miyamu's
DAY BY DAY

アメリカ徒然日記
アメリカ生活いい感じ。
いいトコ探せばいい感じ。
いいコト出来ればいい感じ。
いいヒト出会うといい感じ。

November2002
Back Numbers ★過去の徒然日記
Nov 22, 2002

日から一日のうちのほとんどの時間をPCの前で過ごしているため、運動不足で体が痛い。しかし、それも全ては連休のための準備なのだからと、充血した目を擦りつつ作業が続く。

年、アメリカのサンクスギビングデーの連休は木曜日からの4日間である。(ちなみにこれが一年最大の連休の1つ。)私の学校は水曜日から休みになるのだが、もう月・火と休みを取って連休にしてしまった。それで話が一気に決まった。せっかくだから、遠くへ行こうじゃないか!

くといっても、一体どこへ?ふいに手に入った休日だと、慣れていない分使い方に困ってしまう。悩んだ末、ディスカウントの飛行機が出ていたロンドンとパリに行くことになった。秋の観光のピークは過ぎ、雨の多い季節なのである。何はともあれ、ビバヨーロッパ!

ランス語圏で、フランス語にトライ!と意気込んだまでは良かったが、ふと現実に目を向けてみる。パリのような都会のフランス人は、かなりの確立で英語を話せる。もちろん間違いも多いのだが、はっきり言って私の英語などよりは100倍上手いと思う。カタコトでも相手が英語を使う人なら、ダメすぎるフランス語よりは英語で話したほうがマシか・・・。

行は美術館めぐりを中心に・・・と計画を立てていたら、あまりにも大きな美術館や名所が溢れているために、旅程の中に欲張って組み込むのに苦労してしまった。エクセルで旅程表を作っていたら、あまりにも扱う情報が多すぎて12時間も過ぎていた。恐ろしや。でもインターネットの便利さを改めて思い知る。

て、出発は土曜日である。って、もう今日だ!それでもこれから荷物を詰めるというのも驚きである。あまりにも計画にてこずってしまって、家も荒れすさんでいるような?半日も無いのにこんな調子でいいのだろうか。

いうことで、Little by Littleは1週間お休みになります。再開は12月1日の予定です。どうぞその頃に、また見に来てくださいませ。フランスとロンドンのお話など、色々出来たらと思っております。(ハッもう師走ですか!?まずい。クリスマスカードも書いていないぞ〜)


Nov 21, 2002

量に焼き鳥を作って、見栄えもバッチリ、良く出来たなぁと思っていた矢先のことである。しし唐を試食したら、とんでもなく辛かった。ひと口かじって、あまりの強烈さにすぐ出した。辛いし苦いし痛いしで、今までの私の認識を覆すほどに、辛み成分が含まれていたのだ。

しかにしし唐は唐辛子だけれど、焼き鳥のしし唐はどちらかというと小さなピーマンのような味がすると思っていたのに、私が買ったしし唐は半端なく辛かった。これは焼き鳥には使えない。たった一口含んでみただけなのに、口の中はもちろん唇までヒリヒリする始末で、涙も出てきた。残念ながらこれは他の人に食べさせられる代物ではないと思い、せっかくのしし唐ながらも皿から排除されてしまった。

れにしてもどうしてあんなに辛いのだろう?見掛けは似ていても、日本産じゃないから?


Nov 20, 2002

心配をおかけしておりましたmiyamuの風邪、ただいま9割復活といった感じで快調に過ごしております。ホッ。インフルエンザだけは勘弁しておくれと思っていたけれど、こうして不調な日々が通り過ぎてゆくと本当に健康ってありがたいと思ったりする・・・。異国での病気は本当にツライのだ。

日は快気祝い(?)にと、日系スーパーでお菓子モリモリと購入。これが不健康の引き金だという指摘もあるが、私に言わせればお菓子が無ければ生きる楽しみが5分の1は確実に減ってしまうような気分だ。本当、こればっかりは大人になってもやめられない。それどころか、子供時代よりも下手に経済力を持っている分だけ買いっぷりも豪快になっているような!?

もそも私が日系スーパーに足を運んだのには訳がある。私は明日までに焼き鳥を大量に作らなければならないのだ。夫の会社では、毎年サンクスギビングの恒例行事としてポットラック(各自持ち寄り形式)のランチがある。前菜からデザートまで、各国の郷土料理が登場するメニューの一覧はなかなか豪華である。私は調理担当なのに、そのメニューを後日見て、これは美味しかった?などと尋問するだけ・・・さ、寂しい。

もかく、今年は日本人のはしくれとして、そのイベントに「焼き鳥アラカルト」を持って行くことになっている。え?アラカルトとは何?これでは焼き鳥一種類って訳には行かないねぇ(このぉ)・・・。さらに職場にいるベジタリアンの人の為にも、野菜の串を用意したほうが良いとのことで、ますますアラカルトの気配だ。

き鳥を作るのに、これだけは必要だと思ったのはネギだった。焼き鳥に使うような程よい太さの白いネギはアメリカのスーパーでは見かけないので、日系スーパーのお世話になるしかない。ネギのついでに、しし唐と椎茸も購入し、とりあえずの準備はOK。これでベジタリアンの人にも食べてもらえるだろう。そうだ、アスパラベーコンも作ろう。これならなかなか豪華なアラカルトではないか?そんなこんなで、これからmiyamuの焼き鳥屋さんがひっそりとオープンするのであった。


