miyamu's
DAY BY DAY

アメリカ徒然日記
アメリカ生活いい感じ。
いいトコ探せばいい感じ。
いいコト出来ればいい感じ。
いいヒト出会うといい感じ。

October2002
Back Numbers ★過去の徒然日記
Oct 31, 2002

いなぁ、今日は・・・。夏からみやむー号のエアコンの調子が今ひとつなので、外気がたったの2℃しかなければ車内の温度も変わらない。しばらく走ってようやくエンジンが温まり、温風が吹くという感じ。こうなると私は運転中も重装備でハンドルを握る。このハンドルがまた、冷たいの何のって・・・。そういう訳で、私は学校からの帰り道をとても急いでいた。

雑なジャンクションの交差点で、1台の乗用車が停まっていた。私はその車の後ろについて信号が変わるのを待っていた。「あの信号が赤になったら、次はここが青になる」と分かっていたので、青になるタイミングでブレーキを緩めた。が、しかし。前の車がピクリとも動かないではないか。

号はもう青になっていた。その車は信号が見えないほど前に出ていたので、どうやら信号が青に変わった事にすら気付いていなかったらしい。やむを得ずクラクションを鳴らす。気付かない。また、鳴らす。今度は少し長く・・・。気付かない。イライラッとしながら、今度はもっと強く鳴らす。が、気付かない。信号が赤に変わる。「ああ〜・・・(悲痛な叫び)」、せっかく青だったのにぃ〜!信じられない。ここの信号は短いのだ。そして、待ち時間は長いのだ。

いっっお前!!私はかなり憤って前の車を睨みつけていた。運転手は最後のクラクションに反応したのか、突然頭をかいたりわざとらしくストレッチをしたりしている。これがまた、超不自然っ!もしかして、彼は寝ていたのかもしれない。その上信号の流れが分かっていない所を見ると、地元の人じゃないのかもしれない。

号待ちは振り出しに戻って、寒い車内が身に染みる。また信号が青になったら、今度こそは絶対に行きたい。ようやく信号が変わった。「行けっ!」と叫ぶ私・・・しかし、前の車は動かない。私だってもういい加減に怒り心頭である。「パーーーーーンッ」とクラクションをお見舞いしてしまった。一瞬の間の後、ようやくその車は我に返ったように動き出した。心なしか動きもフラフラしているような・・・。こうして今日は強気にクラクションを鳴らしたけれど、居眠りか薬物か、とにかく正気ではなさそうな人の側は気をつけなければならない。

てと、話し変わって今日はハローウィンだったので、お菓子の小袋を用意していた。1番のピーク時間に私は学校に行ってしまったので、どれだけ人がやってきたのかは分からないけれど、用意しておいたお菓子は半分くらい夫によって配られたようだ。まだまだあるけれど、もう10時前、子供の時間は終わっている。少し残念・・・でも、後で今日の様子を聞いてみようっ。


Oct 30, 2002

所の隅の一角に、miyamu専用おやつコーナーという棚がある。この中にはその名の通りお菓子がズラ〜〜っと並んでいる。それはそれは圧巻である。この家でお菓子を食べるのは1人という事など、信じがたいラインナップだ。扉を開ければ甘いものからしょっぱいものまで、日本のものから厳選されたアメリカのもの、さらに世界の輸入菓子まで所狭しと詰め込まれている。

のおやつコーナーは、ターンテーブル状になった回転する棚なので、何か食べたい時にはグルグルと回してめぼしい物を探す。食べるスピードよりも買い込むスピードの方が早いのか、はたまた飽きっぽいのか、お菓子はだんだん溜まってゆく。大抵のお菓子は一袋が大きくて一度には食べきれないのだ。(そういう時はジップロックに入れるのが私のお約束。お役立ちグッズの定番!)

の中には一体何種類のお菓子があるのだろう。どれもこれも試してみたい衝動とは恐ろしいものだ。ほんの少しで良いから、ちょっとだけ食べたい。お菓子の消費人口が家庭に1人だと、1つを食べきるまでに飽きてしまったり、鮮度が下がったりしてしまうから困る。少しだけ欲しいと思っても、日本のように一枚ずつ小分けされているクッキーやキャンディなどは珍しい。日本の過剰な包装は、豊かさの現れなのかもしれない。こうやって少しずつ食べたいと望む消費者がそれだけ多いということか。

には好物があるけれど、もちろん冒険心で新しいものを試してみようと思うことも多い。そして、お菓子に目ざとい私にだって失敗はある。一口で、もういいわ・・・というような買い物にもしばしば出会う。たとえ美味しくなくて、二度と口にしないであろう商品でも、捨てるのは忍びない。小分けになっているものならば、食べていない分を近所のスーパーの「食料品寄付コーナー」に持ち込めばよい。

んなことを書いて、不味いものを寄付するなんて・・・とわがままに好きなものを好きなだけ食べられる自分の傲慢さに後ろめたさを感じるが、視点を変えてアメリカ人の感覚で考えれば、私がギブアップした甘さや色合いのお菓子もこの国では人気商品だったりするのだから、そう無駄にはならないはずだろう。きっと・・・。

日はハローウィンなので、おやつコーナーの一掃セールが行われる(予定)。とはいえ私も夫も学校があるので、あまり子供をもてなす時間が無いかもしれない。残念・・・。でも、授業が遅めに始まる夫に今回張り切ってもらおう。こちらも小道具など買ってあるし、何より仮装した子供たちを見るのは楽しい。どうなるかな?今年のハローウィン!


Oct 29, 2002

夜は雨らしい。同時に雪マークも出ていたから、明日はお目覚めと同時に外は真っ白?なんてちょっと想像する。さすがにそれはまだまだ先の事だろうけど、実はこれと同じような想像を子供の頃に毎年考えていた。私はクリスマスが近くなると雪が降るといいなと毎年のように思っていたのだ。(それはきっとドラマや歌謡曲のせいで、こう考えるとメディアの影響は大きい。)

東で生まれ育った私にとって、雪は時々降るから貴重に感じるのものであって、いわば冬の憧れのような存在だった。だから別にクリスマスでなくても、私にとって雪は嬉しいものだった。そんな私も今は、もう少し寒い土地に住んでいる。

がもっと身近になった今、NYで雪が降るとまだ嬉しく感じるかというと・・・嬉しいような憂鬱なような・・・今や私の気持ちは複雑だ。もちろん少しなら美しさとサラサラの粉雪に魅了されてしまうのだが、いつまでも降り止まぬ雪の日はそうも言っていられない。雪の最中に停電したら?車がスリップしたら?そんな不安が付きまとう。それに雪かきもしなくちゃ・・・。

えば日本でも、雪が暮らしを脅かすような量と頻繁さだったら、こんな「雪=ロマンチック」のような単純な発想にはならないのだろうなぁと、しみじみ思う。私も今になってその気持ちが少し理解できたようだ。(危険なことがあっても、雪の美しさは変わらないと思うけれど・・・。)

年前、東京辺りからスキーに行く日は、関越道の路肩に残る雪やトンネルの向こうの風景に感動したものだった。その頃の私は免許を持っていながらも運転要員とは数えられない存在だったので、風景ばかり眺めていたのだ。つい最近の出来事のようなのに、あの私が今では冬場の運転にも慣れたのだから、この変化は大きい。(残念ながらスキーの技術は変わらず。)

つかは自分も運転要因に加えていただき、スキーに行きたいものである。


Oct 28, 2002

こ数日の私はPCを触る時間が長い。11月から広告なしのHPに移行しようとしているために、ページの改造をしているからだ。改造と言っても、文章の中身を変えているという訳ではないのだが、このサイトは大分ページ数が多くなっているので、1ページ毎を直すとなるとなかなか面倒な作業なのだ。

実際に何が問題なのかというと・・・。

まで私は無料のプロバイダーを使っていたけれど、その場合は自動的にページの上部に広告が入るため、ページの作成時に上に空白を作っておいた。ホームページを開設した時には、上部ギリギリまで文字を書いていたため、広告と文字が重なってしまうという問題があったのだ。それから私は広告が入る部分をあらかじめ空白にしてページを作成するようにしていた。

