miyamu's
DAY BY DAY

アメリカ徒然日記
アメリカ生活いい感じ。
いいトコ探せばいい感じ。
いいコト出来ればいい感じ。
いいヒト出会うといい感じ。

September2002
Back Numbers ★過去の徒然日記
Sep 30, 2002

ょ、ちょっとっ!!どういうことなの〜?サイトのアドレスが変わったことで、ついでにアクセスカウンターまでもがリセットされちゃってるではないの??ひどい・・・。もうすぐ1万アクセスだったから、企画を考えていたのに。こんな事だから、無料のHPはいけない。初期設定が変えられることを願いつつ、一応覚書として9723件と書いておこう。

日は、地元の道を客人と共に探険した。自転車で公園を見に行った時にはみやむー号miniも活躍できてよかった。その人は自転車に乗るのは久しぶりだったらしく、無邪気な笑顔で快速に飛ばしていた。健康的でよい。晴天の空の下で、そろそろ涼しい日中ながらベーグルも美味しく頂いた。

にジャッキー・チェン主演の新作コメディ「タキシード」を観に行った。いまだ英語はよく分からないながらも話は単純で、ちょっと笑える小ネタやアクションで引っ張るぞ〜というような映画だったと思う。帰りに映画のツッコミ話で盛り上がり、分からなかった場所を語り合った。心に残る映画ではないにしても、とりあえずいつか、夜の劇場で映画を観て、2人で1つのポップコーンを食べたことを思い出して頂ければ私は嬉しい。

日はマンハッタンへ行く予定でいる。客人が滞在中に観るミュージカルのディスカウントチケットを買い、電車や街の様子を紹介して、私は一足お先に学校へと戻るつもりだ。夕方になると電車が混んでしまうので、お昼過ぎには地元に戻って、予習しなくては。


Sep 29, 2002

日から我が家にもう1人の住人がやってきた。滞在は1週間という短い期間ながらも、お互いにこの時間を楽しく過ごして、沢山のことにチャレンジできたらよいと思う。

かがNYへやって来た時には、私は学校があるので、何かと相手の時間を制限してしまうかもしれないのが少し気になる。でも、出来るだけ全てに手を抜かないで取り組むつもりでいる。言葉で言うのはは簡単でも、実際には何かと遠慮や心配があるものだけれど、気心知れた相手ともなればお互いの協力もスムーズにできるから大丈夫。

★業務連絡★
もしかすると、日記の更新が毎日出来ないかもしれませんが、どうか皆様miyamuを見放さずにいてくださいませ〜!ではでは、NY観光のことをご報告できるのを楽しみにしております。


Sep 28, 2002

roadwayの「Les Miserables」を観た。数あるミュージカルの中でも、私にとってこの「Les Miserables」は特別な存在である。初めてこのミュージカルを観た2001年の9月のNYは、テロ事件で極度の厳戒態勢になっていた。観客が戻らずに次々に打ち切りが決まるミュージカルが増えてゆく中で、ほんの数十人のためだけに上演された「Les Miserables」が心に響いた。悲しくて不安な気持ちを奮い立たせるようなエネルギーのような、熱い勇気を貰ったように感じた。

れから1年が経ち、私はこのミュージカルを観るのも6回目になる。多くの人で賑わう金曜の夜は、すっかり以前の日常が戻ってきた事を実感できる。開演前に通ったTKTSに「Les Miserables」のディスカウントチケットが残っていたのだが、実際に劇場へ行くと座席はほぼ満員であった。幕には、流れる暗い雲模様と、リトルコゼットの絵がある。この光景を見ると、いつオーケストラの序章が始まるかと気持ちがはやってしまう。その上私は家を出る前にCDを聞いていたので、気分はもうすっかり「Les Miserables」の世界にいた。

じミュージカルばかりで回数を重ねてゆくと、キャストも大体覚えてくるので、今日はどの人が出るのかというのも楽しみになってくる。公演曜日や時間によってはソロや重要な役を演じるプリンシパルが異なることがあり、1つの役でも演じる人によって表現が違ったりして、毎回何かを発見出来るのだ。あの人が上手いとか、はまり役だとかを一観客があれこれいうのも、また楽しい。

料プログラムのPLAYBILLによると、私が観た回は、現在のメインキャストがほとんどレギュラーメンバーによる上演で、豪華な顔ぶれが揃っていたようだ。Broadwayきってのロングランミュージカルである「Les Miserables」には、多くの上手い俳優が揃っていると思う。中でも個性のある役柄を演じる人は、すでに「○○はこの人じゃないとね!」というキャラクターが出来上がっているようにさえ感じる。そういった役を自分の物に出来る才能は素晴らしい。しかしながらその反面、演出上にも観客の方にもイメージが固まってしまうと、なかなか簡単に次の人に変えられないのかもしれないが。

「Les Miserables」は劇中のセリフのほとんどに音程があり、歌になっているので、普通に会話するようなセリフがない。そのため俳優の人に求められる素質は、歌の力量と表現力が大きく占めているように思う。踊りはどうかというと、このミュージカルに限ってはあまり重要とは思えない。というのも、「Les Miserables」にはショー感覚のダンスや群舞などが全く無いのだ。このミュージカルには派手さが無いかわりに、美しい歌と、退屈しない物語と、つい感情移入させられてしまうような演技がある。

しも盛大な大勢でのダンスや明るい笑いや、ミュージカルらしい夢のある雰囲気などを味わいたいのであれば、私は他のミュージカルを観る。でも、こうして何度も繰り返し「Les Miserables」を観たくなるのは、いつ観ても心に染みる何かがきっとあるからなのだろう。なかなか得がたい満足感を胸に、帰宅できるからだろう。「Les Miserables」、miyamuが自信を持ってお勧めしたいミュージカルである。


Sep 26, 2002

校の帰りに、またまた高速道路が事故で渋滞していた。暗闇と雨とで視界が悪かった上に、水はけの悪い道路という悪条件が重なってしまったようだ。ちょうどパトカーや消防車が駆けつけたところで、事故処理はしばらくかかりそうな気配だった。いつも事故を見ると、運転には気をつけようと思う。これから夕暮れがますます早くなるし、安全運転で頑張らなくちゃ・・・。

から雨が降っていて、肌寒い一日だった。それもそのはず、もうじき9月も残り僅かになっているのだから。今日の寒さに急かされるように、もう履かいと思うサンダルをしまって、新しくスウェードの靴を出した。靴棚の色合いが、夏から秋へと変化した。明るい色が無くなって、黒や茶色が増えた。すっかり落ち着いて見える。こうなると、秋冬のファッションのイメージが沸いてきて、楽しい気分になってきた。

掃除の後、続けて部屋の片付けをしていたら、ゴミ袋2つ分の物が出てきた。一体何がそんなに捨てられたのだろう。それまで、「いつか役に立つ」とか「勿体ない」とかいう理由で家にあった物体が、突然ばっさりと捨てられたのだ。部屋の一角が、ようやく片付けられた。この調子で次は「いつか着るだろう」といって3年以上着ていない服を整理しなくては。

除の後で、ほんの少しだけ模様替えをした。本当はあちこち飾りたいけれど、あまり物を増やすと後が大変なのでささやかに楽しんでいるのだ。去年と同じとはいえど、秋の小物を出すと家の雰囲気も少し変わるような気がする。でも次に雑貨屋に行く日には、きっと新しい秋小物との出会いがあるだろう。(そして結局、何かしら買うのだろう・・・こうして物が増えてゆく。)