Nov 19, 2002

ウ・・・風邪がひどくなってきた。昨夜は冷えピタを貼りまくって、枕もとにはペットボトル、発汗のために厚着をして布団に入ったけれど、今日も微熱で頭が痛い。これはまちがいなく、風邪以外の何者でもないな。食欲だけは十分あるので、とりあえず安心しているけれど。早く回復しておくれ。

日は学校で、ぜひとも出席しておきたい内容の予定になっている。でも、もしも学校に行くならその前に山盛りの宿題をこなしておかなければいけないし・・・ハァ〜。でも昼過ぎまでゆっくり休んだら、かなり回復した。調子が良いところで宿題に取り掛かる。とりあえず脳を酷使しつつも安静にしているから、問題なし。

が早いようだが、春の新学期の申込みがもう始まろうとしている。春といっても1月の最終週から始まるので、私にとっては冬真っ盛りである。今申し込めば10%割り引きになるとかで、ちょっとお得だ。でも正直言って悩んでいる。今学期のESLは主に作文を行っていて、私にとって本当に必要な会話力があまり養われてないことが気になっているからだ。

SLは評価の基準を作文においているので、教授は私に次のコースに上がるように進めてくるだろう。(だてに作文で点数を稼いでいないのだ・・・)でも、ますます自分の首をしめているような気がするのも確かで、もっと会話をしたほうが良いという思いは募るばかり。困ったものだ。明日はきっと次期の授業の選択について、教授との個人面談があるだろう。

は他の学生達とは違って、英語を習うためだけにカレッジにいるようなもので、メジャー(取得したい学位)が無い。だから今回はまだ保留・・・ということにしてもらい、もう少し考える時間をもらうつもりだ。限られた時間、進むべき道と、本当に価値のあること、本当にやっておきたい事、またしても色々なことで悩む時期が来ているのだ。


Nov 18, 2002

校の教室は、風邪の温床になりやすいように思う。いつも誰かが風邪をひいていて、咳やくしゃみをしている。私もこの風邪をもらいそうだなぁと思っていたら、案の定。今日はとても頭が痛い。寒気と微熱、まさに典型的な風邪の初期症状だ。参ったぞ・・・。

シーズンに、アメリカに来て一度だけ高熱にかかった。もともと体温があまり高くないため、37度でもつらいのだが、その日は39度も熱が出てしまった。この位まで体温が上がると、ただ体が熱くて感覚が鈍くなり、ボーっとして頭痛は感じないのだと初めて知った。病院に行ったら、体温が華氏でよく分からなかったのだが、とにかく熱を下げる事が先決と「Advil」をもらった。

dvilは処方箋無しでも買えるポピュラーな風邪薬で、医者に行ってバファリンを貰って帰るかのようにかなり拍子抜けしたのを覚えている。Advilは1回1粒(高熱が下がらない時は2粒)を1日3回服用するという薬だった。(箱には1日最大6粒までしか服用しない事と注意が書かれている。)アメリカ人と私とでは明らかに体の大きさが違うというのに、この時は熱が下がらず、やむを得ず1回2粒を服用した。よく考えると、すごい量だ。

ンフルエンザの季節になって、あちこちで予防接種が行われているし、私も今年は風邪をひかないように注射をするほうが良いだろうと思う。あの高熱はもう2度と味わいたくない・・・。ビタミンCを補給して、今夜は早く寝ようっと。


Nov 17, 2002

メリカの新聞配達員は、新聞をよく投げる。

、学校に行こうと車に向かって行く途中で、ポストの横を通りすぎる。そこには私の家の分を含めてポストが幾つか並んでいるのだが、いつも気になるのはポストの半径3mほどに転がっている新聞があることだ。最初は「新聞はポストの中に入っているものだ」という私の勝手な思い込みから、なぜ新聞が地面に転がっているのかよく分からなかった。

も、アメリカの新聞配達員が新聞を投げているのだと分かってからは妙に納得してしまった。TVや映画で見る「放り投げる配達員」は、ジョークではなくて日常風景だったのだ。しかし、それってかなりいい加減じゃないのか!?通りすがりの人に盗まれたり、届いたかどうか分からないこともあるだろうに・・・。

本の新聞配達員は配達にバイクを使うけれど、アメリカは自動車である。それも、新聞社の社有車ではなくて、配達員の自前の車のようだ。配達はきっとバイトなのだろうけれど、家の前まで来て車から降りて、ポストに新聞を入れて・・・という行程は無い。ポストの上に置かれている場合は上出来で、多くの場合そのポストの近くに分かりやすく置いておくという感じでOKなのだ。

れにしても、雨の日の濡れた地面に転がる新聞には哀愁を感じる。一応ビニール袋に入っているけれど、激しい雨の日にはびしょびしょになっているのが見て取れる。誰もクレームを言わないのだろうか?謎である。(ちなみに郵便配達員は、きちんと個々のポストに仕分けする。当たり前か。)

の新聞投げ、我が家はどうかというと、一応日系の新聞を取っているので毎日きちんとポストに入っている。配達員は別に日系とは関係無い現地のアルバイトの人で、やはり自家用車でやってくる。もしかしたら「新聞を投げたら給料カット」のようなペナルティがあるのかもしれない。