て、今度は広告が入らないプロバイダーにすると、今度は上部に空間が出来てしまうことになる。これではあまり格好良くないので、これを機に今までのページを全て上部の空白を無くことにした。取り掛かったのはいいけれど、その道は長かった・・・なんと、100ページ以上ある〜っ!!それに11月にホームページを移動させるつもりなので、日記以外のコンテンツが更新されていないままなのも気がかり。

のサイトは主にホームページビルダーで作成しているが(ホームページを持っている方には御馴染みのIBMのソフトです)、私にはいまいち使いこなせていない機能がたくさんある様子で、それなのに学ぶ意欲が無い・・・困った。もしかしたら上部の広告部分を自動的に作ったりする機能があったのかな?なんて今更思う。(知っている人がいたらどうかご教授くださいませ。)

ころで学校に行ったら、この週末で一気に変わったのか、紅葉真っ盛りだった。赤くなった葉がとてもきれいで、デジカメを持っていかなかったことを少し後悔・・・。いつもカメラを持っていない日に限っていいものが見られるような気がする。そう思うくらいなら毎日持ち歩けって?そりゃ、そうだ。

後日の天気予報が雨だったけれど、週末にはなんと雪まじりという予報まで出ていたから、近頃の冷え込みは、昨年のそれよりも厳しいような気がする。私が初めてアメリカに来た2000年の11月終盤は、夜の気温は氷点下5度くらいだった。もしかしたら、雪の当たり年!?何はともあれ今年の美しい紅葉を写真に収めなくては。紅葉が美しいのは今がピークかもしれないもの。


Oct 27, 2002

時間(Daylight Saving)が土曜日で終わり、日曜の早朝から通常の標準時間(Standard Time)に戻った。この夏時間という聞きなれない制度、実際にどのように切り替えるのかというと、夏時間の始まる4月の第1日曜日になったばかりの夜中に時計を1時間進め、10月の最終日曜日になったばかりの夜中に時計を1時間戻す。それだけだ。

の言い方をすると、夏時間の始まりの日は1日を23時間にしてしまい、逆に終わりの日は1日を25時間にするということになる。世間も自動的にそのようにする。夏時間の間、地球の位置では本当は朝の6時なのを、「もう7時」だと国中で思い込むような感じだ。この制度によって、本来14時間あるNYと日本との時差が夏の間は13時間となる。ちなみにサマータイムというのは和製英語である。

も終盤になり、今年も夏時間から標準時間に戻す日がやってきた。この頃は日照時間がだんだん短くなってきており、6時になると暗くて、夜が来たと感じていた。それが今日からは同じ暗さでも夕方の5時ということになる。5時でも暗い。一気に帰巣本能が働き、寂しくなる。(その代わり朝は日の出が早くなる。夏時間での6時の朝陽の高さで、5時という事だから。・・・単純のようで、慣れないと複雑である。)

時間の期間は、4月の第1日曜日から10月の最終日曜日まで・・・ということは、実は一年間で標準時間でいる長さの方が短いことが分かる。夏時間への切り替えは、日本人である私にとっては違和感があるのだが、夜遅くまで明るいと何だか行動的になれるということは本当だと思う。これからは買い物へ行くにも早めにしなくては、すぐに日が沈んでしまう。出不精になりがちな季節になるのだ。

界の標準時間というものは地球の経線によって定められている。東西に広大な国土を持つアメリカの場合は、この経線によって国内だけでも4つの時差のエリアに別れている。(注:ハワイやアラスカは例外。)東海岸側に属するNYの場合、アメリカ国内でも時間が最も進んでおり、距離的には日本に近いはずの西海岸側は時間が4時間も遅いことになる。確かに西へ行くほど日の出が遅いのだから、当たり前かもしれないけれど、本当にアメリカって広いなぁ。

日は標準時間に戻った初めの月曜日なので、学校に行く時間を間違えないようにしよう。


Oct 26, 2002

日は日本から来ているお客さんと一緒に、おなかが一杯になるほど、もりもりと食事をしてしまった。なんだか本当に満足〜!

の好きな映画上位にランキングされている作品、「Backdraft」。初めてこの映画を観たときは感受性の強い若かりし頃で、男の兄弟愛や消防士という熱い仕事、友情などに深く感動してしまった。あまりにも迫力のある火事のシーンにも引き込まれ、気持ちを高めてくるようなサントラもとても良かった。演出のクサイ感じを嫌いだという人も中にはいるだろうけれど、青春物好きの私には名作。今晩はTVでこの映画が放送されていた。

半のクライマックスしか見られなかったけれど、やっぱりいいわ〜!!また始めから見たくなってしまった。しかしである。今回この映画を久しぶりに見て、今までさほど気にしてもいなかった事が妙に気になってしまったのだ。それは、BGMが全て「Iron Chef(料理の鉄人の英語吹き替え版)」に聞こえてくることだ。

後の方で犯人だった同僚が炎の中に落ちてゆくシーンで、料理の鉄人でテーマが発表される時の音楽が流れて、「ああ、せっかくのシーンがっ!食材が出てきたところを想像してしまうぞ・・・」となってしまった。刷り込みって恐ろしい。あの音楽は、もともと映画のものなのに、料理の鉄人にのっとられているようだ!

画を見ながら「やっぱりいいね〜、サントラ欲しくなっちゃう」と言った私に夫が言った。「Iron Chefのサントラを探した方が早いんじゃない?」・・・う、もしかしてその通りかも。それほどに今は「Iron Chef」の知名度が高いのだ。


Oct 25, 2002

ommunicationの授業で発音レッスンがあった。レッスンのポイントはPractice Pronouncing Contractions、すなわち繋がった発音の練習である。

語の口語体では、度々単語が繋がった発音になることがあり、自然なネイティブスピーカー同士の会話の場合は殆ど聞き取れないような発音に変化したりする。単純な例だと「I am(アイアム)」が「I'm(アイム)」に変化する事や、「How have you been?(ハウハヴユービーン?)」がネイティブ発音だと「How've you been?(ハぁヴュビーン?)」のようになってしまったりすることなどがある。このContractionは聞くにも話すにもなかなか難しいのだ。

際の会話の中では、驚くほどこういった繋がった英語が頻出するものだ。ある程度上達した英語を話す人でも、自然に英語らしい英語を話しているかといったらネイティブとは全く異なる。大抵は正確すぎる読み方で、丁寧すぎる。「らしい発音」というのは、教科書ではなかなか教えてもらえない。聞く・話すの両面での慣れが物をいう。

業では録音やリスニングの機材がある部屋に入って、このPronouncing Contractionsが沢山入った文章や会話文を1人1人マイクに向かって話し、カセットテープに残すという方法が取られた。このテープを後から聞きなおすと、恥ずかしい。自分のどこが間違っているのかや、引っ掛かりやすい弱点の箇所が突きつけられるのだ。でも自覚の為にはとても良いレッスンだと思う。

のカセットは教授によって評価される対象にもなっているため、録音は1つのテストのようなものだった。他にも留守番電話のメッセージを自作して録音したり、自分の住む近所の紹介を録音したりしなければならなかった。声の宿題は文法ではないのでゴマカシがきかない。いかに堂々とはつらつとした態度で、滑らかに自然に話すかにかかっている。苦手分野だわ〜・・・

後もおそらくこのテープを自分で何回も聞き、録音を続けることで発音を直すことになるだろう。何度も繰り返しで録音、リスニングを続けていればもしかしたら冬までにはPronouncing Contractionsも少しは上達するだろうか?自分の声を聞く、ちょっと恥ずかしく、不思議な気がするレッスンだった。


Oct 24, 2002

国人のクラスメイトから相談を受けた。「日本人の彼女の誕生日に、何か良いプレゼントは無い?」

の彼女は日本で暮らしているらしい。・・・となると、なかなか下手なものは贈れない。今や日本で手に入らないものなんてないぞっ!という気持ちを抑えて、彼と一緒になって悩んでしまった。海外から送るプレゼントの定番は、軽くて、かさばらないものが基本である。アクセサリー?財布?とあれこれ日本の女の子が好きそうな物を挙げていった。

んな私の提案も、「それは前にあげたから」とか「彼女も持ってそうだから」とかで、なかなかウンと言ってもらえない。困った・・・。正直、大事なポイントはズバリ予算であると思う。それをまず教えてもらえたら、最適なお店を紹介できるのだが、あまりダイレクトなことを聞くのも悪いし、(それに何しろ彼がブランドにこだわっていたから)黙っていた。

国人の女性も、日本人の女性も、ブランドが好きだと彼は言う。そんな話をしているうちに、NYのLouisVuittonには日本人が沢山いるねと指摘されてしまった。そう、確かにその通りで返す言葉もございませぬ。本当に日本は豊かな国なのだ。しかし、きっと彼の彼女も好きだと思うぞ!