どき季節物のグッズを探しに行くと、ハロウィンの装飾が沢山売られているので楽しい。去年、ハロウィンの翌日にお店に行ったら、ハロウィン商品が大安売りになっていた。そこでハロウィン商品だと思って買った人形が、実はサンクスギビング(収穫祭)人形で、安売りの特価品ではないことにレジで気づいた。わらやオレンジの布を使った人形は、紛らわしいほど似ていたのだ。10月31日にハロウィンが終わって、サンクスギビングが11月の第4木曜日・・・なぁんだ。

も、結局引っ込みがつかず買ってしまった。なんて初々しいんだろうか、1年前の私ったら。その時の人形は、よく見ると小さなとうもろこしが洋服についていて、それがサンクスギビングの印だった。11月とはちょっと気が早いけれど、今日の掃除で人形も飾ってしまった。ハロウィンでもサンクスギビングでもなくて、ただの秋らしいだけの人形にも見えるから、結果オーライ。


Sep 25, 2002

日のエッセイに与えられた制限時間は90分だった。前回の授業の最後に教授が次回にエッセイを書くことを予告した時に、彼女は90分で皆がどのくらい書けるのかを知りたいからと、事前に下書きをして来ないようにと注意した。その注意が逆効果になって、用意してきた下書きをもとに書いている人の多いこと・・・。私は1ページ書くのに必死になっているというのに、周りからはどんどんページをめくる音がしていた。みんなずるいぞ〜!!

ッセイのテーマは「Place」、心に残っている場所というものだった。このエッセイを書く上で重要なことは、その場所の描写をいかに五感で表現できるかということだと教授が言った。見て、聞いて、味わって、匂いを感じ、触り、何を思ったか。そういった細かい事を書けば書くほどにその「場所」がどれほど自分にとって印象的なところだったのかが読み手に伝わるのだという。さらに全てがリンクして時間の動きがあることや、今と将来の自分にとって何が得られたのかなどを、掘り下げると説得力がぐっと上がる。

中していると90分はとても早い。5段落を書くとして、もし1段落につき15分かけてしまったらそれだけでもう75分になってしまう。私は大体時間ギリギリになっても終われないので、90分になる直前に無理やり結論を取って付けたように書き足す。見直しをする暇も、スペルを書き直す余裕も無い。次回に返ってくるエッセイには教授の赤ペンチェックがあちこちに書き込まれていることだろう・・・。

週に、クラスメイトの紹介をする3分間スピーチの順番がまわってくるので、その支度をしなくてはならない。実は今日までにもう8人がスピーチを終えているのだが、見れば見るほど自分の番が不安になってくる。原稿無しで、笑いを交えつつ、みんな堂々とスピーチしているからだ。私には到底出来そうにない・・・。

授が言うには、人の視線にあがらないようにするにはコツがあるらしい。人と目が合うと、自然とプレッシャーを感じるので、緊張しやすい人は誰かの目を見つめずに、首や肩を見ればよいらしい。間違って壁を見たり、床を見たりすると視線が泳いでいる事が誰からも分かるので、とりあえず人の体を見て話せば「それらしく」見えるという。私は人前で話すのが極端に苦手なので(もちろん日本語の場合、話は別で。)家で練習しておかないといけないなぁ。


Sep 24, 2002

んだか無性に眠くなってしまい、何かをしている途中でそのまま眠ってしまい、気づくと2時間ほど経過している時がある。・・・悲しい。そんなことなら初めから布団に入って2時間寝ておくんだったと思う。目覚めると変な姿勢のままで寝てしまったせいで、体の節々が痛かったり頭痛が残ったりする。どうせ寝るなら、ちゃんと寝る。そう思っているのに本を読みながら、ソファに寄りかかりながら、強烈な眠気に突然襲われる。

は眠りが浅い。毎晩のように何本も夢を見て、断片的ながらリアルに覚えている。夢の中では、かなりはっきりとした情景と人物が、綺麗な色で映画を観ているように進んでゆく。私はいつも夢の途中で「これは夢だ」と気がつかない。子供の頃に私の姉が、怖い夢を見たら「夢の中でこれは夢なんだと思う」と言っていた。そんな事が出来るのだろうか。

ょっとした居眠りの隙に、私は時々不思議な経験をする。体が眠っていて動かないのに、意識は一生懸命に起きようとしている事を感じるのだ。夢と現実の間のような猛烈な眠さとだるさを確かに感じつつ、頭では起きなくちゃいけないと分かっていて、私は時計を見て重い体を起こして立ち上がる。

も、実際には私の体は椅子に座ったままで、立ち上がろうとする意志と、それに反して言う事を聞かない体との葛藤を繰り返し夢に見ている。起きたと思ったら座ったままで、という繰り返しなので、ある時は「もう起きるよ・・・」というような独り言を発していたりする。多分浅い眠りの中でも頭は起きているのだ。それで最終的に起き上がったときは、疲労感が倍増したかのように頭が痛い。こんなことなら布団に入るんだった・・・と思う瞬間だ。

晩の様に夢を見るのは、ずっと前から変わらない。実際にはほとんどの人が毎晩夢を見るらしいが、起きる頃には忘れてしまうのだそうだ。もっと体力を使ってへとへとになれば、熟睡できるのではないかと夫が言う。体力はそこそこ使っているように思うのだが、実際には気力ほどには体力は使っていないかもしれない。

日も文章を書きながらどうしても眠くなって、少しのつもりが1時間くらい夢を見ていた。家の中に、小さなカタツムリがいて、何とかしなくちゃと思っているうちに、寝てしまい(もちろん夢の中で)、目覚めたらカタツムリがいなくなっていて、どこにいったのかと探している。カタツムリを突っついた感触も、しっかりと指に感じたのに、すべて夢だった。夢は何かの暗示なのだろうか?本当に夢って、とても不思議である。


Sep 22, 2002

大広告の定番、AS SEEN ON TV。テレビ通販という手法で消費者に「さも便利で魅力的な発明品」であるかのように印象付ける、ちょっと怪しいのについ欲しくなる商品群・・・。日本の深夜通販で火がついたボディビルマシーンや腹筋ベルトや洗剤などは、大抵アメリカで売っているAS SEEN ON TVの商品だ。

れらのCMの手法はいたって単純である。比較広告のように従来品を使って上手く行かないことを、AS SEEN ON TVの商品ならこんなにも素晴らしく出来ますよ、というストーリーになっている。のこぎりを使っても切れないような肉が、スパスパと切れてしまう魔法の包丁や、何を使っても洗っても落ちないシミが一瞬で落ちる洗剤などなど・・・絶対にウソだと思うことを、わざわざ実写でCMにしている。もちろん街頭の消費者に使わせて、「すばらしいわ!」と言わせたりする素人っぽさも忘れないところがミソだ。

Vを付けっぱなしにしていたら、今日も朝からマジックブレード(何でも切れる魔法の包丁セット)のCMが30分くらい流れていた。ついつい見てしまう。何とこの包丁、壁に穴をあけるのも自由自在で、鉄パイプを切っても刃こぼれしない。パイナップルを空中で真っ二つに切る。・・・かなりツッコミどころ満載なのに、気になる。ウソだろうと思いつつも、本当ならば欲しいかも・・・!?私も普通の騙されやすい消費者である。

のマジックブレード、気になる料金はいくらなのかと言うと。10本の異なる包丁セット、定価190ドルのところを39.95ドル。いや、さらにもう一本のおまけのマジックブレードをつけて、定価200ドル以上のところを何とお値段据え置きの39.95ドル!もうこれはすごいお買い得。でも、これで驚くなかれ、この20分限定の注文なら、これに何でも絞れるジューサー(笑)がついて、定価230ドル以上のところを、なんと!39.95ドルでのご奉仕っ!今すぐ電話を!!・・・というような感じである。

S SEEN ON TVの赤いロゴが印刷された商品は、実は普通のホームセンターのような店でも売っている。TVで見るよりもディスカウントされていたりするので侮れない。箱を開けてみると、たいていかなり安っぽい作りだったり、商品名はシールを貼り付けただけだったりする。本当に使えるかどうか、遊び心半分で試すくらいでちょうどよい。