Nov 16, 2002

っかくの週末だというのに、生憎の雨が降っていて、おまけに風が強いものだから体感温度は氷点下・・・という寒さ。ガソリン入れるのも応えますなぁ〜。(夫談)

年のクリスマスシーズンに買った赤いポインセチアを、今年もきれいに赤くしてやろうと思って育てていた。時々間違えられているようなのだが、ポインセチアのあの赤は花ではなくて葉である。ポインセチアは秋頃に蕾が出来ると、その蕾の下に付く部分の葉が色づく植物なのだ。

が過ぎて日照時間がだんだん短くなってくると、植物は季節を感じて変化してゆく。ポインセチアは日照時間が短くなれば、もう秋なのだと思って蕾がつき始める。そのため、もしもきれいに色づけたいのならば昼間は明るい場所に、日が暮れるころからは暗室にて保管しなくてはならない。売られているような見事な苗は、光線の量を管理されて育ったものなので美しい色がついている。

のポインセチアは、春が過ぎた後に大胆に刈り込まれて、茎と下葉だけになった。それから数ヶ月がたち、もう立派な大きさに育っている。でも、葉は緑のままだ。ポインセチアは電気の照明の下でも昼間だと勘違いするので、リビングに置いたままだった苗には蕾がつかなかったのだ。

い苗と、もう1つ頂き物だった白の苗を両方とも仕立て直すつもりが、両方とも青々としている。残念、今年は色付けに失敗したようだ。それでも、春に切り取った部分を別に植え替えした小鉢は、キッチンの窓辺に置いてあるためかほんの少しながら赤い部分が出てきている。これはクリスマスまでに赤く色づくのか、どうなるかという感じ。緑のままでも自分で育てた植物なので、もちろん大切に飾るけれど・・・赤くなるといいなぁ。


Nov 15, 2002

「The Chocolate Show」、早速行ってしまいました。

場料で15ドルも取るというのだからさぞ充実したショーなのかと思いきや、意外とこぢんまりしたイベントショーだった。私はよく巨大展示場で(日本だと、幕張メッセや国際展示場のような感じの)行われるような、業者がこぞって参加するような見本市のようなものを想像していたのだが、予想に反して会場はセレクトされた各々の高級チョコレート屋さんがブースを出す形で構成されており、よく言えばハズレの無い、上等で俗っぽくない「The Chocolate Show」だった。

場は私の思っていた「手提げにサンプル山盛り、ワーイ」という状況の代わりに、一箱数十ドルもするようなグルメチョコレートを一粒つまんで次々練り歩くという、味覚的には非常に楽しめる世界が広がっていた。そう、手提げに山盛りのM&Mを貰うよりも、上等なチョコレートを一粒ずつ味わうことの方がよっぽど幸せ。それにプロのパティシエによるチョコレートのデモンストレーションは楽しい。

日は初めて学生証が役に立った。「学割」なる料金を採用されたので、入場料が少し安かったのだ。私はパートタイムの学生だし、パウチッコで作られた偽者っぽい学生証しかないので不安を感じつつも、きちんと学割料金になった。お得な気分・・・。学生証は意外と使えるアイテムなのだ。

売り場の前で並んでいた時、私の前にいたおばあさんがなんとニューヨークユニバーシティの学生証を持っていた。(これは本格的なカードタイプで、パウチッコではない。)このような人がいても、アメリカ、とくにNYでは驚く事ではないのかもしれない。私の通うカレッジにもシニアの学生さんは沢山いるし、カレッジはシニア(ここでは65歳以上)の人は学費が無料になるので、余計に積極的に何かを学ぶ人が多いのだ。日本でもこういう制度があったら良いのにね・・・。

ころで表紙になっている奇妙なマネキン、何?と思われたかもしれないので一言付け加えると、あれはチョコレートをテーマにしたドレスを着ているマネキンなのだ。髪型も、ドレスに貼り付けられた薄い板チョコも、本物だった。作業中のおじさんは、スカートに1枚1枚チョコレートを貼っている所だった。あまりにもデザインが奇抜(というか、ちょっと笑っちゃうし)面白かったので他にも写真を撮っておいた。機会があったら、別ページでまとめて紹介しようと思う。

りに5番街をウロウロして、クリスマス装飾になった建物を見ていた。冬のNYは寒いけれど、その代わりに楽しいことや気持ちが街中に詰まっていると思う。今ごろならばまだ寒さも厳しくないから、旅行にだって絶対オススメの季節だろう。足早のNY人に混じって、たまにはゆっくり歩いて景色を堪能すると、また新しい魅力が発見できる。


Nov 14, 2002

常の授業よりも一足早く、Conversationのクラスが終わった。これは10週間の短期開講の講座だったので、11月中に終わってしまったのだ。(それに、サルサも残すところ数回。)

業の最終試験として3分間スピーチがあった。予告どおり、ファットフリーの食品について話した。カチコチに緊張してしまったではないか・・・ハァ〜お恥ずかしい。なかなか人前で話すのには慣れるものではない。教授が冒頭に「私たちは皆仲間ですから、緊張することないわ」と言っていたけれど、英語に自信がない上に教室中の視線を浴びるということ自体がいかん。

のスピーチの様子、恐るべき事に全員分をビデオで撮影していて、教授の採点の後で「カレッジの図書館に保管(もちろん貸し出し可)」される事になってしまったのだ。あのスピーチが永久にそこに鎮座するというのか?誰かそのビデオを葬り去っておくれ〜〜!!