の季節に良さそうだからマフラーはどうかということで、話が決着した。しかし彼はどの店で買い物をするのかまだ悩んでいるみたいだった。ブランドのマフラーだって、カジュアルなアメリカンブランドから5番街やマジソン街に並ぶ高級ブランドまで選ぶ範囲は限りない。女性へのプレゼントは各国共通で男性の悩みのタネなのかもしれないなぁと、ふと思った。でも、私の意見を言わせて貰えば、ブランドの名前が付いていようが付いていまいが本当に好きな人から貰ったものならば大切にできるだろうし、物の価値など関係無いように思う。

て、韓国人の彼と日本人の彼女の会話はどうなっているのかというと、日本語と韓国語の間のような不思議なコミュニケーションがとられているそうだ。彼が言うには2人の会話には何の支障もない上、韓国語と日本語は共通点が多いのでとても親しみやすいらしい。

ランドの話の時に、ティファニーでアクセサリーは?と誰かが言ったのを受けて、彼は「ムリ!」と言うではないか。韓国語も日本語も、ムリはムリだったのか!かなり驚きである。日本語や韓国語のつながりはまだまだ沢山あるという。言語のルーツを探るのは楽しそうだ。


Oct 23, 2002

ルサの新しいステップを覚えたので、家で復習。フローリングの板の上ならば靴下で踊ろう。ちょっと滑りやすいけれど、ターンのキレがいい感じ・・・。

日のステップはあまりにも複雑になってきたので、ついてゆくのが大変だった。1拍でもリズムがずれると「あれ?」となって足がもつれてしまう。音楽のどさくさに紛れて何度「あー間違った!」と日本語で言ってしまったことか。当然ながら、なかなか付いてゆけない人や、踊りを自分流にしてしまっている人や、ヘトヘトになって床に座って観察している人などが続出。でも、みんな楽しんでいるから雰囲気はとても明るい。

アになって踊っていると、先生は1人でよくターンや謎の動きをする。多分レッスンの初歩的なステップでは満足できず、趣向を凝らしたダンスに走りたい気持ちになるのだろう。しかし、先生が1人でくるくる回っていると、生徒達はその間一体何をして置けばよいのか分からず戸惑いを隠せない。普通に基本のステップをしているだけでよいのだが、ついつられてターンしなくてはいけないような気分になるからだ。

ンスは男性のリードで進むので、女性の次の動きは受動的に決まる。組んでいる手がどういう風に動いたか、力を加えられたかによってターンをしたり、体の向きを変えたりできるのだ。しかし、どのくらい相手に任せていたらよいのかは慣れていないと難しい。女性がとても上手なダンサーなのに、リードする側が下手だったりすると女性は技に走りたくなるし、ワンパターンのステップで飽き飽きすることもあるらしい。同じレベルのパートナーを見つける事も上達の秘訣なのだとか。

はまだ初心者なので、そういった意志の疎通やリードを任せるという感覚をよく分かっていない。繋いだ手をどのくらい強く握るのか、どのタイミングで離すのか、はたまたどのくらい繋げているのかなど、よく分かっていないので、よく先生に注意されてしまう。ダンスに関しては積極性にかけるわけではないのに、男性と踊ることに関しては今ひとつどのくらい積極的になればよいのか分からないのだ。

のところ折り返し地点になったのだが、大分手持ちのステップの種類が増えてきて、音楽にも楽しく乗れるようになってきた。サルサの授業が楽しいのは運動不足の体には嬉しい限り。コースの終了までにはもっと上手になれるだろうか。


Oct 22, 2002

日は寒かった。朝一番で車に乗る時は、手袋をしなくてはハンドルが冷たくて握れない。当然ながら息が白い。天気予報によると、今日は初霜だったらしい。一気に秋が通り過ぎて、冬になってゆくのを感じる。なんだかちょっと寂しい季節だなぁ・・・。

メリカ中を騒がせている連続狙撃犯の犯行と思われる事件が相次いで起こっている。午前9時頃のBreaking News(緊急のニュース)で、今朝になってまた新しい被害者が出たという情報が生放送で流れていた。それから数時間後、重態だった被害者が死亡したというニュースに変わった。

件後に警察によって言われた「あなたの子供にも起こりうることだ」という警告を、なんて恐ろしいことだろうと思いながら聞いていた。近隣に住む人々は、本当に緊迫した状態で生活している事だろう。犯人は何かを要求しているようだが、はっきりとは報道されていない。まだ規制がかかっている情報が多いのだと思う。何よりも早く事件が解決することを願って止まない。

業中、連続する単語の発音練習をした時のパートナーはとてもクセのある英語を話す人だった。でも、それをあまり直そうとしないまま年を取ってしまったような感じで、これから直そうという意志もなさそうな・・・まあ、そんな人だった。相手の読んだ教科書の文を、もう一方が書き取るという内容で、私はその相手が言っていることをまったくといって良いほど分からなかった。絶対、相手が意味不明なことを言っているのだ。

いかげんでもOK、勢いでやり過ごしてしまえ!というタイプの人がパートナーになってしまうと、本当にやりにくい。間違っているところを指摘しても、聞きもしないで突っ走ってしまうから。真面目に取り組んでいる方からしたら、全く練習にならないこともしばしばである。

日も、相手は我が道を行くタイプだった。私が何度「もう1度言って」と頼んでも「よく分からない」とか「ごにょごにょ(意味不明の音)」を言うばかりで全くやりにくくって参った。分からないなら聞いてくれ〜っ!その上通りかかった時にチラッと覗いていった先生からは、まるで聞き取れない方(つまり私)が悪いかのような対応をされて、心外だった。あまりのじれったさにイライラ〜としてしまったではないか。私は分かってるってば〜!!


Oct 21, 2002

日の映画のせいで(?)夜に何回も目が覚めてしまった。おかげで眠いぞ、まさか呪い?

10月に、私がこれまで使っていた無料ホームページのプロバイダーのHOOPSがinfoseekと統合した。そのためにアドレスが変わったり、カウンターが故障したりと色々と問題があったけれど、何とか解決・・・と思っていた私が間違いだった。

11月1日から、HP運営上のルールがinfoseek側の物に変更になることを知った。今までページの一番上に広告欄があった(あるでしょう?)ところが、11月からは上下に増えて、なおかつ私の嫌いなポップアップ広告(自動的に別窓が開いてしまう広告)まで付くというではないか。それが私にとっての決定打となった。

ようなら、HOOPS。今までお世話になったけれど、私は11月からプロバイダーを変えます。もう、広告や開くのが遅くてイライラしたりする事とは無縁の世界に行こうではないか!つきましては11月より変更したばかりのアドレスがまた変更になると思います。こちらに来てくださる皆様には本当にご迷惑をおかけしますが、快適ネット生活のためにご協力ください!