日は、近所の広場でフリーマーケットがあり、少し覗いてみた。フリーマーケットやタグセールはAS SEEN ON TV商品のUSEDが売られている事が多い。テレビで見て、そのCMの誇大広告にまんまと乗せられてしまった人も、一度使ってみればさほど便利でもなく、必要ないものだったと気づくのだろう。

も私は今日、わずか2ドルでAS SEEN ON TVを一つ買ってしまった。未開封の新品がいくつか放出されていたので、試しに1つ買う事にしたのだ。それは、「Multi-Use Strap Wrench」という、固いビンのふたや水道管などを開く為のものだ。使えなくても、2ドルなら許せる。さて、その使い心地はいかなるものか。(多分つづく。)


Sep 21, 2002

昼にまたベーグルを買って公園に行ってみた。みやむー号miniで公園を走る。今日は夫にも乗車を勧めてみた。なかなか気に入ってくれたみたいでよかった。

日はとても良い天気で、海辺で釣りをしている人が沢山いた。釣り人の多くは釣竿を立てて、近くに自分の椅子を持ち込んで魚が来るのを待っていた。彼らは午後を優雅に過ごすロマンスグレーという感じで、太い葉巻やらパイプなどを加えて煙をくゆらせている。・・・別世界。

んな所で何が釣れるのかとしばらく観察していたら、おや、引いてる引いてる!潮が満ちていて、魚がいるらしい。そして、大きな魚が姿を見せた。その魚は私が今まで見た事のないような形で、赤茶色でウチワのような大きなヒレをつけていた。奇妙な姿のその魚、どうするのだろう。食べられるのか・・・?気になったけれど、結局聞けず仕舞い。

っと自分からコミュニケーションを取れるようにならなくっちゃなぁ・・・。


Sep 20, 2002

うやら今日からアメリカでも「千と千尋の神隠し」の上映が始まったらしい。アメリカとカナダの10都市を先駆けに、反応を見つつ全国で公開してゆく予定らしい。映画は英語吹き替え版で、ディズニーによる配給で「Spirited Away」という英語での題名がついている

の帰国時に母に「今度アメリカで千と千尋の神隠しがやるみたいだよ」と言ったら、「え、アメリカ人には分かりにくいんじゃないの〜?特に顔無し(?)とか・・・。」と、わかりやすい反応をしていた。確かに日本人にしか分かりにくい描写や風景、神の扱い方など、気になる要素はいっぱいだ。果たしてヒットするだろうか。

の千尋が迷い込んだ食べ物が立ち並ぶ商店街などを見て、雰囲気があるなぁと映画館で感心したのを覚えている。細かい部分になるけれど、そこの赤提灯に「おでん」と書かれていた。そのおでんっていう意味がわかるからこそ味があるというか、赤提灯のぶら下がった飲み屋界隈のようなリアルさがあるけれど、アメリカ人には伝わらないかもしれないなぁ・・・。この辺がとても惜しい。機会があったら英語吹き替え版を見に行きたいと思っているけれど、その場面が出てきたら、「みんな、あれはおでんって書いてあるんだよ〜!」と言いたくなるだろうな、きっと。

前テレビでもののけ姫が放送されていた。その名も「Princess Mononoke」である。TVガイドの★印は、最高の4つがつけられていた。それを見たときには、やはり英語の吹き替えには多少ムリがあるなぁと感じた。日本の古い言葉遣いや文化などは、英訳しにくいのだろう。1つ印象的だったのは、夜に森を徘徊する神である「でーだらぼっち」が、英語では「Night Walker」になっていたことだ。「夜歩く人」って、そのまんまやんけ・・・と思わず画面に突っ込みを入れてしまった。

と千尋で、千尋が千という名前に替えられてしまう事も、漢字が分かるからこそ理解できるけれど、英語だと、どうなるか。ちょっと気になっている私である。名作だからこそ、世界中の人に誤解されずに共感してもらいたいと思うのだ。


Sep 19. 2002

の学期でクラスメイトだった人たちと、新学期が始まり再会出来た。他の授業を取っている人も、時間割が同じだったりすると廊下で会えるから嬉しい。今日は授業の後で、元クラスメイト達で集まって少し話した。今日いた4人のうち2人はGrammarクラスで、私ともう1人の人はCommunicationクラスで、さらにそれぞれが他の授業でクラスメイト達と繋がっているらしかった。なんだか楽しいぞ。仲間がいると、やはり刺激があるのだ。

が良かったコロンビア人の女の子が、ボーイフレンド(彼は私のクラスメイト)と一緒に住むことにしたらしい。引越しが終わったら、パーティをするからと誘われた。この2人は前から仲が良かったから、カップルなのかと思っていたのに、その時は彼に他の彼女がいるらしかった。当時から付き合っていないのが不思議なくらい本当に似合いの2人だったので、今回の報告に妙に納得。パーティは楽しみ。あ、ラテンダンスの出番かも・・・!??

Communicationのグループディスカッションで、初めて日本人の男性と同じになった。まずい。緊張して何いっているのかよく分からない状態になってしまった!同じ国出身とわかっていると、やっぱりちょっと恥ずかしいのだ。まだまだ未熟な私である。

に日本で買ってきた「みかんプーさん」を鞄につけていたら、何だかちょっと人気者の様子(もちろんプーさんが)。みかんプーさんは、みかんの着ぐるみを着せられたクマのプーさんで、超ミニサイズのぬいぐるみなのだ。日本でこれを見たときは、日本人は何てかわいいものを作るんだ〜!と感動、即購入した。

かんの他にも、りんごやナスなど果実系と、動物系などもあったけれど、断然みかんがいいと思った。プーさんの肌のオレンジ色と、みかんの色が絶妙にマッチしていて、みかん型のフードを脱がせると、プーさんに変身!本当にこういうものって、日本の繊細なセンスを感じる。みかんプーさんはディズニーストアの商品なのだが、アメリカには無いだろう。けれど、もし売り出したらアメリカ人にもウケるだろうに・・・。今1押しの日本のお土産である。


Sep 18, 2002

週からしばらく、半分は学生のようになった私の生活。ちょっときついけれど、どこまで上手く出来るかやってみよう。一番の難所は火曜日と水曜日だ。私は火曜の夜に授業を取っているので、その日は9時頃に帰宅する。それで翌朝8時半からもメインの授業がある。こうなると課題や予習は前々にしておかなければならない。

日からとうとうラテンダンスとリラクゼーションテクニックが始まった!私はダンスは全くの初心者なので、昼休みから相当緊張していた。でも、実際に授業が始まってみると、先生は超基本のステップから教えてくれ、上手そうに見えていた学生たちも反対の足を出したり、反対にターンしたりという現状・・・意外と私でも出来そう。しかも、た・・・楽しいではないか〜〜!!ダンスについては、たったの一度で別ページが書けるほど色々あったので、またそこでご紹介予定。

ラクゼーションの方はどうかというと、ラテンダンスの後30分後に始まり、正直とても眠い1時間だった。先生は初めの45分、ストレスとリラックスと運動の関係についてを、照明を落とした部屋でアメージンググレイスとホルンをBGMにふんわりのんびりと解説し、それだけでもう私は辛かった。5人の学生しかいないので眠るわけにもいかず・・・自分の手をつねったりして何とか目をあけていた。なんだか先が思いやられる。

後の15分をマットの上で楽な姿勢を取り、目を瞑って迷走・・・もとい瞑想をするお試しレッスンをした。これはなかなか気持ちがいい。でも、そこにたどり着くまでが長すぎだったので、初回の印象は??という感じ。水曜日は8時半から3時半まで学校なので、買い物をして帰宅をする頃には5時ごろになっている。とてもほかの事をしている余裕が無い。ここのHPが荒れないようにしなくっちゃ。