後に、授業のお別れパーティがあった。今までもこういった主旨のパーティはいくつかあったけれど、今回のは今までで1番食べ物が見事だった。持ち寄りのパーティの場合、やはりクラスメイトが持ってくる各国の食べ物を期待してしまうのだが、それが実に見事にそろっていたのだ。

前に持ち寄り品のリストに記入する時、他の人との兼ね合いを見て自分の持ってゆくものを決めないと失敗してしまう。何人もドーナツを持ってきては余ってしまうし、誰も飲み物やお皿を持ってこなかったら困る。そうやって観察していると、リスト中に多かったのはお菓子類で、逆に少なかったのは塩辛いものだった。そこで私はカレーパンを作って持っていくことにした。

レーパンは揚げたものではなくて、ひき肉と茸で作ったキーマカレーをパン生地に包んで、ミニロールにしてみた。なかなか良い出来だった。人数分以上は持っていったけれど、見事に全部さばけてしまったので良かった。でも「これ日本食?」と聞かれて「厳密には違うけど、こういうパンが沢山ある」とうやむやにする私・・・カレーパンは日本食じゃないよなぁ。

つ私が失敗したと思う事は、クラスメイトの中で1人パキスタン人の女性がいて、この人はイスラム教の教えから牛肉が食べられなかったのに、牛肉を材料にしてしまった事だ。彼女はカレーパンをちぎって中を見て、「これは何が入っているの?」と私に聞いた。あ、しまったなぁと思いつつ「これは牛肉が含まれている」と答えたら、やっぱり思ったとおり彼女はそれを食べられないのだと言った。

メリカでは、こういうことも気をつけなければいけない。ベジタリアンの人の為に肉を使わなかったり、相手の宗教やタブーを考慮したり・・・これらは日本ではあまり無い習慣だからだ。でも、そんなことを気にせずに作りたいものを作って来る人ももちろんいるし、そんな人をだれも疑問に思わない(パーティの出席者全員が食べられないものだったら大失敗だろうけど)。どこに判断の基準を置くかは個人で違うからこそ難しい。でも今日の失敗で、もしもお肉を使うのならば鶏肉、これが無難な事は確かだろうと思った。


Nov 13, 2002

曜日からマンハッタンの某所にて「The Chocolate Show」というなんとも私好みのイベントがあるらしい。菓子職人のデモンストレーションやチョコレートの彫像(?)など、想像しただけで楽しそう。もしかして食べられる??なんて甘い期待も手伝って、行ってみようかと目論んでいる。

の「The Chocolate Show」は一応日曜日までの3日間に渡って開催されるらしいけれど、こういうショーは初日が1番だと思う。やはり行くなら金曜日かなぁ?期間中にMetropolitan Pavilion(125 W,18th St)にて日本人を見かけたら、miyamuかもしれませんぞ。そうそう、次にマンハッタンに行った時には、ロックフェラーセンターに到着したクリスマスツリーでも見に行ってみよう。点灯式は12月ながら、装飾中のツリーが見られるかもしれない。

レッジのイベントを一覧にしたカレンダーがある。これは毎月刷られて、学生に配られるのだ。何日に○○クラブの集まりがあるとか、恒例行事の予定などが書き込まれているので、穴をあけてバインダーに挟んでおくと便利なのだ。レジストレーションの始まりや、休日はいつだとか、色々と大事なことも書かれているので1枚あるとよい。

かし。このスケジュールカレンダーは何故に毎月2週間目くらいになって届くのだろうか。11月の分だって今日ようやく貰ったし、今までのイベントや予定は事後報告になってしまうではないか。月初めに行事予定が配られてこそ、活用できると思うのだが・・・。でも、これと同じような事を教授も行っていた。この人はアメリカ人らしからず(?)きちんとした人なのだろう。


Nov 12, 2002

今日は雨だ〜・・・。

方のConversationクラスも、残すところあと1回となった。木曜日に行ったら、それで終わってしまう。こう考えると10週間のコースは短い。でもこれでESLも週に2回になるから時間にも余裕が出来て、やりたい事を消化できるようになる。

後の日には3分間スピーチという課題が残されていて、各自自由なテーマを話すことになっている。私はとりあえず「どうしてアメリカ人はファットフリーの食べ物にこだわるのか?」というトピックにしようと思っている。自分の興味のある事柄の方が表現も豊かにできるし、何より準備が少なくてすむ。

分間スピーチは、日本語で行う場合はかなり長いと思う。でも英語の場合は少し違って、私が「あー」とか「えー」とか口ごもっているうちに時間は刻々と過ぎて行く。最悪なのはそのまま言いたいことも言えないで3分が過ぎる事だろう。完全な原稿は準備してはいけない事になっているので、ちょっとしたメモだけで上手く出来るだろうかと心配だ。

ピーチのテーマだけ聞くと、さも栄養学に触れて語りそうな気がするが、私にはそんなつもりはさらさらない。私はファットフリーの食べ物について詳しく何かを述べたいのではなくて、そんなにファットフリーの食べ物ばかりを食べるくらいなら、そのフレンチフライ(注:フライドポテトは日本語なのだ)をどうにかしろ〜っ!と声を大にして言いたいだけだ。