Oct 20, 2002

当は、今週末はマンハッタンにでも出かけようと思っていたのに結局止めてしまった。理由のひとつは1人じゃレストランに入りにくいということもある。平日ならともかく、週末ともなると1人でレストランでランチという人は少ない。やはり1人だと美味しいランチも楽しさ半減である。夫のいない間に「いいなぁ1人で美味しいもの食べて〜」と言われるくらいなら、一緒に行って色々なものをシェアしたい。(しかし、日本に帰国している人は1人で美味しいものを食べているのだが。)

より特に目的が無いまま出かけるのも、あまり気が進まなかった。1週間1人でいた事もあって、私は暇を持て余し気味だ。一通りの掃除や洗濯を片付けて、グース隊が沢山いる公園に出かけた。生き物を見ているとリラックスする。ほんわか和んだところで自転車をこいで、うっすらと汗をかいた。今の季節は、昼夜の温度差が激しい。これで久しぶりに運動したような気分になり、満足気分。

して、再び映画館へ。今日こそ貞子の正体見届けたるで〜。もともと映画が好きなことと、1人の時間があった事と、マチネの安さとが相まって、この10日足らずで私は4本も映画を見たことになる。

想。アメリカのDreamWorks作による「The Ring」、これは日本の「リング」にとても忠実な作りのリメイクだった。ただ、時々入る大きな効果音、恐怖を駆り立てるようなシーンの切り貼り、そしてBGMの盛り上げ方が作品をさらにホラーにしていたように思う。私なんて話を知っていたくせに、ドキドキが辛くて途中で何回目をそらした事か!ハァ〜疲れる。

う、この映画、かなり怖い。怖いぞーーーーぅ!!!悔しいけれど、この怖さは後をひく。だって私は臆病なのだ。家に帰ってTVが怖いわ、鏡が怖いわ、う〜・・・夢に出てきそう。映画の上映時間は109分で、この間はプレッシャーを終始感じるような緊張感があった。アメリカ人の反応は、というと。かなり怯えていた。「ヒィ〜!」「オ〜!」とか、時々悲鳴(?)が聞こえてくるのだから、前評判の通りの成功なのではないだろうかと思う。元のネタが無くて、この作品だけを評価するのならば、私をこれほどハラハラさせた罪は重い・・・故に◎。

ングは邦画である事もあって和風だった設定が、洋風に変えられていたことは新鮮だったかもしれない。貞子は着物で、下手するとお岩さんのようだったけれど・・・って、肝心の貞子はどうなっていたかというと?これから観に行く人のために伏せておこう。とりあえずSから始まる名前で、貞子より可愛い。(かな?)

本での公開は、11月2日の予定である。怖いものが好きな人、リングのファンの人、観に行くべし!


Oct 19, 2002

「リング」のアメリカ版リメイクの「The Ring」が今週末から公開されたので、「貞子の正体見届けたるわ〜」と張り切って映画館へ!

つも私が行っている映画館は近所に2ヶ所あり、「The Ring」を上映している映画館は駐車場が少ない場所にある。もちろん映画館の横に広い駐車場もあるのだが、映画代と同じくらいの料金を取られるのがしゃくで、何としても路上の駐車場に停めたいと思うのだ。割り勘する誰かと一緒ならまだしも、1人でだったら勿体ない。

上の駐車料金を入れるメーターには数種類あって、私が探しているのは最大で2時間以上停められるタイプだった。駐車場を探して動き回る事15分、1度はちょうど良い場所に空きがあったのに、メーターが故障していた。故障しているメーターだと分かっているのに停めてしまうと、駐車禁止のペナルティを取られる事があるので、仕方が無いので移動した。2時間だけポリスのチェックが入らなければセーフなのだが、やはり罰金は悲しい。

うこうしているうちに「The Ring」の上演時間になってしまった。日本の映画と同じで、映画の前には長いCMが入るのだが、それでももうギリギリ・・・。どうせ観るのならば最初からでないとね!と、貞子の正体は気になるけれど今日は潔く諦めることにした。ハリウッド版としての解釈や表現の違いを見られると思っていただけに残念だ。再チャレンジを報告できる日をお楽しみに。

ころで、実は私はかなり怖がりである。普段、できるだけホラーは敬遠している。でも今回は、既にリングのストーリーを知っているから安心しているのだ。ひょっとしたら全く違う映画に仕上がっていて、もっともっと恐ろしい作品になっていたりして!?(ともかく、この目で見届けるまでは「見たよ!」という方もナイショにしておいて下さいませ。)

っかく映画に来たのに何もしないで帰るのも悲しいので、近くにあるもう一軒の映画館へ行った。上映時間のマッチするものを探して、「Brown Sugar」を観た。この映画、あまり予習もせずに行ったのに、私の中では当たりの選択だったと思う。ヒップホップを愛する幼なじみの男女を中心に、2人の遠回りな関係を音楽に乗せて軽快に、オシャレ〜に描いたラブコメディで、登場人物たちの個性が生きていて、掛け合いやじれったさで笑わせてくる。主人公のキャラやファッションもとてもかわいい。

の映画はNYの黒人コミュニティを舞台にした物語だ。そのせいもあってか(?)この映画を観に来ていた人はほとんど黒人のカップルや女性グループだったように思う。先週見た「Sweet Home Alabama」の雰囲気とは明らかに違っていたように感じた。個人的に作品自体は、「Brown Sugar」が良かった。観ていて感情移入できる物語だったというのが何よりの決め手!なかなかオススメの1本である。


Oct 18, 2002

CNNを読んでいたら、ニューヨークの世界貿易センター跡地の近くに、全米初となるテロ対策グッズの専門店がオープンしたというニュースがあった。このような時期に、このような場所に、テロ対策を商売にする店が開店するとは・・・アメリカ人の商魂はたくましい。 

の店には様々なテロ対策グッズが取り扱われているらしい。「生物兵器を使った攻撃に備える防護服、放射能被ばくの影響を抑えるヨウ化カリウムの錠剤、放射線探知機、高層ビルから飛び降りるためのパラシュートなど(CNN参照)」とは・・・このラインナップで本当に普通の市民が買いに来るのだろうか。確かに、以前は防塵マスクや毒ガス用のマスクが売れた時期もあったし、安全のためにと出費を惜しまずに、どんなに高価なものでも売れてしまうのかもしれない。まさに、人々の不安を逆手に取った商売だと思う。

に最後にある、高層ビルから飛び降りるためのパラシュートだなんて、まさに世界貿易センターでの悲劇を想定してのアイテムのように思える。もしもこの商品が大ヒットでもしようものなら、あの事件の日にそうやって家族を無くした遺族はどういう気持ちになるだろう・・・複雑だ。ちなみにこのパラシュートは1つ1145ドル(14万3000円)もする商品だそうだ。

のパラシュート、高層ビルにオフィスを構える企業への販売も考えられているというが、こんなに単価が高いとなると従業員分のパラシュートを購入するかどうかは疑わしい。高層ビルに勤めている人がパラシュートに関心を持つことは確かだろうが、パラシュートを使うような事態の中で、数少ないパラシュートを巡る争いが起こるとしたら悲しいことだと思う。

バイバルグッスを扱う店は今まででも有ったし、もしもの非常事態に備えて利用する人もいるだろう。その反面で、どんどん危機感や恐ればかりがエスカレートするような風潮は気にかかる。戦争行為によって生物兵器攻撃のようなことなどがあったら、本格的な防護服を買っていた極々一部の人だけ助かって生き延びるのだろうかと、ふとそんなことを想像する。これはまるで箱舟に乗れるほんの一部の人たち・・・?

格的なテロ対策のグッズは、一家に1つある非常用持ち出しリュックとはやはり違う。


Oct 17, 2002

メリカに住む人々を震撼させている、狙撃による無差別殺人犯がなかなか捕まらない。アメリカの首都であるワシントンDC周辺の3州にまたがって、同一犯の犯行と思われる連続殺人事件が起こっているのだ。

行の手口は似通っており、ガソリンスタンドでの給油中や、大型ホームセンターの駐車場などで荷物を積んでいる途中など、体が静止した状態の人を離れた場所から狙い撃ちにするというものだ。これまで11人が狙撃され、その内9人が死亡している。いずれも発砲は1回で、その命中率の高さから何らかの訓練を受けた人物であるとも報じられている。

差別殺人だと言われるのは、被害者が人種も年齢も職業も異なり、お互いに何のつながりもないからだ。ターゲットを探しながら車に乗って、狙う誰かを見つけたら突発的に犯行に及ぶ。13歳の子供が被害にあったことで、ますます犯人への怒りや恐怖が掻き立てられたのは言うまでも無い。

の事件は今月の初めから、半月以上も未解決のままで被害者ばかりが増えていっている。この犯人を恐れるあまり、この周辺では外出や買い物をする人が極端に減って、ガソリンを入れるも周りを常に気にしてというような緊迫した状況になってしまっているらしい。なんて恐ろしいのだろう。

常生活を穏やかに過ごしていると、アメリカは銃社会であるのだという事実をふと忘れ、油断している自分がいることに気がつく。常に神経を張り巡らせて警戒しすぎるのも疲れてしまうが、いつどこで何が起こるのかなどは分からないのだ。このような事件によって、普段は他人事だと思っていた人たちが突然目を覚まさせられたことだろう。