ころで今日の帰りに寄ったスーパーで、精肉コーナーで品出しをしていたお兄さんがちょっと親切だった。彼はお笑い芸人のよゐこの有野にそっくりの中国人だった。鶏肉の小さいパックは無いかと聞いたら、新しく小さなパックを作ってくれた。言ってみるものだ。でも、「君のためならお安いご用さ!」というのは余計な一言かも・・・。


Sep 17, 2002

り切ってしょっちゅう乗っていたら、みやむー号miniの空気圧が下がってきた。自転車用の空気入れは持ち込んでいなかったので、急遽 SPORTS AUTHORITY (日本で言うVictoria、Alpen的な存在)に行き、足踏み式のポンプを買った。

のポンプはすごい。ホースの先を付け替えれば自動車からビーチボールまでカバーするというのだ。万能だとかパッケージにも書かれているので、さっそく私のminiに装着・・・ん?穴が合わないぞ。それじゃぁ付属品のキャップを付けてっと・・・ん?これもだめか。というか、もしかしてこのポンプって全然ダメ?

本の自転車とアメリカの自転車のタイヤチューブが違う事など、私はまったく知らなかった。困った。今度は空気入れを輸入か?と思い悩む事半日。使用済みだけど、ポンプも返品しなくてはならないのか?出来れば避けたい私は本当に色々な事を試した。

属のキャップに改造(もちろん返品できる程度で)を施したり、タイヤチューブの穴に輪ゴムやシールを巻いてみたり、もう、思いつくありとあらゆる手段で空気入れをした。でも、ホースの口からは空気が漏れる音が聞こえる。最悪なのは、空気を入れるつもりが手際の悪さで、逆に空気が抜けてしまうことだ。

日の今日、インターネットを駆使し、アメリカの自転車と日本の自転車のタイヤチューブの違いや空気入れのポイントなどが書かれたページを探した。すると、日本の標準はイギリスと同じ物で、自転車屋さんに行けば専用のキャップが売られているというではないか。なんだ、こんな事ならば初めからネットの力を借りるべきだった。

い立ったら即とばかりに、近所の自転車屋さんに行った。ポンプを箱ごと持ち込み、自転車に合わないと訴える(というか一目瞭然の)作戦に出た。するとおじさんが、私の話が終わる前から「ああ、チューブの口が細い自転車にはこれだよ」と言って小さなキャップを出してくれた。とてもあっけない。どうやって説明しようかと思っていたのに拍子抜けしてしまった。アジャスト用キャップ、1ドル也。

のキャップをminiに装着して空気を入れた。すると、まあまあの手応えで、空気が入っている様子。空気が入った硬いタイヤはやっぱり気持ちがいい。タイヤの小さい小径車は、当然ながらタイヤの回転数が他の自転車よりも多いため、タイヤの磨耗が激しい。適正な空気圧をキープするのが長持ちのヒケツなのだ。何はともあれ輸入も返品も避けられて良かった。


Sep 16, 2002

スニングの課題で、世界一大所帯の家族というテーマをやった。これは一組のアルゼンチン人夫婦が53人の子供をもうけたという、実際に起こった出来事であった。この妻は12歳で結婚し、当時夫は30歳だったという。(現代の感覚だと、これは犯罪だと思うが・・・)結婚するやいなや、夫婦は続々と子宝に恵まれた。

思議な事に子供達はみな双子か三つ子だったという。実は妻自身も三つ子兄妹の1人であり、これは遺伝的な要素が強いのだろう。この夫婦は宗教的な理由で避妊をしない人たちだったので、妻が59歳になるまでに53人も子供が出来たというのだ。加えて21人目の子供までは全て男の子で、次の三つ子は男女混ざっていたらしい。し、信じられない!でも、世界には不思議な出来事が本当に沢山あるのだ。

日の授業は教授がお休みだった。先週の水曜日に教授から知らされていたのだが、今日は彼女の旦那さんが心臓の手術を受けることになっており、1日中は付きっ切りになってしまうのだという。家族の入院や、まして手術ともなると重大な事だし、休暇を取って当然かと思う。でも、火曜日(明日)には普通にカレッジに来ると言うのだからそれには驚いた。

メリカ人は食生活の影響か、年齢の上昇に伴って心臓疾患になる確立が高い。日本の死因の第一位は悪性新生物(ガン)なのに対して、アメリカでは心疾患が第一位になっているのだ。食生活の欧米化に伴って、日本人の体質も変化してきているので、こんな問題も他人事ではない。

ころで、アメリカの入院システムは日本とは大分異なるらしい。何が違うかというと、思い浮かぶのは入院期間の短さと、費用の高さ、それにプライベート感覚の個室に、病院食にピザやステーキが出ること(!?)・・・等だろう。入院費用については、あとから請求書が来て真っ青になったとか、海外旅行保険が無ければ破産していたとかいう話を聞いたことがあるぐらいだから、相当高いのだろう。その代わりお客様感覚で、のびのびと過ごせるらしい。

の教授の旦那さんの手術にしても、1週間ほどで退院できると言うのだから信じられない。シリアスな心臓の手術って、そんなでいいのか?もしかしたら傷口はホッチキスとガムテープで止めるのかもしれない。これは冗談ではなくて、本当に。恐ろしや・・・。海外にいる間は、できるだけ健康を維持できるように心がけなくては、いざ大きな病気にかかってしまっては大変だ。


Sep 15, 2002

メリカの天気予報はよく当たる。雨が降るといったら降るし、晴れるといったら晴れる。特にNYあたりは周辺の地形が緩やかで、雲の動きを遮るものが少ないため、西の方が雨ならば次第にこちらに雨がやってくるのだ。昨日の予報通り、今日は湿度が非常に高くて蒸し暑い日だった。一時的に激しい雨が降り、次第に止んで、また降ってを繰り返していた。

配していたBroadway on Broadwayのイベントは、予定通り開催された。タイムズスクエア周辺の道路や車には、イベントの最後に近くのビルから撒かれる色とりどりの紙ふぶきが雨に濡れて張り付いていた。今日はイベントに伴う通行止めが多く、マンハッタンのあちこちで道が混んでいた。

て、今日私たちが観たミュージカルは「OKLAHOMA!」という、オクラホマ州が制定されるくらいの時代を舞台にした物語で、お互い気があるのに素直になれない男女を中心に、古きアメリカの田舎町で繰り広げられる様々な人間模様をコミカルに描いたミュージカルである。

前にある程度は物語の下調べをしておいたけれども、英語がかなり聞き取れなくて、一体何をしているのかと理解に苦しむこともしばしばあった。でも予習がなければ???の連続だったのかもしれない・・・悔しいけれど、これが現実というもの。

は今日ミュージカルを観ていたら、それ自体よりも感動したことがあった。私のお気に入り俳優さんが、な、なんと「OKLAHOMA!」に出演していたのだ。もともと私は彼を「Les Miserables」で観て、その声と存在感に深く感動したのだが、いつのまにか彼はその役を降りてしまっていた。

も私の中では「Les Miserables」のJavert(執念深い警官の役)は彼のイメージが非常に強く、後から他の役者さんに替わっても何故か物足りなさや違和感を感じていたのだ。(サザエさんのカツオの声優さんが替わって、違和感があったのと同じような感じかな?)私はずっとJavertはどこに行ってしまったのかと思っていた。それがなんと「OKLAHOMA!」に出演していたなんて。一方的ながら感動の再会である。