れに、もし私が食品会社の製品開発部にいたら「ファットフリーのフレンチフライ」という画期的な商品を企画し、一攫千金を狙うのに・・・と夢みたいな話をしてみたいだけ。全然真面目ではない内容だけど、いたって真面目に面白く話を出来たら、このスピーチは成功だろう。どうなるかな?木曜日。

曜日は最後の日なので、スピーチ大会のあとでパーティがある。食べ物持ち寄りなので、私は何を持ってゆこうかと考え中だ。ちょっと日本的なものを求められているような気配なので、悩んでしまう。でも、授業の前に作らなければいけないので、簡単で冷めても美味しくて、万人受けするものでないといけない。せっかく作って、沢山残ったら悲しい。何か良いアイデアはないだろうか・・・?


Nov 11, 2002

業の間の休憩時間にカフェテリアに行った。今日こそクラスメイト達の間で流行っている「エッグサラダサンドウィッチ」を試すのだ。ある人が「ここではこれが1番よ」と絶賛していたせいか、何故か最近はみんなしてこのサンドを注文している。私だって一応クラスメイトのはしくれとして、この食べ物がちょっと気になっていた。

ずは数種類のパンの中から好みのパンを選ぶ。ロールパンで注文した。待つこと数分・・・。やけに分厚いサンドウィッチ+ポテトチップス一掴みが手渡された。エッグサラダというのは、普通のタマゴサンドの中味からもう少し水分を減らして、もそもそさせたようなものだ。このタマゴフィリングがどーんと挟まっただけ、それがエッグサラダサンドウィッチ。なんともシンプルである。

口かじる。パンの間からエッグサラダがむにゅっと出てきて、なかなか手ごわい。味は、アメリカのカフェテリアにしては健康そうなタマゴ味だった。見かけどおりマヨネーズも少なめで、塩こしょうの味が基本のようだ。このカフェテリアにしては、上出来かな?(しかし、このサンドウィッチ1つに一体何個のゆで卵を使っているのだろうか・・・!?)

それにしても最近、なんだか食べ物の話が多いなぁ・・・。



Nov 9-10, 2002

の学生時代からの先輩が、偶然にも我が家から1時間ほどの距離にある街に住んでいる。なんとも喜ばしい事に、その先輩がご婚約なさったということを聞き、この週末にささやかながら会食をすることになった。誰かを食事にお招きするというのは、我が家に限って言えば非常に少ない。そのため、時々こういう日があると「何作ろうかなぁ」とやけにソワソワしてしまう。

ンクスギビングも近いし、せっかくだからターキーを焼こうかとも思ったけれど、ターキーの大きさにマッチするほどの人数でもなかったので結局チキンの丸焼きをメインにすることにした。ちょっと華があるし、焼き始めから食べる直前までオーブンに入れておけるという手軽さも良い。

ーキーや鶏肉の丸焼きに使う肉は、スーパーの普通のお肉売り場にゴロゴロとボールのようになって並んでいる。この肉は大抵凍っているので、数日前に購入して冷蔵庫の中でじっくり解凍するか、一晩室温に出しておくかしなければならない。今回はメニューを決めたのが遅かったので、前日に生の肉を買いに行った。

ごとの鶏肉は、内臓とモモから下の足先と、それに首から上の部分を取り除いた状態(すぐに使える状態)になっている。おなかの空洞にレバーやハツが入っていることもある。私が買った肉には首の部分だけ入っていた。これは鶏ガラを取る時に役に立つ部分だ。人によっては、おなかの空洞に風味をつけた詰め物をして丸焼きにする調理法を選ぶこともある。でも私の場合は、夫共々何も入っていない方が好きなので、そのままで焼くことが多い。

は中くらいのサイズを選んだので、約2時間で焼き上がった。きれいな焼き色がついて、皮がパリパリになった姿は見るからに美味しそう・・・。食べてみるとお肉はほろほろに軟らかくて、とても香ばしかった。これがお客様にもなかなかの好評で、作った者としては一安心・・・。でも、結構お肉の部分が余ってしまった。しばらくチキンの再利用が続きそうだ。

っそく翌日に良いアイデア。ほうれん草の生パスタを買ってきて、余ったチキンをたっぷり使ってクリームソースを作ったら、上等なパスタディッシュに変身!チーズの味が隠し味になって、なかなか上出来。これでチキンも残すは半分。スープにしたり、シーザーサラダのトッピングにしたりと繰り回ししなくっちゃ・・・。(やはり巨大なターキーを焼かなくて良かったかも!?)