室の中で、誰かが言った。「もしそのドアを開けて誰かが銃を持って入ってきたらどうする?」考えたくもない状況だ。しかし・・・絶対に、そんな事はありえないなどと誰が言えるだろうか。かつて英会話の先生が言った、アメリカ人の半分以上は銃を持っていると思ったほうがいいわよ、という言葉を思い出す。アメリカは、こうして銃の脅威を感じながらも銃を持つ事が合法である。この疑問はいつまでも尽きそうにない。

よりも、犯人が捕まる事を願って止まない。


Oct 16, 2002

タバタしてしまったけれど、とりあえずMid term(中間試験)が終了、お疲れmiyamu〜!日本の美食、気持ちの良い秋に誘惑されつつも、一緒に帰国しなかった甲斐があったってもの。今回試験を逃すと、やはり後々の成績が痛いもの。来週の頭にはMid term終了時点での成績が廊下に掲示されるらしい。おおお〜恐ろしや。

間時点での成績というのは、私たちが今までに書いた3種類の作文の第1稿から最終稿までの全てに、今日の作文を加えた4点で評価される事になっている。学生の1人1人が自分のファイルを作成して、これを担当の教授の他、ESLのコーディネーターや他の教授が目を通して、成績をつけるのだ。作文は、数学や暗記科目のように唯1つの答えがあるわけではないので、手ごたえが分からない。のんびり来週を待とう。

日は1日中雨が降っていたので、憂鬱だった。何が1番憂鬱かと言えば、今日の午後に自宅に空調のメンテナンスが来るということだ。昨日大家さんからの手紙がポストに入っていたのを、今朝まで読まないままでいたら、大変!メンテナンスは今日なのか。もう、学校へ行く時間なのに〜!!

が家はもちろん土足厳禁である。しかし、なかなかアメリカ人には「靴を脱いで」と言いにくい。ましてメンテナンスのように紐で縛ったブーツで登場するような人には。・・・しかし外は雨。そして予報も1日中、ずーっと雨。これで天気が晴れているのならば後で掃除すればいいかとも思えるが、今日は絶対に靴を脱いでもらいたかった。

った事に、メンテナンスの時間に私は学校に行っていて立ち会えないので、大急ぎでメモを残す事にした。家の入り口は2ヶ所。メンテナンスの時は大家さんがスペアの鍵を開けて、どちらかのドアを開けて入ってくるのだろう。小さな紙でメッセージを残しても効果がなさそうなので、ルーズリーフを2枚使って「PLEASE take off your shoes before entering !」と太マジックでデカデカと書いた。それを目に付くようにドアを開いた第1歩目の場所に置いておくことにした。

に帰ってから、恐る恐る部屋に入ると、部屋は無事で、水溜りなど見当たらなかった。そして、そこには私の書いたメッセージが置かれていて、横に大家さんのOKサインが書き足されていた。ホッ!!良かった。口では言いにくいけれど、伝言にしたら大成功。これからもこの手を使ってみようかな?しかしメンテナンスの後は家の中が妙に暖かかった。やっぱり!設定温度がぐんと上がっていた。夏は寒すぎる位に冷房をかけまくるのに、暖房になったらなったでオーバーなんだよね・・・。アメリカって面白い。


Oct 15, 2002

わぁ〜・・・なんて時間に起きているんだろう私は・・・。と言う訳で、ただいま3時を過ぎてしまった!それもこれも明日のテストの準備のせいだっ!!!まったく〜。こんなのは日本で学生をしていた頃の必殺一夜漬けと変わらないぞ。

も大丈夫。何しろ作業の途中で眠くなってしまい、途中の2時間はすやすや眠っていたのだ。夜の授業から帰ってきてから、今度は明日の準備・・・こうなると全てギリギリで、まったく余裕がない。だめだなぁ。今週は夫が日本に帰国していることもあって、朝に寝坊出来る分だけ就寝時間がずれ込んでいる。しかし、学校がある日は依然早起きである。つまり、明日は早起き・・・。

いう訳で、おやすみなさい。明日はテストなので、とりあえず頑張ります。


Oct 14, 2002

日は10月の第2月曜日。この日、アメリカは「コロンバスデー Columbus Day」という国民の休日である。日本もこの日は体育の日で祝日なのだか、コロンバスデーと最も異なっている点は、日本の祝日の場合、国中がお休みになるということだろう。

ロンバスデーは国民の休日と言いながらも、大抵の民間会社は普通に営業しているし、カレッジも休みにならない。そのかわり何故か子供の学校は休みだし、郵便局のような公的機関は休みになるから不思議だ。新学期が始まる時に、学校の予定表を貰った。この時「コロンバスデーは授業があります」と書かれているのを見てガッカリしたのを思い出す。

なみに1月の第3月曜日にも、コロンバスデー同様に「休みではない休日」があり、そちらはキング牧師の誕生日(Martin Luther King, Jr.'s Birthday)だ。はっきり言って、コロンバスデーは私にとってタダの平日と同じといっても過言ではない。

メリカは、日本人の感覚からすれば、カレンダーで定められた休日がとても少ない国だ。大型連休も年に2回、最大4-5日しか無いし、自分で休暇をとらなければどうにもならない。その分アメリカ人は自分の休暇をしっかり消化するし、家族で休日やバカンスを楽しむという風習があるようだ。まとまった休暇をとりにくい日本とはちょっと違うのだ。これも文化というべきか。国民の休日が少ない分、仕事は仕事、休暇は休暇とメリハリがついているのかもしれない。

日の授業の始めに、少しだけこの日についての説明があった。昔々、1492年の10月12日、インドを目指して旅立ったクリストファー=コロンブスはアメリカ大陸にたどり着き、インドに着いたと思いきや実はそこは異なる大陸で、結果的に新大陸を発見したのだ。コロンバスデーは、コロンブスがアメリカ大陸を発見した日を記念して定められた休日(一応)なのである。

校の帰りに映画を観た。実は昨日と連続になってしまった。というのも今日はローカルの小中学校が(恐らく高校も)休みなので、映画館のマチネ(昼の上映)があったのだ。私の行く映画館はマチネの料金が安い。通常の夜の料金8.5ドルと比べてマチネは5ドル、かなりお得である。これは観に行くしかないと、学校へ行く前に上映時間を調べておいたのだ。

画館の食品は高いし、学校のカフェテリアで軽く昼食を取って、食料を調達してから映画館へ向かった。映画館の近くにある路上のパーキングは休日は無料なのだが、コロンバスデーは休日として扱われているのかどうか怪しい。映画館から戻った時に駐車禁止の紙が挟まっていない事を願いつつ、一応1ドル分だけコインを入れて駐車した。

「Sweet Home Alabama(邦題は「メラニーは行く!」)」という、リース・ウィザースプーン主演のラブコメディをポップコーン片手に観た。英語はかなり??ながらも話はいたって単純なので、なかなか楽しめた。1つ席を空けて隣に座っていた黒人の女性が、映画のちょっといいシーンのいたるところで泣いていて、「ここで泣くのか〜?」と、それとも私がいいセリフを聞き逃しているだけ!?と気になってしまった。


Oct 13, 2002

レンダーを見ると、明日の日付は赤で記されている。そうか、日本は体育の日で3連休なのか。

日を月曜日に動かして、3連休化させるというのはアメリカのカレンダーと同じ発想だと思う。アメリカでは独立記念日や新年のように特定の日以外の祝日はほとんど「第○週の月曜日」というように定められているのだ。日本も3連休を増やすことで、国民には有意義な休日を提供し、一家族あたりのレジャーへの出費を増やして経済の活性化を狙っているというが、実際はどうだろう。

かに3連休は嬉しいとは思うが、なんだか、体育の日は10月10日でないと違和感がある。でも、何年かすればみんなそんな事も忘れてしまうのだろうか?10月10日が記念日の人は、祝日が動いてしまって残念に思っているだろうなと、ふと思う。かく言う私も、祝日に入籍した者としては微妙な心境なのである。恐らく移動しない祝日ではないかと思うのだが・・・しかし、今やそんな保障はどこにもない。

