに即購入できるようにと備えているのに、未練がましく通えども入荷が無い。調べてみたらインターネットでも買えそうだけれど、どこもそのお店で見たものよりもずっと高いのでなんだか悔しい。こうなったら絶対に手に入れるぞ。私は一度買うと決めたら執念深い女なのだ!


Jan 8, 2004

には年齢の近い姉がいる。そして、姉の家にはminimuよりも半年早く生まれた男の子がいるので、子供同士の年も近い。加えてお互いの家が近いということもあり、帰国してからというもの頻繁に会っては育児の話をしたり、買い物をしたりしている。私たち自身が子供だった頃は、人から時々「双子?」だとか聞かれたけれど、今も双子が子連れで遊んでいるように見えるだろうか。姉妹というものは、とても楽しい。

末から続いた1週間の休みの後、ようやく再開されたごみ収集の日のこと。私は合計4袋のゴミ袋を家の中から排出した。そのゴミのほとんどが食品のパッケージだった袋や紙箱なので、本当にここは包装過剰の国だと思ってしまう。年始の商品はおめでたいからか、特にきれいに包装されている。どんなにきれいに包まれていても、1度包装紙をはがしてしまえば中味以外はただのゴミになってしまうのだから勿体ないと思う。以前はきれいな包装紙を畳んで取っておいたこともあったけれど、はっきり言ってキリが無い。

集が休みの間は同じような大きさの物をまとめて捨てたり、箱を広げたり小さく折りたたんだりして出来るだけ小さくなるようにしてみたものの、ゴミが出る出る。日本の生活で1週間もゴミが出せないという事態は一大事だ。家の中にゴミの置き場がないのだ。ゴミが増えたら、狭い部屋がますます狭くなってしまう。もちろんゴミに占拠されて見苦しくなった部屋は私の望むところではないし、来客のある時期だけにそういった生活臭のするアイテム(というのか?)は出来るだけ隠しておきたい。

月三が日を過ぎる頃、我が家の台所の床面積はじりじりと狭まっていて、コンロの前に立つのが大分窮屈になってきていた。今が生ゴミの腐敗しにくい季節だからいいような物だと思う。年明けの初売りで買い込んだ戦利品のパッケージで「もう限界!」と感じ始めた頃、ようやく最初のごみ収集日がやってきた。ゴミの山が無くなった後、やけに台所がすっきりして見えた。あのゴミの山がそれぞれの家庭から出されているのだとしたら、日本の将来への不安は年金問題だけじゃない。そんなことを思ったら、今年はもっとリサイクルに目を向けないといけないなぁという気持ちになった。


Jan 6, 2004

日分まとめて更新になってしまった。何となく忙しい今日この頃。

メリカで最初に出来た日本人の友達が、この年末年始にちょうど一時帰国しているということで、我が家に遊びに来てくれた。彼女は私と同じ頃にアメリカを離れ、現在は他の国に住んでいる。そんな理由もあって、まさかこんなに早く日本で会えるとは思っていなかっただけに、とても嬉しい訪問だった。

国で友達を作るというのは難しいと思う。何かの会合で一緒になったことがあり、顔も名前も知っていて、何度か話をしたことがあるような人は多くても、そのほとんどはプライベートでも会うような関係に発展しない。それに数回会ったのに、お互いに連絡をとらなければ自然消滅してしまうような関係だってある。広く浅くの付き合いはどこか虚しい。ほんの数人、ただの1人でも親友と呼べる人がいてくれた方が幸せなように思える。

くに引越してしまった友達と、最初こそ頻繁に連絡を取り合っていても、次第に間隔があいて、いつの間にか疎遠になってしまう事がよくあるように、海外で知り合った人同士の場合“帰国してしまったらそれでお終い”になってしまう友達も残念ながら多い。だからこそ、こうして日本で会えたことにはとても意味があるし、これからも続いて行く“つながり”を感じ、何となく心が温かくなったのだ。

は3年間の海外生活で貴重な友達と何人か巡り会えた。これは自分にとってとてもラッキーな出来事だったと思うし、それぞれの出会いに大変感謝している。こうして日本に帰国した今、離れていても繋がっていて、これからも会える仲間がいる。言葉以上に意味があることではないだろうか。


Jan 5, 2004

日は年が変わって初めての英語の日。いつも通りminimuと一緒に出かけた。しかも30分の大遅刻である。遅寝遅起きのminimuを、レッスンの始まる朝の10時に間に合わせるのは大変だ。強行で起こしてしまえばいいものの、すやすやと良く眠っている子供を起こすのも忍びなく、今日もレッスンが始まるつい15分前に起こしてしまったのだ。それでも十分迷惑そうな意思表示をするので、身支度にずいぶんてこずってしまった。でも、私のそんな事情を察してか、一緒にレッスンを受けている人と先生が来週からはレッスンを10時半開始にしてくれるという。とてもありがたい配慮にこちらは感謝が尽きない。ただでさえ子連れOKの英語なので、この機会を大事にしなくてはと思う。

れまで何度も書いてきた事ながら、このところ著しく英語の勘が鈍ってきている。遅刻のことを謝る時にも、coming lateをlate comingなどと語順を間違って発言してしまう始末で、悲しいやら情けないやら。活用しなければ何事も脳から消えてしまうというのは、高校時代にあれほど得意だった数学の公式を今やスッキリと忘れ去っている現状でも実証済みだし、英語だってこれと同じで使わなければ忘れる一方なのだ。私が日本語を忘れないのは、常に日本語で考え、日本語で会話し、日本語で読み、書いているからだ。だからある程度の英語レベルを維持しておくためには、当然もっと活用しなければならないということか。英語日記でも始めようかなぁ・・・ううむ。