れなのに。どうしていつも彼はかわいそうな結末になる役回りを受け持っているのだろう。彼のように歌が上手くても、声が渋くて太くて低い、ミュージカルの低音配役にはうってつけの存在は、大抵ヒーローになりえない。今日のPlaybillに付いていた役者さんのプロフィールを見ても、やっぱり彼は陰のある役ばっかり担当していた。それでも歌声がとても美しいからなのか、「Les Miserables」のJavertや「Phantom of the Opera」のファントムなど、非常に重要な役どころを抑えている。今回の「OKLAHOMA!」だって、町の嫌われ者のJudを怪演していた。

の希望は、彼がもう1度Javertに復活してくれないかなぁということだ。古巣のミュージカルに戻るなんて、それほど無いのかもしれないけれど、ここにファンがいますよ〜とお伝えしたい。


Sep 14, 2002

然ながら、私はお酒に弱い。というか、あまり多く飲めない。カクテルなどでも1杯飲めば途端に顔が紅潮し、目が潤んで充血し、誰が見てもお酒を飲んだ事が明白な姿に変貌する。お得なのは「酔っちゃったかも」と自己申告すれば、誰でも信じてくれて、いきなり烏龍茶を頼みやすいということか。

社勤めをしていた頃にとある同僚が言っていた。「自分の部屋で飲む一杯が幸せ・・・。」その時は、「ふ〜ん、そうかなぁ?」なんて思ったのだが、今になって分かる。その人は正しい!自分の家だと、電車の時間も関係無いし、社会人ならではの理性も無い。要は、1番リラックスできる場所で好きなペースで飲めて、ほろ酔いでも幸せになれるということだろう。

社の飲み会に参加する時は、いつも緊張感があった。羽目を外す事や人に迷惑をかけることを恐れて、自分でブレーキをかけていたのだ。たくさんの量を飲んでも、緊張感で頭のどこかはいつも冷静だった。それが自宅だとどうだろう、ほんの少しのお酒でも酔え、緊張感も何もない、はちきれんばかりのご機嫌さになってしまう。

も私はアルコールに過剰に反応する体質のようで、ある程度以上飲酒すると頭痛がやってきてしまう。これは母譲りの体質なのだろう。今日の夕方に夕食の時間に、7月に行ったCape codのお土産ワインを飲んだ。ワインはおいしく頂いたし、これはもう数時間前の出来事なのに、私の体はまだバクバクと鼓動しており、手足まで赤いままだ。さすがにいつもこうだと、顔の表情が変わらない人を羨ましいと思う。

っかくの週末だと言うのに、日曜日は雨が降るらしい。NYのタイムズスクエアにて行われる予定の無料のショー、Broadway on Broadwayは残念ながら中止(又は延期)になるかもしれない。明日の午後には、久しぶりにミュージカルを観に行く予定があるので、あまり天気が荒れて欲しくない。

メリカには衣替えというものが無いので、好きな時に好きなものを身に付ければいい。そろそろサンダルが寒くなってきたような気がするから、下駄箱のラインナップを替える時期が近そうだ。サンダルを履けるのは、もしかしたら今月一杯かと思う。そうしたら次はブーツの季節。この移り変わりの速さはすごい。でも、私は密かにブーツファッションを楽しみにしているので、秋の訪れもまた楽しい。明日はお洒落なニューヨーカーを観察して、秋の装いを学ぼうと思う。


Sep 12, 2002

日の昼食に、友人とインド料理の食べ放題に行った。そのお店は良心的な価格でおなかいっぱい食べられることから地元のアメリカ人に人気があり、お昼時には店内が賑わう。インド人のクラスメイトに「今日○○ってインド料理店にランチに行くよ」といったところ、「え、○○・・・それって僕が働いてる店だよ」ですと!?それじゃぁお姉さんにサービスして頂戴な。(しかし、彼のシフトはランチタイムではないらしい。ガクッ)

の日用意されていたカレーは4種類(多分)あって、中でもマトンのマレーはお肉がほろほろに煮込まれていて、辛さもそれほどきつくなく、美味しかった。でも、スパイスって後からヒリヒリしてくるものなのだ。快調なペースで飛ばしていたら、途中から額には汗が、不覚にも鼻水が(汚くてスミマセン)辛さによって流れ落ちてて来た。素朴な疑問、インド人にはこのような生体反応は起こらないのだろうか・・・?何はともあれとても美味しかったので、また味を忘れた頃に行こうと思う。

後になり、店を出ると外はすさまじい強風になっていた。埃が舞って目が痛い。街路樹は枝がしなり、スーパーのカートは勝手に動いている。こういう時、私の車は横風を受けやすいので、強風の中での高速道路はハンドルをきつく握って運転しなければならない。

り道に立ち寄ったお店の前で、太い木が1本風によって折れ、道を塞いでいた。駐車場の奥に車を止めていた人は袋小路状態になり、これでは木を動かさなければ出られない。でも、人の力でどうこう出来るような貧弱な木ではなかった。大木と言う感じだ。そんな木が折れるほどの風の力にも驚いたけれど、その下に誰もいなくてよかったなぁと思った。

になり、強風の為か電気の強さが変化していた。(部屋の明かりが強くなったり弱くなったりするのだ。)きっとどこかで電線が揺れているのだろう。風や嵐で木が折れて、電線の上に倒れたりすると、アメリカはすぐに停電になる。実際に昨夜から今朝にかけても、近隣の町のいくつかの場所で停電が続いていたようだ。今はまだ暖かいからよいけれど、寒い時期には停電にはならないでほしい。

電になると、学校がキャンセルになったり会社がお休みになったり、ちょっと魅力もあるけどね・・・(笑)


Sep 11, 2002

日は、ほとんどのニュース番組がSeptember 11th 2001の追悼式典や特集を放送している。これから何年経っても、この日はアメリカにとって歴史に残る悲劇の日として思い出されるのだろう。ちょうど1年前も、私はアメリカにいてこの事実を目の当たりにしたのだ。ちょうどその時間に、私は学校に行っていて事件を知ったのはお昼になってからだった。あまりにも信じがたい現実と直面し、放心してしばらくは冷静さを欠いていたように思う。なんて恐ろしい事が起こったのだろうとTVの前で震えていた。

はアメリカに住んでいながら、本当のアメリカ人の姿や国民性、愛国心や国の持つ影響力を知らないでいた。1年間眺め続けた星条旗と、幾度も聞いた国歌と愛国歌。あの事件の朝から、私はアメリカについて多くのことを学んだし、それを通じて日本という国も見つめた。それまで私は世界に無知で、平和ボケしていて、何も知らなかったと言う事も痛烈に感じた。

れでも割と早い時期に、人々の暮らしは元に戻った。私は普通に学校へ行き、公園を歩き、食事をし、買い物をし、とても平和な時間を過ごした。平和な・・・。それでも実際は、同じ時間に世界のどこかでは戦争状態は続いていて、沢山の人が命を落としていた。

単に平和とは言いがたいということを思い出さなくてはならない。

くの一般のアメリカ人がテロの犠牲になったことは、とても痛ましい事だと思うし、こんなことは繰り返されてはいけないと思う。でも、長く続く戦争状態が新たな悲しみを生み続けていることに、私はふと複雑な気持ちになるのだ。同じ命の重さを持ったアフガンの国民が、何人も争いの犠牲になっているという悲劇にだって、焦点を合わせなければならない。国が違っても、思想が違っても、悲しみに流す涙の種類は同じだと思う。

日も早く、本当に平和だと思える日がやってくることを願って止まない。


Sep 10, 2002

「賞味期限切れの食べ物を食べるのって、抵抗ありますか?」

の答えはNo.である。冒頭からいきなり自問自答してしまったが、これは賞味期限によく言えば寛大、悪く言えばいいかげんな私の経験談だ。私の結論がアメリカにて鍛えたれた味覚のなせる業なのか、ワイルドな探究心から来るものなのかは疑問である。でも、少なくとも傷みやすい生鮮品でなければ、全然OK〜とばかりに食べている。