て、今日はようやく「Spirited Away(千と千尋の神隠し)」を観に行って来た。私がよく利用する映画館は、先行公開の選定都市から外れていたので(つまり田舎ってこと)、まだ最新作として扱われているようだった。午後4時の上映に合わせて館内に入ると、子供連れの家族が多く、割と座席は埋まっているようだった。

すがに混雑している映画館の中はポップコーンの匂いがすごい。香ばしい出来たてポップコーンとバターとの匂いが食欲をそそる。しかし、そんな気分も一瞬で台無しになった。私の近辺にいた人が靴を脱いで前の座席に足を乗せていたようで、一回も洗った事の無いスニーカーから出てきた湿った靴下のような最悪なにおいが漂ってきたのだ。さすがにあまりの強烈さに、ちょっと気分が悪くなってきた。靴を脱ぐのは良いが、あの、その、ちょっとは遠慮して欲しいのだが・・・。

映中、私の真後ろにいた男の子が大暴れして、終始私の椅子を後ろから蹴ってきたり、揺さぶってきたりしたので、気が散ってしまってイライラしてしまった。困った。こんな風に気が短いのは、ひょっとして私だけなのだろうかと、周りを見回してしまう。でもせっかく映画館のスクリーンで見ているのだから、家で見るよりも楽しみたいと思うのだ。

画自体は吹き替えになっており、なかなか自然な仕上がりだった。私は日本語版を一度見たことがあったので、ストーリーは把握していたし、もちろん日本人なのだから神様の集う湯屋という発想も理解できる。ただ物語の分かりやすさで言ったら、大人向けとも思える映画なので、アメリカ人の子供たちはどう思っただろうかと気になった。

に帰って番組案内を見ていたら、ディズニーチャンネルで「Kiki's Delivery Service(魔女の宅急便)」がやっていたので、最後までしっかり観てしまった。この話は西洋社会を舞台にしているし、物語の展開自体も子供に受けそうな気がした。今日はすっかりスタジオ・ジブリの日になってしまった。そういえば、今日の映画館で、冒頭に「スタジオ・ジブリ作品」と出る画面にトトロが映っていたのを見て、「Totoro〜!」と後ろの方から聞こえてきた。アメリカでもトトロはメジャーなキャラクターなのだろうか?


Oct 12, 2002

週はESLの中間テストと、課題提出の第1回目の締め切りになっている。9月の第1週に新学期が始まって、もう半分まで来るのかと思うと、何もかもが早くてちょっと焦ってしまう。

間テストといっても、例のごとく作文のみなので、今回のようにテーマをあらかじめ知らされている場合は気持ちがとてもラクだ。テストの課題は、「自分にとって忘れられないほど恥ずかしかった体験、または、自分にとって厄介な事柄、邪魔者、イライラすること」というエッセイなので、あらかじめ何かしら書きたいことを絞っておくことも出来る。

ずかしかった体験・・・こんなテーマのネタになりそうな経験は山ほどあろう。きっとこのテーマならば簡単だろうと、何にしようかと考える。と、恥ずかしかった体験が数え切れないほどあるはずなのに、「特筆すべき失敗談」というとなかなか思い浮かばないことに気づいた。あまりにも普通に恥ずかしい事が頻発するために、いい加減に自分自身に免疫がついてしまったのか!?

えば最近の出来事では、駅の女子トイレであまりにも中性的な(むしろ男性のような)女性に遭遇した時に、間違えて私が男子トイレに入ってしまったのだと思い込んで、急いでトイレから逃げ出したことを思い出す。今度は隣のドアに入ろうとしたら、今度は正真正銘のおじさんが中から出てきて、ビックリした・・・という話だ。

も、これを作文として5段落以上に話を引き伸ばして書くためには、やはりある程度の背景や成り行きなど、リアルに書かなければならないので、今1つ読み手へのパンチ力に欠けてしまうのだ。なんだかスープをのばしてのばして、味がよく分からなくなってしまうように、一体何を書きたいのかが分からなくなってしまう。そうなればもう作文としての評価は目に見えてくる。無理やり枚数を稼ごうとした文章は、間違いなく見破られてしまう。

SLの学生には、必ずと言ってよいほどあてはまる共通のテーマがある。ボディランゲージや発音の違いなどで、意思疎通が上手く行かなかった事や、自国の常識で行動したらアメリカとは全く違っていたという事などだ。こういう異文化によって起こる失敗談は、今までのどんな先生もみんなWelcomeの気配だったから、比較的好感触を得やすくて安全なテーマなのかもしれない。

うなったら私にとって最適なテーマは、運転についてだろう。ありがちながらワイパーと方向指示器の混乱だとか、アメリカの車道を逆走したこととか、日本と異なる車社会での混乱を書いてみようかな?う〜む、・・・意外と沢山書けそうなテーマに思えるので、よしっこれにしよう。書くことが決まったら、後はテーマに基づいて段落ごとのおおまかなアイデアをノートにまとめておけば準備は完璧だ。テストは水曜日、頑張るぞ〜!


Oct 11, 2002

ューヨーク・ヤンキースが巨人の松井選手を獲得しようとしているというニュースが、10日付の米ニューヨーク・ポスト紙に報じられたらしい。「アメリカの大リーグのニューヨーク・ヤンキ―スが、来季に向けた選手補強で、日本の松井秀喜外野手の獲得を目指している」というものだ。

の個人的な主観で言うと、ニューヨーク・ヤンキースはアメリカでいうと「日本の巨人」のようなカリスマチームだろうと思う。チームの抱える選手層や、財力、人気、強さ、本拠地の人口など、巨人との共通点も多い。松井選手がそこでプレイできると言うことはそれ相応の評価を受けての事なのだろう。

ューヨーク・ポスト紙によると、「松井選手は日本人最高の打者で、シアトル・マリナーズのイチロー外野手よりも優れている」と非常に高い評価をしていた。このようなニュースになりながらも、現在のところヤンキース側は松井選手の獲得についてを否定している。でも、きっと水面下では獲得にむけての活動が行われているのではないだろうか。

のニュースでは、ヤンキースが松井選手の他にも、現在ボストン・レッドソックスで強打者として活躍するクリフ・フロイド外野手を狙っているということにも触れて、両選手獲得にむけての金策を報じていた。新しく迎える選手との契約料をねん出するために、現在年俸約500万ドル〜700万ドル(約6億2000万円〜8億7000万円)で契約している選手を3人も放出してしまう計画らしい。なんというか、この辺りも巨人に似ているような・・・(?)

かし、実際に来シーズンから松井選手がNYにやってきて、ヤンキースでプレイするようになったらどうなるのだろう。もしもそれが実現すれば、NY在住に限らず、野球好きの在米日本人がにわかに活気付くはずだ。内輪ながら、巨人好きの我が夫の楽しみも一つ増える。松井=赤ダレ黒ダレ(焼肉)というイメージが強いこの私でも、彼の活躍に期待してしまうことだろう。

本の優れた選手がどんどんアメリカに渡って行き、日本での大リーグ人気がますます加熱する。その反面で、日本のスター選手がみんなアメリカ行きを志してしまっては、日本のプロ野球が空洞化して、盛り上がりに欠ける退屈なものになってしまうのではないだろうかと心配だ。アメリカで日本人選手に活躍して欲しいと応援する気持ちと相まって、ちょっと複雑な心境である。


Oct 10, 2002

やむー号は燃費が悪い。

日から、みやむー号のガソリンの残量メーターはEmptyのライン上に乗っていた。夕方にガソリンを入れておこうと思ったのに、もたもたしているうちに学校の始まる時間が迫ってきてしまった。やむを得ず、このまま行ける所まで強行突破することにした。

ソリンのEmptyランプが点灯してからも、車はしばらく走れる。幸いハイウェイに乗ってもランプが点く気配は無かった。このまま16Km先の学校まで行けるだろうかと思い始めていた。でも、その考えはやはり甘かった。見渡す限り前方はラッシュアワーの渋滞で、なかなか先に進まなくなってしまったのだ。そして、そんな窮地に突然あのランプが点灯し始めたのだった・・・。

「おおっ、ランプが点いたよ!みやむー号に乗り始めて初めて見るな〜」などと、最初はのん気に構えていた私だった。しかし、なかなかランプが消えない。むしろオレンジ色がどんどん明るさを増してきているように見えた。前方はブレーキランプがギッシリと並んでいる。ちょ、ちょっとまずいかも?