Nov 8, 2002

港から来たクラスメイトの女の子と一緒に買い物に行った。なんと若干19歳、とってもお肌がみずみずしい・・・。そして、なんといっても性格がよく誰からも愛されるキュートな才女といった感じで、話をしていても楽しい。素直でポジティブなところもキャラクターの可愛さを引き立てているよう。

女と初めて会ったとき、私はてっきり日本人なのかと思ってしまった。というのは、彼女のセンスはとても日本的で、顔だちや服装のオシャレさも日本の大学生と何ら変わりなかったからだ。彼女自身も他のクラスで一緒の日本人の男の子に「日本の女子高生みたい」と言われたといっていたから、そう思ったのは私だけじゃないのだ。

港の流行はほとんど日本からやってくるらしい。日本のものはすべて可愛いくて品質が良いと絶賛されてしまい、とりあえずそうね〜と相槌を打つ。香港のファッションに敏感な女の子の間では、かなり日本びいきの人が多い様子である。愛読雑誌は香港版ノンノ(のようなもの)で、愛用のデパートはsogoで、日本のバーバリー・ブルーレーベルが大好き!ときたら・・・こりゃ本物だ。

行ったドラマは日本からやってきたラブジェネレーションとかロングバケーション。ラブジェネレーションの時には、香港でクリスタルで出来たりんごが流行ったとか。この辺は日本と変わらないのだろう。それに、まさかAYUとかいう単語を彼女の口から聞こうとは思わなかった。すごいなぁ、日本って・・・。

れにしても、やっぱり誰かと英語で話をしているほうが、黙って授業を受けているより英語に触れるような気がする。こういうお友達は大切にしないとね・・・。


Nov 7, 2002

ッシュアワーを過ぎると、電車は30分に1本やってくる。だから、この1本を逃すというのはかなり痛い。

が家からの最寄の駅は、車で3分ほどの場所にあるのに、不親切な事に1日用の臨時駐車場は駅から少し離れた所にある。そのため駐車場から駅までの距離が、時間ギリギリの時には過酷なのだ。

はいつも、時間ギリギリになってしまう性質だ。時間にルーズ、これは自分で分かっている中でも1番悪いクセであり、なかなか直すことが出来ない。今日も出かける時間ギリギリにFAXを送っていたら、あっという間に電車の時間まであと5分となっていた。駐車場まで3分。そこから走って・・・ギリギリ!!くうぅ〜っまたやってしまった!今日は友達と待ち合わせしているから、何としてもこの電車に乗るのだ、miyamuよ!!

、いうわけで大急ぎで駅に向かう。こういう時に限って、前を走る車はノロノロ運転でイラつく。「HURRY UP !」と英語で叫ぶ(一応、聞こえたらいいと思って)。ま、間に合わないかもしれないぞ。

うやく駐車場に車を停めて、駅に向かって一気にダッシュした。もう電車の時間・・・ゼィゼィ言いながら走る。日頃の運動不足が身に染みますわ。と、奇跡は起こった。
「駅に向かってるの?早く乗って!」
私の横に赤い車が停まり、中からステキなアメリカ人が手招きするではないか。

「どうしよう、見ず知らずの人に・・・」と内心思いつつ、いかにもアットホームなママ〜といった感じのその人の容姿と、彼女の車の後部座席にいた男の子とによって心が動いた。しかも助手席には我が家の近くにある日本食スーパーで買ったと思われる「こくまろカレー(中辛)」が2箱乗っていた。何故??しかし、これが決め手となって助けを借りる事にした。「ありがとうっっ!!」

中たったの30秒、彼女は「電車に乗り逃した時の気持ちは分かるもの」と、とても優しい。ああ、こんなステキなアメリカンもいるのね。普段そっけなくされているだけにかなり感動的。車から降りがけに「本当にありがとう!」と重ねて御礼を言ったら、なんと彼女が「ドウイダスマステ」と言うではないか!「日本語習っているの?」と尋ねたら、後ろにいた男の子が日本語の授業を取っているのだと教えてくれた。最高よ、あなた達。だてに「こくまろ」食べてないね!

ームに立つと、ちょうど電車が入ってくるところだった。このタイミング、走っていたら乗れなかったかもしれない・・・まさに感動の嵐。本当にありがとう。今日はこれだけでとてもいい日だったと言える。(でも、もっと時間には余裕をもたないとね。)


Nov 6, 2002

「雪見だいふく」恋しさに買ってみた「mochi」というアイスを食べてみる。う〜ん・・・期待していたほど美味くはない・・・かな?だって抹茶味のはずなのに、ちょっと不思議な味がする。お茶のほろ苦い香りというより、人工香料で付けたような不自然な香りが悲しい。抹茶の色も天然じゃなさそうで残念・・・。アイスの周りを包んでいるモチの部分は青っぽい緑色で、これまたちょっと悲しい。アメリカ向け商品のようだし、いた仕方あるまい。

いうわけで、ちょっと悲しかった私は「冷凍シュークリーム」を食べている。これ、本当は室温で30分ほど解凍して食べるシュークリームなのだが、凍ったままだとシューアイスのようで美味しい。解凍してもなかなかの味で、気に入っている。さすがはベルギー産。Trader Joe'sというグルメ(なのにディスカウントな)スーパーで手に入る。他にも普通のスーパーでも見かけたことがあるので、見てみては。オススメ!