外に住んでいると、日本食品は非常にありがたい。でも買い物の時は、商品の流通が早いお店を利用しないととんでもない商品を掴まされる事になる。あまりにも小さな商店に行くと、埃をかぶった陳列棚にて1990年代後半製のたまり醤油などを発見する。そりゃ、たまりにたまったお醤油なんだろうねぇ。

立たしい事に、ほとんどの商品の賞味期限印刷を被うようにして、輸入用品質表示のシールが貼り付けられているので、シールをはがさないと賞味期限は読めない。輸出用には故意に日付を打たない企業もあるのだろうが、このシールをはがすと「実は数ヶ月前に切れていた」とか日常茶飯事に起こる。

本の食品はここでは輸入品となるため、当然ながら割高に売られている。それでも時々、特売品が日本の売価よりも安く提供されている事がある。こういうものに出会ったら私は迷わず買うが、気にする人は必ず賞味期限のチェックをしたほうがいい。大手の日系スーパーの多くに、日本で売れずに大量に余った製品を安く仕入れて、特売品として提供するという流れがある。そうやって特売されるものの多くは賞味期限の数ヶ月(あるいはギリギリ)前だったりするからだ。

味期限に寛大な私は、この特売品を狙ってスーパーに通う。賞味期限は製造元が保障している安全基準を意味するのだから、製造会社がOKと言っている日をたった数日過ぎたくらいで食品がダメになるとは考えがたい。こういうタイプの私は、過信にいつか泣かされるだろうか。

んな私にも一応の賞味期限切れ基準がある。
肉類・・・保存状態によっては期限内だろうとダメなものはダメ。逆に保存状態がよければ、期限切れでも食べられると思っている。
乳製品・・・開封したら視覚・嗅覚・味覚を駆使して鮮度をチェック。期限内に使い切る。
乾物・・・1年前に賞味期限切れになった乾麺を発見、美味しく頂きました。乾燥野菜もOKよ。
納豆・・・もともと腐っているので判断が微妙。しかも、輸入納豆には日付が無い。
お菓子・・・基本的に乾いたお菓子なら、数ヶ月切れでも喜んで食べる。

々思うのだが、食品は各々の保存状態によって良くも悪くもなる。チルドのような低温保存にした生鮮品は長持ちするし、高温多湿の場所に置いておけば、期限内のものだからといって味が変わらないとは言えない。私は賞味期限を無視しようとも、食品の保存状態には一応気を使っている。こんな食生活をしていても、今のところおなかを壊した経験は無い。


Sep 9, 2002

婦の視点から言うと、出来れば月曜日に学校を入れたくない。私は普段、土日に必要以上の家事をしなくても済むようにと、金曜日までに掃除や洗濯をまとめてしておく。そして土日にしなかった分を、月曜日に補うというのがリズムだったからだ。月曜日に週末たまった分をまとめてこなしてしまえば、1週間を快適に過ごせる。それが精神的にも楽で、好きなのだ。

れが学校が始まり月曜日の朝の8:00に家を出なければならないとなると、ペースが狂ってしまう。ずれ込んだ分は火曜日にまわせばよいのだが、今はまだ落ち着かない。まあ、そのうち慣れてくるのだろうけど・・・。こんなことを書いて、私は几帳面かというと決してそうではない。こうやって物事を決まったペースでこなさなければ、もともとの怠け癖が前面に出てきてしまい、何もしないまま何週間でも過ごしてしまう。だから防止策として、規則正しく行うように決めているのだ。

後に学校から帰って、夕食の買い物をしないまま一息ついていたら、あっという間に夕方になっていた。買い物には行かなければならないので慌しく出かけて行った。ついでに明日の分の素材も買い込んでしまおうと肉売り場へ行ったら、ひき肉が「buy one get one free(一つ買うと、もう1つはタダ)」になっていた。はっきり言ってこのサービスは気が利かない。かなりアメリカ式、だと思う。

人家族ならばハンバーグにして使いきれるぐらいの量のひき肉を、傷む前に2人で使い切るのは難しい。こういう時は、小分けにして冷凍してしまう。この小分けブロックを麻婆豆腐にしたり、スパゲッティミートソースにしたり、あんかけに使ったり、意外と活用範囲は広い。それでもやっぱり冷凍は味が落ちるので、ひき肉は挽きたてを買って料理するに限ると思う。

メリカンサイズのひき肉パックを1つ買ったら、もうそれだけで満足できる。さらにもう1つがタダというのは確かにお得だけれど、私はそんなに必要ないし、使う前に傷んでしまう。それなら1つでいいから半額にしてよ、と思うのは私だけなのか?(でも、もう1つくれるというのだから貰ってきたけどね。)


Sep 7-8, 2002 

ニスの4大トーナメントの1つ、US OPEN 2002がNYのNational Tennis Centerにて開催されている。その最終日である本日8日、今夜行われる男子シングル決勝戦で大会の幕が下りる。

場のメインスタジアムであるArthur Asheにて、昨夜は女子シングルの決勝戦が行われた。今大会で優勝を争う2人は、現在世界ランク1位と2位を独占しているアメリカの選手、Williams姉妹だった。Williams姉妹はダブルスも姉妹でペアを組んでいるし、世界ランクもトップで、向かうところ敵なし・・・という状態だ。そんな中で、何度めかの姉妹対決の実現である。実はこの貴重な機会にテニス経験ゼロのmiyamu、ルールも知らずに乗り込んでいた。習うより慣れろだ!

際に見る姉妹は、遠目からではどちらがどちらか分からず、初めの内にビジョンに映し出された映像で予習した。というのも、2人はとてもよく似ているのだ。結果、常にPUMAのユニフォームを着ている金髪の方が妹のSerenaで、黒髪の大きなイヤリングを付けている方が姉のVenusという事が分かった。でも、昨夜の決戦の格好はかなり特徴的だったので心配は要らなかったかも。Serenaの着ていた黒いつなぎのボンドガール風ボディスーツは、きっと他の誰も真似できないだろうから。

場で見るテニスの試合は、私にとって初めての経験だった。テニスって、あのユニフォームや人気部活動の定番というイメージから、なんとなく華やかな印象があったけれど、本当は激しくて熱いスポーツなんだね〜っっ!!もう感動したよ私は。(華やかな印象・・・多分それはお蝶夫人(高校生のクセに、夫人だよ?)の影響であろう・・・。)という訳で、もうすっかりテニスを好きになってしまった。

合の結果はもう報じられている通り、妹のSerenaが2セット選手で優勝した。アメリカ人のWilliams人気はなかなかのもので、会場は熱気ムンムン、応援の声がひっきりなく飛び交っていた。TVで見るWilliams姉妹はなんだか自信満々で強すぎで怖いなぁと思っていたけれど、試合をじかに見たことで2人が本当に素晴らしいプレイヤーなのだという事が分かった。今のところ世界にWilliams姉妹に挑むライバル選手がいない事がちょっと寂しいけれど。

回でルールの基礎は抑えたし(たぶん・・・)またテニスを観に行くきっかけになったはず。とりあえず、今日の男子シングル決勝を見るとしよう。頑張れ〜Agassi!(実は好き。)


Sep 6, 2002

日はちょっといつもと順番を替えて、洗濯機をまわしている時間に自転車に乗ってみた。公園は朝の8時に開くので、8時半過ぎごろに公園にてサイクリング・・・なんて健康的な1日の始まりでしょう!脂肪燃焼、有酸素運動を意識してか、最低20分は乗ろうと決意。根性で30分こいで駐車場に戻ったらフラフラに疲れていた。ちょっと調子に乗って張り切りすぎた様子。無理は禁物。続かなくなってしまう。(そんな訳で結構真面目に自転車に乗ってます。)