滞の時にはいきなり進んだり止まったりするので、ますます燃費が悪くなるのだ。過剰にガソリンが燃焼されると思うと、なかなか深くアクセルを踏めない。オートマ車のクリープ現象(?)で自然に前進するも、前との車間が広がってしまい、アクセルをふんわりと踏む。ランプも消えないままだ。・・・え、そのうち消えるよねぇ!?かなり焦ってきた。

のガソリンスタンドまで、あとどのくらい?と頭で計算しながら、ランプばかりをちらちら見ていた。渋滞のせいで学校は完全に遅刻だった。それよりも、この渋滞の途中でガス欠になることのほうがよっぽど恐ろしいと思った。前に邪魔な車がいると「はやく行ってくれー」とブツブツ言って、「がんばれ、あともう少しだ!」と車を励ます私はかなり滑稽だったろう。

とガソリンが無くなって、車が動かなくなってしまったらどうしようかと色々考えた。車は予告無しに突然止まってしまうものなのだろうか。はたまた、だんだんアクセルが利かなくなってくるのだろうか。路肩に停めて救助を待つような余裕はあるのだろうか。真剣に考えて、ガソリンを入れてこなかった事を後悔した。本当にトラブルの渦中に巻き込まれてしまったら、とりあえず家に電話をかけるか、AAA(日本でいうJAF)に助けを求めるかするしかない。しかし、それは後々まで語り継がれる間抜けな失敗談になること請け合いだ。

滞のまま、ランプが灯ったままで、サービスエリアが近づいてきた。ここまでくれば大丈夫だろうという安心感に、まるで神の救いが来たかの様に感じる。いつになったら限界が来るのか分からないまま、じわじわと迫るガス欠の緊張感を味わうのは精神的に嫌なものだ。今日は結局間に合ったからよかった。

れからは特に気温が下がって水分が結露しやすくなるので、タンク内の凍結を避けるためにもガソリンを満たしておかなければならない季節になる。ガソリンの残量には、もう少し気をつけなければいけない。もっとみやむー号を労らなくてはね。


Oct 9, 2002

晩の急激な冷え込みに、とうとう暖房のスイッチを入れてしまった。今まで長袖で頑張ってみたけれど、朝に目覚めた時になかなか布団から出られない状態は、寒さの証だとおもう。朝の気温は8℃ほどで、学校へ向かう車の中で息が白いことに気がついた。ハンドルも冷たくて、冷え性の私には辛い。今年は運転用の手袋でも買おう。

学期は同じ授業を取っている人がいないので、カフェテリアでは大抵1人で過ごしている。私はカフェテリアに行くと毎回のようにBagel with Creamcheeseを注文するので、だんだん「この人はベーグルの人だなぁ」と思われてきたような気がする。これで、ベーグルの種類はシナモンレーズンで、トーストして、クリームチーズを塗って・・・とまで覚えられたらすごいかも・・・!?

校のカフェテリアのベーグルは、お世辞にも「とても美味しい」とは言えないのだが、トーストしてクリームチーズを塗ったならばグッと良い味になる。やはり出来立て加減が再現されると、食べ物は美味しさが倍増すると思う。シナモンレーズンのはずなのにレーズンがほんのひとかけらしか入っていないことや、シナモンの香りがほとんどしない事などは、この際気にしないで、温かいうちに食べるべし!

学期にクラスメイトだった私の友達が、カフェテリアで毎回決まってポテトボール(南米料理で、チリ味のひき肉を包んだマッシュポテトのお団子)を頼んでいた。彼はこの料理が好きだったので、いつもランチにはポテトボールを食べていたのだ。この料理、ソフトボール大ほどもあるのに、彼は見る見るうちにすっかり平らげてしまうのだ。そうしたらいつの間にか、彼はカフェテリアでも御馴染みの人になってしまって、最初に「Hi!」と言っただけでポテトボールが出てくるようになってしまったのだ。う〜ん、私もベーグルの人になりたい・・・そうしたらラクラクだもの。


Oct 8, 2002

の授業の後で外に出ると、ウッ・・・寒い。何だかやけに寒いぞ。先週末の夏の再来のようだった気温とは打って変わって、急に冷えている。私は急いで車に乗り込んで、車内の冷えた空気を温めた。もう朝晩にはコートが必要なのだ。エンジンをかけると、車の排気口からは湯気が出ていた。ゾクゾクするような寒さに、突然ぶるっと震えが来る。家路を急ごう。

10月31日のハロウィンに向けて、家の中に小さなかぼちゃが飾られている。オレンジの皮と、つぶれたような平たさがかわいい。このかぼちゃのオレンジ色は、美しい。天然の色とは思えないような鮮やかさで、家が少し明るくなったように思える。無造作な姿形なのが、かえって愛嬌たっぷりなのでよい。まるで作り物のように見える、本物のかぼちゃたち。

ロウィンといえば、私専用のお菓子倉庫の掃除の日である。この倉庫は台所の棚の一部分を占めている。ある日の私が、空腹の勢いで思わず買ってしまったはいいが、「一口でもう満足、もういらないよ〜」と思ってしまったような不幸なアメリカのお菓子たちが、この倉庫に沢山眠っているのだ。

知らぬ子供たちに提供するということで、私は個別包装されているお菓子を選ぶ。手作りや、パッケージの無い裸のお菓子は、なんとなく衛生面や食品へのいたずらや、異物混入などを心配してしまう。きっとどこの親たちも、個別包装のほうが安心できるに違いない。

て、我が家の今年の棚卸商品は「一口サイズのスニッカーズ」と「一口サイズのミルキーウェイ」と「甘すぎるキャンディー」と「甘すぎる栄養バー」と「食べきれない、イマイチだった日本のお菓子」などである。これで綺麗になったお菓子倉庫になら、また新しい商品を配置できるってものだ。お菓子を無くしては生きてゆけない私にとって、ハロウィンは楽しいイベントだ。お菓子も掃除できて一石二鳥!あとは本番前に家を電飾で飾ったり、お菓子を小分けにする袋を買ってきたりすればOKだ。


Oct 7, 2002

朝の授業が締め切りだった作文を、前日(超ギリギリ!)に仕上げて、無事に提出した。テーマは自分にとって記憶に残っているPlace、つまり思い出の場所である。

科書に出ていた例の作文を読むと、幼少期に育った家や、高山への登山体験、寺院での祈り、家族の待つ我が家・・・など、あたたかさや精神的な達成感、充実感などをテーマにしたものが多かった。例になっているものは、ポジティブな内容の作文ばかりだったので、私も初めは昔住んでいた家についてを懐かしんで、書いてみようと思っていた。20年も住んでいた家なので、題材はいくらでもあった。きっとスラスラと書けたことだろう。

れなのに書く直前になって、突然他の事を書きたくなってしまったのだ。私はひねくれ者なので、クラスメイトとは少し趣向を変えてネガティブな思い出を書いてみたらどうだろうかと、急に思いついてしまった。自分にとっての忘れがたい場所、それがネガティブな意味であってもOKだと、事前に教授も言っていたので、やはり私はテーマを変える事にした。こうなれば、書くことは1つ。中学校時代の思い出だ。

の中学校はとても校則が厳しく、生徒たちは先輩後輩などという上下関係に固執しており、市内での運動部の成績に命をかけていて、教師陣は生徒に対して非常に威圧的で、時に暴力的でもあった。そこにはのびのびとした校風などとは程遠い、息苦しさが満ちていた。私はこの学校を心底気に入らずにいた。

メリカの子供たちは幸せかもしれないと、時々思う。学校には子供たちの個性を潰すような校則はないし、広い学校の敷地には豊かな緑の木々やグラウンドがある。教師の前で生徒が萎縮するような関係は少ない。問題があれば生徒自身も親も黙ってはいない。お互いに評価しあうような雰囲気さえあるように感じる。

日、日本の中学校で改造した制服を着てきた生徒に厳しい体罰を与えたというようなニュースを聞いた。これぞ、日本とアメリカの違いの典型的な一例だと思った。日本の学校で厳しく教えられる集団社会のルールのようなものは、日本人特有の礼儀正さや目上の人への敬意などを育てる反面、没個性の原因に繋がっているのではないだろうか?