曜日のフリーマーケットで購入したガーリックミックスのスパイスを使って、鶏肉のグリルを作ってみた。香ばしいにんにくが食欲をそそる。これは色々使えそうな感じで、買って正解。ペットボトルのような巨大なケースにスパイスがたっぷり入ってたったの2ドルだったのだから、フリーマーケットは楽しい。

の時、スパイスの種類は豊富に揃っていたので、悩んだ末に結局2つ購入した。ガーリックのミックスと、シナモンスティックだ。シナモンスティックは、あの棒の状態で無造作にガラガラと詰められただけというシンプルさだった。これを濃いミルクで入れた紅茶に入れたらおいしいだろうなぁと思ったので買う事にした。太さも長さもまちまちながら、とてもお買い得で満足である。

て、今日の鶏肉にスパイスを振り掛けるとき、かなり沢山かけたので塩味が強すぎるかもしれないと心配していたら、何てことない。塩は思ったよりも混ざっていなかった。塩のように見えていた粉末も、実はにんにくの粉だったようだ。コクがあって、なかなか美味しい!これで塩加減も学んだことだし、次回は鶏の丸焼きでも作ろうかな?それともターキー?美味しいものが手に入るとお料理も楽しくなるから不思議だ。


Nov 5, 2002

うやく旧アドレスからの転送設定が完了し、新アドレスで見られるようになりました!これからもmiyamuのホームページをどうぞよろしくお願いします。(この1週間かなり気になっていた、レイアウトがひどく崩れたままになっていた表紙が直ったのは嬉しい限りで、一安心。)

「sour grapes」という英語の言い回し(慣用句)がある。意味は、日本語で言うと「負け惜しみ」のことを指す。なぜsour grapesで負け惜しみという意味になるのかと気になって、語源をあれこれ考えた時に、私はてっきり「酸っぱいブドウを口に含んだのに「美味しい」と嘘をつく強がり」のことなのかと勘違いしてしまった。

調べてみると、本当の語源は童話の「イソップ物語」にあるらしい。ブドウを取ろうとしたキツネが、手が届かなくて結局ブドウが取れなかった時に、「あのブドウはどうせ酸っぱいのさ」と負け惜しみを言って去っていくという話があるのだという。なるほど、昔話から引用した言い回しだったのか。

業の合間に、教授がみんなに「あなたの国にはこれと同様の言い回しがありますか?」という質問をした。そうしたら、いくつかの国にはsour grapesとほとんど同じ言い回しがあるという。こういう風に、国は違えど共通の言葉や言い回し、格言などがあるのは興味深いと思う。

えば「恋は盲目」と日本語では言うけれど、英語でもそのまんま「Love is blind」と言うし、同様に他の国でも言うらしい。もともとのオリジナルはどこかにあって国々に広がっていったのか、はたまた国は違えど人々の考える事は同じだということなのか・・・。こんな言葉のつながりを考えるとちょっと面白い。


Nov 4, 2002

日はアメリカの上院の中間選挙が行われるらしく、ローカル局のゴールデンタイム(英語ではPrimeTimeという)のCMでは候補者同士の熾烈な争いが垣間見られる。これが何ともいえずアメリカらしい。

えば候補者Aが候補者Bについて、Bは税金を吊り上げたとか公約を果たさなかったなどと汚点を並べ立て、「Bを選んだらダメですよ」とCMで流すのだから、日本の感覚では信じられない。かなり醜い争いのように思われる。候補者Bをさんざん扱き下ろしてダーティなイメージを焼き付けた後、候補者Aのイメージ映像は光に満ちていて、アップになった瞳の中には星がキラキラ・・・という具合なのも可笑しい。

メリカに住んでいても、市民権がない者にとってはこのような選挙は無縁である。実際にどのような仕組みで選挙に至るのかなど、内情は分からないことだらけである。住んでいる国のことだし、もう少し勉強したらよいのかもしれないけれど、政治に無知な私にとっては日本の選挙だけきちんと参加すれば十分のような気がする。そしてCMを見てはその古典的な手法に笑っているのだ。(日本に住んでいる外国人にとっても選挙はよく分からないのだろうなぁ・・・)

日行ったアウトレットで、随分と人がいる事に驚いたのだが、夫曰くどうやらホリデーシーズンの買い物商戦が始まっているのだという。ハローウィンが終わると11月のサンクスギビングからクリスマス、年明けと、アメリカは一気に駆け抜ける。この季節は買い物の季節、バーゲンの季節、プレゼントの季節なので、どこもかしこも物凄い人で賑わうことになる。私は見るだけでも買い物が好きなので、これからの季節はとても楽しみである。

Yの5番街辺りは、これからが1年で最も忙しいシーズンになる。デパートの紙袋も、通りを彩るショーウィンドウもだんだんクリスマスのデザインになって、両手に抱えきれないほどの包みを持って歩く人々の幸せそうな顔が溢れる。それに美しい街のイルミネーションが幸せな気持ちにさせてくれる。寒くても、豊かさに満ちて楽しい季節がもうすぐやってくる。


Nov 3, 2002

N
Y州は広い。NYといえば、大都会マンハッタンというイメージが強いけれど、実はNY州の大部分を占めるのは自然である。今日は紅葉を見にHudson River Valleyの山に行ってみた。マンハッタンからわずか1時間ほどの距離で、National Heritage Area(自然環境遺産)という広大な森が広がっている。

やかに流れるハドソン川を谷間に、小高い丘から見下ろす風景は素晴らしかった。紅葉の最中で、足元に見渡す限りの森が黄色や赤に染まっている。写真に撮っても収まりきらないことが残念に思えてしまうほどの大パノラマだ。美しい色鮮やかな木々を目に焼きつけた。昼前には紅葉を楽しむ人々でいっぱいになっていたので、早めに到着して正解だったと思う。

葉を見下ろす岩に腰掛け、ブランチにと持ち寄ったベーグルとカフェオレを食べた。辺りはもう気温が低くて、カフェオレがやけに温かく感じた。屋外で食事をするには寒くなっているので、これが今年最後のピクニックになるかもしれない。食べ終わると同時に「さぶ〜」と言いながら車に戻った。