れにしても、朝の気温の低いこと!本当に、もう秋がそこまできている。この冷えた空気は、昔むかしに夏休み明けの通学路で感じたのと同じにおいがしたような気がした。青空の下、太陽がさんさんと輝いているのに、空気だけはやけに冷たい。いくつになっても、季節の変わり目をやけに切ないと思う気持ちは変わらないらしい・・・。

メリカのスーパーで、私が日本の食品売り場にも是非導入したらいいと思う事・・・それは、ハムの量り売りだ。以前、スーパーマーケット探検隊というトピック(ENGLISH参照)で紹介したデリのコーナーが私のお気に入りなのだ。ハムやロースとービーフやチーズの塊がゴロゴロ並ぶショーケースの中から欲しいものを注文してから、お店の人がスライスしてくれるので、厚さもお好みだし、何よりも選択できる種類の幅が広いというのが嬉しい。

ストランやテイクアウトの食べ物が美味しくないというけれど、そんな人は是非、ハムの量り売りを活用した贅沢をしてみてはいかがだろうか。デリのコーナーで買ったスライスハムやチーズを自宅でお皿に並べて、クラッカーと野菜を添えて簡単なカナッペにしてみる。それにお手ごろなテーブルワインを1本あけてみたりして、キャンドルを灯して音楽をかけたら、それだけでお手軽価格でリッチな気分が楽しめる。

本に帰って、逆ホームシックはあまり無いかもしれないけど(あ、でもグース隊は恋しい・・・)このハムだけは、ちょっと惜しい。とはいえ日本で同じサービスを提供するには、商品の流通的にも価格的にも無理があるのだろう。残念。

うそう、このハム売り場は英語の日常会話練習に最適な場所だと思う。英語を話すチャンスが無い人も、臆することなくハム売り場へ直行すべし!私は渡米直後の心細い時期に、いろいろなスーパーのハム売り場に通っては、1日1回の英語に触れるチャンスを貰っていたようなものだから。


Sep 5, 2002

間を上手に、1日を有意義に使うのは難しいと思う。

、夫が会社に出かける。1人になった私は、何気なくコンピューターを起動してメールをチェック。日本は夜の9時かぁ・・・じゃ、まだメールが来る時間じゃないかもね。と、インターネットを開始。いつもの巡回ルートを一通りチェックして、日本のニュースを入手して、あっという間に1時間。そのまま思いつくままにネットの世界をさまよっていると、恐ろしいほど時間が過ぎていたりする。そして私は思う。「ああ、今日も時間を無駄遣いしてる」

章を書いたり更新作業をしているのなら分かるけれど、なんとなーくでそのままお昼になっている時は最悪で、何もしないでいるくせしてとても焦る。この希薄な数時間と、出かけている時の数時間が同じ長さとは考えがたい。でも、確実に同じだけの時間が過ぎている。

れが学校がある日はどうなるかというと、逆に生活に規則性が生まれ、学校の時間に合わせて活動的になれるのだから不思議だ。午前からお昼過ぎまでをまるまる学校に使い、その帰りにちょっと寄り道をして、買い物を済ませて家についてもまだ夕方前、実に無駄がない。その上勉強までしてお得である。実は来週からは週4のペースで学校になり、これはこれでキツイのだが・・・。

日はとりあえず、まだ学校がない木曜日。でも昨日のESLは、初回からしっかり宿題が出てきたので、だらだらしてもいられない。途中までだらだらモードになりかかっていたが、さっさと身支度をして、(これは、有効な1日を過ごす為には大事なポイント。)10時半に図書館へ向かった。

習としてReadingの小説を1章進めておきたかったのに、分からない単語でつまづいてはノートにあれこれまとめているだけで、何ページか読むのに数時間を費やしてしまった。図書館は寒いし、おなかも空いたしでもう限界。続きは明日でいいや。止めると決めたら早い。防寒用のジーンズから短パンに着替え、すっかり変身して図書館を後にした。外は日差しが強いし暑く、あまりにも温度差が激しくてクラクラした。

を解凍しながら、今日も公園に向かった。それが丁度スクールバスの時間に重なってしまい、道中何度も一時停止する。アメリカでは子供を守るため、スクールバスの停車中は後続車も反対側の車も停車しなければならない決まりになっているのだ。これを違反したら、スピード違反よりも点数を引かれる。そのバスから続々と子供が出てくる。みんな体格がよいなぁ。結局公園の直前までスクールバスの後ろについていたので、とてものんびりな運転になってしまった。

に積んでおいた自転車に乗って、公園を2周半。わずかながら意外と疲れるし、もう足にきているかも・・・。このまま毎日のように続ければ、贅肉もいつか筋肉になるのだろうか・・・!?というわけで、今日は割と合格な時間の使い方をできたかな、と思う1日だった。合格!


Sep 4, 2002

朝の4時ごろから、とんでもない雷雨が襲ってきた。とんでもないのは今までもあったけれど、その中でも1、2を争うような激しさで、深い眠りから覚めてしまった。しかも、起きたら今度は激しすぎて落ち着かず、眠れないときたもんだ・・・もう、今日から学校だっていうのに、貴重な睡眠を奪わないでおくれ。

んな私の願いもむなしく、雷雨は激しいまま夜明けまで続いた。一瞬終わり?と思わせておいて、ドカーンと炸裂する雷は心臓に悪い。うつらうつらし始めた頃に、地響きがする雷でパッと目覚めるの繰り返しなのだ。そして、本当に大丈夫なのか心配するような雷が落ちた。おいおい、どこか燃えてるんじゃないか?でもサイレンの音は無かった。アメリカの郊外は高い建物が無いため、よく響くのだ。でも、雷って本当に空をつんざいて落ちてくる。神話などでありそうな、雲の上から神が怒りのいかずちを落とした・・・というような感じ。今日の雷雨はまさにそんな神秘的(そして私には迷惑な)な響きがした。

、雷雨を美化している場合じゃない。朝のニュースでハイウェイの北方面が大渋滞しているというではないか。それも、車が横転したようだ。水はけの悪い道でスリップしたのか、はたまた雷雨で視界を奪われたのだろうか。いつもは渋滞など気にしないとはいえ、今日は特別だ。大切な初日だというのに、学校に遅刻してしまう。

10分前に会社へ向かった夫から電話がきた。渋滞しているけれど、ノロノロ流れているからハイウェイを使っても大丈夫だという連絡だった。ホッとして私も学校へ向かう。と、入り口の合流地点からすでに渋滞していた。おお〜、これはまずい。しかし夫の言っていた通り、一応の流れはあった。ニュースによる渋滞地点まではほんの1〜2マイルだし、何とかなるだろう。

と前方に「右車線封鎖」の標識が見えた。更にずっと前に目を凝らすと、サイレンの回転する光が見えた。あそこが事故現場のようだ。合流の無い左側の車線に入って、ゆっくりと事故現場の近くに迫っていった。パトカーと消防車が数台と、談話している警官たちが見えた。ニュースを聞いてからもう1時間ほど経っているし、逆さになった車はレッカー移動されているのかも・・・そう思った矢先、驚きの光景が目に入った。

んてこと、トラックだったんだ・・・。ハイウェイの柵を飛び出して頭から落ちたのか、車体の後ろ半分が空中に浮いた状態のトラックのコンテナが2つ見えた。思ったよりもひどい。一台はコンテナが開いて、中の積荷が見えた。撤去作業も簡単には進まないような光景だ。お・・・おそろしい。こんな事故を見ると、誰も命を落としていないことを祈るしかない。

校のあと家に帰って交通情報を見たら、あのトラックの落ちた場所はそんなに高低差が無く、原っぱのようになっていた。不幸中の幸いとはこのことだろう。学校の帰り道、反対車線からその事故現場を見た時はちょうどクレーンがコンテナを引き上げる作業をしているところだった。当然ながら渋滞はひどく、車の列はずっと続いていた。完全な復旧まではまだ数時間はかかるだろう。悪路の運転は怖い。それでも出かけるのならば本当に気をつけなければいけないのだ。


Sep 3, 2002

本から持ち込んだ折りたたみ自転車をみやむー号の後ろに乗せて、近所の海浜公園まで行ってみた。昨日までの雨とは打って変わったとても良い天気で、きれいな青空に穏やかな海、そして潮風のにおい(というか、ワカメのにおい?)がした。今日から子供たちの学校が始まっているので、公園の駐車場は空いていた。自転車を車から下ろして、乗れる状態にセットしたら、試運転の始まりはじまり!