メリカの子供たちが、祖父母ほど年齢が離れた人達にファーストネームで呼びかけるようなカジュアル過ぎる態度も、日本の上下関係に厳しい社会も、その国の文化や風習なのだからどちらがどうだとか言うつもりは無い。どちらにも優れた面、マイナス面があることも否定できないからだ。それでも私が作文に日本の中学校でのネガティブな思い出を書こうと思いついたのは、アメリカの学校で実際に見て、対照的に感じた事が大きかったからなのかもしれない。


Oct 6, 2002

祝★1万アクセス!
今週はなかなか忙しく、更新作業も滞っていましたが、1月の開設以来ようやく1万という区切りの数字になりました。これもひとえに愛読してくださった皆様と、むー博士のおかげです。これからも為になる(?)お話を色々と書いてゆきますので、どうぞよろしくお願いします!ところで、どなたが1万番目なのかな??



曜日の飛行機で、客人が日本へ帰っていった。家の中がまた静かになって、少しだけ寂しいような気もする。こんな気分の時には、とりあえずたまった家事を片付けて、部屋を掃除して、早くいつもどおりの生活に戻るのがよい。楽しい時間を共有できて、私にも沢山の思い出が出来た。あとは、彼がNYでの体験を楽しかったと思ってくれたら私も嬉しい。

曜日にお土産探しにウッドベリーのアウトレットに出かけた。そこで、愛煙家の友人にと、世界の葉巻を中心に扱う煙草屋を覗きに行った。私も夫も煙草を吸わないので、そこは今まで一度も立ち寄った事の無い店だったのだが、そこで意外な掘り出し物を発見した。店の一角で、葉巻が入っていた外箱を売っていたのだ。洒落たデザインの木箱が、床にひっそりと詰まれていた。

の箱には紙製のものと木製のものがあって、中味の葉巻を売った空き箱を、商品として再利用しているものだった。箱はもともと値段のつけられるものではないし、当然ながら安かった。葉巻の品種によって形も色も異なり、味のある模様が印刷されていて、ちょっとしたアンティーク風の飾りになるような気がした。私もこれを1つ購入して帰った。箱に染み付いた葉巻の匂いが消えた頃に飾ってみたい。

日はまた朝から学校・・・。また私の生活パターンがもとに戻る。それにしたって、あ〜・・・課題が山積みなのだっ。早く今夜中に片付けなくっちゃ。


Oct 3-4, 2002

イアガラに程近いNY州バッファロー空港に近づくと、地面が濡れているのが見えた。これはもしかして、雨なのか!?確かに晴れていたとしても、ナイアガラの付近は水しぶきが激しくて雨の中にいるようなのだが、それでも空が青い時には白い滝との対比が美しいのだ。でも、残念な事に見渡す限りの灰色の空が滝の上に被さっていた。

ンタカーで空港からアメリカ側の滝に向かい、ビューポイントを回った。滝壷の近くまで降りていって、留まる事のない水の落下を観察していた。水の流れは激しく、音がゴウゴウと鳴り続けているので、あまりにもスケールが大きく、吸い込まれそうな錯覚に足がすくんでしまった。

して国境を越えてカナダに入国し、カナダ側から滝を見た。正面から見る滝は、水しぶきで全体を見通せないほど幅が広い。昼食の後、下から滝の迫力を体感する定番の人気コース、観光船「霧の乙女号」に乗り込んだ。乗船前に配られる青い使い捨てポンチョを着込み、船の船首に近いポジションをゲット。滝壷へいざゆかん!

が滝に近づくと、ある地点で船は数分間停泊する。上空から見ればまだまだ滝からは遠いのだが、実際に船から見ると近づける限界のように思う。すぐに風と水しぶきをもろに受けて、嵐の中にいるかのような状態になる。目を開けていられないほどに強い風に、大粒の水、水、水・・・。すぐに膝下や靴に浸水し、濡れねずみと言うにふさわしいような姿になった。

の日、外気は10℃少々、風は冷え切っていた。予想だにしない寒さに凍えていた私にとっては追い討ちをかけるような、霧の乙女号であった。陸にあがってからは、カフェテリアにあったペーパーを束にして取り出し、びしょぬれの足や靴を拭いた。もちろん帰宅するまで靴はびっしょりだった。

日は日本からきていた友人の一団と一緒にマンハッタンの観光へいった。買い物がメインながら、色々な場所で、私にとっても新発見があってよかった。一番の笑ってしまう事は、タイムズスクエアにいる大道芸人(?)のネイキッド・カウボーイさんと写真を撮ってしまったことだろう・・・。(知る人ぞ知る、彼はブリーフ一枚でギターを抱えたカウボーイである。)うわ〜っ恥ずかしい!!!

うすっかりコートやジャケットが必要な季節になったNY。太陽が出なければ薄着をしている人は本当に寒いと思う。今日などはマフラーも欲しいくらいだった。明日はお土産を探しにアウトレットへ行って来よう!


Oct 2, 2002

10月の始まりと共に、ホームページのアドレスが変更になり、プロバイダーが今までのhoopsからinfoseekに変わってしまった。両社の合併による変更らしいが、半年前にgooからhoopsに変わったばかりだったので、インターネットの業界も厳しいのかもしれない。実際yahooの一人勝ち状態と言う感じは否めない。こうして変更などに振り回される、無料HPの宿命を感じてしまう今日この頃・・・。

迷惑をおかけしていたアクセスカウンターの問題も一段落し、よかった。数字も前のプロバイダーにきちんと残っていたので、一安心である。一日に数千、数万もアクセスされるようなサイトには無用の感覚かもしれないが、こうして小さいながらも手作りをしていると、やはり今までの数字を大事にしたいと思ってしまう。千の桁が変わったりするだけでうきうきしてしまうのだ。

て、今日はESLの後でダンスレッスンがあった。ステップはとても基本的なものから少しずつ応用が混じってきて、だんだん楽しくなってきた。しかも、みんなリズム感がよくなって来ているので、初めの力んだ感じやぎこちなさが取れてきた。音楽も、ただ流れているだけで体が揺れ動くようで心地よい。なかなか様になってきたのではないか!?

・・・と、突然音楽がブツッと途切れ、電気が消え、天井のシーリングファンが止まった。もしかして、・・・停電!?それまでせっかくいい感じにレッスンが出来ていたので、先生もちょっとガックリ来ている様子だった。もちろん私も乗って来ていたので残念だった。それから授業が終わるまで電気は戻らず、暗い中での音楽無しレッスンになってしまった。次回に期待である。

人の、1人でNY観光するという勇気に敬意を払いつつ、その間に私は宿題の消化に精力的だ。いつものように課題の締め切りは変わらないし、量も変わらない。ただ私の時間が短いだけだ。PCでのタイピングは、日本語をローマ字入力しているとはいえ、英文はノロノロ状態である。それは偏にスペルに自信がないからだ。がんばれmiyamu〜!

う、客人といえば、彼は今日のお昼にカーネギーデリで有名なパストラミサンドを買って食べたらしい。テイクアウトにしてセントラルパークにて包みを開けて仰天!この店は多くのガイドブックにも出ているし、噂には聞いていたらしいが、そのパストラミ部分の分厚さたるや・・・そんなに分厚いと口が開かないぞ〜!というすごい状態だったらしい。そんなステキな思い出話を語りつつも、彼はしばらくパストラミを欲しないだろうとのことだ(笑)

日今日とNYの暖かさは10月の初めとは思えないほどだった。空には雲も無く、真っ青な空が高い。その代わりに朝と夜の気温が低いので、少しもやがかったような空気になる・・・。こういう日のことを、アメリカではIndianSummerというそうだ。秋の最も美しい時期がやってくるのだ。

あ、明日はナイアガラに行って来るぞ〜。そのため、朝は超早起きの予定だ。客人と共に一路ナイアガラ目指し、miyamuの冒険はまだまだ続く。これが私の役の中ではきっと、今回の最大のイベントだと思う。気をつけて行って来ま〜す、なのだ!



             
★9月の日記       Back Numbers ★過去の徒然日記。




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