りに周辺にあるワイナリーと、アウトレットモールに立ち寄った。ワイナリーでは味見をして気に入ったワインを夫が数本選んで、お土産にした。ほとんどがお手頃な価格のワインだったので、普段の食事の時に気軽に楽しむためのものなのだろう。それでもワイナリーの暗い部屋の中で横になっているボトルを見ると、不思議な魅力を感じてしまう。

日の私のお土産は、アウトレットで手に入れたフリースの手袋。これは軽くて、とても暖かい裏地が付いている。手がもこもこになってしまうのが玉にキズながら、手のひらに滑り止めがついていて便利なのが良い。オシャレさは欠けるけれど普段使いに最適なのを見つけて満足、満足。今年の冬はこれで乗り切れそう。毎日使おう!


Nov 2. 2002

日はとうとう今シーズン初の雪が降った。季節外れの寒い日だと天気予報が言っていたように、本当に寒い一日だった。

ンハッタンのMadisonAve.でフリーマーケット(と言ってもプロの商売人の集うもの)が開催されていたので光に吸い寄せられる虫のように近寄ってしまった。生憎の天気ながら人手は上々で、屋台の美味しそうな匂いと安値がつけられた様々な商品に思わず楽しい気分になる。

好みの出来事といえば、57丁目との交差点の角にペパリッジファーム(アメリカのクッキー会社)のブースがあって、そこで無料のサンプルを配っていたことだろう。初め、一回目に通った時にはチェダーチーズ味の魚型クラッカーのミニ袋を配っていて、私が1つ、夫が2つもらった。その時に私の目に飛び込んできたものは、サンプル配布所の後ろに高く積み上げられた「ミラノ」というチョコレートサンドクッキーのダンボールだった。

「ミラノ」、それは私の好物・・・。アメリカのクッキーなので甘いのだが、ビターなチョコレートが挟まったラングドシャクッキーはさくさくしていて美味しい。当然、次に配るサンプルはこのクッキーなのだろうと思った。必ずもう一度通ってやろうとメラメラ燃えた。5thアベニューのお店を散策しながらキラキラ輝くショーケースで目の保養をして、2時間ほどした後、私は再び57丁目のサンプル配布所に向かっていた。

おっ、すごい人だかり!ミラノの配布は半分ほど終わっていて、すれ違う人々がクッキーをほおばっている姿が見えた。ダンボールが半分以下に減っていた。まさにナイスタイミング!サンプルを配っている人は2ヶ所に分かれていたので、私と夫はこのクッキーの小袋を2箇所で貰った。それぞれ「ミラノ」の袋が3つずつ、チーズサンドのクラッカーが2つずつ、そんなに貰って鞄に入らないほどの満足な大収穫になってしまった!わーい、学校のおやつにしようっと。

メリカ式の、なんとも太っ腹なサンプル配布に感動である。


Nov 1, 2002

11月になり、晩秋のNYは寒さが一段と増して来ている。あと1ヶ月もすれば、ピリリと体を引き締めるような寒さがやってくるのだろう。こうして考えると、1年はとても早い。ハローウィンが終わったばかりだというのに、今日はクリスマスのCMが流れていて驚いた。この変わり身の早さは、3月3日を過ぎた時に雛壇のCMが五月人形に変わっているのと似ている。

のところ、時間があれば友人から借りている「レ・ミゼラブル」を読んでいる。これは世界文学史上でも御馴染みのユゴーの長編小説であり、私の好きなミュージカル「Les Miserables」の原作でもある。分厚い単行本で全6巻というこの小説を、3時間足らずのミュージカルにしてしまうという事は、当然多くのシーンを端折ってしまうことになる。その訳もあってかねてから是非とも原作を読んで、もっと深く理解したいと思っていたのだ。そんな話をしたら、意外や意外、身近な友人が持っていたのだった。

ばらく前に、私はとりつかれたように読書に熱中していた。その熱は「指輪物語」を読破した時に少し下がって、学校が始まってからはあまり時間も無くなって、自然と消えつつあったように思う。せっかく借りた「レ・ミゼラブル」だというのに、なかなか読む時間が無く、机に積まれていたほどだった。でも、ほんの少し読み始めたのがきっかけで、止まらなくなってしまった。やっぱり名作と呼ばれるだけある。先が気になって、なかなか「ここまで」と断ち切れない。本の魔力は健在だった!

っともっと以前の私には、思春期や死や性などを退廃的に描くような現代小説に興味をそそられ、そのような小説ばかり手にとっていた時期があった。それなのに、その頃には見向きもしなかったジャンルの小説などについて、今頃になってもっと前に出会っていればよかったろうと思う。

のところ、「レ・ミゼラブル」はようやく第2巻の終盤にさしかかっている所だ。ミュージカルでは描かれていない部分を、じっくりと読み進んでいるという感じで、この世界をゆっくりと味わっている。まとまった読書は気持ちがいい。指輪物語の時にも思ったが、じっくりと長編の本を読むというのは時間が掛かるものなのに、その分読後の爽快さや心に残るものが素晴らしく良い。名作といわれる小説にはやはり魅力があって、敬遠しがちな厚みでも、いいものが沢山詰まっていると思う。



             
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