りあえず、スピード5から漕ぎ出した。5でもペダルは軽く、すぐに7まで上げてしまった。この自転車の変速は7段なので、これが最高ということだが、7段に入っている時でもペダルはそれほど重くない。スイスイと漕ぎ出して公園を一周してしまった。走りはなかなか爽快である。よし、今日から君を「みやむー号2号」と呼ぼう!

度は軽いギアを試してみよう。軽いギアは急勾配の上り坂で活躍するので、平坦な公園を走るのには必要ない。でも今日は試運転なので、スピード3以下のものすごい軽いペダルも体験した。ペダルの踏む力が軽くなる分、ひと漕ぎで進む距離が短くなる。これは手応え・・・というか、足応えが無さすぎでちょっと怖い。安定感が失われる感じだ。いつか坂道を走る時には、非常にありがたい機能だと思った。

園はなかなか広いので、2周まわって休憩して、早めに引き上げた。サドルは割とやわらかいのに、面積が小さいのでお尻が痛くなってしまったのだ。(つまりお尻が大きいのかも。)これは慣れで、毎日漕いだら大丈夫になるかもしれない。久しぶりに太ももの筋肉が活動したので、これはカラダにいいかも!?なんて思ってしまう。たったの2周だというのに・・・。

ころでアメリカで自転車に乗っている人を見ると、けっこうな頻度でヘルメットを装着しているので、もしかしてそういうルールなのだろうかと不安になっていたが、今日の公園で見かけた人たちは何もかぶっていなかった。恐らく任意で装着ということなのだろう。

国中は一応、ファッションの流行から著しくはみ出さないようにと、服装に気を使っていた私だというのに、どうした事か今日はもうポロシャツと短パン、カラーゴムで髪を結んで、野球帽という出で立ち。すっかり自転車小僧のよう。とてもこんな格好じゃ、日本の若者と一緒に街中は歩けない。でもラクラク〜、私は既におしゃれを捨てている。・・・まあ、こんなもんか。この格好、あえて言うなら、合宿に行った仲良しグループが夜、畳の部屋に布団を並べて、すっぴんの顔で打ち明け話をする時のような感じ?そんなちょっといいかげんでもOKな着こなし。


Sep 2, 2002

月の第1月曜日はLabor day、この日はアメリカとカナダの労働の日である。この日は法定の休日なので、土曜日から3連休になる。しかも、子供たちにとっては夏休み最後の日なので、夏休み最後のレジャーを・・・となるようだ。それなのに、お天気はひどい雨降りだった。

メリカのお店では、ことあるごとに○○day saleと銘打って小粒なバーゲンを行うので、今日は私たちも雨にも負けず、Labor day saleを狙ってアウトレットモールへ行った。この季節の売り物は、新しい秋冬物の衣料品と夏の残り物が多い。今日はセーターを羽織ってもまだ寒いくらいの天気だったので、見た目も手触りも暖かそうな服につい心惹かれてしまう。

店の屋根伝いに手早くまわって、お買い得商品をいくつか買った。もうピクニックの季節は終わりかけているので、アウトドアグッズが大分安く売られていた。その中に、裏がビニールコーティングされている布製の敷物があり、気に入ったので1枚買った。来年の為に買っておこうという考えは、ハロウィンやクリスマスの後でたたき売りされている商品を買うのと同じだと思った。

日はとても寒い日だった。ちょっとこれは早いかな?というくらいの着こなしで十分だったと思う。こんな弱気な私に対して、アメリカ人はけっこう暑さ寒さに強い。袖なしはさすがに少ないながらも、今日だってTシャツに短パンだし、ほとんどの人がサンダルを履いていた。私なんて今日はブーツを履こうかと、下駄箱から出したというのに・・・。さすがにブーツはどうかと思いとどまってローファーで出かけたけれど、しばらくして後悔。やっぱり、今日は寒い〜!

は一昨日まで日本の暑い暑い中で過ごしていたはずなのに・・・この気候の急変化はどうなのだろう。油断をしたら風邪を引きそうな予感。暖かくして、過ごさないとね。


Sep 1, 2002

あ〜・・・今日から9月かぁ。Back to schoolの季節なのね。そう、9月は新学年の始まりの月!

メリカに到着する前に、飛行機の中で持ち込み禁止の物品についてアナウンスが流れた。「果物をお持ちのお客様は、到着前にお召し上がりになって下さい」という。植物や果物や肉など、一部の食品は持ち込み禁止なのだ。私が機内で貰った洋ナシのデニッシュは、加工済みとはいえ一応フルーツだったので、大丈夫なのかぁと思いつつ、貴重な日本のパンなので食べずにお土産にした。よく考えると機内食にカットフルーツも出たし、飛行機の中で提供される食べ物に限ってはきっと大丈夫なのだろう。

本を出てくるときは、必ず出国ゲートを通り「出国」と書かれたスタンプを押す。帰国時にも同様に、入国ゲートを通ってスタンプを押す。これによって、後日パスポートを見たときにいつからいつまで海外に出ていたかが簡単に分かる。

れに対して、アメリカは出国時の「出国ゲート」が無い。もしや、ここって去るものは追わずの国なのだろうか?それなのに入国時の審査は念入りだ。私の前に並んでいた日本人は、入国審査で5分近く捕まっていた。時期的なものも当然あるかもしれないけれど、入国の審査と比べて出国時のあっけなさには驚きである。

スポートのスタンプには、何か不思議な魅力があると思う。人には、パスポートにたくさんスタンプが並んでいるとつい嬉しくなってしまう心理があるようだ。東急線のスタンプラリー(知ってる?)に似た楽しい気持ちかもしれない。でも、そんな旅行好きの期待を裏切るような国々もあったりする。

年フランスの知人を訪ねて行った時のこと、フランスの出入国はやけにあっさりとしたもので、スタンプなど全く無かった。私はパスポートを握ったままで「え、スタンプ押してくれないの〜!?」と、拍子抜けしてしまった。その滞在中、フランスの近隣国へ国境を越えても、1つもスタンプは押されなかった。うう、ヨーロッパの足跡が・・・ガクッ。

メリカからナイアガラへ行った時は、観光地だからなのだろうか、カナダの入国管理官はパスポートの真新しいページの真ん中にスタンプをバシッと押していた。なんて大胆なのだろう。日本のスタンプは同じページにぎっちりならべて押してくるのになぁ・・・。もしかして、これにもお国柄があるのだろうか?

国する時、ゲートの列に並んで、やけに貫禄のある使い古したような10年パスポートを持っている人が前にいた。ついつい「この人、何者なのかしら」と思ってしまう。国をまたいで活躍するビジネスマンか、もしや芸能人かしら〜?なんて、ついお顔を伺ってしまう。いまや学生だって海外旅行は当たり前というような豊かな日本だというのに、こんな発想をするあたり、私もまだまだ島国根性丸出しである。



             
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