Jan 4, 2004

正月連休の最終日だった日曜日、横浜市金沢区にある横浜ベイサイドマリーナに行ってみた。ここには98年の秋にオープンしたアウトレットのショッピングモールがある。実は私はここが出来たての頃に一度だけ来たことがあって、その時は新しく出来た話題のスポットとしてかなり混雑していた。でもさすがに5年も経てばブームのほとぼりも冷めるのか、渋滞もせずにお昼頃に到着した。

の日は天気も良く気温も高めだったのでマリーナを散歩するのには最高で、カップルや親子連れに混ざって愛犬を連れている人たちが沢山いた。それにしても驚いたことに、見かける犬達はみな何かしらの純血種で、雑種と思しき犬種は全然いなかった。セーターを着せられ、毛並みもきれいに整った犬達は、優雅な白いボートが停泊するマリーナにやけにマッチしている。この豊かな光景はとても素敵だけれど、同時にもはや捨て犬を拾ってきて飼うような時代ではないと語っているようで、一抹の寂しさを感じる。

イサイドマリーナの中はお店の内容も変わっていて、以前あった食料品を扱うコーナーが消え、その代わりに子供用と家庭内雑貨の商品を扱う店が増えていた。それほど広いモールではないとはいえ、隅から隅まで歩き回ってかなり疲れた。中にはアウトレットといっても通常の店舗とほとんど変わらない店もあり、値段が感動するほど安いだとか、とても買い得だという訳ではなかったりする。だから、特に狙いを定めずに掘り出し物を見つけに行くという感じで、いいものがあったらラッキーぐらいの気持ちで行くのが良いと思う。ちなみに私はちょっと先の子供服とリビングの雑貨をいくつか買って、まずまずの満足感を得て帰ったのだった。


Jan 3, 2004

起きは、三文の得。今日は家族よりも早く起きて、1人で初売り真っ只中のデパートへ出かけた。普段はちょっとしたウィンドウショッピングでもベビーカーを押して歩いているため、自分の好きなペースで回ることが出来ない。せっかくのこんな機会は活用せねば。たとえどんなに忙しくても、子供がいても、自分1人の時間を持てるように努力した方が同じ日常だってずっとリフレッシュ出来る。

1人で行く時間は“気まま”というのがピッタリ当てはまる。好きな店で立ち止まって、好きなように手にとって、あちこち思いつくまま歩き回って・・・。こんな当たり前さが、私にとっては貴重な自由時間になる。バーゲン価格になった商品をいくつか買って、お得感とずっしりの手応えに充実した気持ちになった。お昼ごろ、遅起きの2人が活動し始める頃に家路に着いた。

れにしても思い通りに歩き回れるって、実に素晴らしい。ベビーカーと一緒の場合、何かと動きが制限されてしまうのだ。例えば「さっきの店、もう一回見たいなぁ」と思っても、エスカレーターに向かってスイスイ歩いて行けない。そうするとまあいいかと諦めることになる。たった1フロアの移動にエレベーターを待つのも時間が掛かるし、その上ようやく来たのに満員だったりするのだ。

レベーターのドアが開くと、人がギッシリなんてことはよくある。ベビーカーは場所をとるので、仕方なく見送る。ひどい時にはドアが開くと、中にいる人が迷惑そうな顔をして「ムリよね〜」などと聞こえよがしに呟いてみせる。“じゃあ、そう言うあなたが降りればいいじゃないですか。”と、思う私は非常識なのだろうか?それともベビー連れでの外出なんてするんじゃないという事なのだろうか?なにも階段を使わずとも、便利なエスカレーターだってある。エレベーターまで歩くのもエスカレーターまで歩くのも、一緒ではないのか?

ビーカーで外出するようになってからというもの、エレベーターは本当にエレベーターが必要な人が優先して乗れるようにして欲しいと思うようになってしまった。足を怪我したら、いつも通る道にそれまでは軽々と飛び越えていた段差があったことに気がついたように、これは実際に自分がそうなってみないと分からない不便さなのだろう。

年早々愚痴っぽくなってしまったけれど、何はともあれ今日は良い日だったという事で。


Jan 1, 2004  A Happy New Year!

けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

ちゃんの仮装大賞、番組の総司会にSMAPの香取慎吾を起用しているあたり、昨今の視聴率のシビアさを感じさせ、なんとも切ない。これを時代の変化というべきか、悲しきかな欽ちゃん。そして仮装大賞お決まりのお涙ちょうだい式点数上昇は今なお健在である。

さい子供が健闘も空しく落選すると・・・「ああ〜、残念だったねぇ、あたちお名前は?幾つ?(欽ちゃん、悲しそうに)。」「・・・ぴ。(審査員の誰か)」「頑張ったのにねぇ。(欽ちゃん)」「・・・ピ・・ピピ。(審査員の誰か)」「はい、お年玉あげるからね(欽ちゃん、とどめの一言)」「ピ!ダダダーン」・・・とまあずっと前から変わらない、お情けで合格するという王道パターンである。でも子供というだけでかわいいから、合格点をあげたくなる気持ちは分かる。

越して住所もまだ間もないというのに、きちんと新しい家に年賀状を出してくれた人がいる。それも思いがけず、自分は出していないような人だったりすると、ちょっと申し訳ないような気持ちになる。そんな訳で新年早々返事を出しに郵便局へ出かけた。元日も営業している郵便局に感動しつつ、本当に日本人って勤勉な民族だと再確認するのだった。




  ★12月の日記       Back Numbers ★過去の徒然日記


 
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送